JPH0542816U - 車両用シフトノブ - Google Patents

車両用シフトノブ

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JPH0542816U
JPH0542816U JP10014791U JP10014791U JPH0542816U JP H0542816 U JPH0542816 U JP H0542816U JP 10014791 U JP10014791 U JP 10014791U JP 10014791 U JP10014791 U JP 10014791U JP H0542816 U JPH0542816 U JP H0542816U
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JP
Japan
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coil spring
push button
nut
spring
shift lever
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10014791U
Other languages
English (en)
Inventor
寧彦 伊藤
肇 望月
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Nihon Plast Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 とくに熟練を要しないで、押しボタンのリタ
ーンスプリングが偏心せずに組み付けられ、押しボタン
が円滑に操作されるシフトノブとする。 【構成】 予めプラグ40のスプリング保持部42に形
成された螺旋溝にコイルスプリング37の下端部をねじ
込んでから、嵌合孔16に入れると、プラグの環体41
がノブ本体10とシフトレバー1を結合するナット35
にはまる。この後、押しボタン20の、レリーズロッド
5用係合孔24を中心にして形成されたリング溝状のス
プリング受け座25に、コイルスプリング37の上端を
受容して押しボタン20を嵌合孔16に押し込める。プ
ラグ40によってコイルスプリング37はシフトレバー
1と同軸に位置決めされ、偏心することなく組み付けら
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両の変速機切り換え用シフトレバーなどの先端部に設けられるシフ トノブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
シフトレバーの先端部に設けられるこの種シフトノブとしては、例えば実開平 2−9365号に開示された自動車用シフトノブがある。これはシフトレバー上 端に固定されたノブ本体の嵌合孔に、上下に移動可能に押しボタンが嵌合されて おり、シフトレバーを貫通し押しボタンに係合するレリーズロッドを押し下げ操 作できるようにしたものである。押しボタンには、嵌合孔内に形成されたガイド 孔にそって摺動するガイド片が設けられている。ガイド孔は、押しボタンの押圧 面の広さに見合って大きな径とされ、円滑な作動が企図されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシフトノブにおいて、ノブ本体に対する非操作時の 押しボタンの位置を常に正しい位置に保持し、また車両の振動によるガタやびび り音発生の恐れをなくするために、ノブ本体内、とくにガイド孔を含む嵌合孔内 にリターンスプリングを組み込んで、押しボタンに付勢力を与えようとすると、 その企図に反して円滑な作動が阻害される恐れが生じる。
【0004】 すなわち、リターンスプリングとしては多くコイルスプリングが用いられるが 、従来の構成においては、ガイド孔の径が、操作力も勘案して選定されるコイル スプリングの径よりもかなり大きい一方、このコイルスプリング径はレリーズロ ッドほどに細くもない。このため、コイルスプリング端の位置規制が行なわれな いから、コイルスプリングをガイド孔に挿入する際、レリーズロッドと軸心を整 合させてセッティングすることは技術的に熟練を要し、偏心して組み付けられる 恐れがある。
【0005】 偏心してセッティングされたまま押しボタンの組付を終了した時は、ガイド孔 とコイルスプリングにセリが生じ、押しボタンとガイド孔その他嵌合孔との間の こじれにより、作動が不円滑となり商品性が低下する。
【0006】 したがってこの考案は、上記の問題に鑑み、コイルスプリングが偏心せず組み 付けられ、押しボタンが円滑に操作される車両用シフトノブを提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、シフトレバーの先端に固定され、該シフトレバーを貫通す るレリーズロッドに連結された押しボタンを備えるシフトノブであって、押しボ タンはノブ本体の嵌合孔に摺動可能に配置され、シフトレバーとノブ本体が、前 記嵌合孔の底部においてシフトレバーの先端に形成されたねじと協働するナット により結合され、押しボタン側に設けられたスプリング受け座と嵌合孔の底部の 間にコイルスプリングが配設されるとともに、前記底部にはコイルスプリングの 位置決め手段を設けてあるものとした。
【0008】
【作用】
コイルスプリングの端部が位置決め手段によって位置規制されるから、コイル スプリングの径によって嵌合孔との間あるいはレリーズロッドとの間に間隙があ っても、このコイルスプリングの端部は偏心することがない。このため、こじれ などが発生しない。
【0009】
【実施例】
図1および図2は、本考案の第1の実施例を示す。中空のシフトレバー1の先 端部にノブ本体10が取り付けられ、シフトレバー1を貫通するレリーズロッド 5の上端に連結された押しボタン20が、ノブ本体10に対して上下に移動可能 とされている。ノブ本体10は金属座板12を含むインサート11の外周に中間 層13を有し、最外層には表皮14が被覆されている。ノブ本体10には上方に 開口しガイド部材15が被せられた嵌合孔16が設けられ、このガイド部材15 は嵌合孔16内でインサート11にねじ30により固定されるとともに、開口縁 部のフィニッシャを兼ねている。押しボタン20は嵌合孔16内を上下摺動し、 ガイド部材15に係止する爪22を有する足片21をその縁部から垂下している 。
【0010】 嵌合孔16内のインサート11には、嵌合孔16の一部として金属座板12を 底部とするガイド孔17が形成され、ノブ本体10の金属座板12より下部には シフトレバー1を挿通させる挿通孔18が形成されている。シフトレバー1には 上端部に段部2を設けて小径のねじ3が形成され、このねじ3部分をノブ本体1 0の下側の挿通孔18側から挿入して金属座板12を貫通させ、段部2を金属座 板12の下面に当接させてガイド孔17側からのナット35をこのねじ3に螺合 させることによりノブ本体10と結合される。 なお、39はシフトレバー1の周面と同径の内径を有し、ノブ本体10の下端 部に接着された樹脂製のエンド部材である。
【0011】 押しボタン20からはガイド片23が垂下してガイド孔17に摺接している。 さらに押しボタン20にはガイド片23および足片21に囲まれた中央部にレリ ーズロッド5の上端が係合する係合孔24を中心に断面に傾斜面26を有するリ ング溝状のスプリング受け座25が形成され、このスプリング受け座25にコイ ルスプリング37の上端部が受容される。
【0012】 ナット35には、該ナット35の外径と対応する内径を有する環体41とこの 環体41と同軸の円筒状スプリング保持部42とからなる樹脂製のプラグ40が 被せられている。図3に示されるように、スプリング保持部42には螺旋溝43 が形成され、コイルスプリング37の下端部がねじ込まれる。またプラグ40は レリーズロッド5が貫通可能とされる。 なお、スプリング保持部42の螺旋溝43は円筒外面でなく、円筒内面側に形 成してもよい。また、スプリング保持部42と環体41とは軸方向にずれている ことは必要でなく、環体41がスプリング保持部42を兼ねることも可能である 。
【0013】 この構成によれば、ノブ本体10に押しボタン20を組み付けるに際し、先ず コイルスプリング37の下端部をプラグ40のスプリング保持部42の螺旋溝4 3にねじ込み、その後一体となったコイルスプリング37およびプラグ40をガ イド孔17の中心に挿入すると、プラグ40の環体41がナット35の外周には まり、コイルスプリング37の下端がシフトレバー1と同軸に位置規制される。 すると、コイルスプリング37の上端が押しボタン20のガイド片23および足 片21に囲まれた中央部に位置するので、押しボタン20を嵌合孔16内に挿入 すると、そのままコイルスプリング37の上端がスプリング受け座25に受容さ れ、コイルスプリング37はシフトレバー1と同軸に、したがってガイド孔17 の中心に正しく整合して組み付けられる。この際、スプリング受け座25の溝は 断面傾斜面26を有しているから、コイルスプリング37の上端は容易にスプリ ング受け座25に案内受容される。押しボタン20は、その足片21の爪22が ガイド部材15の切り欠き縁19に係合して、所定位置に保持される。
【0014】 プラグ40は樹脂製のほか金属製とすることもできるが、強度を要するナット 35とは別部品とされているから、樹脂製とすればコイルスプリング37の位置 決め手段としてのプラグ40が付加されてもほとんど重量増加とならないメリッ トが享受できる。 なお、レリーズロッド5と押しボタン20との係合は、例えばノブ本体10に 押しボタン20を組み付ける際同時に行なうことができる。
【0015】 図4、図5および図6は本考案の第2の実施例を示し、第1の実施例と主に異 なる点は、前実施例におけるプラグを別部品とせず、ナットと一体に形成したこ とである。すなわち、内ねじが形成され外形が六角形状をしたナット部45から 、軸方向に円筒状のスプリング保持部47を立設してナット50が形成されてお り、このナット50はプラグ40と同様にレリーズロッド5が貫通可能とされて いる。スプリング保持部47には螺旋溝48が形成され、コイルスプリング37 の下端部がねじ込まれる。
【0016】 ノブ本体10に押しボタン20を組み付けるに際しては、シフトレバー1上端 のねじ3にナット50を締め付けた後、コイルスプリング37の下端部を嵌合孔 16からナット50のスプリング保持部47の螺旋溝48にねじ込む。これによ りコイルスプリング37はスプリング保持部47に位置決め固定される。前実施 例と同様にコイルスプリング37の上端を押しボタン20のガイド片23および 足片21に囲まれた中央部に位置させスプリング受け座25に受容して押しボタ ン20を嵌合孔16に押し込めば、コイルスプリング37はシフトレバー1と同 軸に、したがってガイド孔17の中心に正しく整合して組み付けられる。
【0017】 この実施例によれば、スプリング保持部47がナット部45と一体に形成され ているから、コイルスプリング37は、その下端がスプリング保持部47にねじ 込まれた後は、ガイド孔17中心部からまっすぐ延びる状態で保持される。従っ てその後の組立作業がさらに容易になる。また、部品点数が増加することなく、 コイルスプリング37の位置決め手段が実現される利点を有している。
【0018】 なお、ナット50において内ねじと六角形状部が軸方向に重なることは必ずし も必要ではなく、内ねじが軸方向スプリング保持部と重なる位置に形成されてい てもよい。 また、コイルスプリング37の径によっては、スプリング保持部47の螺旋溝 48は図示と逆に円筒内側に形成されてもよい。あるいはまた、六角形状その他 四角形状などナット50の締め付けに用いられる形状は、スプリング保持部47 の内側形状として実現してもよく、要は先ず上方からナット50を締め付けるこ とができ、その後コイルスプリング37を係止することができれば、いろんな変 形を用いることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のとおり本考案は、ノブ本体の嵌合孔底部と押しボタンの間に設けられる コイルスプリングの端部を位置規制する位置決め手段を設けたから、熟練を要す ることなく、コイルスプリングが偏心せず組み付けられ、押しボタンが常に円滑 に操作される効果を有する。
【0020】 そして第1の実施例では、位置決め手段が強度を要しない別部品とされるから 、ほとんど重量増加を招かない利点がある。 また第2の実施例では、位置決め手段がシフトレバーとの結合用のナットと一 体に形成されているから、部品点数が増加せず、またコイルスプリングが作業途 中もしっかり保持されるから、後の組立作業がさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案の第1の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】第1の実施例に用いられるコイルスプリングと
プラグの斜視図である。
【図4】第2の実施例を示す縦断面図である。
【図5】図4のBーB断面図である。
【図6】第2の実施例に用いられるコイルスプリングと
ナット体の斜視図である。
【符号の説明】
1 シフトレバー 3 ねじ 5 レリーズロッド 10 ノブ本体 16 嵌合孔 20 押しボタン 25 スプリング受け座 35 ナット 37 コイルスプリング 40 プラグ 41 環体 42、47 スプリング保持部(位置決め手段) 43、48 螺旋溝 45 ナット部 50 ナット

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーの先端に固定され、該シフ
    トレバーを貫通するレリーズロッドに連結された押しボ
    タンを備えるシフトノブであって、前記押しボタンはノ
    ブ本体の嵌合孔に摺動可能に配置され、前記シフトレバ
    ーとノブ本体が、前記嵌合孔の底部において前記シフト
    レバーの先端に形成されたねじと協働するナットにより
    結合され、前記押しボタン側に設けられたスプリング受
    け座と前記嵌合孔の底部の間にコイルスプリングが配設
    されるとともに、前記底部には前記コイルスプリングの
    位置決め手段が設けられていることを特徴とする車両用
    シフトノブ。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段が、前記ナットの外径
    と対応する内径を有する環体と該環体と同軸に前記コイ
    ルスプリングの端部を保持するスプリング保持部を有す
    るプラグであって、前記環体を前記ナットに被せて配置
    してある請求項1記載の車両用シフトノブ。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段が、前記ナットと同軸
    に前記コイルスプリングの端部を保持するスプリング保
    持部を前記ナットに一体に形成したものである請求項1
    記載の車両用シフトノブ。
  4. 【請求項4】 前記スプリング保持部には、前記コイル
    スプリングがねじ込まれる螺旋溝が形成してある請求項
    2または3記載の車両用シフトノブ。
JP10014791U 1991-11-08 1991-11-08 車両用シフトノブ Withdrawn JPH0542816U (ja)

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JP10014791U JPH0542816U (ja) 1991-11-08 1991-11-08 車両用シフトノブ

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JPH0542816U true JPH0542816U (ja) 1993-06-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155851A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Fuji Kiko Co Ltd 自動変速機のシフトレバー装置

Cited By (2)

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JP2008155851A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Fuji Kiko Co Ltd 自動変速機のシフトレバー装置
JP4637086B2 (ja) * 2006-12-26 2011-02-23 富士機工株式会社 自動変速機のシフトレバー装置

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Effective date: 19960208