JPH0541639A - 電気集塵機用パルス電源装置 - Google Patents
電気集塵機用パルス電源装置Info
- Publication number
- JPH0541639A JPH0541639A JP22111591A JP22111591A JPH0541639A JP H0541639 A JPH0541639 A JP H0541639A JP 22111591 A JP22111591 A JP 22111591A JP 22111591 A JP22111591 A JP 22111591A JP H0541639 A JPH0541639 A JP H0541639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- electrostatic precipitator
- voltage
- coupling capacitor
- dust collector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】１台の電源装置でパルス電圧と直流ベース電圧
とを同時に電気集塵機に供給することができるようにす
る。 【構成】パルス発生器から出力されるパルス電圧をパル
ストランス９で昇圧して電気集塵機１０に印加するよう
にした電気集塵機用パルス電源装置において、結合コン
デンサ１１を前記パルストランス９と電気集塵機１０と
の間に介在させ、それぞれ直列接続したダイオード１２
とリアクトル１３とを前記結合コンデンサ１１と並列に
接続するか、またはダイオードを電気集塵機１０と並列
に接続する。これにより、パルス電圧印加後に結合コン
デンサ１１に残った電荷の極性を反転して結合コンデン
サ１１から電気集塵機１０に直流ベース電圧を供給する
ようにしている。
とを同時に電気集塵機に供給することができるようにす
る。 【構成】パルス発生器から出力されるパルス電圧をパル
ストランス９で昇圧して電気集塵機１０に印加するよう
にした電気集塵機用パルス電源装置において、結合コン
デンサ１１を前記パルストランス９と電気集塵機１０と
の間に介在させ、それぞれ直列接続したダイオード１２
とリアクトル１３とを前記結合コンデンサ１１と並列に
接続するか、またはダイオードを電気集塵機１０と並列
に接続する。これにより、パルス電圧印加後に結合コン
デンサ１１に残った電荷の極性を反転して結合コンデン
サ１１から電気集塵機１０に直流ベース電圧を供給する
ようにしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気集塵機用の高圧電源
装置に係り、特にパルス電圧を供給する電気集塵機用パ
ルス電源装置に関する。
装置に係り、特にパルス電圧を供給する電気集塵機用パ
ルス電源装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、電気集塵装置では直流電圧を電
気集塵機の電極に印加する方法の他に、パルス状の電圧
を印加することが行われている。特に、高抵抗ダストを
捕集するには、このパルス荷電が有効と言われている。
このとき、電極にはコロナ放電が開始する付近の低い直
流電圧をベース電圧として加え、この直流電圧にパルス
状の電圧を重畳している。
気集塵機の電極に印加する方法の他に、パルス状の電圧
を印加することが行われている。特に、高抵抗ダストを
捕集するには、このパルス荷電が有効と言われている。
このとき、電極にはコロナ放電が開始する付近の低い直
流電圧をベース電圧として加え、この直流電圧にパルス
状の電圧を重畳している。
【０００３】このようなパルス荷電用の電源装置は、一
般にベース用の直流電源装置と、パルス電源装置の２台
を用いている。
般にベース用の直流電源装置と、パルス電源装置の２台
を用いている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように２種類の電源装置を用いたものは、高価であり、
そのためパルス荷電方式が普及する妨げとなっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、１台
の電源装置でパルス電圧と直流ベース電圧とを同時に供
給することができる安価な電気集塵機用パルス電源装置
を提供することを目的とする。
ように２種類の電源装置を用いたものは、高価であり、
そのためパルス荷電方式が普及する妨げとなっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、１台
の電源装置でパルス電圧と直流ベース電圧とを同時に供
給することができる安価な電気集塵機用パルス電源装置
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、パルス発生器から出力されるパルス電圧を
パルストランスで昇圧して電気集塵機に印加するように
した電気集塵機用パルス電源装置において、結合コンデ
ンサを前記パルストランスと電気集塵機との間に介在さ
せ、それぞれ直列接続したダイオードとリアクトルとを
前記結合コンデンサと並列に接続し、パルス電圧印加後
に結合コンデンサに残った電荷の極性を反転して該結合
コンデンサから電気集塵機に直流ベース電圧を供給する
ことを特徴としている。
するために、パルス発生器から出力されるパルス電圧を
パルストランスで昇圧して電気集塵機に印加するように
した電気集塵機用パルス電源装置において、結合コンデ
ンサを前記パルストランスと電気集塵機との間に介在さ
せ、それぞれ直列接続したダイオードとリアクトルとを
前記結合コンデンサと並列に接続し、パルス電圧印加後
に結合コンデンサに残った電荷の極性を反転して該結合
コンデンサから電気集塵機に直流ベース電圧を供給する
ことを特徴としている。
【０００６】また、前記ダイオードとリアクトルの代わ
りに、ダイオードを前記電気集塵機と並列に接続し、上
記と同様に結合コンデンサから電気集塵機に直流ベース
電圧を供給することを特徴としている。
りに、ダイオードを前記電気集塵機と並列に接続し、上
記と同様に結合コンデンサから電気集塵機に直流ベース
電圧を供給することを特徴としている。
【０００７】
【作用】本発明によれば、結合コンデンサをパルストラ
ンスと電気集塵機との間に介在させ、それぞれ直列接続
したダイオードとリアクトルとを前記結合コンデンサと
並列に接続するか、またはダイオードを電気集塵機と並
列に接続することにより、パルス電圧印加後に結合コン
デンサに残った電荷の極性を反転させる。これにより、
パルス波とパルス波の中間は、結合コンデンサから電気
集塵機に直流ベース電圧を供給できるようにしている。
ンスと電気集塵機との間に介在させ、それぞれ直列接続
したダイオードとリアクトルとを前記結合コンデンサと
並列に接続するか、またはダイオードを電気集塵機と並
列に接続することにより、パルス電圧印加後に結合コン
デンサに残った電荷の極性を反転させる。これにより、
パルス波とパルス波の中間は、結合コンデンサから電気
集塵機に直流ベース電圧を供給できるようにしている。
【０００８】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る電気集塵
機用パルス電源装置の好ましい実施例を詳述する。図１
は本発明に係る電気集塵機用パルス電源装置の一実施例
を示す回路図である。同図において、電源コンデンサ５
は交流電源１から充電用サイリスタ２及び限流リアクト
ル４を経由して充電される。この電源コンデンサ５の充
電電圧は、充電電圧調整回路３によって制御されるサイ
リスタ２のスイッチング動作により所定値になるように
制御される。
機用パルス電源装置の好ましい実施例を詳述する。図１
は本発明に係る電気集塵機用パルス電源装置の一実施例
を示す回路図である。同図において、電源コンデンサ５
は交流電源１から充電用サイリスタ２及び限流リアクト
ル４を経由して充電される。この電源コンデンサ５の充
電電圧は、充電電圧調整回路３によって制御されるサイ
リスタ２のスイッチング動作により所定値になるように
制御される。
【０００９】電源コンデンサ５が充電された後、パルス
制御回路８によって制御されるパルス発生用サイリスタ
６、７のスイッチング動作によりパルス電圧が発生す
る。このパルス電圧は、パルストランス９で電気集塵機
１０の電極間隔に対応した電圧まで昇圧される。結合コ
ンデンサ１１の静電容量は、電気集塵機１０の静電容量
よりも大きな値に設計されており、そのためサイリスタ
６の導通で発生しパルストランス９で昇圧されたパルス
電圧のほとんどは、結合コンデンサ１１を通過して電気
集塵機１０に印加される。そして、電気集塵機１０に充
電された電圧はコロナ放電でエネルギを消費しながら徐
々に低下していく。
制御回路８によって制御されるパルス発生用サイリスタ
６、７のスイッチング動作によりパルス電圧が発生す
る。このパルス電圧は、パルストランス９で電気集塵機
１０の電極間隔に対応した電圧まで昇圧される。結合コ
ンデンサ１１の静電容量は、電気集塵機１０の静電容量
よりも大きな値に設計されており、そのためサイリスタ
６の導通で発生しパルストランス９で昇圧されたパルス
電圧のほとんどは、結合コンデンサ１１を通過して電気
集塵機１０に印加される。そして、電気集塵機１０に充
電された電圧はコロナ放電でエネルギを消費しながら徐
々に低下していく。
【００１０】続いて、パルス制御回路８によってサイリ
スタ７が導通されると、電気集塵機１０に蓄えられた電
荷は電源コンデンサ５に帰還され電気集塵機１０の電圧
は降下するが、電源コンデンサ５の電圧、回路の抵抗等
のために電圧は零とはならず、電気集塵機１０と結合コ
ンデンサ１１には電荷が残る。一方、結合コンデンサ１
１と並列に、直列接続されたダイオード１２とリアクト
ル１３が接続されている。従って、前記結合コンデンサ
１１の残留電荷は、ダイオード１２とリアクトル１３に
よって逆極性に移動し、且つ結合コンデンサ１１は直流
的にはパルストランス９を経て接地されているため、電
気集塵機１０には結合コンデンサ１１の電圧が直流ベー
ス電圧として加わるようになる。
スタ７が導通されると、電気集塵機１０に蓄えられた電
荷は電源コンデンサ５に帰還され電気集塵機１０の電圧
は降下するが、電源コンデンサ５の電圧、回路の抵抗等
のために電圧は零とはならず、電気集塵機１０と結合コ
ンデンサ１１には電荷が残る。一方、結合コンデンサ１
１と並列に、直列接続されたダイオード１２とリアクト
ル１３が接続されている。従って、前記結合コンデンサ
１１の残留電荷は、ダイオード１２とリアクトル１３に
よって逆極性に移動し、且つ結合コンデンサ１１は直流
的にはパルストランス９を経て接地されているため、電
気集塵機１０には結合コンデンサ１１の電圧が直流ベー
ス電圧として加わるようになる。
【００１１】尚、電気集塵機１０はコロナ放電が開始す
るまでは電流が流れず、コロナ放電開始電圧以上の電圧
が印加されると、急激に電流が流れる。このコロナ放電
開始電圧は運転条件で変化するが、本発明による方法で
付与される直流ベース電圧は、結合コンデンサ１１の充
電電流とコロナ放電電流が平衡したコロナ放電開始電圧
付近の電圧となる。
るまでは電流が流れず、コロナ放電開始電圧以上の電圧
が印加されると、急激に電流が流れる。このコロナ放電
開始電圧は運転条件で変化するが、本発明による方法で
付与される直流ベース電圧は、結合コンデンサ１１の充
電電流とコロナ放電電流が平衡したコロナ放電開始電圧
付近の電圧となる。
【００１２】図２は本発明に係る電気集塵機用パルス電
源装置の他の実施例を示す回路図である。尚、図１と共
通する部分には同符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。図２に示す電気集塵機用パルス電源装置は、図１に
示した装置とは結合コンデンサ１１の電圧極性を反転す
る方法が異なる。即ち、図１に示したダイオード１２と
リアクトル１３の代わりに、ダイオード１４を電気集塵
機１０と並列に接続するようにしている。この方式によ
れば、リアクトルを省くことができる。
源装置の他の実施例を示す回路図である。尚、図１と共
通する部分には同符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。図２に示す電気集塵機用パルス電源装置は、図１に
示した装置とは結合コンデンサ１１の電圧極性を反転す
る方法が異なる。即ち、図１に示したダイオード１２と
リアクトル１３の代わりに、ダイオード１４を電気集塵
機１０と並列に接続するようにしている。この方式によ
れば、リアクトルを省くことができる。
【００１３】尚、図１及び図２に示した実施例では電圧
極性が負の場合について説明したが、これに限らず、極
性を反転して電圧極性を正にしてもよい。また、図１で
は結合コンデンサ１１に残った電荷の極性を反転するた
めにダイオード１２とリアクトル１３を用いたが、ダイ
オード１２に流れる瞬時電流を制限するものであれば、
抵抗とリアクトルの組み合わせからなるものでもよい。
極性が負の場合について説明したが、これに限らず、極
性を反転して電圧極性を正にしてもよい。また、図１で
は結合コンデンサ１１に残った電荷の極性を反転するた
めにダイオード１２とリアクトル１３を用いたが、ダイ
オード１２に流れる瞬時電流を制限するものであれば、
抵抗とリアクトルの組み合わせからなるものでもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電気集
塵機用パルス電源装置によれば、１台の電源装置でパル
ス電圧と直流ベース電圧を同時に供給することができ、
安価な電源装置を提供することができる。
塵機用パルス電源装置によれば、１台の電源装置でパル
ス電圧と直流ベース電圧を同時に供給することができ、
安価な電源装置を提供することができる。
【図１】図１は本発明に係る電気集塵機用パルス電源装
置の一実施例を示す回路図である。
置の一実施例を示す回路図である。
【図２】図２は本発明に係る電気集塵機用パルス電源装
置の他の実施例を示す回路図である。
置の他の実施例を示す回路図である。
１…交流電源 ２…充電用サイリスタ ３…充電電圧調整回路 ４…限流リアクトル ５…電源コンデンサ ６、７…パルス発生用サイリスタ ８…パルス制御回路 ９…パルストランス １０…電気集塵機 １１…結合コンデンサ １２、１４…ダイオード １３…リアクトル
Claims (2)
- 【請求項１】 パルス発生器から出力されるパルス電圧
をパルストランスで昇圧して電気集塵機に印加するよう
にした電気集塵機用パルス電源装置において、 結合コンデンサを前記パルストランスと電気集塵機との
間に介在させ、それぞれ直列接続したダイオードとリア
クトルとを前記結合コンデンサと並列に接続し、パルス
電圧印加後に結合コンデンサに残った電荷の極性を反転
して該結合コンデンサから電気集塵機に直流ベース電圧
を供給することを特徴とする電気集塵機用パルス電源装
置。 - 【請求項２】 パルス発生器から出力されるパルス電圧
をパルストランスで昇圧して電気集塵機に印加するよう
にした電気集塵機用パルス電源装置において、 結合コンデンサを前記パルストランスと電気集塵機との
間に介在させ、ダイオードを前記電気集塵機と並列に接
続し、パルス電圧印加後に結合コンデンサに残った電荷
の極性を反転して該結合コンデンサから電気集塵機に直
流ベース電圧を供給することを特徴とする電気集塵機用
パルス電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22111591A JPH0541639A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 電気集塵機用パルス電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22111591A JPH0541639A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 電気集塵機用パルス電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0541639A true JPH0541639A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16761717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22111591A Pending JPH0541639A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 電気集塵機用パルス電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0541639A (ja) |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP22111591A patent/JPH0541639A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR950016886A (ko) | 전기집진장치 | |
| JP2561453B2 (ja) | 電気集塵機用パルス電源 | |
| KR890014202A (ko) | 콘덴서형 용접 전원장치 | |
| JPH0541639A (ja) | 電気集塵機用パルス電源装置 | |
| JPH0523617A (ja) | 電気集塵機用パルス電源装置 | |
| KR102515338B1 (ko) | 전력 스위치를 이용한 고전압 펄스 발생 회로 및 이를 포함하는 전기 집진기 | |
| RU2115214C1 (ru) | Импульсный источник питания электрических аппаратов с коронообразующими разрядными электродами | |
| JPH09322563A (ja) | 高圧発生装置 | |
| JPH0779505A (ja) | 電気自動車用ｄｃ−ｄｃコンバータの出力制御装置 | |
| JP2692466B2 (ja) | 電気集塵装置 | |
| RU2291000C1 (ru) | Устройство для питания электрофильтра (варианты) | |
| SU1201355A1 (ru) | Устройство дл питани электрофильтра | |
| SU1663763A2 (ru) | Генератор пр моугольных импульсов | |
| JP3119105B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
| SU1683127A1 (ru) | Устройство дл зар да и разр да аккумул торной батареи | |
| JP2611996B2 (ja) | パルスレーザ装置 | |
| RU2050682C1 (ru) | Устройство для заряда емкостного накопителя | |
| JPH0638714B2 (ja) | 高電圧極短パルス電源装置 | |
| JPH0234468Y2 (ja) | ||
| SU1297158A1 (ru) | Устройство дл контрол состо ни последовательно соединенных тиристоров | |
| SU543089A1 (ru) | Устройство дл зар да аккумул торной батареи | |
| SU1555834A1 (ru) | Генератор пр моугольных импульсов | |
| JPS61161962A (ja) | ゲ−トタ−ンオフサイリスタのゲ−ト回路 | |
| JPH0547272B2 (ja) | ||
| JPS5997781A (ja) | 溶接用電源装置 |