JPH0541611U - 流体管の分岐口穿孔装置 - Google Patents

流体管の分岐口穿孔装置

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JPH0541611U
JPH0541611U JP9941191U JP9941191U JPH0541611U JP H0541611 U JPH0541611 U JP H0541611U JP 9941191 U JP9941191 U JP 9941191U JP 9941191 U JP9941191 U JP 9941191U JP H0541611 U JPH0541611 U JP H0541611U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッターの中心部に存在する部材を無くし、
小径のカッターで様々な大きさの連通孔を穿設できるよ
うにすると共に、穿設作業を簡素化できる流体管の分岐
口穿孔装置を得ること。 【構成】 筒状のカッター(11)の外周部に、カッター(1
1)と同調して回転しないように回転が規制され上下動の
み許容された係合部材(20)が設けられ、この係合フック
(19)で穿孔筒部(2)の底板(7)上に載置された切片受け
(25)を保持できるようになっているので、カッター(11)
の中心部に切片回収用の部材が存在しない。そのため、
カッター(11)内を広く使え、小径のカッター(11)で様々
な大きさの分岐口を穿設できるとともに、切片受け(25)
を載置するのみなので穿孔装置の下方からの作業の必要
性がなくなり、穿設作業が簡素化される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体管の側周に分岐口を穿設するための穿孔装置に係り、特に切除 された切片を回収できる構造に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の穿孔装置は、流体管を穿孔する際、カッターを作業ケース内に内装さ せているので、穿孔時に流体輸送管内の流体が漏出せず、このため流体輸送を行 ないながら分岐管用の連通孔を形成できる利点がある。
【0003】 従来、例えば特開昭60−201808号公報に示される穿孔装置が公知であ る。図6に本装置の概略と流体管を穿孔する工程が示され、(イ)には、流体管(0 1)が装置の穿孔筒部(02)で包囲され、上方から回転軸(03)に連結されたカッター (04)が回転しながら降下することにより流体管(01)から切片(05)が切断された状 態が示されている。カッター(04)の中心には棒(06)が下方に延びており、流体管 (01)の一部を収容できる凹部(07)を有する保持部材(08)に上方から挿入可能にな っている。
【0004】 切片(05)の切断が終了した時点で、保持部材(08)固定用のボルト(09)を外し、 (ロ)に示すように回転軸(03)を引き揚げると、切片(05)はカッター(04)の内面と 保持部材(08)の凹部(07)に挟まれるようにして上方へと回収され、流体管(01)の 連通孔(010)と分岐管(011)とが連通するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の穿孔装置は、切片回収部材である保持部材(08)がカッター(04) の中心に位置していることから、連通孔(010)をある程度の大きさで確保するた めにはカッター(04)の径を大きく確保しなければならないし、棒(06)と保持部材 (08)との間に生ずる機械的摩擦損失のため回転軸を駆動するモータに余計な負荷 がかかるといった問題を有している。
【0006】 また、前記保持部材(08)は、上方から延びる回転軸(03)の揺れを防止するため の軸として機能するため、ボルト(09)で強固に固定しておかねばならない。その ため、一々切片(05)切り取り後に作業員が穿孔装置の下に入りボルト(09)を取り 外さねばならず、作業が面倒であった。
【0007】 本考案は、カッターの中心部に存在する部材を無くし、小径のカッターで様々 な大きさの連通孔を穿設できるようにすると共に、穿設作業を簡素化できる流体 管の分岐口穿孔装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の分岐口穿孔装置は、流体管の一部が貫通する穿孔筒部及び分岐管に繋 がる接続筒部とを有するケース本体の前記穿孔筒部内に、先端にブレードを有し 回転かつ上下動できる筒状のカッターと、前記カッターの外周部に回転が規制さ れ上下動できるようにした係合フックを備えた係合部材とを備え、前記カッター の真下に位置する前記穿孔筒部の底板上に前記係合フックで保持できる切片受け を載置してなることを特徴としている。
【0009】
【作用】
筒状のカッターの外周部に、カッターと同調して回転しないように回転が規制 され上下動のみ許容された係合部材が設けられ、この係合フックで穿孔筒部の底 板上に載置された切片受けを保持できるようになっているので、カッターの中心 部に切片回収用の部材が存在しない。そのため、カッター内を広く使え、小径の カッターで様々な大きさの分岐口を穿設できるとともに、切片受けを載置するの みなので穿孔装置の下方からの作業の必要性がなくなり、穿設作業が簡素化され る。
【0010】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1には、分岐口穿孔装置の縦断面図が、図2には図1のA−A断面図が、図 3には図2のB−B断面図が、図4には穿孔および制水作業完了時の配管断面図 が、そして図5には分岐配管の作業工程図が示されている。
【0011】 分岐口穿孔装置のケース本体(1)は、穿孔筒部(2)と分岐管(3)に接続される 接続筒部(4)を有しており、穿孔筒部(2)の上方には作業筒(5)が接続されてい る。ケース本体(1)は分岐口を穿孔する流体管(6)の適所にその流体管(6)を包 囲するように取り付けられ、穿孔筒部(2)内に流体管(6)の一部が張り出してい る。
【0012】 また、穿孔筒部(2)の底板(7)略中心には、排出弁(8)を有するドレンポート (9)が設けられており流体管切削時に生じる切削屑を流体と共に排出できるよう になっている。 作業筒(5)からは下方に回転軸(10)が垂下しており、その先端部には回転軸(1 0)とともに回転する円筒上のカッター(11)が取り付けられており、カッター(11) の先端部にはブレード(12)が形成されている。
【0013】 カッター(11)と回転軸(10)との接続部分には、ベアリング(13)を介して案内板 (14)が回転自在に取り付けられており、図1、図3に示されるように、案内板(1 4)には放射状、すなわち穿孔筒部(2)の方向に3本の片(14')が延びるとともに 、その一片の端部に形成された凹状切欠(15)が穿孔筒部(2)及び作業筒(5)にか けて突出形成された案内条(16)に嵌合されている。さらに他の二片は図2、図3 に示されるように逆方向に延び、それぞれ係合腕(17)、弾性板(18)そして係合フ ック(19)からなる係合部材(20)がボルト(21)により取り付けられている。
【0014】 (22)は、穿孔筒部(2)に形成された中蓋受け、(23)は、中蓋(24)を上方から固 定する係止ボルトである。
【0015】 (25)は、カッター(11)の真下に載置された切片受けであり、底板(7)の上部に 設けられた載置台(26)上で水平方向の移動が規制されるとともに、この切片受け (25)の両側部には図2に示されるように切起し部(27)が設けられている。
【0016】 図4には、流体管(6)と分岐管(3)とを連通し、制水処理した後の断面図が示 され、中蓋受け(22)にはシールリング(28)を備えた中蓋(24)が嵌入されていると 共に、係止ボルト(23)によって固定され、更に外蓋(30)がボルト(31)によって固 定されている。
【0017】 図5に基づいて穿孔、制水作業の工程を説明する。 ケース本体(1)が分岐管(3)を接続しようとする位置に設置され、そのケース 本体(1)の接続筒部(4)には分岐管(3)が接続されるとともに、穿孔筒部(2)の 上部には昇降回動装置(32)の回転軸(10)の先端にカッター(11)を有する作業筒( 5)が接続される(イ)。
【0018】 モータを回転させながら回転軸(10)を降下させると、案内板(14)は案内条(16) に回転を規制されたままカッター(11)とともに横揺れすることなく流体管(6)を 切削していく。カッター(11)が流体管(6)の一部を切り取り穿孔が完了して間も 無く、案内板(14)に取り付けられた係合部材(20)の係合フック(19)が、弾性板(1 8)の弾性を利用して切片受け(25)の切起し部(27)に係合する(ロ)。
【0019】 このため切り取られた流体管(6)の切片(33)は、円筒上のカッター(11)の中に 下方から切片受け(25)で保持され、上方に回収され、その後作業用制水弁(34)が 閉塞される(ハ)。 上方の作業筒(5)を取り外し、カッター(11)を取り除いた後、再度作業筒(5) を取り付け、昇降装置(35)で中蓋(24)を中蓋受け(22)に設置し係止ボルト(23)で 固定する(ニ)。
【0020】 このように本実施例では、筒状のカッター(11)の外周部に、カッター(11)と同 調して回転しないように、案内板(14)と案内条(16)とにより回転が規制され上下 動のみ許容された係合部材(20)が設けられ、係合部材(20)の係合フック(19)で穿 孔筒部(3)の底板(7)上に載置された切片受け(25)を保持できるようになってい るので、カッター(11)の中心部に切片回収用の部材が存在しない。そのため、カ ッター(11)内を広く使え、小径のカッターで必要に応じて様々な大きさの分岐口 を穿設できるとともに、切片受け(25)を載置台(26)に載置するのみなので穿孔装 置の下方からの作業の必要性がなくなり、穿設作業が簡素化される。
【0021】 また、係合部材(20)は弾性板(18)によって係合フック(19)を内側に付勢してい るので、切片(33)回収後に切片受け(25)を容易に取り外すことができ、切片(33) の除去が容易である。
【0022】 更に、案内条(16)が作業筒(5)から穿孔筒部(2)まで延びており、カッター(1 1)が案内されているので、カッター(11)の振動や揺れがなく安定した穿孔作業が 可能になる。 この分岐口穿孔装置を利用した穿孔作業では、上方のみからの作業で済み、作 業が容易である。
【0023】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、考案の要旨を具体化する場 合に当業者であれば想到し得るレベルの態様を全て含むものである。例えば、案 内板(14)のガイドとして、案内板(14)に凸部を設け、穿孔筒部(2)に凹状の溝を 設けるようにしてもよい。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、次の効果を奏する。 (a) 筒状カッターの外周部に係合部材が設けられ、この係合フックで穿孔筒 部の底板上に載置された切片受けを保持できるようになっているので、カッター の中心部に切片回収用の部材が存在せず、そのため、カッター内を広く使え、小 径のカッターで様々な大きさの連通孔を穿設できる。
【0025】 (b) 切片受けを穿孔筒部の底板上に載置するのみなので、穿孔装置の下方か らの作業の必要性がなくなり、穿設作業が簡素化される。
【0026】 (c) カッターの振動や揺れがなく安定した穿孔作業が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例であり、分岐口穿孔装置の縦断
面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】本考案の実施例の穿孔および制水作業完了時の
配管断面図である。
【図5】本考案の実施例の分岐配管作業工程図である。
【図6】従来の分岐配管作業工程図である。
【符号の説明】
(1)ケース本体 (2)穿孔筒部 (3)分岐管 (4)接続筒部 (5)作業筒 (6)流体管 (7)底板 (8)排出弁 (9)ドレンポート (10)回転軸 (11)カッター (12)ブレード (13)ベアリング (14)案内板 (14')片 (15)凹状切欠 (16)案内条 (17)係合腕 (18)弾性板 (19)係合フッ
ク (20)係合部材 (21)ボルト (22)中蓋受け (23)係止ボル
ト (24)中蓋 (25)切片受け (26)載置台 (27)切起し部 (28)シールリング (30)外蓋 (31)ボルト (32)昇降回動
装置 (33)切片 (34)制水弁 (35)昇降装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体管の一部が貫通する穿孔筒部及び分
    岐管に繋がる接続筒部とを有するケース本体の前記穿孔
    筒部内に、先端にブレードを有し回転かつ上下動できる
    筒状のカッターと、前記カッターの外周部に回転が規制
    され上下動できるようにした係合フックを備えた係合部
    材とを備え、前記カッターの真下に位置する前記穿孔筒
    部の底板上に前記係合フックで保持できる切片受けを載
    置してなることを特徴とする流体管の分岐口穿孔装置。
  2. 【請求項2】 カッターに対して回動自在に案内板を設
    け、該案内板と穿孔筒部との接触部を回転の規制できる
    スプライン結合とし、さらに前記案内板に係合フックを
    備えた係合部材を取り付けるようにした請求項1記載の
    流体管の分岐口穿孔装置。
JP9941191U 1991-11-07 1991-11-07 流体管の分岐口穿孔装置 Expired - Lifetime JP2520154Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021173361A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 株式会社水道技術開発機構 分岐管形成装置及び分岐管形成方法
WO2021221045A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04 株式会社水道技術開発機構 分岐管形成装置、弁体兼用蓋、弁体兼用蓋を備えた分岐管形成装置及び分岐管形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021173361A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 株式会社水道技術開発機構 分岐管形成装置及び分岐管形成方法
WO2021221045A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04 株式会社水道技術開発機構 分岐管形成装置、弁体兼用蓋、弁体兼用蓋を備えた分岐管形成装置及び分岐管形成方法

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