JPH0543219U

JPH0543219U - キーボード支持具

Info

Publication number: JPH0543219U
Application number: JP7182191U
Authority: JP
Inventors: 洋美小堀; 哲美柳田
Original assignee: 日本電気オフイスシステム株式会社
Priority date: 1991-09-06
Filing date: 1991-09-06
Publication date: 1993-06-11

Abstract

(57)【要約】【目的】本体分離型のキーボードが設置されるテーブ
ル面を有効に活用できるようにする。【構成】ワークステーション本体上に配置し、その面
上にディスプレイ装置を載置して固定する固定板と、こ
の固定板端部に取り付けられ、伸縮および屈曲して任意
の位置に移動可能な移動アームと、この移動アームの先
端部に回動自在に取り付けられキーボードを支持するキ
ーボード支持板とを備え、記入作業などを行うためにテ
ーブル面が必要になったときに、キーボードを任意の姿
勢で任意の位置に移動させる。【効果】キーボードの移動あるいは他の作業場所への
作業者の移動がなくなり、作業能率を向上させることが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はキーボードの支持に利用する。本考案は、空間の少ない机上で本体分離型のキーボードを固定支持するキーボード支持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、本体分離型のキーボードはディスプレイが載置されたテーブルの前面に配置され使用されてきた。そのため文字を書くなどの平坦な空間を必要とする場合には、テーブル上のキーボードを他の場所へ移動させるか、またはキーボードを立てることによって空間を作り作業を行っていた。

【０００３】また、引き出し式のキーボード設置テーブルを用いた場合には引き出しを格納することで空間を得ることができるものの文字を書くなどの作業は他の場所に移動して行っていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来のワークステーションでは、キーボードの設置空間を利用するためにはキーボードを移動させなければならず、また、移動させたキーボードは不安定な状態に置かれるために落下や転倒を起すおそれがあった。

【０００５】本考案はこのような問題を解決するもので、キーボードが載置されている空間を有効に利用することができ、移動させたキーボードをその位置で固定させることができる可動式のキーボード支持具を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、、ワークステーション本体上に配置し、その面上にディスプレイ装置を載置する固定板と、この固定板の端部に取り付けられ、伸縮および屈曲して任意の位置に移動可能な移動アームと、この移動アームの先端部に固定されたシャフトに回動自在に取り付けられ、キーボードを支持するキーボード支持板とを備えたことを特徴とする。

【０００７】前記移動アームは、回動自在な二つのヒンジと、この二つのヒンジの間を伸縮させる伸縮アームとを備え、前記キーボード支持板は、その両側でキーボードを支持する固定バンドを備えることが望ましい。

【０００８】

【作用】

キーボード支持板上にキーボードを載置して固定バンドで固定し、キーボードを使用するときはディスプレイ前面に配置して作業を行う。このキーボードを配置したテーブル面を他の作業で使用するときには、キーボードを固定したままの状態でキーボード支持板を移動させる。キーボード支持板はシャフトと回動自在に連結し、シャフトを支持する二つのヒンジは屈曲自在であり、また、二つのヒンジ間は伸縮アームにより伸縮自在であるために、キーボード支持板は三次元方向の移動が可能であり、作業者の意にそってキーボードを任意の位置に移動させることができる。

【０００９】これにより、テーブル面を有効に利用することができ、作業能率を向上させることができる。

【００１０】

【実施例】

次に、本考案実施例を図面に基づいて説明する。図１は本考案実施例の構成を示す図である。

【００１１】本考案実施例は、ワークステーション本体上に配置し、その面上にディスプレイ装置を載置する固定板１と、この固定板１の端部に取り付けられ、伸縮および屈曲して任意の位置に移動可能な移動アーム２と、この移動アーム２の先端部に固定されたシャフト３に回動自在に取り付けられ、キーボードを支持するキーボード支持板４とを備え、移動アーム２は、回動自在な二つのヒンジ２ａと、この二つのヒンジ２ａの間を伸縮させる伸縮アーム２ｂとを備え、キーボード支持板４には、蝶番５ａとバンドロック５ｂにより両側でキーボードを支持する固定バンド５を備える。

【００１２】次に、このように構成された本考案実施例におけるキーボード支持板の移動状態を図面を参照して説明する。

【００１３】図２（ａ）は、キーボード支持具をワークステーションと組み合わせた状態を示す図である。通常の入力作業はこの状態で行われる。また、図２（ｂ）はキーボード１１を使用しないときにキーボード支持板４をディスプレイ１２上に移動してテーブル上のスペースを有効に利用する状態を示す略図である。

【００１４】図２（ｃ）はキーボード１１を使用しないときに、キーボード１１を横に立てテーブル上のスペースを有効に利用する状態を示す略図である。また、図２（ｄ）は同図（ｃ）の状態からさらにキーボード１１をディスプレイ１２の側面に倒し、よりテーブル上のスペースを有効に利用する状態を示す略図で、同図（ｅ）はその側面を示す略図である。

【００１５】このように、キーボード１１を使用しないときは任意の位置に移動させることによって安全な状態でテーブル上のスペースを有効に利用することができる。また、キーボード１１を載置していたスペースが不用となるためにワークステーション設置によって占められる空間を削減することができ、さらに、キーボード支持板４の高さ位置調節が簡単な操作で容易にできるために、作業者が異なってもその姿勢に合った高さでのキー入力動作を行うことができる。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によれば、キーボードを可動可能な支持具に設置することにより、キーボードが載置されている平面を有効に利用することができ、作業能率を向上させることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の構成を示す図。

【図２】（ａ）はキーボード使用時の状態を示す図、
（ｂ）はキーボード支持板をディスプレイ上に移動させ
たときの状態を示す略図、（ｃ）はキーボード支持板を
横に立てた状態を示す略図、（ｄ）はキーボード支持板
をディスプレイの横に移動したときの状態を示す略図、
（ｅ）はその側面を示す略図。

【符号の説明】

１固定板２移動アーム２ａヒンジ２ｂ伸縮アーム３シャフト４キーボード支持板５固定バンド５ａ蝶番５ｂバンドロック１１キーボード１２ディスプレイ１３ワークステーション

【手続補正書】

【提出日】平成４年１１月４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の構成を示す図。

【図２】（ａ）はキーボード使用時の状態を示す図、
（ｂ）はキーボード支持板をディスプレイ上に移動させ
たときの状態を示す略図、（ｃ）はキーボード支持板を
横に立てた状態を示す略図。

【図３】（ｄ）はキーボード支持板をディスプレイの横
に移動したときの状態を示す略図、（ｅ）はその側面を
示す略図。

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ワークステーション本体上に配置し、そ
の面上にディスプレイ装置を載置する固定板と、この固定板の端部に取り付けられ、伸縮および屈曲して
任意の位置に移動可能な移動アームと、この移動アームの先端部に固定されたシャフトに回動自
在に取り付けられ、キーボードを支持するキーボード支
持板とを備えたキーボード支持具。
【請求項２】前記移動アームは、回動自在な二つのヒ
ンジと、この二つのヒンジの間を伸縮させる伸縮アーム
とを備えた請求項１記載のキーボード支持具。
【請求項３】前記キーボード支持板は、その両側でキ
ーボードを支持する固定バンドを備えた請求項１記載の
キーボード支持具。