JPH0541785U - 印刷紙の乾燥装置 - Google Patents

印刷紙の乾燥装置

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JPH0541785U
JPH0541785U JP9206291U JP9206291U JPH0541785U JP H0541785 U JPH0541785 U JP H0541785U JP 9206291 U JP9206291 U JP 9206291U JP 9206291 U JP9206291 U JP 9206291U JP H0541785 U JPH0541785 U JP H0541785U
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JP
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printing
paper
dryer
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Application number
JP9206291U
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Inventor
健次 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷紙乾燥時の火じわの防止を図った。 【構成】 印刷紙1のドライヤ4上流側に同印刷紙1を
表裏から加圧しつつ水分を供給する1対のローラ10を
設けたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はヒートセットインキを使用する印刷紙の乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
商オフ用インキはヒートセット型が主に使用されている。この為、図5に示す 様に、印刷ユニット5を通過した印刷紙1はドライヤ4に導かれ、ここで印刷紙 1全体が熱風等で加熱される。その際、印刷部2はインキ膜の抵抗を受け、紙中 の水分蒸発量が白紙部3に比べ少ない。紙は含水率が低下すると収縮する性質が あるので、この乾燥工程で印刷部2が白紙部3に比べ収縮量が少ないと(即ち、 相対的に長くなってしまうと)、同一印刷紙上で白紙部3と印刷部2が共存する 印刷物の場合、印刷部2が座屈し、しわとなる。この状態でドライヤ出口の冷却 部でインキ膜が固化される(インキは熱可塑性)としわも固定される。これが図 6に示す火じわ7である。
【0003】 この火じわを軽減するため、図5に示すように帯電装置6を設けドライヤ前で 印刷紙に帯電させ白紙部に選択的に水分を吸着させることにより、ドライヤ後の 白紙部と印刷部の含水率を同じレベルに保とうとするものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来例のように帯電装置で印刷部の含水率を同レベルに保つものでは 高速(現状8w/s程度、将来はこれの約2倍)で走行する印刷紙に、確実に吸 着させるには、電源容量や伴流空気のカット方法、水の浸透深さ等実用上の課題 が多い。
【0005】 特に、付着させた水が紙の表面だけに止まり、紙層内部への浸透が不十分な場 合は、ドライヤの中でこの付着させた水は短時間で蒸発してしまい、付着の効果 は極めて少ないことになる。 本考案は、かかる問題点に対処するため開発されたものであって高速で走行す る印刷紙に確実に水を吸着させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1及び図2を 用いて説明すると本考案は印刷紙1のドライヤ4上流側に同印刷紙1を表裏から 加圧しつつ水分を供給する1対のローラ10を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
水分が紙層に浸透する速さは、水分に掛かる圧力によって決まる。図3は加圧 力と浸透深さの関係を現すものである。例えば、10w/sで走行する印刷紙に 200mmの加溝ゾーンで水分を浸透させる場合、200/10,000=0. 02秒で完了させねばならない。これを大気圧で達成させることは無理である。
【0008】 本考案の場合は、図1及び図2に示す様に印刷紙に直接加圧する構造なので、 加圧力が十分であり、加圧時間は短くても(ニップ幅10mmの時10/10, 000=0.001秒)浸透は十分である。 又、水分の浸透深さと蒸発速度の関係は図4に示す通りとなるので、浸透深さ が十分に取れる本考案の場合は白紙部の蒸発が抑制される。一方、印刷部はイン キが疎水性なので、追加された水はインキ表面に止まる。従って、印刷部に追加 された水は短時間に蒸発し、紙層内に元に含まれていた水分の蒸発速度への影響 はほとんどない。かくして、本考案の方法で追加する水の量を適正にすればドラ イヤ出口の白紙部と印刷部の水分を同じレベルに保持出来、火じわが大幅に軽減 される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の1実施例を示す。ドライヤ4の前方(ウエブ入口側)に設置さ れた1対の水着ローラ10が印刷紙1を表裏から加圧している。水着ローラ10 には図示しない水の供給装置から(例えば、水供給ローラに接する場合、水着ロ ーラ10表面を多孔質とし、内部から供給する等)水が連続的に補給される。
【0010】 図2は本考案の他の実施例である。実施例1に比べ水着ローラ10の入口に水 スプレー装置11を備えている点が異なる。印刷速度やインキ、絵柄によっては 、インキが水着ローラ10の表面に付着し、不具合を生ずる場合もあるので、予 めスプレー装置11で軽くインキ面に水を付着させることにより、水着ローラ1 0と印刷部2の直接接触を回避し、インキの付着を防止している。
【0011】
【考案の効果】
このように本考案によるときはドライヤ上流側に印刷紙を表裏から加圧しつつ 水分を供給する1対のローラを設けたものであるから水分付着ローラは、その水 分量や加圧力を紙種、絵柄、印刷紙速度等に応じ適正に設定出来るので、あらゆ るケースでもドライヤ出口の白紙部と印刷部の含水率を同一レベルに調整出来、 火じわ軽減に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】紙層への水分浸透速さの説明図である。
【図4】水分の浸透深さと蒸発速度の関係図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】火じわの説明図である。
【符号の説明】
1 印刷紙 4 ドライヤ 10 ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷紙のドライヤ上流側に同印刷紙を表
    裏から加圧しつつ水分を供給する1対のローラを設けた
    ことを特徴とする印刷紙の乾燥装置。
JP9206291U 1991-11-11 1991-11-11 印刷紙の乾燥装置 Pending JPH0541785U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163278A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Dainippon Printing Co Ltd ウェブ状印刷紙のカール防止方法及び装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02235747A (ja) * 1989-03-10 1990-09-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ひじわ発生防止装置
JPH03143861A (ja) * 1989-10-31 1991-06-19 Dynic Corp コート紙のカール矯正法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971104