JPH0542623A - 電波低反射特性を有する積層板 - Google Patents
電波低反射特性を有する積層板Info
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- JPH0542623A JPH0542623A JP3203035A JP20303591A JPH0542623A JP H0542623 A JPH0542623 A JP H0542623A JP 3203035 A JP3203035 A JP 3203035A JP 20303591 A JP20303591 A JP 20303591A JP H0542623 A JPH0542623 A JP H0542623A
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- radio waves
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C17/22—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with other inorganic material
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C2217/00—Coatings on glass
- C03C2217/20—Materials for coating a single layer on glass
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- C03C2217/212—TiO2
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C03C2218/00—Methods for coating glass
- C03C2218/10—Deposition methods
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-
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- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】基板に、該基板より電波反射性能が高い膜、フ
イルムもしくは板状体が積層された積層板において、該
膜、フイルムもしくは板状体の到来電波の電界方向に平
行な辺の長さを、前記電波の波長λの１／３倍以下にな
るように分割した電波低反射特性を有する積層板。 【効果】建造物などによる電波の障害を防ぎ、電波を効
率よく透過させ、用い方によって建築物全体が断熱効果
を奏し、ほぼ同じ色調とすることができ美観上も好まし
いものとなる。
イルムもしくは板状体が積層された積層板において、該
膜、フイルムもしくは板状体の到来電波の電界方向に平
行な辺の長さを、前記電波の波長λの１／３倍以下にな
るように分割した電波低反射特性を有する積層板。 【効果】建造物などによる電波の障害を防ぎ、電波を効
率よく透過させ、用い方によって建築物全体が断熱効果
を奏し、ほぼ同じ色調とすることができ美観上も好まし
いものとなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物などによる電波
の障害を防ぎ、電波を効率よく透過させる積層板に関す
る。
の障害を防ぎ、電波を効率よく透過させる積層板に関す
る。
【０００２】
【従来技術】近年、テレビ電波の受信にあたり、ビルの
反射によるゴースト障害が問題になり、ビルのコンクリ
ート壁などにフェライト電波吸収体を設けることが実用
化されつつある。
反射によるゴースト障害が問題になり、ビルのコンクリ
ート壁などにフェライト電波吸収体を設けることが実用
化されつつある。
【０００３】一方、窓ガラスは次第に厚いものが使用さ
れ、しかも金属、金属酸化物などの膜をコーティングし
たり、このような膜を有するフイルムを貼付けた断熱性
能などの機能を付与したものが増加の傾向にある。厚さ
の影響はさほどではないが、ガラスより電波に対して反
射率が高い膜をコーティングしたり、フイルムを貼付け
ると反射率が例えば１００％近くなり、電波障害は避け
られなかった。
れ、しかも金属、金属酸化物などの膜をコーティングし
たり、このような膜を有するフイルムを貼付けた断熱性
能などの機能を付与したものが増加の傾向にある。厚さ
の影響はさほどではないが、ガラスより電波に対して反
射率が高い膜をコーティングしたり、フイルムを貼付け
ると反射率が例えば１００％近くなり、電波障害は避け
られなかった。
【０００４】したがって、このような場合には電波の到
来方向の窓は何もコーティングしていないガラスを配設
せざるをえず、色調が同一ビルで異なるという不調和が
さけられなかった。
来方向の窓は何もコーティングしていないガラスを配設
せざるをえず、色調が同一ビルで異なるという不調和が
さけられなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする問題点】本発明はこのような
点に鑑みてなされたものであり、ＴＶ放送波などの電波
に対して反射率を低減せしめた板状体を提供することを
目的とする。
点に鑑みてなされたものであり、ＴＶ放送波などの電波
に対して反射率を低減せしめた板状体を提供することを
目的とする。
【０００６】
【問題点を解決するための手段】すなわち、本発明は、
基板に、該基板より電波に対する反射率が高い膜、フイ
ルムもしくは板状体が積層された積層板において、膜、
フイルムもしくは板状体の到来電波の電界方向に平行な
辺の長さを、前記電波の波長λの１／３倍以下になるよ
うに分割したことを特徴とする電波低反射特性を有する
積層板を提供するものである。
基板に、該基板より電波に対する反射率が高い膜、フイ
ルムもしくは板状体が積層された積層板において、膜、
フイルムもしくは板状体の到来電波の電界方向に平行な
辺の長さを、前記電波の波長λの１／３倍以下になるよ
うに分割したことを特徴とする電波低反射特性を有する
積層板を提供するものである。
【０００７】
【作用】本発明者らは、断熱ガラスなどの電波に対する
反射率の高い板状体が惹起する電波障害を極力低減すべ
く鋭意研究した結果、膜、フイルムもしくは板状体を分
割することに着目して本発明をなしたものである。
反射率の高い板状体が惹起する電波障害を極力低減すべ
く鋭意研究した結果、膜、フイルムもしくは板状体を分
割することに着目して本発明をなしたものである。
【０００８】例えば、９００ｍｍ角、１０ｍｍ厚さの板
ガラスにＡｌを２０００Åの製造厚さに蒸着したほぼ１
００％の反射率を有する断熱ガラスを用意してカッター
等により一辺の長さＬが次第に小さくなるように正方形
状に切断して、その都度２００ＭＨｚの電波を入射角０
度で照射したときの単位面積あたりの反射量を測定し、
一辺長さＬの電波の波長λ（２００ＭＨｚにおいては１
５０ｃｍ）に対する比Ｌ／λと反射量の関係を求めたと
ころ、第３図に示すような結果が得られた。
ガラスにＡｌを２０００Åの製造厚さに蒸着したほぼ１
００％の反射率を有する断熱ガラスを用意してカッター
等により一辺の長さＬが次第に小さくなるように正方形
状に切断して、その都度２００ＭＨｚの電波を入射角０
度で照射したときの単位面積あたりの反射量を測定し、
一辺長さＬの電波の波長λ（２００ＭＨｚにおいては１
５０ｃｍ）に対する比Ｌ／λと反射量の関係を求めたと
ころ、第３図に示すような結果が得られた。
【０００９】この結果から明らかなように、Ｌ／λを１
／３以下、好ましくは１／４以下とすることにより、反
射量が格段に低下することがわかる。なお、周波数が９
０ＭＨｚのＴＶ放送波ＶＨＦ帯から周波数が７７０ＭＨ
ｚのＴＶ放送波ＵＨＦ帯全域まで同様の傾向があること
を確認している。
／３以下、好ましくは１／４以下とすることにより、反
射量が格段に低下することがわかる。なお、周波数が９
０ＭＨｚのＴＶ放送波ＶＨＦ帯から周波数が７７０ＭＨ
ｚのＴＶ放送波ＵＨＦ帯全域まで同様の傾向があること
を確認している。
【００１０】上述したような結果は次のような理由に起
因するものと思われる。すなわち、任意の散乱体に平面
波が入射すると、散乱体には導電電流または分極電流が
流れ、これが２次的な放射源となって電磁波を発生し、
電磁波を反射する。実際には電子が散乱体の端から端ま
で動くのではなく、入射電磁波の周波数に同調して、あ
る点で電子が振動しているだけである。
因するものと思われる。すなわち、任意の散乱体に平面
波が入射すると、散乱体には導電電流または分極電流が
流れ、これが２次的な放射源となって電磁波を発生し、
電磁波を反射する。実際には電子が散乱体の端から端ま
で動くのではなく、入射電磁波の周波数に同調して、あ
る点で電子が振動しているだけである。
【００１１】このような電子の振動によって生じた電子
濃度の高い部位が移動する。これが電磁波を反射させる
要因になるもので、板状体等を分割してＬ／λを小さく
することにより、電子が自由に移動できる領域が狭くな
りこの結果、単位面積あたりの反射量が低下するものと
推定される。
濃度の高い部位が移動する。これが電磁波を反射させる
要因になるもので、板状体等を分割してＬ／λを小さく
することにより、電子が自由に移動できる領域が狭くな
りこの結果、単位面積あたりの反射量が低下するものと
推定される。
【００１２】また、板状体の一辺の長さＬをλ／２とす
ると共振現象が起こり、最も効率よく電磁波を受信する
状態になるので、Ｌ／λが約０．４５近傍でピークを発
現し、その小さい方の裾野は約０．４程度である。した
がって、本発明は０．４よりさらに小さな１／３以下好
ましくは１／４以下とすることにより反射量を極減させ
るものである。
ると共振現象が起こり、最も効率よく電磁波を受信する
状態になるので、Ｌ／λが約０．４５近傍でピークを発
現し、その小さい方の裾野は約０．４程度である。した
がって、本発明は０．４よりさらに小さな１／３以下好
ましくは１／４以下とすることにより反射量を極減させ
るものである。
【００１３】また、厚さｘ（ｍ）の導電性の膜あるいは
フイルムに周波数がｆの電波を垂直方向に照射すると、
電波の透過度ＥはＥ＝ｅｘｐ（ーαｘ）となる。ここ
で、αは導電性の膜の減衰定数でα＝４．８２・π・ｆ
1/2 と表されるので、例えばｘを５００Å、ｆを１００
ＭＨｚとすると透過度Ｅは０．９３となりほとんど吸収
されず、かつ分割することによって反射量も低減されて
いるので、電波を効率よく透過することがわかる。
フイルムに周波数がｆの電波を垂直方向に照射すると、
電波の透過度ＥはＥ＝ｅｘｐ（ーαｘ）となる。ここ
で、αは導電性の膜の減衰定数でα＝４．８２・π・ｆ
1/2 と表されるので、例えばｘを５００Å、ｆを１００
ＭＨｚとすると透過度Ｅは０．９３となりほとんど吸収
されず、かつ分割することによって反射量も低減されて
いるので、電波を効率よく透過することがわかる。
【００１４】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例を詳細に説明する。第１図および第２図は本発明を実
施した積層板の一部を表す斜視図、第３図はＬ／λと単
位面積当たりの電波反射量の関係を示す特性図、第４図
は代表的膜切りパターンに水平偏波を照射した際におけ
る周波数（ＭＨｚ）とシールド効果の関係を示す特性図
である。
例を詳細に説明する。第１図および第２図は本発明を実
施した積層板の一部を表す斜視図、第３図はＬ／λと単
位面積当たりの電波反射量の関係を示す特性図、第４図
は代表的膜切りパターンに水平偏波を照射した際におけ
る周波数（ＭＨｚ）とシールド効果の関係を示す特性図
である。
【００１５】すなわち、基板１として約５２０ｍｍ角、
板厚約１０ｍｍのフロートガラスを用い、この板ガラス
にＤＣマグネトロンスパッタリング法で、断熱性能を有
する膜をコーティングした例について説明する。
板厚約１０ｍｍのフロートガラスを用い、この板ガラス
にＤＣマグネトロンスパッタリング法で、断熱性能を有
する膜をコーティングした例について説明する。
【００１６】なお、前記断熱性能を有するコーティング
膜は、ステンレス鋼（ＳＵＳ３１６）をターゲットとし
て、約１０-3Ｔｏｒｒに減圧されたアルゴンガス中で、
膜抵抗が約３Ω／口になるまでステンレス膜を成膜し、
次いで金属チタンをターゲットとして、約１０-3Ｔｏｒ
ｒに減圧された酸素ガス中で、酸化チタン膜を１００Å
の厚さに成膜したものである。
膜は、ステンレス鋼（ＳＵＳ３１６）をターゲットとし
て、約１０-3Ｔｏｒｒに減圧されたアルゴンガス中で、
膜抵抗が約３Ω／口になるまでステンレス膜を成膜し、
次いで金属チタンをターゲットとして、約１０-3Ｔｏｒ
ｒに減圧された酸素ガス中で、酸化チタン膜を１００Å
の厚さに成膜したものである。
【００１７】次に、上記のスパッタ膜をヤグレーザで約
０．５ｍｍ程度のスリット幅で切断し、第１図に示すよ
うに、膜２の一辺の長さが１００ｍｍの正方形パッチか
ら成る積層板、ならびに第２図に示すように膜２のスト
ライプ幅が１００ｍｍのストライプ状パッチから成る積
層ガラス板をそれぞれ作製した。
０．５ｍｍ程度のスリット幅で切断し、第１図に示すよ
うに、膜２の一辺の長さが１００ｍｍの正方形パッチか
ら成る積層板、ならびに第２図に示すように膜２のスト
ライプ幅が１００ｍｍのストライプ状パッチから成る積
層ガラス板をそれぞれ作製した。
【００１８】上記積層ガラス板を、隣接するシールドル
ームの共有する壁に約５００ｍｍ角の窓をくり抜き、前
記積層ガラス板の周囲約３０ｍｍ程度（例えば２０〜３
５ｍｍ）を絶縁した状態で固定し取り付けた。
ームの共有する壁に約５００ｍｍ角の窓をくり抜き、前
記積層ガラス板の周囲約３０ｍｍ程度（例えば２０〜３
５ｍｍ）を絶縁した状態で固定し取り付けた。
【００１９】該取付け状態で、上記積層ガラス板に２０
０ＭＨｚから１０００ＭＨｚの水平偏波を照射し、シー
ルド効果を測定したところ、第４図に示すような効果が
えられた。
０ＭＨｚから１０００ＭＨｚの水平偏波を照射し、シー
ルド効果を測定したところ、第４図に示すような効果が
えられた。
【００２０】この時、前記正方形パッチの積層ガラス体
において、一辺の長さＬは１００ｍｍで、到来電波の波
長λは３００〜１５００ｍｍであるから、第３図におけ
るＬ／λが１／１５〜１／３に対応する範囲の値となる
ものである。
において、一辺の長さＬは１００ｍｍで、到来電波の波
長λは３００〜１５００ｍｍであるから、第３図におけ
るＬ／λが１／１５〜１／３に対応する範囲の値となる
ものである。
【００２１】なお、第４図の各曲線の測定条件は、曲線
１については前記第１図の正方形パッチの場合、曲線２
については前記第２図のストライプ型パッチの場合であ
って、電波の電界方向がストライプの長辺方向と直交す
るように、電波を照射した場合であり、曲線３について
は前記膜を基板の全面にコーティングした積層ガラス体
の場合、曲線４については横方向にストライプさせた場
合であって、電波の電界方向がストライプの短辺方向と
直交するように、電波を照射した場合であり、上記曲線
１，２はそれぞれ本発明の実施例、上記曲線３，４はそ
れぞれ比較例であって、前記各曲線より明らかなよう
に、曲線１，２のシールド効果は曲線３，４の値より平
均約２０ｄＢ程度減少したものとなっている。
１については前記第１図の正方形パッチの場合、曲線２
については前記第２図のストライプ型パッチの場合であ
って、電波の電界方向がストライプの長辺方向と直交す
るように、電波を照射した場合であり、曲線３について
は前記膜を基板の全面にコーティングした積層ガラス体
の場合、曲線４については横方向にストライプさせた場
合であって、電波の電界方向がストライプの短辺方向と
直交するように、電波を照射した場合であり、上記曲線
１，２はそれぞれ本発明の実施例、上記曲線３，４はそ
れぞれ比較例であって、前記各曲線より明らかなよう
に、曲線１，２のシールド効果は曲線３，４の値より平
均約２０ｄＢ程度減少したものとなっている。
【００２２】以上の実施例および比較例等から、シール
ド効果は到来電波の電界方向に平行な例えば第２図の膜
２のストライプ幅Ｌに支配され、少なくともＬ／λが１
／３以下ではシールド効果は減少することが明らかであ
る。
ド効果は到来電波の電界方向に平行な例えば第２図の膜
２のストライプ幅Ｌに支配され、少なくともＬ／λが１
／３以下ではシールド効果は減少することが明らかであ
る。
【００２３】また、本実施例におけるスパッタリング膜
の厚みは約３０００Å程度であり、該薄膜では電波の吸
収はほとんど無視できる程度であって、シールド効果の
減少は電波反射率が低下した結果、生じた現象である。
の厚みは約３０００Å程度であり、該薄膜では電波の吸
収はほとんど無視できる程度であって、シールド効果の
減少は電波反射率が低下した結果、生じた現象である。
【００２４】なお、本発明はこれら好適な前記実施例に
限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
【００２５】本発明の基板上に積層される膜あるいはフ
イルムはシート抵抗が１ｋΩ／口以下のものであれば効
果が期待できるので、各種の公知の膜、フイルムを使用
することができる。また、基板上に積層される板状体は
板ガラス以外にも、プラスチック、セラミック、鉄筋コ
ンクリートなどの構築材あるいは反射率が高い金属など
であってもよい。
イルムはシート抵抗が１ｋΩ／口以下のものであれば効
果が期待できるので、各種の公知の膜、フイルムを使用
することができる。また、基板上に積層される板状体は
板ガラス以外にも、プラスチック、セラミック、鉄筋コ
ンクリートなどの構築材あるいは反射率が高い金属など
であってもよい。
【００２６】また、これらの到来電波の電界方向に平行
な辺の長さは、反射率低減の対象となる電波の周波数に
応じて、ＴＶ放送波ＶＨＦ帯（９０ＭＨｚ〜２２０ＭＨ
ｚ）までの場合には約４０９ｍｍ以下とすればよく、Ｔ
Ｖ放送波ＵＨＦ帯（４７０ＭＨｚ〜７７０ＭＨｚ）まで
の場合には約１１７ｍｍ以下とすればよい。
な辺の長さは、反射率低減の対象となる電波の周波数に
応じて、ＴＶ放送波ＶＨＦ帯（９０ＭＨｚ〜２２０ＭＨ
ｚ）までの場合には約４０９ｍｍ以下とすればよく、Ｔ
Ｖ放送波ＵＨＦ帯（４７０ＭＨｚ〜７７０ＭＨｚ）まで
の場合には約１１７ｍｍ以下とすればよい。
【００２７】基板としては、ガラス以外にも、分割され
る膜、フイルムあるいは板状体より電波反射率の低いも
のであればよく、プラスチック、モルタル、磁器タイル
など各種のものを採用することができる。
る膜、フイルムあるいは板状体より電波反射率の低いも
のであればよく、プラスチック、モルタル、磁器タイル
など各種のものを採用することができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明の積層板は、比較的電波反射率の
高い部分を分割し、到来電波の電界方向に平行な辺の長
さを電波の波長λの１／３倍以下とすることにより、電
波反射率を低減させ、電波障害を極力少なくするもので
ある。
高い部分を分割し、到来電波の電界方向に平行な辺の長
さを電波の波長λの１／３倍以下とすることにより、電
波反射率を低減させ、電波障害を極力少なくするもので
ある。
【００２９】したがって、ビル等の建築物の窓等におい
て、電波が到来する窓面に本発明の例えば断熱性能を有
する積層板を配設し、その他の部分に分割しない同種の
積層板を配設すれば、建築物全体が断熱効果を奏すると
ともに、同じ色調とすることができるので美観上も好ま
しい。
て、電波が到来する窓面に本発明の例えば断熱性能を有
する積層板を配設し、その他の部分に分割しない同種の
積層板を配設すれば、建築物全体が断熱効果を奏すると
ともに、同じ色調とすることができるので美観上も好ま
しい。
【図１】本発明の一実施例である正方形パッチ状膜付き
積層板の一部を表す斜視図。
積層板の一部を表す斜視図。
【図２】本発明の一実施例であるストライプ型パッチ状
膜付き積層板の一部を表す斜視図。
膜付き積層板の一部を表す斜視図。
【図３】Ｌ／λと単位面積あたりの電波反射量の関係を
示す特性図。
示す特性図。
【図４】周波数に対するシールド効果を示す特性図。
１ 基板 ２ 膜 ３ スリット
Claims (1)
- 【請求項１】 基板に、該基板より電波に対する反射率
が高い膜、フイルムもしくは板状体が積層された積層板
において、膜、フイルムもしくは板状体の到来電波の電
界方向に平行な辺の長さを、前記電波の波長λの１／３
倍以下になるように分割したことを特徴とする電波低反
射特性を有する積層板。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203035A JPH0542623A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 電波低反射特性を有する積層板 |
| US07/925,682 US5364685A (en) | 1991-08-13 | 1992-08-07 | Laminated panel with low reflectance for radio waves |
| DE69215173T DE69215173T2 (de) | 1991-08-13 | 1992-08-12 | Laminierte Platte mit geringem Reflexionsvermögen für Funkwellen |
| EP92113758A EP0531734B1 (en) | 1991-08-13 | 1992-08-12 | Laminated panel with low reflectance for radio waves |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203035A JPH0542623A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 電波低反射特性を有する積層板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542623A true JPH0542623A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16467274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3203035A Pending JPH0542623A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 電波低反射特性を有する積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0542623A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6195034B1 (en) | 1997-03-31 | 2001-02-27 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Radio wave absorbing panel |
| US6395398B1 (en) | 1999-03-31 | 2002-05-28 | Central Glass Company, Limited | Frequency selective plate and method for producing same |
| DE19508042B4 (de) * | 1994-03-07 | 2008-05-21 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Für elektromagnetische Strahlung durchlässige und wärmereflektierende Beschichtung sowie zugeordneter Herstellungsprozess und Verwendung |
| JP2009176827A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Seiji Kagawa | 電磁波吸収フィルム及びその製造方法 |
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