JPH0542837A - 四輪駆動車のトランスフア装置 - Google Patents

四輪駆動車のトランスフア装置

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Publication number
JPH0542837A
JPH0542837A JP20411691A JP20411691A JPH0542837A JP H0542837 A JPH0542837 A JP H0542837A JP 20411691 A JP20411691 A JP 20411691A JP 20411691 A JP20411691 A JP 20411691A JP H0542837 A JPH0542837 A JP H0542837A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotational power
transfer device
front wheel
supply means
lubricating oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP20411691A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Namioka
貞雄 涛岡
Tetsuji Oishi
哲司 大石
Yoshitaka Asano
芳孝 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Fuji Univance Corp
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Fuji Univance Corp
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Fuji Univance Corp filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチにより前後輪のトルク配分を制御す
る四輪駆動車のトランスファ装置の小型化を図る。 【構成】 四輪駆動車のトランスファ装置30におい
て、潤滑油用のオイルポンプ5とクラッチ動作用のオイ
ルポンプ2のそれぞれのオイル流入口付近に逆止弁6お
よび7が配設される。そして、オイルポンプ5と2とに
は共通のストレーナ4から共通配管8を介してオイルが
供給される。したがって、オイルポンプ5と2とのそれ
ぞれに別個のオイルタンクやストレーナを設ける必要が
なく、ストレーナや配管の本数を減少することができ、
トランスファ装置の小型化を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、四輪駆動車のトラン
スファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動車の前輪と後輪とのトルク配分
を行うトランスファ装置のうち、センターデフと称され
るデファレンシャルギヤが用いられたフルタイム方式の
トランスファ装置がある。
【0003】このフルタイム方式のトランスファ装置に
おいて、トランスミッションからの回転動力は、まず、
低速と高速との切り換えを行う遊星歯車組に伝達され、
この遊星歯車組からセンターデフに伝達される。このセ
ンターデフのピニオンメートギヤは一方のサイドギヤと
他方のサイドギヤとに噛合されており、一方のサイドギ
ヤのボス部が後輪出力軸にスプラインを介して結合され
ている。したがって、センターデフのピニオンメートギ
ヤから一方のサイドギヤおよび後輪出力軸を介して回転
動力が後輪側に伝達される。また、他方のサイドギヤの
ボス部はスプラインを介してスプロケットと結合されて
おり、このスプロケットはチェーンを介して前輪出力軸
に結合されたスプロケットに接続されている。したがっ
て、センターデフのピニオンメートギヤから他方のサイ
ドギヤ,スプロケット,チェーン,スプロケットおよび
前輪出力軸を介して回転動力が前輪側に伝達される。
【0004】また、他方のサイドギヤに結合されたスプ
ロケットは湿式多板クラッチに接続されている。この多
板クラッチのハブはスプラインを介して上記後輪出力軸
に結合されている。そして、この多板クラッチに供給さ
れる作動油の供給圧力を調整して、多板クラッチの押し
付け荷重を制御することにより、前後輪へのトルク配分
を制御することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記多板ク
ラッチによりトルク配分を制御するトランスファ装置に
おいては、多板クラッチへの作動油を供給するための電
動モータ,オイルタンク,オイルポンプ,配管および作
動油供給圧力を調整するための電磁弁が必要である。こ
のため、これら電動モータ,オイルタンク等の設置空間
も必要であり、トランスファ装置全体が大型化してしま
っていた。
【0006】したがって、上記多板クラッチによりトル
ク配分を制御するトランスファ装置の小型化が望まれて
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
を解決するため、動力源からの回転動力が伝達される入
力軸と、上記入力軸から回転動力が伝達され、この回転
動力を変速する変速歯車機構と、変速歯車機構からの回
転動力を前輪側と後輪側とに分配する分配機構と、分配
機構から分配された回転動力を後輪側に伝達する後輪出
力軸と、分配機構から回転動力が分配される前輪側回転
動力伝達機構と、前輪側回転動力伝達機構から回転動力
が伝達され、この伝達された回転動力を前輪側に伝達す
る前輪出力軸と、前輪側回転動力伝達機構と後輪出力軸
とを締結および開放するクラッチと、上記クラッチの動
作を制御する作動油を供給する制御作動油供給手段と、
潤滑油を供給する潤滑油供給手段とを備えた、四輪駆動
車のトランスファ装置であって、制御作動油供給手段と
潤滑油供給手段とは共通のストレーナから共通の配管を
介して作動および潤滑油が供給され、制御作動油供給手
段の作動油流入口付近と潤滑油供給手段の潤滑油流入口
付近とにはそれぞれ逆止弁が配設されていることを特徴
としている。
【0008】
【作用】作動油流入口付近と潤滑油流入口付近とのそれ
ぞれに配設された逆止弁によって、制御作動油供給手段
および潤滑油供給手段のそれぞれの給排動作が互いに悪
影響を及ぼすことがない。したがって、ストレーナおよ
び配管を制御作動油供給手段と潤滑油供給手段とに共用
化することができ、ストレーナや配管の本数を減少し
て、トランスファ装置を小型化することができる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるトランス
ファ装置30の断面図、図2は図1の例の電磁弁3近辺
の拡大図、図3は図1の例のオイルポンプ5近辺の拡大
図である。
【0010】同図において、1は電動モータ、2は電動
モータ1によって駆動されるオイルポンプ(制御作動油
供給手段)、3は電磁弁である。そして、オイルポンプ
2から、油路10を介して多板クラッチ27に作動油が
供給されるようになっており、この作動油の供給圧力は
電磁弁3によって調整されるようになっている。つま
り、図2に拡大して示すように、電磁弁3の弁体3aが
図の右方向に移動すると作動油は流入口3bから流出口
3cへと流れ、クラッチ27への供給圧力が低減され
る。また、弁体3aが図の左方向に移動して、流入口3
bを閉塞すると、クラッチ27への供給圧力が増加する
ようになっている。
【0011】4はストレーナ、5は潤滑油用のオイルポ
ンプ(潤滑油供給手段)、8はオイルポンプ2とオイル
ポンプ5との共通配管である。そして、この共通配管8
は配管8aと8bとに分岐され、配管8aはオイルポン
プ5に接続され、配管8bはオイルポンプ2に接続され
ている。また、配管8aおよび8bにはそれぞれ逆止弁
6および7が配置されている。これら逆止弁6および7
は、オイルポンプ2および5のそれぞれの給排動作が互
いに悪影響を及ぼさないように配置されている。オイル
ポンプ5からの潤滑油は通路11を介して後輪出力軸2
5の中心穴に供給され、この中心穴から各潤滑部に供給
されるようになっている。
【0012】12はエンジン(動力源)からトランスミ
ッション(図示せず)を介して回転動力が伝達される入
力軸、13は入力軸12と一体となったサンギヤ、15
はリングギヤ、14はプラネタリギヤであり、このプラ
ネタリギヤ14はサンギヤ13とリングギヤ15との間
に配置され、サンギヤ13およびリングギヤ15に噛合
するようになっている。また、16はプラネタリギヤ1
4のキャリアである。このキャリア16の外周側に形成
された歯部17はオイルポンプ5の歯部と噛合するよう
になっている。18はスリーブであり、このスリーブ1
8はデフケース21にスプラインを介して結合されてお
り、図の左右方向に移動可能になっている。これら、サ
ンギヤ13、プラネタリギヤ14、リングギヤ15、キ
ャリア16、スリーブ18により変速歯車機構が構成さ
れる。
【0013】また、22はピニオンメート軸、9はピニ
オンメート軸22に取り付けられたピニオンメートギヤ
である。これらデフケース21、ピニオンメート軸2
2、ピニオンメートギヤ9により分配機構が構成され
る。23はピニオンメートギヤ9に噛合する一方のサイ
ドギヤであり、このサイドギヤ23のボス部内周は後輪
出力軸25にスプラインを介して結合されている。24
はピニオンメートギヤ9に噛合する他方のサイドギヤで
あり、このサイドギヤ24のボス部内周はベアリングを
介して後輪出力軸25に支持されている。また、サイド
ギヤ24のボス部外周はスプラインを介してスプロケッ
ト26の内周に結合されている。このスプロケット26
はクラッチ27に接続されており、このクラッチ27の
ハブはスプラインを介して後輪出力軸25に結合されて
いる。これらサイドギヤ24、スプロケット26、クラ
ッチ27によって前輪側回転動力伝達機構が構成され
る。
【0014】また、スプロケット26はチェーンを介し
てスプロケット32と結合されており、このスプロケッ
ト32は前輪出力軸28に結合されている。なお、後輪
出力軸25はベアリングを介してハウジング29に支持
されている。なお、31は戻しばねである。
【0015】さて、スリーブ18が図示した状態におい
ては、ニュートラルとなっている。そして、スリーブ1
8が図の右方向に移動して、キャリア16に形成された
歯部20とスリーブ18の歯部とが噛合されると低速状
態となり、キャリア16からスリーブ18を介してデフ
ケース21に回転動力が伝達される。次に、デフケース
21に伝達された回転動力はピニオンメートギヤ9から
サイドギヤ23を介して後輪出力軸25に伝達される。
また、デフケース21に伝達された回転動力はピニオン
メートギヤ9からサイドギヤ24を介してスプロケット
26に伝達される。そして、スプロケット26に伝達さ
れた回転動力はチェーンとスプロケット32とを介して
前輪出力軸28に伝達される。この場合、オイルポンプ
2からクラッチ27への作動油供給圧力の調整により、
前輪出力軸28への回転動力の伝達が制御される。
【0016】また、スリーブ18が図の左方向に移動し
て、サンギヤ13の歯部19とスリーブ18の歯部とが
噛合されると高速状態となり、サンギヤ13からスリー
ブ18を介してデフケース21に回転動力が伝達され
る。そして、上述と同様にして、後輪出力軸25および
前輪出力軸28に回転動力が伝達される。
【0017】上記この発明の一実施例においては、スト
レーナ4および配管8を逆止弁6および7を設けること
により、潤滑油用のオイルポンプ5とクラッチ動作用の
オイルポンプ2とに共用するようにしたので、オイルタ
ンクも共用することができる。したがって、オイルポン
プ5とオイルポンプ2とのそれぞれに、別個のオイルタ
ンクやストレーナを設ける必要がなく、ストレーナから
の配管の本数を減少することができるので、トランスフ
ァ装置を小型化することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、動力
源からの回転動力が伝達される入力軸と、上記入力軸か
ら回転動力が伝達され、この回転動力を変速する変速歯
車機構と、変速歯車機構からの回転動力を前輪側と後輪
側とに分配する分配機構と、分配機構から分配された回
転動力を後輪側に伝達する後輪出力軸と、分配機構から
回転動力が分配される前輪側回転動力伝達機構と、前輪
側回転動力伝達機構から回転動力が伝達され、この伝達
された回転動力を前輪側に伝達する前輪出力軸と、前輪
側回転動力伝達機構と後輪出力軸とを締結および開放す
るクラッチと、上記クラッチの動作を制御する作動油を
供給する制御作動油供給手段と、潤滑油を供給する潤滑
油供給手段とを備えた、四輪駆動車のトランスファ装置
であって、制御作動油供給手段と潤滑油供給手段とは共
通のストレーナから共通の配管を介して作動および潤滑
油が供給され、制御作動油供給手段の作動油流入口付近
と潤滑油供給手段の潤滑油流入口付近とにはそれぞれ逆
止弁が配設されるようにしたので、ストレーナおよび配
管を制御作動油供給手段と潤滑油供給手段とに共用化す
ることによりストレーナや配管の本数を減少して、トラ
ンスファ装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の断面図。
【図2】この発明の一実施例の部分拡大図。
【図3】この発明の一実施例の他の部分拡大図。
【符号の説明】
1…電動モータ、2…オイルポンプ、3…電磁弁、4…
ストレーナ、5…オイルポンプ、6,7…逆止弁、8…
共通配管、9…ピニオンメートギヤ、12…入力軸、1
3…サンギヤ、14…プラネタリギヤ、15…リングギ
ヤ、16…キャリア、18…スリーブ、21…デフケー
ス、22…ピニオンメート軸、23,24…サイドギ
ヤ、25…後輪出力軸、26…スプロケット、27…多
板クラッチ、28…前輪出力側、30…トランスファ装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 芳孝 静岡県湖西市鷲津2418番地 株式会社富士 鉄工所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源からの回転動力が伝達される入力
    軸と、 上記入力軸から回転動力が伝達され、この回転動力を変
    速する変速歯車機構と、 変速歯車機構からの回転動力を前輪側と後輪側とに分配
    する分配機構と、 分配機構から分配された回転動力を後輪側に伝達する後
    輪出力軸と、 分配機構から回転動力が分配される前輪側回転動力伝達
    機構と、 前輪側回転動力伝達機構から回転動力が伝達され、この
    伝達された回転動力を前輪側に伝達する前輪出力軸と、 前輪側回転動力伝達機構と後輪出力軸とを締結および開
    放するクラッチと、 上記クラッチの動作を制御する作動油を供給する制御作
    動油供給手段と、 潤滑油を供給する潤滑油供給手段とを備えた、四輪駆動
    車のトランスファ装置であって、 制御作動油供給手段と潤滑油供給手段とは共通のストレ
    ーナから共通の配管を介して作動および潤滑油が供給さ
    れ、制御作動油供給手段の作動油流入口付近と潤滑油供
    給手段の潤滑油流入口付近とにはそれぞれ逆止弁が配設
    されていることを特徴とする四輪駆動車のトランスファ
    装置。
JP20411691A 1991-08-14 1991-08-14 四輪駆動車のトランスフア装置 Pending JPH0542837A (ja)

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JP20411691A JPH0542837A (ja) 1991-08-14 1991-08-14 四輪駆動車のトランスフア装置

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JP (1) JPH0542837A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228900A (ja) * 2008-03-20 2009-10-08 Magna Powertrain Ag & Co Kg トランスファーケース装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009228900A (ja) * 2008-03-20 2009-10-08 Magna Powertrain Ag & Co Kg トランスファーケース装置

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