JPH0541232Y2 - - Google Patents
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- JPH0541232Y2 JPH0541232Y2 JP1985168661U JP16866185U JPH0541232Y2 JP H0541232 Y2 JPH0541232 Y2 JP H0541232Y2 JP 1985168661 U JP1985168661 U JP 1985168661U JP 16866185 U JP16866185 U JP 16866185U JP H0541232 Y2 JPH0541232 Y2 JP H0541232Y2
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- Japan
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- combustion chamber
- ceramic member
- outer cylinder
- heat insulating
- flange
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 23
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- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
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Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はエンジンの副燃焼室の改良に関する。
(従来技術)
従来、第3図に示すように、副燃焼室1を形成
するセラミツク部材2が、上部セラミツク部材3
と下部セラミツク部材4とで構成され、該セラミ
ツク部材の外周を、鋳造合金5で鋳ぐるんでなる
エンジンの副燃焼室が提案されているが(実開昭
54−77802号公報参照)、鋳ぐるみ時の熱衝撃でセ
ラミツク部材2にクラツクが入る恐れがあり、鋳
ぐるみ前にセラミツク部材2を予熱しておく必要
があるという問題があつた。
するセラミツク部材2が、上部セラミツク部材3
と下部セラミツク部材4とで構成され、該セラミ
ツク部材の外周を、鋳造合金5で鋳ぐるんでなる
エンジンの副燃焼室が提案されているが(実開昭
54−77802号公報参照)、鋳ぐるみ時の熱衝撃でセ
ラミツク部材2にクラツクが入る恐れがあり、鋳
ぐるみ前にセラミツク部材2を予熱しておく必要
があるという問題があつた。
一方、本出願人は、第2図に示すように、副燃
焼室6を形成するセラミツク部材7が、上部セラ
ミツク部材8と下部セラミツク部材9とで構成さ
れ、該セラミツク部材7の外周に、上部セラミツ
ク部材8を拘束する上部拘束部10aと下部セラ
ミツク部材9を拘束する下部拘束部10bとを有
する焼結合金粉末の圧粉体として形成した外筒部
材10が嵌合され、該外筒部材10と上記セラミ
ツク部材7との間に断熱層11が介設されてい
て、上記外筒部材10を焼結して収縮させること
により、上部拘束部10aと下部拘束部10bと
で上部、下部セラミツク部材8,9を抱込むよう
にして保持させ、この外筒部材10がシリンダヘ
ツド内に取付固定されるようになつたエンジンの
副燃焼室を提案している(特願昭59−213637号参
照)。
焼室6を形成するセラミツク部材7が、上部セラ
ミツク部材8と下部セラミツク部材9とで構成さ
れ、該セラミツク部材7の外周に、上部セラミツ
ク部材8を拘束する上部拘束部10aと下部セラ
ミツク部材9を拘束する下部拘束部10bとを有
する焼結合金粉末の圧粉体として形成した外筒部
材10が嵌合され、該外筒部材10と上記セラミ
ツク部材7との間に断熱層11が介設されてい
て、上記外筒部材10を焼結して収縮させること
により、上部拘束部10aと下部拘束部10bと
で上部、下部セラミツク部材8,9を抱込むよう
にして保持させ、この外筒部材10がシリンダヘ
ツド内に取付固定されるようになつたエンジンの
副燃焼室を提案している(特願昭59−213637号参
照)。
当該構成によれば、加熱焼結時の収縮で外筒部
材10とセラミツク部材7とが強固に結合される
とともに、断熱層11により副燃焼室6の断熱性
も向上するという効果を得ることができる。
材10とセラミツク部材7とが強固に結合される
とともに、断熱層11により副燃焼室6の断熱性
も向上するという効果を得ることができる。
しかして、上記のようにセラミツク部材7を外
筒部材10で焼結ぐるみすると、外筒部材10と
セラミツク部材7とが強固に結合される反面、外
筒部材10の下面、特に、下部セラミツク部材7
に形成された噴口7aの噴出口に近い部分が火炎
に直接さらされるので、焼結合金製の外筒部材1
0では耐久性に限度があるという問題があつた。
筒部材10で焼結ぐるみすると、外筒部材10と
セラミツク部材7とが強固に結合される反面、外
筒部材10の下面、特に、下部セラミツク部材7
に形成された噴口7aの噴出口に近い部分が火炎
に直接さらされるので、焼結合金製の外筒部材1
0では耐久性に限度があるという問題があつた。
(考案の目的)
本考案の目的は、セラミツク部材に外筒部材を
嵌合させた場合における問題を解決すること、つ
まり、噴口からの火炎などの高い熱負荷による外
筒部材の耐久性の低下を防止することである。
嵌合させた場合における問題を解決すること、つ
まり、噴口からの火炎などの高い熱負荷による外
筒部材の耐久性の低下を防止することである。
(考案の構成)
このため本考案は、副燃焼室を形成するセラミ
ツク部材の外周に、端部にフランジ部を有する金
属製の外筒部材が嵌合されていて、該外筒部材が
フランジ部を介してシリンダヘツド内に取付固定
されるようになつたエンジンの副燃焼室におい
て、上記外筒部材のフランジ部の主燃焼室側露出
面及び内周面に断熱層が設けられていることを特
徴とするものである。
ツク部材の外周に、端部にフランジ部を有する金
属製の外筒部材が嵌合されていて、該外筒部材が
フランジ部を介してシリンダヘツド内に取付固定
されるようになつたエンジンの副燃焼室におい
て、上記外筒部材のフランジ部の主燃焼室側露出
面及び内周面に断熱層が設けられていることを特
徴とするものである。
(考案の効果)
本考案によれば、外筒部材のフランジ部の主燃
焼室側露出面及び内周面に断熱層を設けたもので
あるから、セラミツク部材の噴口から噴出する火
炎などの熱負荷及びセラミツク部材からの高熱の
伝達が断熱層で遮断されるようになり、外筒部材
のフランジ部に対する熱負荷が確実に低減され、
特にフランジ部の主燃焼室側露出面にクラツクが
発生するのが未然に防止できるようになり、耐久
性が向上するようになる。
焼室側露出面及び内周面に断熱層を設けたもので
あるから、セラミツク部材の噴口から噴出する火
炎などの熱負荷及びセラミツク部材からの高熱の
伝達が断熱層で遮断されるようになり、外筒部材
のフランジ部に対する熱負荷が確実に低減され、
特にフランジ部の主燃焼室側露出面にクラツクが
発生するのが未然に防止できるようになり、耐久
性が向上するようになる。
また、外筒部材の主燃焼室側露出面は断熱層で
カバーされることになるから、耐酸化性も向上す
るようになる。
カバーされることになるから、耐酸化性も向上す
るようになる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を添付図面により詳細に
説明する。
説明する。
第1図に示すように、副燃焼室15を形成する
セラミツク部材(窒化珪素など)16は、上部セ
ラミツク部材17と下部セラミツク部材18とに
分割して製作され、下部セラミツク部材18は略
有底円筒状に、上部セラミツク部材17は略半球
状に、それぞれ形成されている。
セラミツク部材(窒化珪素など)16は、上部セ
ラミツク部材17と下部セラミツク部材18とに
分割して製作され、下部セラミツク部材18は略
有底円筒状に、上部セラミツク部材17は略半球
状に、それぞれ形成されている。
そして、下部セラミツク部材18の底部中央に
は噴口18a、底部外周には下フランジ18bが
それぞれ形成されていて、該下フランジ18bの
外周面18cは先細りテーパ状に形成されてい
る。
は噴口18a、底部外周には下フランジ18bが
それぞれ形成されていて、該下フランジ18bの
外周面18cは先細りテーパ状に形成されてい
る。
また、上部セラミツク部材17の頂部にはグロ
ープラグ挿入孔17aと燃料噴出孔17bがそれ
ぞれ形成されている。
ープラグ挿入孔17aと燃料噴出孔17bがそれ
ぞれ形成されている。
上記セラミツク部材16の外周に嵌合する焼結
合金粉末を圧粉成形してなる外筒部材20には、
下部外周と上記内周にフランジ20a,20bが
それぞれ形成されている。
合金粉末を圧粉成形してなる外筒部材20には、
下部外周と上記内周にフランジ20a,20bが
それぞれ形成されている。
上記下部セラミツク部材18の下フランジ18
bと外筒部材20の上フランジ20bとにより、
外筒部材20とセラミツク部材16との間に空間
が形成され、該空間には、断熱材(アルミナシリ
ケートフアイバーなど)が充填されて断熱層21
が形成されている。
bと外筒部材20の上フランジ20bとにより、
外筒部材20とセラミツク部材16との間に空間
が形成され、該空間には、断熱材(アルミナシリ
ケートフアイバーなど)が充填されて断熱層21
が形成されている。
一方、外筒部材20の下フランジ20aの下面
20e(主燃焼室側露出面)及び下部内周面20
dには、ジルコニア・コーテイングなどにより断
熱層23が形成されている。
20e(主燃焼室側露出面)及び下部内周面20
dには、ジルコニア・コーテイングなどにより断
熱層23が形成されている。
そして、外筒部材20が加熱焼結されると、外
筒部材20が3次元的に収縮して、外筒部材20
の上フランジ20bの内周孤面20cは、上部セ
ラミツク部材17の頂部側の外周孤面に当接し、
該外筒部材20の下部内周面20dは、断熱層2
3を介して下部セラミツク部材18の下フランジ
18bの外周面18cに沿つて当接する。
筒部材20が3次元的に収縮して、外筒部材20
の上フランジ20bの内周孤面20cは、上部セ
ラミツク部材17の頂部側の外周孤面に当接し、
該外筒部材20の下部内周面20dは、断熱層2
3を介して下部セラミツク部材18の下フランジ
18bの外周面18cに沿つて当接する。
従つて、外筒部材20の内周孤面20cは、上
部セラミツク部材17を拘束する上部拘束部とし
て作用し、下部内周面20dは、下部セラミツク
部材18を拘束する下部拘束部として作用するの
で、外筒部材20と上、下部セラミツク部材1
7,18が強固に結合されることになる。
部セラミツク部材17を拘束する上部拘束部とし
て作用し、下部内周面20dは、下部セラミツク
部材18を拘束する下部拘束部として作用するの
で、外筒部材20と上、下部セラミツク部材1
7,18が強固に結合されることになる。
このようにしてセラミツク部材16が結合され
た外筒部材20は、シリンダヘツド25に設けら
れた取付穴25aに固定される。
た外筒部材20は、シリンダヘツド25に設けら
れた取付穴25aに固定される。
なお、26はグロープラグ、27は燃料噴射
弁、28はシリンダブロツク、29はピストン、
30は主燃焼室、31は外筒部材20の回り止め
ピンである。
弁、28はシリンダブロツク、29はピストン、
30は主燃焼室、31は外筒部材20の回り止め
ピンである。
上記のような構成であれば、運転時に下部セラ
ミツク部材18の噴口18aから火炎が主燃焼室
30に噴出されても、外筒部材20のフランジ2
0aの下面20e(主燃焼室側露出面)には断熱
層23が形成されているから断熱層23の断熱効
果で火炎の熱が遮断されて、フランジ20aが高
温になりにくくなる。
ミツク部材18の噴口18aから火炎が主燃焼室
30に噴出されても、外筒部材20のフランジ2
0aの下面20e(主燃焼室側露出面)には断熱
層23が形成されているから断熱層23の断熱効
果で火炎の熱が遮断されて、フランジ20aが高
温になりにくくなる。
また、外筒部材20のフランジ20aの下部内
周面20dにも断熱層23が形成されているか
ら、断熱層23の断熱効果で下部セラミツク部材
18からの熱も遮断されて、フランジ20aが高
温になりにくくなる。
周面20dにも断熱層23が形成されているか
ら、断熱層23の断熱効果で下部セラミツク部材
18からの熱も遮断されて、フランジ20aが高
温になりにくくなる。
したがつて、外筒部材20のフランジ20aに
対して熱負荷の影響が少なくなるので、クラツク
の発生が防止できるのである。
対して熱負荷の影響が少なくなるので、クラツク
の発生が防止できるのである。
さらに、該フランジ20aの下面20cが、断
熱層23でカバーされていることから、耐酸化性
も向上するのである。
熱層23でカバーされていることから、耐酸化性
も向上するのである。
上記実施例では断熱層23を外筒部材20のフ
ランジ20aの下部内周面20dにも形成した
が、下面20eのみであつてもよい。
ランジ20aの下部内周面20dにも形成した
が、下面20eのみであつてもよい。
また上記実施例では、焼結金属製の外筒部材2
0でセラミツク部材16を焼結ぐるみする構成で
あつたが、耐熱鋼製の外筒部材をセラミツク部材
に焼ばめする構成にも適用できる。
0でセラミツク部材16を焼結ぐるみする構成で
あつたが、耐熱鋼製の外筒部材をセラミツク部材
に焼ばめする構成にも適用できる。
第1図は本考案に係るエンジンの副燃焼室の断
面図、第2図は先行技術に係る副燃焼室の断面
図、第3図は従来技術に係る副燃焼室の断面図で
ある。 15……副燃焼室、16……セラミツク部材、
17……上部セラミツク部材、18……下部セラ
ミツク部材、18a……噴口、18d……噴出
口、20……外筒部材、20a……フランジ、2
0e……下面、23……断熱層、25……シリン
ダヘツド。
面図、第2図は先行技術に係る副燃焼室の断面
図、第3図は従来技術に係る副燃焼室の断面図で
ある。 15……副燃焼室、16……セラミツク部材、
17……上部セラミツク部材、18……下部セラ
ミツク部材、18a……噴口、18d……噴出
口、20……外筒部材、20a……フランジ、2
0e……下面、23……断熱層、25……シリン
ダヘツド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 副燃焼室を形成するセラミツク部材の外周に端
部にフランジ部を有する金属製の外筒部材が嵌合
されていて、該外筒部材がフランジ部を介してシ
リンダヘツド内に取付固定されるようになつたエ
ンジンの副燃焼室において、 上記外筒部材のフランジ部の主燃焼室側露出面
及び内周面に断熱層が設けられていることを特徴
とするエンジンの副燃焼室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985168661U JPH0541232Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985168661U JPH0541232Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6276241U JPS6276241U (ja) | 1987-05-15 |
JPH0541232Y2 true JPH0541232Y2 (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=31101739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985168661U Expired - Lifetime JPH0541232Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541232Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59163125U (ja) * | 1983-04-15 | 1984-11-01 | マツダ株式会社 | デイ−ゼルエンジンの副燃焼室 |
JPS60114229U (ja) * | 1984-01-11 | 1985-08-02 | トヨタ自動車株式会社 | 副燃焼室付デイ−ゼル機関 |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP1985168661U patent/JPH0541232Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6276241U (ja) | 1987-05-15 |
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