JPH054142Y2 - - Google Patents

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JPH054142Y2
JPH054142Y2 JP10902785U JP10902785U JPH054142Y2 JP H054142 Y2 JPH054142 Y2 JP H054142Y2 JP 10902785 U JP10902785 U JP 10902785U JP 10902785 U JP10902785 U JP 10902785U JP H054142 Y2 JPH054142 Y2 JP H054142Y2
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JP
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lower half
lower flange
reels
reinforcing rib
flange
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JP10902785U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はビデオテープレコーダに用いられるハ
ーフ内にテープを巻回するリールを収容する方式
のテープカセツトに関するものである。
従来の技術 一般に家庭用のビデオテープレコーダに用いら
れるテープカセツトは、第2図に示すような構成
を有していた。第2図において、1,2はそれぞ
れ上ハーフおよび下ハーフであり、上ハーフ1と
下ハーフ2とから成る箱体の中に、テープ3を巻
回する一対のリール4,4′が収容されている。
また、上ハーフ1には板ばね5が取付けられてお
り、これによりリール4,4′は一定の力で下ハ
ーフ側に押圧されている。さらに、下ハーフ2に
は開口部2a,2bが設けられており、カセツト
がデツキに装着された際に、デツキのリール台
(図示せず)とリール4,4′が嵌合するようにリ
ール4,4′の下面中心部を露出させている。
リール4,4′は下フランジ4a,上フランジ
4a′および巻芯4bとから構成されており、通常
は下フランジ4aと巻芯4bとが一体に成形さ
れ、別箇に成形された上フランジ4a′が超音波溶
着やはめ込みによつて巻芯4bの頂部に取付けら
れている。
第3図は、リール4の部分拡大断面図であり、
ここでは上フランジ4a′を省いている。下フラン
ジ4aの下面には下フランジ4aの反り量や面振
れを適当なレベルに抑えるために、補強リブ4A
が設けられており、第4図に示すように、補強リ
ブ4Aは内側円周リブ4d、外側円周リブ4e、
及びこれらを結ぶ放射状リブ4fとから成つてい
る。
なお、リール4,4′はABS樹脂やポリアセタ
ール樹脂等から構成されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では、下
フランジの剛性を十分に高めることができず、下
フランジ部の反りや面振れを十分に抑えることが
できなつかつた。
これを解決するために、補強リブの高さを増や
して下フランジの剛性をさらに向上させることが
考えられるが、しかし、第2図におけるカセツト
がデツキに装着されて、デツキのリール台によつ
てリール4,4′が板ばね5の付勢力に抗して一
定量持ち上げられたときには、下フランジ4aの
下面側は下ハーフ2から完全に離脱している必要
があり、また下フランジ4aの上面側はテープ3
となるべく接触しないようにする必要があり、補
強リブの高さを増やすには限界があつた。
ところが、下ハーフ2の形状を測定した結果、
第5図に示すように、下ハーフ2の開口部2a,
2bはその周辺(突出部2c)が内側に最大で
0.5mm程度盛り上がつていることがわかつた。こ
れは図面上や金型上では平面になつていても、成
形時の歪みによつて変形が生じたものであり、こ
の傾向は複数の市販品についても同様に見られ
た。
本考案はこのような下ハーフの変形を利用して
下フランジの補強リブを少しでも厚くすることに
り下フランジの剛性を高めて下フランジ部の反り
や面振れを防止することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案のテープカ
セツトは、下ハーフの開口部近傍と対応する位置
にある補強リブの肉厚を、下ハーフの開口部近傍
と対応する位置よりも外周側にある補助リブの肉
厚よりも薄くした構成を有している。
作 用 この構成により、使用時の下フランジと下ハー
フとの接触を生じることなく、下フランジの剛性
を上げることができ安定した動作をするものとな
る。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例によるテープカセツ
トの部分拡大断面図であり、従来例と同様の構成
については同じ番号を付して説明する。下ハーフ
2にはリール4が収容されており、リール4の中
心部下面が下ハーフ2の開口部2aに対向して露
出しているとともに、上述したように成形時の変
形により下ハーフ2は開口部2aの近傍(突出部
2c)がわずかに上方に盛り上つている。
また、リール4の下フランジ4aの中心部近く
にはデツキのリール台と当接する環状リブ4gが
設けられており、この環状リブ4gと下ハーフ2
の開口部2aの縁との間には通常1.5〜2mmのす
きまが設けられている。このすきまの外周側にお
いて、下フランジ4aの下面の補強リブ4A′は
従来と同様に内側円周リブ4d′、外側円周リブ4
e′およびこれらを結ぶ放射状リブ4f′(図示せず)
とから構成されるとともに、下ハーフ2の盛り上
つた底面(突出部2c)にほぼ平行するように傾
斜を設けて外方に向かつて高くなつている。
このような構成により、下フランジ4aの補強
リブ4A′の高さは、その中心部の近傍、すなわ
ち環状リブ4gの外側近傍において許容される最
大の高さに設定した上で、その外側、すなわち突
出部2cよりも外周側ではさらにそれ以上の高さ
にすることが可能となる。
下ハーフ2の開口部2aの近傍(突出部2c)
の盛り上りは最大0.5mm程度であるから、補強リ
ブ4A′の高さも最大0.5mm程度従来よりも高くす
ることができる。
また、補強リブ4A′は下ハーフ2の底面の盛
り上りの少ない部分で高くなつているから、この
カセツトがデツキに装着されて、リール4がデツ
キのリール台によつて下ハーフ2から一定量持ち
上げされても、補強リブ4A′と下ハーフ2の底
面とが摺接する危険はない。
また、下ハーフ2の底面の盛り上がりが小さい
場合は、そのカセツトがデツキに装着されたとき
に下フランジ4aと下ハーフ2の底面との間隙は
大きくなるから、補強リブ4A′が第1図のよう
に高くされていても問題は生じない。
考案の効果 以上の説明のように、本考案によれば、下ハー
フの開口部付近の盛り上りという、従来注目され
ることの少なかつた形状を活かして、実用上の特
別の不利を招くことなくリールの補強リブの高さ
を高くすることができ、下フランジ部の反りや面
振れの少ない高精度の製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるテープカセツ
トの部分拡大断面図、第2図は一般のテープカセ
ツトの構成を示す断面図、第3図及び第4図はそ
れぞれ従来のリールの例を示す部分拡大断面図及
び部分拡大底面図、第5図は下ハーフの一般的な
形状を示す断面図である。 2……下ハーフ、2a……開口部、4a……下
フランジ、4d……内側円周リブ、4e……外側
円周リブ、4f……放射リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープ3を巻回するための一対のリール4,
    4′と、前記リール4,4′の下フランジ4aの下
    面側に一体に設けられた補強リブ4A′と、前記
    リール4,4′の下面中心部を露出するための開
    口部2a,2bを有する下ハーフ2とを備え、前
    記下ハーフ2の開口部2a,2bの近傍2cと対
    応する位置にある前記補強リブ4A′の肉厚を、
    前記下ハーフ2の開口部2a,2bの近傍2cと
    対応する位置よりも外周側にある補強リブ4
    A′の肉厚よりも薄くしたことを特徴とするテー
    プカセツト。
JP10902785U 1985-07-17 1985-07-17 Expired - Lifetime JPH054142Y2 (ja)

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JPS6218878U JPS6218878U (ja) 1987-02-04
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