JPH0541751B2 - - Google Patents
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- JPH0541751B2 JPH0541751B2 JP61309415A JP30941586A JPH0541751B2 JP H0541751 B2 JPH0541751 B2 JP H0541751B2 JP 61309415 A JP61309415 A JP 61309415A JP 30941586 A JP30941586 A JP 30941586A JP H0541751 B2 JPH0541751 B2 JP H0541751B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- press
- belt
- fluorinated
- rubber layer
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、抄紙機における面圧プレス用加圧ベ
ルトに関する。
ルトに関する。
抄紙機の面圧ニツププレス(ENP)用の加圧
ベルトとして面圧プレス用加圧ベルトが使用され
ている。かかる面圧プレス用加圧ベルトの構造
は、ポリエステル繊維やナイロン繊維からなる基
体の内面にアクリロニトリルブタジエンやアクリ
ルゴムのようなミラブルタイプのゴム層を形成す
るか、ウレタンゴムのような注型タイプの液状の
ゴム層を形成したものになつている。
ベルトとして面圧プレス用加圧ベルトが使用され
ている。かかる面圧プレス用加圧ベルトの構造
は、ポリエステル繊維やナイロン繊維からなる基
体の内面にアクリロニトリルブタジエンやアクリ
ルゴムのようなミラブルタイプのゴム層を形成す
るか、ウレタンゴムのような注型タイプの液状の
ゴム層を形成したものになつている。
しかしながら、近年、この面圧ニツププレスを
新聞紙に適用する試みが行われているが新聞紙用
の面圧プレス用加圧ベルトでは、ベルトが直接湿
紙に接触するため湿紙と接触するベルトの外面は
滑らかである必要がある。このため両面にゴムが
被覆された被覆ベルトが必要となる。しかし、従
来通常用いられているゴムやウレタンからなるベ
ルトは、湿紙との剥離性が悪いため使用できない
問題があつた。
新聞紙に適用する試みが行われているが新聞紙用
の面圧プレス用加圧ベルトでは、ベルトが直接湿
紙に接触するため湿紙と接触するベルトの外面は
滑らかである必要がある。このため両面にゴムが
被覆された被覆ベルトが必要となる。しかし、従
来通常用いられているゴムやウレタンからなるベ
ルトは、湿紙との剥離性が悪いため使用できない
問題があつた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであ
り、湿紙との極めて良好な剥離性を有する面圧プ
レス用加圧ベルトを提供するものである。
り、湿紙との極めて良好な剥離性を有する面圧プ
レス用加圧ベルトを提供するものである。
本発明は、基体の外面に、表面自由エネルギー
が30erg/cm2より小さい値を持つ物質としてのシ
リコーンオイル、フツ化シリコーンオイル、フツ
素オイル、シリコン樹脂粉末、フツ素樹脂粉末の
少なくともいずれか一つを3〜10重量部ブレンド
したポリウレタンゴム層を設けたことを特徴とす
る面圧プレス用加圧ベルトである。
が30erg/cm2より小さい値を持つ物質としてのシ
リコーンオイル、フツ化シリコーンオイル、フツ
素オイル、シリコン樹脂粉末、フツ素樹脂粉末の
少なくともいずれか一つを3〜10重量部ブレンド
したポリウレタンゴム層を設けたことを特徴とす
る面圧プレス用加圧ベルトである。
ここで、表面自由エネルギーが30erg/cm2以下
の物質を採用したのは、30erg/cm2を越えた場合
には疎水性がなくなり湿紙との剥離性が低下する
からである。
の物質を採用したのは、30erg/cm2を越えた場合
には疎水性がなくなり湿紙との剥離性が低下する
からである。
表面自由エネルギーが30erg/cm2以下の物質と
しては、例えばシリコーンオイル、フツ化シリコ
ーンオイル、フツ素オイル、シリコン樹脂粉末、
フツ素樹脂粉末があり、その添加量は50重量部以
下であつて特に3〜10重量部の範囲が好ましい。
しては、例えばシリコーンオイル、フツ化シリコ
ーンオイル、フツ素オイル、シリコン樹脂粉末、
フツ素樹脂粉末があり、その添加量は50重量部以
下であつて特に3〜10重量部の範囲が好ましい。
ウレタンゴムとしては、注型タイプのものが好
ましいが、熱可塑性ウレタンゴム、ミラブルタイ
プのウレタンゴムを使用しても良い。
ましいが、熱可塑性ウレタンゴム、ミラブルタイ
プのウレタンゴムを使用しても良い。
本発明では、ウレタンゴムに表面自由エネルギ
ーが30erg/cm2以下の物質を添加したウレタンゴ
ム混和物層を外面に設けている。ウレタンゴム内
に表面自由エネルギーが30erg/cm2以下の物質を
添加したものにて外面のゴム層を形成すると、ウ
レタンゴムはこの物質との相溶性があまりよくな
いため、ウレタンゴム表面に親水性部と疎水性部
がミクロに存在する。従つて、この被覆を形成る
ことにより湿紙との剥離性が良くなる。
ーが30erg/cm2以下の物質を添加したウレタンゴ
ム混和物層を外面に設けている。ウレタンゴム内
に表面自由エネルギーが30erg/cm2以下の物質を
添加したものにて外面のゴム層を形成すると、ウ
レタンゴムはこの物質との相溶性があまりよくな
いため、ウレタンゴム表面に親水性部と疎水性部
がミクロに存在する。従つて、この被覆を形成る
ことにより湿紙との剥離性が良くなる。
第1図は、本発の一実施例の概略構成を示す説
明図である。図に示す如く、厚さ2mm、幅500mm、
長さ2000mmのエンドレスのナイロン繊維基布(基
体)3aの内面となる片面に周知の手段によつて
ポリウレタンゴム層3bを塗布して硬化後、全体
の厚さ2.8mmになるように研磨した。次いで、外
面となる他面側に下記の配合組成のポリウレタン
ゴム層3cを塗布して硬化後、全体の厚さが3.8
mmとなるように研磨し、ENPベルトとなる面圧
プレス用加圧ベルト3を得た。
明図である。図に示す如く、厚さ2mm、幅500mm、
長さ2000mmのエンドレスのナイロン繊維基布(基
体)3aの内面となる片面に周知の手段によつて
ポリウレタンゴム層3bを塗布して硬化後、全体
の厚さ2.8mmになるように研磨した。次いで、外
面となる他面側に下記の配合組成のポリウレタン
ゴム層3cを塗布して硬化後、全体の厚さが3.8
mmとなるように研磨し、ENPベルトとなる面圧
プレス用加圧ベルト3を得た。
記 重量部
ウレタン(コロネート4090) 100
硬化剤(キユアミンMT) 12
疎水化剤
(シリコンオイルKFT96 300CS) 10
ここで、ウレタンゴム層3cは、ウレタン(コ
ロネート4090)に疎水化剤として表面自由エネル
ギーが30erg/cm2より小さい物質であるシリコン
(シリコンオイルKFT96 300CS)をブレンドし
て硬化剤(キユアミンMT)にて硬化して形成し
たものである。
ロネート4090)に疎水化剤として表面自由エネル
ギーが30erg/cm2より小さい物質であるシリコン
(シリコンオイルKFT96 300CS)をブレンドし
て硬化剤(キユアミンMT)にて硬化して形成し
たものである。
このように構成された面圧プレス用加圧ベルト
3を第2図に示す如く、加圧シユー4上に連続的
に走行させ、その上に被処理体である湿紙5をフ
エルト6を介してプレスロール7により40Kg/cm2
の加える圧力で押圧しながら180m/分の速度で
走行させてその水分の除去を行なつた。その結
果、面圧プレス用加圧ベルト3から湿紙5は容易
に剥離し、紙切れもなく所定の水分の除去を容易
に行なうことができた。
3を第2図に示す如く、加圧シユー4上に連続的
に走行させ、その上に被処理体である湿紙5をフ
エルト6を介してプレスロール7により40Kg/cm2
の加える圧力で押圧しながら180m/分の速度で
走行させてその水分の除去を行なつた。その結
果、面圧プレス用加圧ベルト3から湿紙5は容易
に剥離し、紙切れもなく所定の水分の除去を容易
に行なうことができた。
これと比較するために、基布の外面に下記の組
成のポリウレタンゴム層を形成した点以外は、実
施例のものと同様にして面圧プレス用加圧ベルト
を得た。この面圧プレス用加圧ベルトを用いて第
2図に示す実施例のものと同様の試験を行なつた
ところ、面圧プレス用加圧ベルトと湿紙とがくつ
付き易く紙切れが頻発し、所定の水分の除去は不
可能であつた。
成のポリウレタンゴム層を形成した点以外は、実
施例のものと同様にして面圧プレス用加圧ベルト
を得た。この面圧プレス用加圧ベルトを用いて第
2図に示す実施例のものと同様の試験を行なつた
ところ、面圧プレス用加圧ベルトと湿紙とがくつ
付き易く紙切れが頻発し、所定の水分の除去は不
可能であつた。
記 重量部
ウレタン(コロネート4090) 100
硬化剤(キユアミンMT) 12
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明にかかる面圧プレス
用加圧ベルトによれば、湿紙との極めて良好な剥
離性を有するものである。
用加圧ベルトによれば、湿紙との極めて良好な剥
離性を有するものである。
第1図は、本発明の一実施例の概略構成を示す
説明図、第2図は、同実施例の効果を示すための
説明図である。 3……面圧プレス用加圧ベルト、3a……基
布、3b,3c……ポリウレタンゴム層、4……
加圧シユー、5……湿紙、6……フエルト、7…
…プレスロール。
説明図、第2図は、同実施例の効果を示すための
説明図である。 3……面圧プレス用加圧ベルト、3a……基
布、3b,3c……ポリウレタンゴム層、4……
加圧シユー、5……湿紙、6……フエルト、7…
…プレスロール。
Claims (1)
- 1 基体の外面に、表面自由エネルギーが
30erg/cm2より小さい値を持つ物質としてのシリ
コーンオイル、フツ化シリコーンオイル、フツ素
オイル、シリコン樹脂粉末、フツ素樹脂粉末の少
なくともいずれか一つを3〜10重量部ブレンドし
たポリウレタンゴム層を設けたことを特徴とする
面圧プレス用加圧ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30941586A JPS63159590A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 面圧プレス用加圧ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30941586A JPS63159590A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 面圧プレス用加圧ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63159590A JPS63159590A (ja) | 1988-07-02 |
JPH0541751B2 true JPH0541751B2 (ja) | 1993-06-24 |
Family
ID=17992728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30941586A Granted JPS63159590A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 面圧プレス用加圧ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63159590A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4594536B2 (ja) * | 2001-01-17 | 2010-12-08 | イチカワ株式会社 | シュープレス用ベルト及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5138806A (ja) * | 1974-08-02 | 1976-03-31 | Western Electric Co | |
JPS59192794A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-11-01 | 市川毛織株式会社 | 抄紙機の面圧ニツププレス用加圧ベルト及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP30941586A patent/JPS63159590A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5138806A (ja) * | 1974-08-02 | 1976-03-31 | Western Electric Co | |
JPS59192794A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-11-01 | 市川毛織株式会社 | 抄紙機の面圧ニツププレス用加圧ベルト及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63159590A (ja) | 1988-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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