JPH0541568U - ボール容器 - Google Patents

ボール容器

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JPH0541568U
JPH0541568U JP11027491U JP11027491U JPH0541568U JP H0541568 U JPH0541568 U JP H0541568U JP 11027491 U JP11027491 U JP 11027491U JP 11027491 U JP11027491 U JP 11027491U JP H0541568 U JPH0541568 U JP H0541568U
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JP
Japan
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container
ball
pressure
lid
gas
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JP11027491U
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English (en)
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有二 大庭
Original Assignee
有二 大庭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】使用後の気体入りのボールの内圧を適正値に維
持また回復させ,かつ酸素によるボールを構成する素材
の劣化を防止する保存容器を提供するものである. 【構成】ボール9を入れる容器1に蓋2をして圧力セン
サ5により,内部圧力が適性になるように.ポンプ3に
より加圧し,かつ脱酸素剤7により,酸素を除去する.
脱酸素剤による圧力の減少は圧力センサ5が検知し,圧
力を自動的に補正して,ボールの自動的な性能維持と回
復をする。また,蓋2は受け容器2から外す際に蓋2内
の気体が外部に漏れない空気の逆流を防止配管4と制御
弁12を有している.また,内圧を利用して受け容器1
と蓋2の密閉を良くしている.

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は気体の入れたボールを保存する容器に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来のテニスボール等の気体を入れたボールは市販状態では加圧下容器に入れ 、ボール内の気体が保存中に減少しないようにしてある。しかし、一旦容器から ボールを取り出すとボール内の空気が徐々に減少し、未使用のボールであっても 内部圧力(以下,内圧とする)が減少して使用に絶えなくなり,かつ,ボール素 材の劣化を生じた.これを防止する方法としては加圧可能な容器にボールを入れ る方法があった.しかし,ボール素材の劣化を防止し,かつ適正な圧力を常に維 持する構成になっていなかった.
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、長期にわたり、ボールを良好に保存するためにはボールにとって適正 な圧力とその材質を劣化させない環境を提供する容器が必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のボール容器はその中のボールにボールの内圧とほぼ同等またはそれ以 上の圧力を加えられる耐圧性の容器とし、かつ加圧するための加圧気体保持容器 (ボンベと以下する)または手動加圧ポンプまたは電動加圧ポンプを備え、適正 な圧力をボールに加える為の圧力調節器を備えた構成とする。また,ボールを構 成するゴム等の素材の劣化を防止するために、更に必要に応じて、脱酸素剤を容 器内に入れる.この際に脱酸素に伴う圧力減少が起こるが,これを自動的に調整 する機構を圧力調節器に兼ねさせることができるようにして,常にボールが適正 な圧力を受ける状態とする.また,容器の蓋とボールの受け容器の密閉性を向上 するために,それ等の境界部に加圧気体を供給する事により,膨張する弾性体を 配置するようにする.これにより,本来この容器の受け容器でなかった市販ボー ル包装容器を受け容器として利用しても密閉を充分に保つことが可能になる.
【0005】
【作用】
本考案によるボール容器を用いると、ボールの内圧の減少が起こらず、かつ、 ボールの使用中に減少した内圧がこの容器内で保存することにより自動的に回復 する。更に、ボールを構成ゴム等の素材を劣化させる酸素が無い状態を作ること ができるため、保存状態を未開封のボールと同じ状態とすることができる。また 、脱酸素剤の使用した場合においても、容器内の圧力を適性に保つことができる ため、ボールを最善の条件で保存することができる。
【0006】
【実施例】
図1は本考案のボール容器の例の断面図である。1はボールを入れる受け容器 、2はそれを密閉する蓋で受け容器とはネジ機構等により密着し,受け容器1内 の気体が密閉れる構造を持つ、3は加圧用のポンプ、4は空気の逆流を防止する 弁を持つ配管、5は圧力センサで受け容器1内の圧力を検知する、6は電池、7 は脱酸素剤、8は蓋2が所定の位置で容器1にはまり,密閉ができる状態で作動 するスイッチ、9はボール,10は電池6と脱酸素剤の交換時に使用する保守用 の蓋,11は蓋2の底板,12は蓋2と保守用蓋10と底板11に囲まれる空間 と受け容器1側との気体の流通を制御する弁,50は容器全体である.これらの 内,ポンプ3,圧力センサ5,電池6、スイッチ7,弁12は実線で示した配線 で回路を構成してある.これらを動作するには、図1のようにボール9を受け容 器1に入れた後,蓋2を閉めるとそれに応答してスイッチ8の回路が閉じ,かつ 圧力が常圧であるため,圧力センサのスイッチの回路が閉じている.これにより 電池6の電圧がポンプ3に印加される.また,スイッチ8の回路が閉じると同時 に弁12が開き受け容器側1と蓋側2の空間の気体が自由に流通するようになる .一方,ポンプ3が作動すると空気取り入れ配管を通して,受け容器1と蓋2に 囲まれる空間の空気が加圧される.この時,圧力センサ5が所定の圧力に達する とその回路が開きポンプ3への電圧印加が停止する.この時,弁12は開いたま まである.これにより一定の圧力がボールに常に加わり,ボールの内圧とのバラ ンスが保たれボールの内圧の低下が防がれる.また,ボールの容器外での利用に より減少した圧力は受け容器1内ではその中の圧力と平衡を保つように働くため ,容器50に保存する間にボールの内圧が適性圧力に回復し,常に最適な条件の ボールになる.また,この容器50では脱酸素剤7が入れてあり,保存中に酸素 を除去するようにしている.これはボールの素材が酸素により劣化する事を防止 するために入れるものである.ところが,この脱酸素剤の作用により,空気中の 酸素が減少するため,受け容器1内の圧力が減少する.しかし,この容器50で は圧力センサをもつため,圧力の減少を生じると圧力センサの回路が閉じて自動 的にポンプ3が働き所定の圧力を維持することができる.一方,ボールを取り出 す為に蓋2を受け容器1から外すとスイッチ8の回路が開きポンプ4は圧力セン サ5が閉じても動作しなくなる.更に,弁12も同時に閉じて蓋2と保守用蓋1 0と底板11に囲まれる空間は密閉される.これにより,脱酸素剤は外気の空気 と直接触れることがなくなり,その寿命を無意味に短くすることがなくなるよう にしてある.この説明では種々の機能を同時に満たす容器を示したが,場合によ り,これらの内の何れかの機能を省略できるは明らかである.また,ここでは脱 酸素による圧力の減少のみを説明したが,現実には容器の隙間からの気体流出や ボールの不足内圧の補充に伴う圧力減少があり,これらの何の圧力減少に対して も本考案は対応が自動的にできる.また,この例ではボール9が3個示してある が,この数は受け容器1を大きくすることにより,更に増大できることも明らか である.また,ポンプ3により加圧した空気は直接受け容器1に入る構造と蓋2 に入った後,受け容器1に弁12を介して入る構造がある.蓋2側に空気を入れ る場合は脱酸素がしてある受け容器1に直接空気が入らず,蓋2側に残留する脱 酸素気体を受け容器1に多く流入できるため,受け容器1側の脱酸素率を常に高 く維持できる利点がある.また,ポンプ3に空気の逆流防止を施すことにより, 蓋2を開ける際に弁12が閉じてから,受け容器1の気体が外気に漏れる構造と することにより,蓋2内の気圧の減少が防止でき,再度蓋2を閉めた際に加圧す べき容器50の実質容量が減少し,電池の消耗を減らすことができ,かつ,空気 が蓋2内に入ることが無いため,脱酸素剤の消耗を少なくすることができる.こ の逆流防止を図1では配管4中に弁を設けて行っているが,これをポンプ3内や 加圧空気の放出部に設けることができる. 図2はポンプの代わりに加圧ガスを使用するボール容器の例の断面図である。 1はボールを入れる受け容器、2は蓋、7は脱酸素剤、11は底板,20は加圧 ガスを入れるボンベ,21はゴム隔膜,22は圧力調整器である.ここで,加圧 ガスとしてはLPG,炭酸ガス,フロン,チッソ,ヘリウム等が使用できる.こ れらを動作するには、図2に示すように,蓋2を閉めた後,指等によりゴム隔膜 21を介してボンベ20を押し,スプレイ罐中のガス放出と同じ機構により,ガ スを蓋2と保守用蓋10と底板11に囲まれる空間に放出する.この際の圧力は 適性ボール保存圧力より高くなる.これと同時に圧力調整器22は受け容器1側 に適正な圧力になるまでガスを流入させ,受け容器側の圧力が適正値になると閉 じる.この容器にも必要に応じて脱酸素剤を入れるが,この場合においても受け 容器1内の圧力の減少が生じる.しかし,蓋2側に残る加圧ガスが圧力調整器2 2を介して減少した圧力を補正するように自動的に入るため,受け容器側は適性 な圧力が常に維持される.この場合は蓋2を受け容器から外すと蓋2側に残る加 圧ガスはすべて圧力調整器を介して,大気中に放出される.しかし,その量は蓋 2側に残る残留ガスだけであり,その絶対量は少なくてすみ,むだが少ない.図 2では蓋2を閉めた後,ボンベ20のガスを放出する操作を人がしなければなら ないが,これを図1の応用として,ポンプ3の代わりにボンベ20のガス放出を 行うためのソレノイド等を設けて,蓋2を閉めると同時に加圧が行われるように することができるのは明らかである.また,ボンベ20の代わりに手動の加圧ポ ンプを利用するともできる.又,図3は容器50の蓋2とボールの受け容器1の 境界部に弾性体23を配置して密閉性を向上した容器である.この弾性体には受 け容器2に供給する加圧気体の一部を導入する事により,弾性体23が膨張する するようにする.これにより,蓋2とボールの受け容器1の間に隙間があっても ,膨張した弾性体23がその隙間を埋め充分な密閉性を保ことができる.これを 用いる事により,本来はこの容器の受け容器でない市販ボール包装容器等を受け 容器1の代わりとして利用しても密閉を充分に保つことが可能になる.また,2 4は蓋2を外す時に加圧気体を放出して弾性体を収縮させる為の開放弁である. この開放弁24を使用して,蓋2を受け容器1から外すことができる.
【0007】
【考案の効果】
本考案は密閉できる容器にボールを入れて,かつ圧力センサ5を用いて容器内 を適正な圧力で加圧してボールを保存するため,内圧が適正なボールは保存中に 圧力が減少することがなく,かつ,容器外でボールを使用中に内圧が減少したボ ールは適正な圧力に回復させる事ができる.更に,脱酸素剤を用いる為,ボール の劣化を防止する環境で保存が可能になる.また,脱酸素に伴う容器内の圧力の 減少を圧力センサ5が自動的に調整し,容器内は常に適正な圧力が維持できる. 更に,本考案によると電池及び脱酸素剤の消耗を減らす事ができる.また,本来 この容器の受け容器でなかった市販ボール包装容器等を受け容器の代わりとして 利用しても蓋2とボールの受け容器1の間に弾性体23を配置し,容器50内の 圧力を利用したため密閉を充分に保つことが可能になる.
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が使用するボール容器の実施例の断面
図。
【図2】本考案が使用するボール容器の別の実施例の断
面図。
【図3】本考案が使用するボール容器の別の実施例の断
面図。
【符号の説明】
1 ボールを入れる受け容器、 2 蓋、 3 加圧用のポンプ、 4 配管、 5 圧力センサ、 6 電池、 7 脱酸素剤、 8 スイッチ、 9 ボール, 10 保守用の蓋, 11 底板, 12 制御弁 20 ボンベ, 21 ゴム隔膜, 22 圧力調整器 23 弾性体 24 開放弁 50 容器

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉が可能な容器に,前記容器内に加圧
    する手段と前記容器の圧力を適正値に調節する圧力調節
    手段を備え,かつ時間経過に伴い減少する圧力を前記圧
    力調節手段により自動的に調整することを特徴とするボ
    ール容器.
  2. 【請求項2】 脱酸素剤を容器内に内蔵するこをことを
    特徴とする請求項1記載のボール容器.
  3. 【請求項3】 蓋と受け容器の接触部に設けた弾性体の
    存在部に加圧気体を供給する構成とするとともに前記容
    器から大気中に前記加圧気体を任意に放出する手段を設
    けることを特徴とする請求項1記載のボール容器.
  4. 【請求項4】 加圧手段が供給する加圧気体を受け容器
    と異なる部分に放出した後に,前記部分の気体が受け容
    器に流入する構成としすることを特徴とする請求項1記
    載及び請求項2記載及び請求項3記載のボール容器.
  5. 【請求項5】 受け容器と加圧手段が加圧気体を供給す
    る部分の境界に気体の流出を制御する手段を設け,か
    つ,前記加圧手段に逆流防止手段を設ける事を特徴とす
    る請求項1及び請求項2記載及び請求項3記載のボール
    容器.
JP11027491U 1991-11-12 1991-11-12 ボール容器 Pending JPH0541568U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029841A (ja) * 2006-07-25 2008-02-14 Commiss Energ Atom 自動膨脹手段を備えたスポーツボール及びそのようなボールの内部圧力を管理する方法
WO2011087628A3 (en) * 2010-01-12 2011-10-06 Dirst William F Apparatus, system and method for recharging tennis balls

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