JPH0541801B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はエンジンの弁列構造体に係り、特に、
エンジンにおけるシリンダバンクのための吸気弁
及び排気弁を作動させるようにロツカシヤフト上
に位置したロツカアームを具備したエンジンの弁
列構造体に関する。

技術的背景 関連するロツカシヤフト上でのロツカアームの
軸方向の位置決めを行なうための種々の配列、構
造が、ロツカシヤフトに枢着したロツカアームを
有するエンジンに使用されている。例えば、２つ
の耳部即ちフランジ付管状スペーサを有しロツカ
シヤフトに押付けられた摩耗パツドを使用してロ
ツカシヤフト上でのロツカアームの軸方向の整合
を達成していた。

しかし、この種のエンジンにおける弁列構造体
の製造費用を低減し、それと同時に弁列構造体の
機素の信頼性を向上させる要望が依然として存在
する。弁列構造体の製造費用を低減し信頼性を向
上させる手段として現在考えられている１つの方
法は、組立て者により手動式に又はロボツト装置
により例えばエンジンのシリンダヘツドに直接取
付けることのできる弁列の補助組立体を多く使用
することである。

発明の摘要 本発明はエンジンのシリンダバンクのための弁
列モジユールに関し、弁列モジユールは一対の平
行で離隔したロツカシヤフトを位置決めできる回
転防止ガイドを具備したロツカ位置決め装置を含
み、一方のロツカシヤフトは吸気弁を作動させる
ために使用するロツカアームを枢動可能に支持
し、他方のロツカシヤフトは対応するシリンダの
ための排気弁を作動させるために使用するロツカ
アームを枢動可能に支持し、各ロツカアームは対
応するカム作動の液圧高速作動調整器リフターに
より作動せしめられ、ロツカ位置決め装置は高速
作動調整器リフターの回転を阻止するように形成
される。弁列モジユールはユニツト組立体として
組立てることができ、試験でき、エンジンのシリ
ンダヘツドに直接取付けるようにエンジン機構に
組込むことができる。

それ枯、本発明の主目的は、必要なら、エンジ
ンのインラインシリンダのバンクに取付ける前
に、ユニツト組立体として試験でき運搬できる弁
列モジユールとして組立てることのできる弁列構
造体を提供することである。

本発明の別の目的は、ロツカ位置決め及び回転
防止ガイドを備えたモジユールとして組立てら
れ、シリンダのインラインバンク内の対応するシ
リンダのための関連する吸気弁及び排気弁を作動
させるようにロツカアームを位置決めすべくロツ
カ位置決め装置により位置決めされるロツカアー
ムを枢動可能に支持する一対のロツカシヤフト
を、ロツカ位置決め及び回転防止ガイドにより、
位置決めし、ロツカ位置決め装置を、ロツカアー
ムを作動させるために使用するカム作動の液圧高
速作動調整器リフターのための回転防止装置とし
ても機能させるようにした、エンジンのための弁
列構造体を提供することである。

実施例 以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説
明する。

図面には、回転防止装置を有するロツカ位置決
め装置を備えた本発明の弁列モジユールの好適な
実施例が、単なる図示の目的で、エンジンで駆動
するカムシヤフトにより往復運動する液圧高速作
動調整器型式のローラ弁リフターによつて作動せ
しめられるロツカアームを有する型式の４シリン
ダインラインエンジンにおける４つのシリンダの
バンクのために使用した状態で示してある。

第１図を参照すると、上記エンジンの一部が示
してあり、このエンジンは、従来のように、シリ
ンダヘツド１により一部を画定された１列のイン
ラインシリンダを具備したエンジンブロツクを有
する。

長手方向に離隔した一対のポペツト型吸気弁１
１（１つのみを示す）は対応するステムを有し、
これらのステムは、対応するシリンダ（図示せ
ず）のシリンダヘツド１に設けた関連する吸気ポ
ート（図示せず）を開閉するため、シリンダヘツ
ド１に設けた適当なステム案内ボア（図示せず）
内で往復運動する。各対の吸気弁１１から横方向
に離れて位置したポペツト型の排気弁１２は、関
連するシリンダ（図示せず）のシリンダヘツド１
の関連する排気ポート（図示せず）を開閉させる
ため同様なステム案内ボア（図示せず）内で往復
運動するステムを有する。

従来のように、各シリンダの吸気弁１１及び排
気弁１２は、通常、関連する弁復帰バネ１５によ
り閉弁位置へ偏倚せしめられている。弁復帰バネ
１５の一端はシリンダヘツド１の表面に係合し、
他端は、対応する吸気分１１又は排気弁１２の関
連するステムの上方自由端に隣接して普通の方法
で固定した適当なバネ保持具１６に係合してい
る。

各吸気弁１１は、普通の方法で中間をロツカシ
ヤフト２０に枢着された対応するロツカアーム１
７により作動せしめられ、一方、各排気弁１２
は、中間をロツカシヤフト２１に枢着された対応
するロツカアーム１８により作動せしめられる。
図示の構造においては、ロツカシヤフトは中実で
あり、それ故、ロツカアームの潤滑は当業界で既
知のスプレー潤滑法により行なう。この潤滑法は
本発明に直接関係しないので、説明を省く。しか
し、当業界で既知のように、ロツカシヤフト２
０，２１を中空にして、当業界で既知の方法によ
りロツカアームを直接潤滑することも可能であ
る。

従来のように、ロツカシヤフト２０，２１は、
シリンダヘツド１の長手方向に沿つて離間して位
置した直立のロツカシヤフトペデスタル２２上で
平行な関係にて支持され、第２図に示すように、
ロツカシヤフト２０，２１の上方の平坦な機械加
工した表面２０ａを通つて延びるように配置した
貫通開口２３内に収容されたボルト等（図示せ
ず）により固定される。

図示の構造においては、ロツカアーム１７，１
８は同一の形状を呈し、ロツカシヤフト２０，２
１も同じ形状を有するが、装置の際には、ロツカ
シヤフト２１はロツカシヤフト２０に関して180゜
回転させて装着する。各ロツカアーム１７，１８
は普通の液圧ローラ弁リフターの形をした対応す
る液圧高速作動調整器リフター２５により個々に
作動せしめられる。複数個の適当に離隔したイン
ライン垂直リフターガイドボア２６を長手方向に
延びた直立のボス２７内に設け、各ガイドボア２
６はその内部に液圧ローラリフター２５を枢支
し、ローラリフターは、既知の方法でシリンダヘ
ツド１内に回転可能に適当に枢支されたエンジン
駆動のカムシヤフト（図示せず）の対応するカム
（図示せず）により往復運動せしめられる。図示
のように、ボス２７は、液圧ローラリフター２５
へ液圧流体を供給するため普通の方法でエンジン
潤滑油を満たした少なくとも１つの油通路２８を
具備する。

従来のように、液圧ローラリフター２５は中空
の円筒状従動体３０を有し、この従動体の下端
（第１図）は閉じてあり、この従動体内に中空ピ
ストン３１を装着し、ピストンの上端はシール部
材３２により部分的に閉じ、関連するロツカアー
ム１７，１８のアクチユエータアーム端部３４の
硬化した先端３３がシール部材３２に係合してい
る。図示のように、従動体３０の上方の開いた端
部は、その内表面に、一組の対向する平坦部３０
ａを具備する。液圧ローラリフター２５自体は本
発明の一部を構成しないので、この種のリフター
の詳細な説明は省く。この種の液圧高速作動調整
器型リフターの内部構造及び機能は既知であり、
例えば米国特許第3139078号明細書に開示されて
いる。

本発明の特徴によれば、ロツカ位置決め及び非
回転ガイド４０は、ロツカシヤフト２０，２１を
支持し、これらのロツカシヤフト上でロツカアー
ム１７，１８をそれぞれ位置決めし、弁列モジユ
ールのために役立ち、シリンダヘツド１に組込ん
だときには液圧ローラリフター２５の回転を阻止
するように作動する。

図示の実施例においては、第４図に明示するよ
うに、例えば金属シートから成るロツカ位置決め
及び非回転ガイド４０は、複数部品の組立体とし
て形成され、第１及び第２のロツカ非回転部材４
１，４２と、後述する方法で適当に相互固着した
一対のロツカシヤフト支持体４３とを含む。

ほぼＵ字状を呈した第１ロツカ非回転部材４１
は、その両側縁に直立の脚部５１，５２を一体的
に具備した長手方向に延びるベース５０を含み、
これらの脚部はベースに対し実質上直角に形成さ
れ、これら脚部間の間隔は、液圧ローラリフター
２５の従動体３０の対向する平坦部３０ａを滑動
可能に収容できるように、選択する。ロツカ非回
転部材４１のベース５０の一端部には中央開口５
３を設け、この開口にフアスナー（図示せず）を
挿通することによりベース５０をシリンダヘツド
１のボス２７に固定する。ベース５０の他端部は
二股に分岐して、ベース５０と同一面内の平坦な
フインガ５４と、実質上ベース５０の材料の厚さ
に等しい値だけ該同一面から上方に持上がつた隆
起フインガ５５とを形成する。隆起フインガ５５
とベース５０との連結部は停止肩部５５ａを構成
する。

図示の構造においては、ベース５０は、その両
端部の中間に、２組の離隔した開口５６を備え、
各開口は２つの対向した半円形セグメント５６ａ
により一部を画定され、これらのセグメントの縁
部は脚部５１，５２で終端しており、これらのセ
グメント５６ａ間の公称内径は液圧ローラリフタ
ー２５の従動体３０の外径より大きく選定し、も
つて各開口５６が対応する液圧ローラリフター２
５の従動体３０を緩く収容してこの従動体の往復
運動を許容する。一方、対向する脚部５１，５２
がリフターのための回転防止手段として機能す
る。

ベース５０の二股端から数えて第１番目及び第
３番目の開口５６にそれぞれ隣接する脚部５１は
切込みを有し、もつて矩形の開口５７を画定し、
この矩形開口の底縁はベース５０の上方所定の高
さ位置にあり、脚部５１の材料は一対の適当に離
隔したロツカガイドフランジ即ちロツカ位置決め
フランジ５８を形成するように屈曲しており、こ
れらのフランジは脚部５１に対して直角に屈曲し
ていて関連する開口５６の上方で横方向方包に延
び、関連するロツカアームの作動位置を維持す
る。更に、第２番目及び第４番目の各開口５６に
隣接する脚部５１は関連する直立の逆Ｌ字状アー
ム６０を一体的に具備し、このアームは、その脚
部６０ａがベース５０及び関連する開口５６の上
方所定の高さで横方向内方へ延びるように屈曲し
ており、この脚部６０ａは、組立て期間中及び運
搬期間中関連するロツカアームのためのストツプ
として作用し、また、第１図に示すように、シリ
ンダヘツド１に装着したときには、ロツカアーム
の正常な枢動運動を許容して、（第１図に示す吸
気弁１１の如き）関連する弁の適正な開閉運動を
行なわせる。

ベース５０の二股端から数えて第２番目及び第
４番目の各開口５６に隣接した脚部５２も切込み
を有し、もつて矩形の開口５７を画定し、この矩
形開口の底縁はベース５０の上方所定の高さ位置
にあり、脚部５２の材料は一対の離隔したロツカ
位置決めフランジ５８を形成するように屈曲して
いる。更に、第１番目及び第３番目の各開口５６
に隣接する脚部は５２は関連する直立の逆Ｌ字状
アーム６０を一体的に具備し、このアームは、そ
の脚部６０ａがベース５０及び関連する開口５６
の上方所定の高さで横方向内方へ延びるように屈
曲しており、この脚部６０ａは前述した目的のた
めに関連するロツカアームの枢動運動に対するス
トツプとして作用する。

また、図示のように、第１ロツカ非回転部材４
１のベース５０は、２組の開口５６の中間に、一
対の離隔した開口６１を備え、これにより関連す
るロツカシヤフト支持体４３を、例えばリベツト
等によりベース５０の下面に固定することができ
る。

この目的のため、各ロツカシヤフト支持体４３
は、ベース５０の開口６１の間隔と同じ間隔で離
間した一対の開口７１を有する平坦なベース７０
を具備している。ベース７０は、その両側端部
に、横方向に延びたベース脚部７０ａを一体的に
備え、各ベース脚部は直立の半円筒状バネクリツ
プ７２で終端しており、バネクリツプは、関連す
るロツカシヤフト２０，２１を支持し強固に把持
するようにロツカシヤフトにスナツプ係合できる
ような適当な公称内径を有する。第４図に明示す
るように、各バネクリツプの自由端は、好適に
は、外側へ曲がつたカム傾斜表面部分７３を備
え、バネクリツプ７２内へのロツカシヤフトの進
入を容易にする。

第２ロツカ非回転部材４２及びこれに関連する
ロツカシヤフト支持体４３は、第１ロツカ非回転
部材４１及びこれに関連するロツカシヤフト支持
体４３と構造及び組立状態が同じであり、従つ
て、第２ロツカ非回転部材４２及びこれに関連す
るロツカシヤフト支持体４３については詳細な説
明を省略する。

しかし、第２，３，４，５図に示すように、組
立てるときには、第２ロツカ非回転部材４２は第
１ロツカ非回転部材４１に関して180゜回転（逆
転）させて相互接合し、第１部材４１の隆起フイ
ンガ５５が第２部材４２の平坦フインガ５４の真
上にくるようにし、第２部材４２の隆起フインガ
５５も第１部材４１の平坦フインガ５４の真上に
くるようにする。このように接合即ち結合しと
き、これらの上下に離隔した組をなすフインガ５
４，５５は、ロツカ位置決め及び非回転ガイド４
０の中央部分をシリンダヘツドのボス２７に固定
するために使用する適当なフアスナー（図示せ
ず）を受入れるための細長い開口６３を画定す
る。

第５，６図には運搬用パレツト１００を示し、
このパレツトは、構造的には、図示の構造におい
ては本発明の弁列モジユールのための運搬コンテ
ナとして使用でき、本発明のロツカ位置決め及び
非回転ガイド４０を備えた弁列モジユールを組立
てるのに使用する組立て構体と同じである。

運搬用パレツト１００はベース１０１と、フア
スナー１０３によりベースの両端に隣接して固定
された直立の支持体１０２とから成り、好適に
は、同様な直立支持体１０２を外側（アウトボー
ド）の支持体１０２間の中央に配置する。第６図
に明示するように、各直立支持体１０２は、ロツ
カシヤフト２０，２１を収容するような寸法の離
隔したＶ字状グループ１０４と、中央の矩形のカ
ツトアウト部分とを具備する。外側の直立支持体
１０２においては、ロツカシヤフト２０，２１の
アウトボード（外側）開口２３内に挿入されるよ
うにそれぞれのＶ字状グルーブ１０４内で中央上
方に延びるように適当なガイドピン１０６を固定
する。

図示の構造においては、第６図に明示するよう
に、複数個の離隔し垂直方向に延びた支持ピン１
０７を設け、これらのピンをベース１０１の両側
に適当に固定して、ロツカアーム１７，１８の弁
作動端部を支持する。これらのピン１０７はベー
ス１０１に適当に固定した平行な側壁１１０の内
側に位置する。図のように、各側壁は関連するロ
ツカアーム１７，１８の弁作動（アクチユエー
タ）端部を受入れるように位置した垂直の離隔し
たＶ字状ノツチ１１１を具備する。

図示の構造においては、第６図に明示するよう
に、中央の長手方向に延びたペデスタル１１２を
ベース１０１に適当に固定してあり、このペデス
タルは離隔した円形のボス１１４を有し、各ボス
１１４は、関連するロツカアーム１７，１８の他
端を支持するために所定の高さまで、ロツカ入位
置決め及び非回転ガイド４０の関連する開口５６
を貫通して上方に延びる。更に、ガイド４０の開
口５６を貫通するような位置に、ペデスタルに関
連させて1/4回転バネ負荷トグルクランプ１１５
を配置して、第１及び第２ロツカ非回転部材４
１，４２をそれぞれ押え付けするように第５図の
位置へ回転させる。

しかし、必要なら、ペデスタル１１２は省略し
てもよい。その理由は、パレツト１００に支持さ
れたときに第１及び第２ロツカ非回転部材４１，
４２はそれぞれロツカアーム１７，１８の枢動運
動を制限するように動作するからである。

運搬用パレツト１００については、ロツカ位置
決め及び非回転ガイドを備えた本発明の弁列モジ
ユールの種々の部品を組立てるのに使用する組立
て構体と構造的及び機能的に同じようにすべく
種々の素子で構成したパレツトを説明したが、パ
レツトはモールド成形運搬パレツトの如き簡単な
構造のものでもよい。

以上の説明から、本発明は、必要なら、エンジ
ンの適所に組込む前に、組立てでき、試験でき、
運搬できる弁列構造体を提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、シリンダのインラインバンクのため
の弁列を示し、本発明に係るロツカ位置決め及び
リフター回転防止装置を備えた弁列モジユールの
好適な実施例を合体したエンジンの一部を示す横
断面図、第２図は、第１図のエンジンの弁列モジ
ユール自体の上面図、第３図は、第２図の弁列モ
ジユール自体の側面図、第４図は、第３図のロツ
カ位置決め及びリフター回転防止装置自体の分解
斜視図、第５図は、運搬パレツトに装着した第２
図の弁列モジユール自体の上面図、第６図は、第
５図の運搬パレツト、弁列モジユール及び組立体
の端面図である。 符号の説明、１……シリンダヘツド、１１……
吸気弁、１２……排気弁、１７，１８……ロツカ
アーム、２０，２１……ロツカシヤフト、４０…
…ロツカ位置決め及び非回転ガイド、４１，４２
……ロツカ非回転部材、４３……支持体、５０…
…ベース、５１，５２……脚部、５３……中央開
口、５６，５７……開口、５８……フランジ、７
２……バネクリツプ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 軸方向に離隔した装着用開口を有する第１ロ
   ツカシヤフトに枢着された第１ロツカアーム及び
   軸方向に離隔した装着用開口を有する第２ロツカ
   シヤフトに枢着された第２ロツカアームを介して
   エンジンのシリンダヘツドに関連する吸気弁及び
   排気弁を作動させる位置において該シリンダヘツ
   ドに装着するようにした弁列構造体であつて、前
   記第１及び第２ロツカアームが液圧ローラ弁リフ
   ターを介してエンジンのエンジン駆動カムシヤフ
   トにより作動せしめられ、該各ローラ弁リフター
   がその両側にガイド平坦部を有している前記弁列
   構造体において、 前記弁列構造体が、試験できかつ運搬できしか
   も前記シリンダヘツドに装着できる弁列モジユー
   ルとして組立てられ、該弁列モジユールが、長手
   方向に延びたＵ字状の位置決め及び非回転手段４
   １，４２と、２個以上の長手方向に離隔し横方向
   に延びたロツカシヤフト支持体４３とから成るロ
   ツカ位置決め及び非回転ガイド４０を含み；該各
   ロツカシヤフト支持体が、該ロツカシヤフト支持
   体により、前記第１及び第２ロツカシヤフト２
   ０，２１を相互に離隔して平行にしかも前記Ｕ字
   状位置決め及び非回転手段に対して離隔して平行
   に保持し支持するためのバネクリツプ７２の形を
   した対向するアウトボード端部を有し；前記Ｕ字
   状位置決め及び非回転手段４１，４２が、ベース
   ５０と、このベースの両側に一体的に形成した第
   １及び第２の直立壁手段５１，５２とを含み；該
   ベースが、シリンダヘツドへの取付け用のボルト
   収容開口５３と、前記液圧ローラ弁リフターの数
   と同数の離隔した第２開口５６とを有し；該各第
   ２開口が対応する前記液圧ローラ弁リフターを滑
   動可能に収容できる寸法を有し；前記第１及び第
   ２直立壁手段が、前記液圧ローラ弁リフターの回
   転を阻止すべく該液圧ローラ弁リフター上の前記
   ガイド平坦部と共働する離間した平坦部を画定
   し；前記第１直立壁手段５１及び第２直立壁手段
   ５２の各々が複数個の切込み付開口５７を有し；
   該各切込み付開口が、前記第１ロツカシヤフト２
   ０及び第２ロツカシヤフト２１上の対応する前記
   第１及び第２ロツカアームをそれぞれ滑動可能に
   収容し位置決めすべく、一対の離隔し内方へ延び
   たロツカ位置決めフランジ５８により部分的に画
   定されている； ことを特徴とする弁列構造体。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載のロツカ位置決
   め及び非回転ガイドを具備した弁列構造体におい
   て、前記第１直立壁手段５１が直立の逆Ｌ字状の
   アーム６０を含み、該各アーム６０が前記第２直
   立壁手段５２上の前記ロツカ位置決めフランジ５
   ８の対応する対間に及び該対の方へ延びた脚部６
   ０ａを有し、前記第２直立壁手段が直立の逆Ｌ字
   状のアーム６０を含み、該各アームが前記第１直
   立壁手段上の前記ロツカ位置決めフランジの対応
   する対間に及び該対の方へ延びた脚部６０ａを有
   し、前記脚部の各々が関連する前記ロツカアーム
   の一方向への枢動運動を制限するように位置して
   いる弁列構造体。 ３ 特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の弁
   列構造体において、前記離隔し内方へ延びたロツ
   カ位置決めフランジが前記第１ロツカシヤフト及
   び第２ロツカシヤフト上で前記第１及び第２ロツ
   カアームを所定の軸方向作動位置に位置決めし保
   持する弁列構造体。