JPH0543387B2 - - Google Patents

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JPH0543387B2
JPH0543387B2 JP63159404A JP15940488A JPH0543387B2 JP H0543387 B2 JPH0543387 B2 JP H0543387B2 JP 63159404 A JP63159404 A JP 63159404A JP 15940488 A JP15940488 A JP 15940488A JP H0543387 B2 JPH0543387 B2 JP H0543387B2
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blood
sensor
blood collection
pressure
vacuum
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Fumiaki Inaba
Satoshi Inoe
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Terumo Corp
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Priority to AU37465/89A priority patent/AU634477B2/en
Priority to DE68921753T priority patent/DE68921753T2/de
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Publication of JPH0543387B2 publication Critical patent/JPH0543387B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血液容器に採血するための採血装置
に関する。
[従来の技術] 従来、特公昭51−3153号公報に記載される如く
の採血装置が提案されている。
採血装置は、血液容器への採血量を測定するた
めの測定センサを備える必要がある。
また、真空ポンプが生成する陰圧力により血液
容器への採血を行なう採血装置にあつては、血液
容器がセツトされる真空採血室の圧力を測定する
ための圧力センサを備える必要がある。
[発明が解決しようとする課題] 測定センサや圧力センサは、該センサの出力が
測定量(採血量もしくは圧力)に対し一定の関数
を構成するものとして取扱うことができる。そこ
で採血装置としては、測定センサの出力が上記特
定の関数を構成するものとして所望の測定量(採
血量もしくは圧力)を演算する制御手段を備える
こととなる。
今、採血量の測定センサを代表して考え、測定
センサの出力yが測定採血量wに対し1次関数y
=aw+b(a:ゲイン(感度)、b:オフセツト
値)を構成するものとして取扱う時、上記定数
a,bは個々のセンサに固有の特性であつてセン
サ毎に当初から異なる。
したがつて、上記の如くのセンサを用いる採血
装置にあつては、その使用初期段階、および使用
経過段階で、センサの前記定数a,bを適宜変換
する校正を行ない、センサの出力に基づく制御手
段の演算採血量を常に適正値に一致せしめる必要
がある。
この時、センサの前記定数a,bを変換する校
正を変換回路を設けることにて行ない、センサの
出力信号をボリウム等にて調整することが考えら
れる。しかしながら、この場合には、変換回路
が必要となる、製造過程および使用過程でボリ
ウム等の調整作業が必要となる等の不都合をとも
なう。
本発明は、採血量測定センサの特性を容易に校
正し、採血量の測定精度を確保することを目的と
する。
本発明は、圧力センサの特性も容易に校正し、
真空採血室に生成される圧力の測定精度も確保す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、血液容器へ採血す
るに際し、採血量を測定するための測定センサを
備えた採血量測定手段を有するとともに、測定セ
ンサの出力yがn次の測定採血量wに対しy=f
(w)なる関数を構成するものとして採血量を演算す
る制御手段を有してなる採血装置であつて、制御
手段は、n+1個の各既知採血量wiにおける測
定センサの出力yiを取込み、この取込みデータに
基づいてy=f(w)を構成する定数を校正するもの
であるようにしたものである。
請求項2に記載の本発明は、前記測定センサが
採血重量を測定するための重量センサであるよう
にしたものである。
請求項3に記載の本発明は、前記血液容器を真
空採血室にセツトし、真空採血室に生成される陰
圧力により血液容器への採血を行なう採血装置で
あり、真空採血室の圧力を検出するための圧力セ
ンサを備えた圧力測定手段をさらに有し、制御手
段は、圧力センサの出力zがn次の測定圧力pに
対しz=f(p)なる関数を構成するものとして圧力
を演算するものであり、さらにn+1個の各既知
圧力piにおける圧力センサの出力ziを取込み、こ
の取込みデータに基づいてz=f(p)を構成する定
数を校正するものであるようにしたものである。
請求項4に記載の本発明は、前記制御手段が記
憶手段を付帯的に備え、記憶手段は制御手段が校
正した定数を記憶し、この記憶データを書換え読
出しできるとともに主電源を切つた状態において
も記憶データが消えることのないものであるよう
にしたものである。
[作用] 請求項1,2に記載の本発明によれば、制御手
段は、測定センサの出力yと測定採血量(容量も
しくは重量)wとの間に成立する関数y=f(w)に
基づいて、測定センサの出力yから採血量wを演
算する。この時、制御手段は、n+1個の各既知
採血量wiにおける測定センサの出力yiを取込み、
この取込みデータに基づいてy=f(p)を構成する
定数を校正する。したがつて、変換回路やボリウ
ムを必要とせず、採血量測定センサの特性を容易
に校正し、採血量の測定精度を確保することがで
きる。
請求項3に記載の本発明によれば、制御手段
は、上記採血量wの演算に加えて、圧力センサの
出力zと測定圧力pとの間に成立する関数z=f
(w)に基づいて、圧力センサの出力zから真空採血
室の圧力pを演算する。この時、制御手段は、n
+1個の各既知圧力piにおける圧力センサの出力
ziを取込み、この取込みデータに基づいてz=f
(p)を構成する定数を校正する。したがつて、変換
回路やボリウムを必要とせず、圧力センサの特性
も容易に校正し、真空採血室に生成される圧力の
測定精度も確保することができる。
請求項4に記載の本発明によれば、変換回路の
温度特性および経時変化による誤差の発生を防止
できる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例に係る採血装置を示
す正面図、第2図は第1図の要部を破断して示す
側面図、第3図は第1図の平面図、第4図は第1
図の要部を破断して示す平面図、第5図は真空回
路図、第6図は制御ブロツク図、第7図はセンサ
の特性決定方法を示す線図である。
採血装置10は、第1図〜第4図に示す如く、
ハウジング11の正面に表示パネル12を備え、
ハウジング11の内部に真空採血室13を形成し
ている。14は採血室13の開閉蓋、15は蓋1
4のヒンジ、16は採血室13を密封するための
封止ゴムである。14Aは蓋14の把手である。
また、採血装置10はハウジング11の下部に真
空ポンプ17、および制御装置18を内蔵してい
る。
採血装置10の真空採血室13は、真空ポンプ
17の吸気口17Aに連通されて減圧可能とされ
るとともに、ポリ塩化ビニル等からなる血液バツ
グ(血液容器)1を支持するバツグ受皿19を備
えている。採血装置10は、真空採血室13を減
圧する状態下で、バツグ受皿19に支持される血
液バツグ1に所定の陰圧力を及ぼし採血する。こ
の時、採血装置10は、バツグ受皿19を揺動し
て血液バツグ1に予め装填してあるヘパリン等の
抗凝固剤と血液とを攪拌するとともに、血液バツ
グ1の重量を測定することにより採血量を測定す
る。
採血装置10における上述のバツグ受皿19を
揺動する構造、および血液バツグ1の重量を測定
する構造は以下のとおりである。
まず、真空採血室13の底部には架台20が設
置され、この架台20には支軸21を介して回動
自在となる揺動フレーム22が支持されている。
また、架台20には揺動モータ23が固定され、
かつ揺動モータ23により駆動される原動軸24
が支持されている。25,26は歯付プーリー、
27は歯付ベルトである。原動軸24の一端には
クランク車28が固定され、このクランク車28
の回転半径上にはリンク29の一端が連結され、
リンク29の他端は上記揺動フレーム22と一体
の連結片30に連結されている。
他方、揺動フレーム22の上面には一対の秤取
付ブロツク31が固定され、両取付ブロツク31
の端部に架け渡される支持プレート32には秤
(採血量測定手段)33が片持支持される。秤3
3は上面の2位置および下面の2位置のそれぞれ
に貼付けられてホイートストンブリツジ回路を形
成する重量センサとしての歪ゲージ34を備え、
秤33の先端部には計量台35、受板36を介し
て前述のバツグ受皿19が固定されている。37
は秤33の左右の振れを防止するストツパ、38
は重量センサ増幅ユニツトである。
すなわち、採血装置10は、揺動モータ23の
作動により原動軸24、クランク車28を回転
し、これによつて揺動フレーム22を揺動し、揺
動フレーム22に秤33を介して支持されている
バツグ受皿19を揺動することとなる。また、採
血装置10は、揺動フレーム22に取付ブロツク
31、支持プレート32を介して片持支持されて
いる秤33にバツグ受皿19を支持しており、こ
の秤33のたわみ変形に基づく歪ゲージ34の出
力変化により血液バツグ1の重量を測定し、ひい
ては採血量を測定する。
なお、採血装置10は、原動軸24の他端に設
けられる検出カム39の回転位置を光センサ40
により検出し、これによつて揺動モータ23を駆
動制御し、上記バツグ受皿19を最下降点(下死
点)にて一時停止させてこれを一定の姿勢条件下
に保持する状態下で、上述の如く血液バツグ1の
重量を測定することとしている。
採血装置10は、第5図に示す如く、真空ポン
プ17の吸気口17Aと真空採血室13とを真空
配管41にて連結し、真空配管41の中間部に、
排気ソレノイド42のオンにより閉じられ、排気
ソレノイド42のオフにより重力で開く排気バル
ブ43を備えている。採血装置10は、真空ポン
プ17のオン/オフ制御により真空採血室13に
一定の陰圧力(真空度)を形成し、採血終了時に
は排気バルブ43を開くことにより真空採血室1
3を大気解放させる。
採血装置10は、ハウジング11の正面側の上
部において、真空採血室13に隣接する部分にチ
ユーブホルダ44を備え、真空採血室13に収容
した血液バツグ1に連なる採血チユーブ2を引出
し可能としている。チユーブホルダ44は、チユ
ーブクランプソレノイド45により駆動されるチ
ユーブクランプ(採血停止手段)46を備え、チ
ユーブクランプ46は、採血チユーブ2を挟圧閉
止して血液バツグ1への採血動作を停止させる。
47はチユーブクランプ46のクランプ解除ボタ
ン、48は緊急時にチユーブクランプ46を作動
させるクランプボタンである。
採血装置10の表示パネル12は、採血量/真
空度切換表示ランプ49、採血量/真空度切換ス
イツチ50、400ml/200ml切換表示ランプ51、
400ml/200ml切換スイツチ52、停止スイツチ5
3、開始スイツチ54、使用バツグ表示ランプ5
5、使用バツグ切換スイツチ56、採血量/真空
度表示部57を備える。なお、採血装置10は、
ハウジング11の正面下部に電源スイツチ58、
チユーブホルダ59を備え、ハウジング11の背
面下部に電源コネクタ60を備える。
次に、採血装置10の制御装置18について説
明する。制御装置18は、第6図に示す如く、主
として主制御回路61、駆動回路62、表示回路
63から構成されている。なお、64は電源ユニ
ツトである。
主制御回路61は、CPU(中央処理装置)[装
置10の一連の動作のための制御プログラムが書
込まれるメモリを含むもの]65、メモリ(記憶
手段)66、入出力制御部67、LED(発光ダイ
オード)ドライブ回路68、ブザー69、フエイ
ルセーフ回路70を有する。なお、入出力制御部
67には、バツグ受皿19の揺動位置を検出する
前述の光センサ40、血液バツグ1からの漏血を
検出する洩血センサ71の各検出信号が転送され
るようになつている。
上記メモリ66はEA−ROM、EEP−ROM等
の不揮発性メモリからなり、記憶データを書換え
読出しでき、かつ電源電圧の印加がなくても記憶
データを保持できる。このメモリ66の記憶デー
タとしては、真空採血室13に生成する陰圧
力、血液バツグ1への設定採血量、採血完了
後におけるバツグ受皿19の揺動延長時間、後
述するセンサの特性定数[a,b,c,d]等が
ある。
上記ブザー69は採血完了、真空採血室1
3に形成される陰圧力のエラー、揺動モータ2
3の回転エラー、洩血センサ71の洩血検出等
に応じ、それぞれ異なる鳴動態様にて鳴動する。
上記フエイルセーフ回路70はCPU65の暴
走発生を監視し、暴走時に装置を安全側に停止さ
せる。
駆動回路62は、主制御回路61に接続されて
おり、A/D変換回路72を備える。A/D変換
回路72には前述の歪ゲージ34が連なる重量セ
ンサ増幅ユニツト38が接続されるとともに、前
述の真空配管41に設けられて真空採血室13の
陰圧力を検出する圧力センサ73が圧力センサ増
幅回路74を介して接続される。
この時、制御装置18のCPU65は、歪ゲー
ジ34の出力yが測定採血重量wに対しy=aw
+bなる1次関数を構成するものとして採血重量
を演算する。また、CPU65は、圧力センサ7
3の出力zが測定圧力pに対しz=cp+dなる
1次関数を構成するものとして圧力を演算する。
また、駆動回路62は、チユーブクランプソ
レノイド45を制御するソレノイドドライブ回路
75、排気ソレノイド42を制御するソレノイ
ドドライブ回路76、真空ポンプ17の給電ス
イツチ77をオン/オフするポンプドライブ回路
78、揺動モータ23の給電スイツチ79をオ
ン/オフするモータドライブ回路80を備える。
なお、制御装置18のCPU65は、上記圧力
センサ73の検出圧力とメモリ66の記憶データ
である真空採血室13の設定圧力とを得て、上記
検出圧力が上記設定圧力に一致するように、真空
ポンプ17の上記給電スイツチ77を前述の通り
オン/オフ制御する。これにより、真空採血室1
3の陰圧力は設定圧力の一定幅内を微小変化し、
結果として一定の圧力状態となる。
次に、上記採血装置10による採血作業手順に
ついて説明する。
電源スイツチ58をオンする。
400ml/200ml切換スイツチ52により採血量
を選定する。この選定結果は切換表示ランプ5
1に表示される。
使用バツグ切換スイツチ56により使用バツ
グを選定する。この選定結果は表示ランプ55
に表示される。なお、使用バツグの種類として
は、親バツグのみのシングル(S)、1以上の小バ
ツグをも備えるダブル(D)、トリプル(T)、クオド
ラツプル(Q)がある。
採血チユーブ2の端部に設けられている採血
針を供血者に穿刺し、ある程度採血する。
血液バツグ1を真空採血室13に入れてバツ
グ受皿19に載置し、採血チユーブ2をチユー
ブホルダ44にセツトする。
開始スイツチ54をオンする。制御装置18
が真空ポンプ17、揺動モータ23を駆動制御
し、真空採血室13の減圧による採血と、バツ
グ受皿19の揺動を行なう。また、制御装置1
8は、バツグ受皿19が最下降点で一時停止す
るタイミングで、重量センサ増幅ユニツト38
の出力を得て、血液バツグ1の測定採血量を検
出するとともに、メモリ66に書込まれている
設定採血量、血液比重、および血液バツグ1の
予登録重量を用いて、下記(1)式により残採血量
(容量)を演算する。
残採血量(ml)= [設定採血量(g)+予登録重量(g) −測定採血量(g)]/比重(g/ml) …(1) 制御装置18は、上記演算結果である残採血
量が零に達したことを条件に、チユーブクラン
プ46により採血チユーブ2を閉止し血液バツ
グ1への採血動作を停止させる。この時、制御
装置18は真空ポンプ17を停止させ、かつ排
気バルブ43を開いて真空採血室13を大気解
放する。
制御装置18は、上記採血終了後、なお一定
時間だけ揺動モータ23を延長して駆動し、バ
ツグ受皿19を揺動する。その後、ブザーが採
血終了を報知する。
クランプ解除ボタン47をオンし、採血チユ
ーブ2をチユーブホルダ44から外し、血液バ
ツグ1を真空採血室13から取出す。
しかして、制御装置18のCPU65にあつて
は、採血装置10の使用初期段階、および使用経
過段階で、下記(A),(B)にて歪ゲージ34の特性と
圧力センサ73の特性を校正する。
(A) 2個の各既知採血重量wiにおける歪ゲージ
34の出力yiを取込み、この取込みデータに基
づいて前述のy=aw+bを構成する定数a,
bを校正する。具体的には以下の〜によ
る。
電源スイツチ58がオンされ、かつ採血開
始前あるいは採血完了状態下(採血重量は
零)で、駆動回路62が備えるモード切換ス
イツチ81により、CPU65の動作モード
を重量検出校正モードに設定する。
CPU65は上記のw=0の時の歪ゲー
ジ34の出力y1(w=0)を記憶する。
操作者にて既知の例えばw=500gのウエ
イトをバツグ受皿19に載せる。この時、操
作者にて表示部57の表示値を“500g”に
設定し(表示値は停止スイツチ53のオンに
より低減し、開始スイツチ54のオンにより
増加する)、切換スイツチ50のオンにより
このw=500gの時の歪ゲージ34の出力y2
(w=500)をCPU65にエントリーさせる。
CPU65は上記,の2個のデータy1
(w=0)、y2(w=500)により、1次関数
y=aw+bの定数a,bを算出し、この算
出結果をメモリ66に書込む。この時、ブザ
ー69が鳴動する。
その後、操作者にて他の既知の例えばw=
800gのウエイトをバツグ受皿19に載せる。
CPU65は上記で算定したa,bと、今
回の歪ゲージ34の出力y3を用いて、今回
のウエイト重量wを演算し、この演算結果
w3を表示部57に表示する。表示部57の
表示値が“800g”となれば校正完了とし、
“800g”と異なれば校正作業、センサ自体も
しくはセンサまわりに不良があるものと判断
しそれを是正する。
(B) 2個の各既知圧力piにおける圧力センサ73
の出力ziを取込み、この取込みデータに基づい
て前述のz=cp+dを構成する定数c,dを
校正する。具体的には以下の〜による。
電源スイツチ58がオンされ、かつ採血開
始前あるいは採血完了状態下(真空採血室1
3の陰圧力は零)で、駆動回路62が備える
モード切換スイツチ81により、CPU65
の動作モードを圧力検出校正モードに設定す
る。
CPU65は上記のp=0の時の圧力セ
ンサ73の出力z1(p=0)を記憶する。
次に、CPU65は自動的に真空ポンプ1
7をオンさせ、真空採血室13に飽和圧力状
態を形成する。操作者はチユーブホルダ44
から挿入したマノメータにてこの時の真空採
血室13の陰圧力例えばp=−150mmHgを
既知とする。操作者は表示部57の表示値を
“−150mmHgに設定し(表示値は停止スイツ
チ53のオンにより低減し、開始スイツチ5
4のオンにより増加する)、切換スイツチ5
0のオンによりこのp=−150mmHgの時の
圧力センサ73の出力z2(p=−150)を
CPU65にエントリーさせる。
CPU65は上記,の2個のデータz1
(p=0)、z2(p=−150)により、1次関数
z=cp+dの定数c,dを算出し、この算
出結果をメモリ66に書込む。この時、ブザ
ー69が鳴動する。
その後、操作者にて真空配管41の中間部
から圧力をリリーフする等により、真空採血
室13の新たな飽和圧力を形成し、前述の
と同様のマノメータにより例えばp=−100
mmHgを得る。CPU65は上記で算定し
たc,dと、今回の圧力センサ73の出力z3
を用いて、今回の圧力pを演算し、この演算
結果p3を表示部57に表示する。表示部5
7の表示値が“−100mmHg”となれば校正
完了とし、“−100mmHg”と異なれば校正作
業、センサ自体もしくはセンサまわりに不良
があるものと判断し、それを是正する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、測定採血重量wに対し歪
ゲージ34の出力yがなす関数y=aw+bの定
数a,bが、上述の(A)により校正できる。すなわ
ち、変換回路やボリユームを必要とせずに、採血
量測定センサの特性を容易に校正し、採血量の測
定精度を確保することができる。
また、真空採血室13の陰圧力pに対し圧力セ
ンサ73の出力zがなす関数z=cp+dの定数
c,dも、上述の(B)により校正できる。すなわ
ち、変換回路やボリユームを必要とせずに、圧力
センサの特性も容易に校正し、真空採血室に生成
される圧力の測定精度も確保することができる。
なお、上記実施例にあつては、(A)の、(B)の
において、操作者にて既知採血量wi、既知圧力
piをCPU65にエントリーさせるに際し、この
エントリー値が表示部57に表示せしめられる。
したがつて、操作者の操作とCPU65へのエン
トリー値とを視覚的に確認できる。
なお、本発明は、上述のy=f(w)、z=f(p)が
それぞれ1次関数でなく、2次関数、指数関数、
対数である場合にも基本的に同様に適用できる。
[発明の効果] 請求項1,2に記載の本発明によれば、採血量
測定センサの特性を容易に校正し、採血量の測定
精度を確保することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、圧力センサ
の特性も容易に校正し、真空採血室に生成される
圧力の測定精度も確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る採血装置を示
す正面図、第2図は第1図の要部を破断して示す
側面図、第3図は第1図の平面図、第4図は第1
図の要部を破断して示す平面図、第5図は真空回
路図、第6図は制御ブロツク図、第7図はセンサ
の特性決定方法を示す線図である。 1…血液バツグ(血液容器)、10…採血装置、
13…真空採血室、34…歪ゲージ(測定セン
サ)、65…CPU(制御手段)、73…圧力セン
サ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 血液容器へ採血するに際し、採血量を測定す
    るための測定センサを備えた採血量測定手段を有
    するとともに、測定センサの出力yがn次の測定
    採血量wに対しy=f(w)なる関数を構成するもの
    として採血量を演算する制御手段を有してなる採
    血装置であつて、制御手段は、n+1個の各既知
    採血量wiにおける測定センサの出力yiを取込み、
    この取込みデータに基づいてy=f(w)を構成する
    定数を校正するものであることを特徴とするセン
    サの校正機能を備えた採血装置。 2 前記測定センサが採血重量を測定するための
    重量センサである請求項1記載のセンサの校正機
    能を備えた採血装置。 3 前記血液容器を真空採血室にセツトし、真空
    採血室に生成される陰圧力により血液容器への採
    血を行なう採血装置であり、真空採血室の圧力を
    検出するための圧力センサを備えた圧力測定手段
    をさらに有し、制御手段は、圧力センサの出力z
    がn次の測定圧力pに対しz=あ(p)なる関数を構
    成するものとして圧力を演算するものであり、さ
    らにn+1個の各既知圧力piにおける圧力センサ
    の出力ziを取込み、この取込みデータに基づいて
    z=f(p)を構成する定数を校正するものである請
    求項1または2記載のセンサの校正機能を備えた
    採血装置。 4 前記制御手段が記憶手段を付帯的に備え、記
    憶手段は制御手段が校正した定数を記憶し、この
    記憶データを書換え読出しできるとともに主電源
    を切つた状態においても記憶データが消えること
    のないものである請求項1〜3のいずれかに記載
    のセンサの校正機能を備えた採血装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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