JPH0543248B2 - - Google Patents

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JPH0543248B2
JPH0543248B2 JP1411387A JP1411387A JPH0543248B2 JP H0543248 B2 JPH0543248 B2 JP H0543248B2 JP 1411387 A JP1411387 A JP 1411387A JP 1411387 A JP1411387 A JP 1411387A JP H0543248 B2 JPH0543248 B2 JP H0543248B2
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JP
Japan
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current collector
signal
pantograph
detection
signals
Prior art date
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JP1411387A
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English (en)
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JPS63182507A (ja
Inventor
Tetsuro Takahashi
Fumio Nakama
Juichi Taniguchi
Satoshi Togashi
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Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パンタグラフの集電部を監視して、
そのすり板や舟板に異常があるか否かを検出する
監視装置に関する。
〔従来技術〕
パンタグラフのすり板が摺接するトロリー線
は、メツセンジヤ線からのハンガ等で吊支されて
おり、このメツセンジヤ線の支持部には、トロリ
ー線を固定するための振れ止め装置が取付けられ
ている。
ところが、振れ止め装置になんらかの異常が生
じていると、この振れ止め装置にパンタグラフの
すり板やこのすり板を支持する舟板が衝突して、
これらが変形する場合がある。このようにすり板
や舟板が変形したままの状態で電気車が走行を続
けると、トロリー線を始めとしてこのトロリー線
を吊支するハンガー類に悪影響を及ぼし、電車線
路の故障の原因となるために、上記すり板や舟板
の変形は早期のうちに発見する必要がある。
このため、従来では、第7図に示すように、電
車線路1の要所に、パンタグラフ2のすり板3や
舟板4を真上から撮影するカメラ5を設け、この
カメラ5が捕えた多値の画像を二値化して、この
二値画像から上記すり板3や舟板4の形状を取出
し、これら両者に異常があるか否かを検出するこ
とが行なわれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、この従来の監視装置では、パンタグ
ラフ2を真上から撮影している都合上、そのすり
板3や舟板4の背景には、第8図に示すように、
パンタグラフ2を昇降動させる駆動装置6が写さ
れることになる。
しかしながら、この駆動装置6の色は、電気車
7の新旧や種類により明るいものから暗いものま
で、色調が種々異なることが多いために、駆動装
置6の色によつてはカメラ5で撮影した画像が、
コントラストの乏しい軟調の画像となつてしま
う。このため、撮影した画像を二値化しても、二
値画像中からすり板3や舟板4の形状を正確に取
出すことが困難で、検出の信頼性が低くなるとい
つた問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明に係る監視装置は、架線と交差
する方向に延びるパンタグラフの集電部に対し上
方から局部的に光を照射するとともに、この集電
部上で反射された光のみを受光することで、上記
集電部の局部的な位置を電気的信号として取出す
検出部を、上記集電部の長手方向に沿つて複数個
一列に並べてなる検出機構と、 上記各検出部からの信号を列状に並べて取出す
ことで、この信号相互間のずれを検出して、この
信号列の幅が正常な範囲内にあるか否かを判定
し、この信号列の幅から集電部の以上を検出する
処理部とで構成したことを特徴とする。
〔作用〕
この構成によれば、集電部の形状に異常がある
か否かの検出は、この集電部上で反射された反射
光のみを受光して、この光信号を電気的な信号に
交換して取出すことで行なわれるから、集電部の
下方に位置する物体が、この集電部の形状を判別
する際の妨げとなることはなく、その分、集電部
の形状を正確に検出できる。
このため、集電部の部分的な変形等を確実に見
つけ出すことができ、異常検出の信頼性が向上す
る。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を、第1図ないし第6図
にもとづいて説明する。
第1図中符号11は軌道、12は電気車、13
は軌道11に沿つて建てられた電柱を示し、この
電柱13に固定したビーム14には架線15が吊
支されている。
上記電気車12の屋根12aにはパンタグラフ
16が取付けられており、このパンタグラフ16
の枠体17の頂部には、架線15からの電気を取
入れる集電部18が設けられている。この集電部
18は第4図に示すように、架線15と交差する
方向に延びる前後の舟板19a,19bと、これ
ら舟板19a,19bの上面に取付けられて、架
線15に摺接するすり板20a,20bと、上記
舟板19a,19bの左右両端部よりも側方に張
出すとともに、下方に向かつて彎曲されたホーン
部21とで構成され、この集電部18の下方にパ
ンタグラフ16を昇降動させる駆動機構28が設
けられている。
そして、上記架線15の要所、例えばこの架線
15を吊支する特定のビーム14には、集電部1
8の上方から、その長手方向に沿う複数箇所を光
学的に検出する検出機構22が設けられている。
この検出機構22は集電部18に対し上方から局
部的にレーザ光を照射する発光部23と、上記集
電部18上で反射されたレーザ光のみを受光する
受光部24を1ユニツトとしてなる検出部25を
備え、この検出部25が電気絶縁性の筐体内に、
架線15と交差する方向に間隔を存して複数個、
本実施例の場合は5個一列に並べられている。そ
して、これら検出部25は第2図に示すように、
その両端の2個がホーン部21に対向する位置に
設けられているとともに、中間の3個が舟板19
a,19bおよびすり板20a,20bに対向す
る範囲内に設けられている。
この検出部25の受光部24は、集電部18で
反射されたレーザ光がレンズ26を通じて入射さ
れた際に、その光変化を電気的な信号に変換して
取出すフオトダイオード27を備えており、この
検出部25の下方を集電部18が通過すると、
夫々のフオトダイオード27からは、第4図に示
すように、前後の舟板19a,19bおよびすり
板20a,20bの長手方向に離間した3か所の
位置を示す信号と、ホーン部21の位置を示す信
号が夫々出力される。
そして、本実施例では集電部18の下方物体、
例えば電気車12の屋根12aやパンタグラフ1
6の駆動機構28からの反射光の影響をなくすた
めに、予め集電部18の上下動分を見込んで、発
光部23と受光部24との間隔およびレーザ光の
発光角度や受光角度を適宜設定し、第3図に示す
ように、集電部18がその最上位の位置から下方
に所定距離hだけ離れた最下位の範囲内にある時
のみ、この集電部18の各部で反射された反射光
がフオトダイオード27の受光面上に焦点を結ぶ
ようになつている。
なお、隣接する検出部25間の反射波の干渉を
なくすためには、検出部25毎に使用するレーザ
光の周波数を変えたり、受光部24にフードを設
けることが望ましい。
一方、上記各検出部25に取出された信号は、
例えば地上の監視所に設けた処理部29に送ら
れ、この処理部29で集電部18に異常があるか
否かが検出される。すなわち、本実施例の処理部
29は、第4図に示すように、上記前後の舟板1
9a,19bとすり板20a,20bおよびホー
ン部21の位置を検出する信号を夫々列状に並
べ、この信号相互間の位置ずれを検出するととも
に、この信号列の幅が夫々正常な範囲L2、L2
よびL3内にあるか否かを判定するもので、この
処理部29にて信号に異常ありと判定された場合
には、異常検出指令が監視所に設けた警報器30
に入力され、この警報器30が作動されるように
なつている。
また、上記検出機構22には集電部18を上方
から撮影するカメラ31が設けられている。この
カメラ31で捕えた画像信号は、上記処理部29
に設けた画像メモリに一列車毎に記憶されてお
り、さらに、この画像信号は監視所のモニタテレ
ビ32に、第4図に示す如き画像としてモニタさ
れている。
なお、上記各検出部25およびカメラ31の動
作開始と停止は、電気車12が接近してきたこ
と、ならびに電気車12が通過したことを検知す
る検知器33からの指令により自動的に行なわれ
る。
このような構成において、いま電気車12のパ
ンタグラフ16が検出機構22の下方を通過する
と、発光部23から照射されたレーザ光が舟板1
9a,19bとすり板20a,20bの長手方向
に間隔をおいた三箇所およびホーン部21の二箇
所で反射されて、フオトダイオード27の受光面
上に受光され、夫々の位置を示す電気信号が出力
される。また、同時に集電部18の全体形状が上
方からカメラ31によつて撮影される。
そして、上記フオトダイオード27からの信号
が処理部29に送られてくると、この処理部29
では、舟板19a,19bとすり板20a,20
bおよびホーン部20の各位置を示す信号を列状
に並べて、この信号相互間の位置ずれを検出する
とともに、この信号列の幅が正常な範囲L1〜L3
にあるか否かを判定する。
すなわち、第4図に示すように、フオトダイオ
ード27からの信号が、同一列上に沿つて正常な
範囲L1〜L3に位置する場合には、処理部29は
舟板19a,19bとすり板20a,20bおよ
びホーン部21ともに異常なしと判定する。
これに対し、第5図に示すように、例えば前側
のすり板20aの中央部が、舟体19aとともに
後方に折れ曲がつていると、この中央部の位置を
示す信号の発生タイミングが遅れるから、すり板
20aからの信号の発生タイミングにばらつきが
生じ、信号発生列の幅が上記正常な範囲L1を上
回るL1′となる。したがつて、処理部29はすり
板20aの形状に異常ありと判定し、監視所の警
報器30を作動させる。この警報により保守要員
がモニタテレビ32でモニタされている画像か
ら、改めて異常と判定されたす板20aの状態を
観察し、明らかに異常と認められた場合に、電気
車12を直ちに停止させる等、二次的な架線15
の破損を防止する上での適切な処置を行なう。
このような本発明の一実施例によれば、集電部
18の長手方向に沿つた複数箇所に、局部的にレ
ーザ光を照射するとともに、この集電部18から
の反射光のみを受光することで、上記集電部18
の各部の位置を光学的に検出し、さらに、この光
信号を電気的な信号に変換することにより、集電
部18の形状に異常があるか否かを検出するよう
にしたので、従来のように、この集電部18の下
方に位置する物体が、この集電部18の形状を判
別する際の妨げとなることはなく、集電部18の
形状を正確に検出することができる。このため、
集電部18の変形を確実に見つけ出すことがで
き、検出の信頼性が向上する。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明によれば、パンタグラフの
集電部の下方に位置する物体が、形状判別の際の
妨げとならずに済むから、この集電部の変形を正
確かつ確実に見つけ出すことができ、異常検出の
信頼性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示
し、第1図は監視装置全体の構成図、第2図は検
出機構の概略を示す構成図、第3図は検出部の概
略を示す構成図、第4図は舟板、すり板およびホ
ーン部の形状が正常な時に得られる信号の波形
図、第5図は舟板、すり板およびホーン部に異常
があるときに得られる信号の波形図、第6図はカ
メラが撮影した集電部の画像を示す平面図、第7
図は従来の監視装置の概略を示す側面図、第8図
は従来の監視装置のカメラが撮影した画像を示す
平面図である。 15……架線、16……パンタグラフ、18…
…集電部、22……検出機構、25……検出部、
29……処理部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 架線と交差する方向に延びるパンタグラフの
    集電部に対し上方から局部的に光を照射するとと
    もに、この集電部で反射された光のみを受光する
    ことで、上記集電部の局部的な位置を電気的信号
    として取出す検出部を、上記集電部の長手方向に
    沿つて複数個一列に並べてなる検出機構と、 上記各検出部からの信号を列状に並べて取出す
    ことで、これら信号相互間のずれを検出して、こ
    の信号列の幅が正常な範囲内にあるか否かを判定
    し、この信号列の幅から上記集電部の異常を検出
    する処理部とを具備したことを特徴とする電気車
    のパンタグラフ監視装置。
JP1411387A 1987-01-26 1987-01-26 電気車のパンタグラフ監視装置 Granted JPS63182507A (ja)

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JP1411387A JPS63182507A (ja) 1987-01-26 1987-01-26 電気車のパンタグラフ監視装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2702824B2 (ja) * 1991-05-31 1998-01-26 東日本旅客鉄道株式会社 パンタグラフ摺り板の自動計測装置
CN103175473B (zh) * 2013-03-26 2016-01-20 东莞市诺丽电子科技有限公司 在线式单轨车受电弓监测系统
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