JPH0541839Y2 - - Google Patents

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JPH0541839Y2
JPH0541839Y2 JP9294190U JP9294190U JPH0541839Y2 JP H0541839 Y2 JPH0541839 Y2 JP H0541839Y2 JP 9294190 U JP9294190 U JP 9294190U JP 9294190 U JP9294190 U JP 9294190U JP H0541839 Y2 JPH0541839 Y2 JP H0541839Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は使用済みの紙おむつに熱風を吹付けて
乾燥させると共に炭化に近い状態にさせ、汚物の
臭いを殆ど残留物に残さずに処理出来る紙おむつ
処理機に関する。
(従来の技術) 紙おむつは赤ん坊用、病人用、痴呆症の老人用
等として多く用いられている。この紙おむつの処
理方法としては、使用した紙おむつは悪臭が酷い
ので、一般にビニール袋等に密封して回収し、燃
えにくいゴミと共にそれを地中に埋める方法と、
紙おむつを生ゴミや通常のゴミと一緒に焼却する
方法とが取られている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記地中に埋める方法では、埋め込み可能な場
所に限界があり、且つ、埋め込んでもビニール袋
等に密封した状態で紙おむつが埋められるため、
土に戻らずにいつまでも汚物のまま保管される形
になる。
また前記焼却する方法では、使用済みの紙おむ
つは小水を十分に含浸しているので、普通の焼却
炉で焼却しても燃え切らないまま残つてしまい、
その残留物の処理に困つているのが現状である。
本考案は使用済みの紙おむつを効率良く処理
し、且つ悪臭が処理中及び残留物にも殆ど無い状
態で処理出来る紙おむつ処理機を提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を消去するために、本考案は成され
たものであり、つまり、使用済みの紙おむつを細
かく刻むために、収納塔本体内に攪拌羽根とカツ
ターを配し、前記刻まれた紙おむつを乾燥させる
と共に炭化に近い状態にさせるために、収納塔本
体内部に送風可能な熱風送風手段を設け、且つ排
気されるガスが無臭化されるために、防臭手段付
きの排気筒を前記収納塔本体の上部に設け、更に
乾燥され炭化に近い状態の粉末になつた残留物を
圧縮して高密度化するために、受箱に圧縮手段を
備えた構造と成す。
(作用) 次に本考案の作用について説明すると、予め回
転駆動手段10によつて回転軸3を正回転させて
おくと共に、使用済みの紙おむつが1回で処理で
きる量を容易しておく。先ず紙おむつを上部に設
けた投入口1aから収納塔本体1内部に投入す
る。投入後、熱風送風手段7によつて熱風は前記
収納塔本体1底部外周をループ状に回つてから内
部に送風される。尚、この場合、燃焼用バーナー
72の炎はループ状に回つている間に冷却されて
熱風だけとなつて収納塔本体1内に送風され、そ
の内部の温度は約200℃〜300℃前後になるため、
紙おむつは蒸し焼きの状態となるのである。この
収納塔本体1内部においては、前記熱風が送風さ
れると、攪拌羽根4とカツター5が回転軸3と共
に緩やかに正回転される。前記攪拌羽根4によつ
て底部の紙おむつは上方へ持上がり、持上げられ
た紙おむつを前記カツター5によつて細かく刻ま
れる。又、それらは攪拌されるに従い次第に乾燥
し、炭化に近い状態となる。また収納塔本体1内
部に送風された前記熱風は紙おむつを蒸し、収納
塔本体1内部で発生するガスと共に上方から排気
筒8を経て排気されるが、この内部で発生したガ
スは空気中に放出される手前、つまり前記排気筒
8の上部で脱臭用バーナー91によつて燃焼され
て無臭化したガスとして排気されるのである。
紙おむつが乾燥し、炭化に近い状態になつた
後、収納塔本体1の排出口1bを開ける。次に回
転駆動手段10によつて回転軸3を逆回転させ
る。すると回転軸3が反転され、攪拌羽根4も逆
回転するため、収納塔本体1内部の炭化に近い紙
おむつの残留物は前記攪拌羽根4の中央部に寄せ
集められる。集められた残留物は前記排出口1b
から下部の受箱6に粉末状となつて落下する。該
受箱6がほぼ一杯に溜つた後、その残留物を圧縮
手段11で圧縮して高密度化し、それを受箱6か
ら放出して処分する。尚、前記残留物の処分につ
いて詳細に説明すると、先ず残留物を排出するた
めに、箱枠61上面中央の開口部61aが塞がれ
ている押板62を圧縮手段11でバネ付き蓋63
と反対側に摺動させることにより排出口1aが開
かれる。すると、収納塔本体1内部で粉末状とな
つた残留物が落下し[第4図b参照]、前記箱枠
61の内部がほぼ一杯に溜つた後、前記押板62
をバネ付き蓋63側に摺動させて残留物を圧縮
し、この工程を繰返す[第4図c参照]。この圧
縮工程を数回繰返して行い、残留物が高密度化さ
れて一定圧力以上、例えば5〜10Kg/cm2の適宜圧
力以上になると、バネ付き蓋63が開き[第4図
d参照]、更に前記押板62を数回往復摺動する
と、前に高密度化した残留物は受箱6から放出さ
れ、収納塔本体1内部が空になるまで残留物を処
理する。この処理された残留物は高密度化してい
るため、取扱いが容易で後処理も簡単となるので
ある。
新たに次のものを処理する場合には、使用済み
の紙おむつを投入口1aに投入する前に、予め開
口部61aを押板62で塞ぎ[第4図a参照]、
収納塔本体1の排出口1bを閉め、また前記回転
駆動手段10によつて回転軸3を正回転可能にさ
せておく。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する
と、1は上部に投入口1aを設け、下部に排出口
1bを設けた円筒状のステンレス製収納塔本体で
あり、該収納塔本体1の底部はテーパーを設けて
紙おむつが中心に集まり易い形状にする。2は収
納塔本体1内部中心に配した軸受であり、3は軸
受2に軸支されると共に収納塔本体1の上部より
底部に達し回転可能な回転軸である。尚、該回転
軸3の上部は収納塔本体1上部から突出してい
る。4は収納塔本体1底部内に配置された攪拌羽
根であり、該攪拌羽根4は回転軸3と固着する。
尚、この攪拌羽根4は、正回転させると紙おむつ
を上方へ向けて攪拌し、逆回転させると攪拌羽根
4の中央に寄せ集めるような形状の翼が配置され
ている。5は攪拌羽根4と軸受2の中間に配した
カツターであり、該カツター5は回転軸3と固着
している。また前記カツター5の形状は−形状或
いは+形状である。6は排出口1b下部に設けた
受箱であり、該受箱6は上面中央に開口部61a
を有した四角筒状の箱枠61と、該箱枠61内を
摺動して前記開口部61aの開閉自在な逆L字状
の押板62と、前記押板62を設けた反対側の箱
枠61側面に取付けられたバネ付き蓋63とによ
つて構成する。尚、前記バネ付き蓋63は粉末状
の残留物が押板62で押されて高密度化し、更に
一定圧力以上、例えば5〜10Kg/cm2の適宜圧力以
上になつた時に開くようにバネの強さを設定して
いる。7は収納塔本体1内部に送風可能な熱風送
風手段であり、該熱風送風手段7には、収納塔本
体1の底部外周に設けた炎道71と、該炎道71
入口側に設けた燃焼用バーナー72と、その燃焼
用バーナー72に送風するための燃焼バーナー用
フアン73などがある。尚、前記炎道71の内部
はラセン状に形成されており、この炎道71に燃
焼用バーナー72の炎が通過すると、収納塔本体
1内部を加熱しながら炎の熱が奪われて熱風だけ
が供給されるため、収納塔本体1内部において
は、燃焼させるのでは無く、蒸し焼き状態として
処理する構造と成している。8は収納塔本体1の
上部に設けた排気筒である。9は排気筒8上部に
設けた防臭手段であり、この防臭手段9には、排
出されるガスを燃焼させて脱臭するための脱臭用
バーナー91と、該脱臭用バーナー91に送風す
るための脱臭バーナー用フアン92とがある。
尚、前記燃焼用バーナー72及び脱臭用バーナー
91はガス用或は電気用を用いる。10は収納塔
本体1の上部に設けた回転駆動手段であり、該回
転駆動手段10には、回転軸3を駆動させる駆動
装置10aと、前記回転軸3の上部を軸支する軸
受10bと、前記回転軸3の上部と固着したギヤ
ー10cと、該ギヤー10cとチエーン10eを
介して連動するギヤー10dとがある。11は押
板62と連結しそれを水平に往復運動させるため
の圧縮手段であり、該圧縮手段11としては往復
運動するギヤーを利用した構造のもの、或はエア
ーシリンダー塔を用いる。尚、前記圧縮手段11
は押板62を往復運動させることにより、圧縮作
用を行う他に排出口1bの開閉作用も行う。12
は投入口1aを覆う蓋であり、13は蓋12を開
閉するためのつば錘付き開閉レバーである。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
使用済みの紙おむつを乾燥させると共に炭化
に近い状態に処理出来るので、汚物の臭いを殆
ど残留物に残さずに処理出来る。
従来の如く紙おむつをビニール袋等に密封し
て地中に埋めたり、生ゴミと共に燃やすことな
く、紙おむつ専用処理機として開発されたの
で、病院や痴呆症老人ホームにおいて使用すれ
ば、使用済みの紙おむつを効率良く処理し、且
つ悪臭が処理中及び残留物にも殆ど無い状態で
衛生的に処理でき、処理後の残留物が減少し、
後の処分も簡単となる。
処理後の残留物は炭化に近い状態であるの
で、地中に埋めたりせず、肥料用として利用す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す断面図、第2図は
第1図A−A′線に沿つた断面図、第3図は平面
図、第4図a〜dは受箱の作用を示す説明図であ
る。 1……収納塔本体、1a……投入口、2……軸
受、1b……排出口、3……回転軸、4……攪拌
羽根、5……カツター、6……受箱、7……熱風
送風手段、8……排気筒、9……防臭手段、10
……回転駆動手段、11……圧縮手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上部に投入口1aを設け、下部に排出口1b
    を設けた円筒状の収納塔本体1には、その内部
    中心に軸受2を配し、該軸受2に軸支されると
    共に前記収納塔本体1の上部より底部に達し回
    転駆動手段10で回転可能な回転軸3を設け、
    更に前記収納塔本体1底部内には、攪拌羽根4
    と、それと前記軸受2の中間にカツター5とを
    配すると共にそれらを回転軸3に固着させ、前
    記排出口1b下部に受箱6を、その外周には前
    記収納塔本体1内部に送風可能な熱風送風手段
    7を設け、前記収納塔本体1の上部に防臭手段
    9付きの排気筒8を設けたことを特徴とする紙
    おむつ処理機。 2 前記受箱6は、前記排出口1bを開閉自在と
    する圧縮手段11を備えた請求項1記載の紙お
    むつ処理機。
JP9294190U 1990-09-04 1990-09-04 Expired - Lifetime JPH0541839Y2 (ja)

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JPH0450188U JPH0450188U (ja) 1992-04-28
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JP2021100740A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 株式会社Lixil 汚物処理装置

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JPH0450188U (ja) 1992-04-28

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