JPH054193Y2 - - Google Patents

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JPH054193Y2
JPH054193Y2 JP4175286U JP4175286U JPH054193Y2 JP H054193 Y2 JPH054193 Y2 JP H054193Y2 JP 4175286 U JP4175286 U JP 4175286U JP 4175286 U JP4175286 U JP 4175286U JP H054193 Y2 JPH054193 Y2 JP H054193Y2
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liquid
refrigerant liquid
radiator
cathode ray
ray tube
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、液冷型陰極線管に関し、詳しくはバ
ルブフエースを液冷する液冷型陰極線管の改良構
造に関する。
従来の技術 投写型陰極線管等のように大電流密度の電子ビ
ームにより高輝度画像を得るようにした陰極線管
は、バルブフエースが大電流密度の電子ビームの
照射で高熱を発し、これを放置しておくと、フエ
ース内面の蛍光膜の発光効率が低下し、またフエ
ースが熱歪によつて破損することがあるので、こ
のような陰極線管においては、フエースを冷媒液
で冷却することが行われている。この液冷型陰極
線管は、バルブフエース前面に透明な前面パネル
を、枠状ラジエータを介して、樹脂の接着材で接
着して気密に配置し、フエースとラジエータ、前
面パネルで囲まれる空間に透明な冷媒液を充填し
て封入した構造で、前記冷媒液はバルブフエース
で発生する熱を対流によつてラジエータに伝達し
て、外部に放熱して、フエースの温度上昇を抑制
する。
ところで、上記液冷型陰極線管においては、長
時間連続使用すると、冷媒液が温度上昇により大
きく体積膨張して、内圧が異常に上昇し、冷媒液
を封入している接着材のシール性が損なわれて液
洩れが生じることがある。そこで、最近は前記ラ
ジエータの一部に、前記冷媒液の体積膨張を吸収
するバツフア手段としての空気を封入した容器部
を設けて、液洩れ等を防止した液冷型陰極線管が
知られている。その具体的一例を第6図及び第7
図を参照して、次に説明する。
第6図及び第7図において、1はバルブ、2は
バルブ1のフエースで、内面には蛍光膜3とメタ
ルバツク層4が積層形成される。5はフエース2
の前面周辺部に配置された枠状のラジエータで、
アルミニウムなどの熱伝導性に優れた金属で形成
され、その上部に容器部6が形成される。7はラ
ジエータ5の前方に配置された透明なガラス等の
前面パネル、8はフエース2とラジエータ5と前
面パネル7を気密に接着固定するシリコン樹脂等
の接着材である。9はフエース2と接着材8、ラ
ジエータ5、前面パネル7で囲まれた空間に充填
されたエチレングリコールなどの透明な冷媒液で
ある。
ラジエータ5の容器部6は、底面に冷媒液9を
収容する空間に通じる連通孔10を有し、容器部
6の上板には液注入用と空気抜き用の2つの小孔
11,12が形成され、この小孔11,12は冷
媒液9の注入後に封口樹脂13,13′にて封止
される。即ち、冷媒液9の注入は、容器部6の一
方の小孔11から液注入ノズル(図示せず)を挿
入して行われ、この時、他方の小孔12は空気抜
きに利用され、そして液注入が完了すると、小孔
11からノズルを抜き、両小孔11,12が封口
樹脂13,13′にて封止され、容器部6内には
所望の体積の空気14が封入される。この容器部
6内の空気14は冷媒液9が加熱されて体積膨張
すると圧縮され、冷媒液9の内圧上昇を抑制し、
液洩れを防止する。
考案が解決しようとする問題点 ところで、上記液冷型陰極線管は、長時間経過
すると透明な冷媒液9が茶色つぽく変色する問題
が残されている。この冷媒液9の変色は、容器部
6内に封入された空気中の酸素が徐々に冷媒液9
に溶け、この酸素と冷媒液9に元々含まれている
酸素が樹脂の接着材8に含まれている塩素成分な
どと反応することが主たる原因と考えられる。こ
のように冷媒液9が変色すると、バルブ1の画面
の発光輝度が低下し、また画面が茶色つぽく見え
て、陰極線管の商品的価値が著しく低下し、早急
な改善策が要望されていた。
問題点を解決するための手段 本考案は上記要望に応じるもので、バルブの前
面に所望間隔で前面パネルを枠状ラジエータを介
し気密に配置し、バルブ前面とラジエータ、前面
パネルで囲まれた空間に冷媒液を充填すると共
に、前記ラジエータの一部に前記空間に連通する
密閉構造の容器部を設けたものにおいて、前記容
器部に不活性な気体を封入したことを特徴とする
液冷型陰極線管を提供する。
作 用 ラジエータの容器部に封入された不活性な気体
は窒素などであつて、この気体は冷媒液の体積膨
張を吸収する作用を発揮し、また冷媒液の含有酸
素成分の増加を防ぎ、冷媒液の変色を防止する。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第5図を
参照して説明する。
第1図は本考案による液冷型陰極線管の一部断
面部分を含む側面図で、この実施例の第6図の陰
極線管と同一のものには同一参照符号を付して、
説明は省略する。相違点はラジエータ5の容器部
6内に不活性な気体15、例えば窒素N2ガスを
封入したことのみである。
容器部6のN2ガス15は冷媒液9の体積膨張
を吸収すると共に、冷媒液9を空気から完全に遮
断して、酸化反応による冷媒液9の変色を防止す
る。この変色防止は冷媒液9に予め無酸素処理さ
れたものを使用することで、より効果的に発揮さ
れ、そこでこの冷媒液9の無酸素処理工程を含む
N2ガス封入工程の製造例を、第2図乃至第5図
に基づき、順次説明する。
先ず、第2図に示すように、蓋付液槽16に冷
媒液9を収容し、この冷媒液9中に液槽16の蓋
17から延びるノズル18でN2ガス15を吹き
込み、冷媒液9中の酸素を窒素に置換する。尚、
第2図の19は空気抜きノズルである。次に、無
酸素処理された冷媒液9をバルブ1の前面の所定
空間に容器部6を利用して所定量だけ注入する。
次に、第3図に示すように、容器部6の一方の小
孔11にノズル20を挿入して、容器部6内を真
空引きし、その後、同じノズル20を使つて(別
のノズル使用も可)、第4図に示すように容器部
6内にN2ガス15を充填する。最後にノズル2
0を抜いて、2つの小孔11,12を封口樹脂1
3,13′で封止して、容器部6内にN2ガス15
を封入する。このようにすると、冷媒液9は長時
間経過しても無酸素状態のままであり、従つて、
接着材8が酸素と反応することがほとんど無くな
り、冷媒液9は変色しない。
尚、ラジエータやその容器部の形状、更には不
活性気体が上記実施例に限らない。
考案の効果 本考案によれば、バルブ前面に充填された透明
な冷媒液は空気と完全に遮断された状態にあつ
て、長時間経過後も変色することが無くなり、従
つて、長時間経過後も高輝度で変色の無い良好な
画面を維持する商品的価値に優れた液冷型陰極線
管が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面部分
を含む側面図、第2図乃至第5図は第1図の陰極
線管の製造工程を説明するためのもので、第2図
は冷媒液処理装置の側断面図、第3図乃至第5図
は陰極線管の一部断面部分を含む部分正面図であ
る。第6図及び第7図は従来の液冷型陰極線管の
一部断面部分を含む側面図及び部分正面図であ
る。 1……バルブ、5……ラジエータ、6……容器
部、7……前面パネル、9……冷媒液、15……
不活性気体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バルブフエースに枠状ラジエータを介し所望間
    隔で前面パネルを気密に配置し、フエース前面
    と、前面パネルで囲まれたラジエータ内に冷媒液
    とバツフア気体を共存させた密閉容器部を形成す
    るものにおいて、 前記容器部の気体を不活性気体としたことを特
    徴とする液冷型陰極線管。
JP4175286U 1986-03-19 1986-03-19 Expired - Lifetime JPH054193Y2 (ja)

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JP4175286U JPH054193Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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JP4175286U JPH054193Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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JPS62152343U JPS62152343U (ja) 1987-09-26
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