JPH0541372A - シリコン酸化膜のウエツトエツチング方法 - Google Patents

シリコン酸化膜のウエツトエツチング方法

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Publication number
JPH0541372A
JPH0541372A JP19526291A JP19526291A JPH0541372A JP H0541372 A JPH0541372 A JP H0541372A JP 19526291 A JP19526291 A JP 19526291A JP 19526291 A JP19526291 A JP 19526291A JP H0541372 A JPH0541372 A JP H0541372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
nh4f
wet etching
resist
oxide film
Prior art date
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Pending
Application number
JP19526291A
Other languages
English (en)
Inventor
Suemaru Miyata
季丸 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェハへのダメージのない、しかも、容易に
エッチング形状を制御できるウェットエッチングの方法
を提供することを目的とする。 【構成】 基板上に形成されたシリコン酸化膜に、バッ
ファードフッ酸(NH 4F/HF/)を薬液として用いたウェッ
トエッチングを行う方法において、上記薬液のNH4Fの混
合モル比を17%以上20%以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、半導体集積回路の製
造工程で行われるシリコン酸化膜のウェットエッチング
において、エッチング形状を制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 シリコン酸化膜のエッチング法として
は、プラズマエッチングに比べ、ウェハへのダメージの
少ないウェットエッチングは、たとえば、酸化膜の全面
エッチングやコンタクトホールのラウンドエッチング等
に有効である。なお、このウェットエッチングに用いる
薬液としては、バッファードフッ酸(NH4F/HF/H2O)や希
フッ酸(HF/H2O)等が用いられている。
【0003】図3は、NH4FとHFとの混合モル比がそれぞ
れ37%、4.5 %の薬液を用いて、コンタクトホール部
のラウンドエッチングを行った場合のウェハ断面図であ
る。この場合、シリコンウェハ10上に絶縁膜(BPS
G)11を堆積し、その絶縁膜11上にレジスト12を
塗布する。そのレジスト12を所定のパターンのマスク
を用いて加工した後に、上述した薬液を用いてシリコン
ウェハ10をウェットエッチングする。このようなエッ
チングを行った場合、図3に示すように、形成されたコ
ンタクトホールのラウンド形状は、横方向の幅xが縦方
向の幅yに比べ大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、従来例に
示すNH4FとHFとの混合モル比がそれぞれ37wt%、4.
5 wt%の薬液を用いた場合のウェットエッチングで
は、等方性のエッチングが行われるため、コンタクトホ
ールのラウンドエッチングの形状制御が困難であった。
本発明は、以上の問題点を解決すべくなされたもので、
所望の形状を得ることのできるエッチング方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、本発明のシリコン酸化膜のウェットエッチング
方法は、基板上に形成されたシリコン酸化膜に、バッフ
ァードフッ酸(NH4F/HF/)を薬液として用いたウェット
エッチングを行う方法において、上記薬液のNH4Fの混合
モル比を17%以上20%以下とすることによって特徴
づけられる。
【0006】
【作用】 NH4Fの混合モル比を17%以上20%以下の
範囲で変化させたバッファードフッ酸(NH4F/HF/)を用
いることにより、レジストとのぬれ性、および、反応生
成物によるエッチングの抑制がなされることにより、ウ
ェットエッチングは若干の異方性をもつ。したがって、
形状制御を行える。
【0007】
【実施例】 図1は本発明実施例を説明する模式的断面
図である。以下、この図面に基づいて、本発明実施例を
説明する。シリコンウェハ1上に絶縁膜(BPSG)2
を堆積し、その絶縁膜(BPSG)2上にレジスト3を
塗布する。そのレジスト3を所定のパターンのマスクを
用いてパターニングする〔図1(a)〕。
【0008】次に、この状態で、NH4FとHFとの混合モル
比がそれぞれ17%、3.7 %の薬液を用いてウェットエ
ッチングする〔図1(b)〕。このNH4Fの混合モル比は
17%〜20%の範囲とする。図2は、2種類のレジス
ト(それぞれレジストA,レジストBと称する)を用い
た場合について、それぞれNH4FとHFとの混合モル比が従
来技術で用いられている37wt%/4.5 wt%、およ
び、本発明実施例の17wt%/3.7 wt%の薬液を用
いてそれぞれウェットエッチングを行った場合のエッチ
ング比をプロットした図である。このエッチング比は図
1(b)に示す横方向の幅Xと縦方向の幅Yとの比をと
ったものであり、(1)式により与えられる。
【0009】
【数1】
【0010】図から明らかなように、NH4Fが低濃度にな
るにしたがってエッチング比は小さくなる。また、従来
技術に比べ、横方向のエッチング幅を17〜28%抑制
することができることが確認された。これは、表1に示
すように、本発明実施例で用いた低フッ化BHFは従来
品のBHFに比べ、BPSGの縦方向のエッチングレー
トが大きくなることによる。
【0011】
【表1】
【0012】このように、NH4FとHFとの混合モル比を変
えることによりエッチング形状を任意に制御でき、所望
のエッチング形状を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】 以上述べたように、本発明によれば、
ウェハへのダメージのないウェットエッチングを行うこ
とができ、しかも、容易にエッチング形状を制御でき
る。この結果、デバイスの品質および歩留りの向上を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例を説明する模式断面図
【図2】 本発明実施例の作用説明図
【図3】 従来例を説明する図
【符号の説明】
1・・・・シリコンウェハ 2・・・・絶縁膜 3・・・・レジスト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されたシリコン酸化膜に、
    バッファードフッ酸(NH4F/HF/)を薬液として用いたウ
    ェットエッチングを行う方法において、上記薬液のNH4F
    の混合モル比を17%以上20%以下とすることを特徴
    とするシリコン酸化膜のウェットエッチング方法。
JP19526291A 1991-08-05 1991-08-05 シリコン酸化膜のウエツトエツチング方法 Pending JPH0541372A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100484847B1 (ko) * 2001-08-24 2005-04-22 샤프 가부시키가이샤 매립 구조를 갖는 기판, 그 기판을 포함하는 표시장치, 그기판의 제조 방법 및 그 표시장치의 제조방법
KR101030057B1 (ko) * 2008-07-16 2011-04-22 (주) 이피웍스 실리콘 폐기물의 재생방법 및 그 방법으로 재생된 실리콘조성물
CN110828310A (zh) * 2019-10-29 2020-02-21 福建福顺微电子有限公司 一种发射区二氧化硅腐蚀台阶制作方法

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