JPH0540867U - 高温疲労試験機の停電対策装置 - Google Patents
高温疲労試験機の停電対策装置Info
- Publication number
- JPH0540867U JPH0540867U JP9911091U JP9911091U JPH0540867U JP H0540867 U JPH0540867 U JP H0540867U JP 9911091 U JP9911091 U JP 9911091U JP 9911091 U JP9911091 U JP 9911091U JP H0540867 U JPH0540867 U JP H0540867U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power failure
- rotary actuator
- high temperature
- temperature fatigue
- fatigue tester
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 停電時に高温疲労試験片への過大負荷を防止
し、それまで長時間行ってきた試験を停電復旧後継続試
験することを可能とする。 【構成】 高温疲労試験機の加振力伝達用のボールねじ
1にギヤ2,3を介して連結され停電時にボールねじ1
に一定の回転トルクを与えるロータリーアクチュエータ
ー4と、ロータリーアクチュエーター4に空気圧を与え
るエアコンプレッサー9と、空気の流れを制御し停電時
にロータリーアクチュエーター4を作動させる電磁バル
ブ7とを具えており、停電時にボールねじ1に回転トル
クを与え試験片の熱収縮に追従させる。
し、それまで長時間行ってきた試験を停電復旧後継続試
験することを可能とする。 【構成】 高温疲労試験機の加振力伝達用のボールねじ
1にギヤ2,3を介して連結され停電時にボールねじ1
に一定の回転トルクを与えるロータリーアクチュエータ
ー4と、ロータリーアクチュエーター4に空気圧を与え
るエアコンプレッサー9と、空気の流れを制御し停電時
にロータリーアクチュエーター4を作動させる電磁バル
ブ7とを具えており、停電時にボールねじ1に回転トル
クを与え試験片の熱収縮に追従させる。
Description
【0001】
本考案は高温疲労試験機の停電対策装置に関する。
【0002】
従来のねじ式モーター駆動高温疲労試験機においては、図3正面図に示すよう に、試験片15を加熱炉16により高温にした状態で引張・圧縮の繰返し荷重を 負荷するための加振力を、ボールねじ1,スラスト軸受12,電磁クラッチ13 を介してモーター14により与えており、加振力を油圧により与える油圧サーボ 式疲労試験機に比べ、小型で安価に制作できるため、1本の試験時間が数ヶ月〜 1年の長時間疲労データの取得に適している。
【0003】 しかしてこのような高温疲労試験機では、停電時に加熱炉16が切れるので高 温加熱されていた試験片15が冷却され収縮し、そのため試験片15には過大な 引張荷重が加わり、大きなダメージを与え停電復旧後の継続使用が困難となる。 このような停電時の過大負荷を防止するために電磁クラッチ13が切離されるが 、現実にはボールねじ1は静摩擦抵抗により試験片15の熱収縮に追従できず、 かなり大きな過大荷重が試験片15に加わる。なお電磁クラッチ13を試験片1 5とボールねじ1の間に設ければ停電時の過大負荷は防止できるが、圧縮負荷時 に試験片15を座屈させぬように上部グリップ17と下部グリップ18は高精度 に軸芯調整されており、電磁クラッチ13を設けるとこの精度の確保が困難とな る。
【0004】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、停電時の試験への過大 負荷を防止でき、それまで長時間行ってきた試験を停電復旧後継続試験すること が可能となり、時間的にも経済的にも無駄がなくなる高温疲労試験機の停電対策 装置を提供することを目的とする。
【0005】
そのために本考案は、高温疲労試験機の加振力伝達用ねじにギヤを介して連結 され停電時に上記ねじに一定の回転トルクを与えるロータリーアクチュエーター と、上記ロータリーアクチュエーターに空気圧を与えるエアコンプレッサーと、 空気の流れを制御し停電時に上記ロータリーアクチュエーターを作動させる電磁 バルブとを具えたことを特徴とする。
【0006】
本考案高温疲労試験機の停電対策装置においては、停電時には空気圧によりロ ータリーアクチュエーターを回転させ、ギヤを介して加振力伝達用ねじに回転ト ルクを与え試験片の熱収縮に追従できるようにする。またロータリーアクチュエ ーターは熱収縮に追従できる程度のトルク力を発生するものを選定し、回転トル クにより試験片にダメージを与えないようにする。なお停電時にのみ作動するよ う電磁バルブによりロータリーアクチュエーターに与える空気の流れをコントロ ールする。
【0007】
本考案高温疲労試験機の停電対策装置の一実施例を図面について説明すると、 図1は系統図、図2は同上におけるロータリーアクチュエーターを示し、同図( a)は正面図、同図(b),(c)はそれぞれ同図(a)のb−b,c−cに沿 った断面図である。
【0008】 図1において、停電時に高温疲労試験機のボールねじ1に一定の回転トルクを 与えるため、ギヤ2,ジュラコンギヤ3を介しロータリーアクチュエーター4を 設ける。ロータリーアクチュエーター4は図2(b)のように回転ブレード4′ により2つの部屋に仕切られており、Aポート5及びBポート6に空気圧を加え ることで回転ブレード4′を回転させることができる。図2(c)にロータリー アクチュエーター4に直結したジュラコンギヤ3とボールねじ1に取付けられた ギヤ2のかみ合い状態を示すが、ジュラコンギヤ3の一部は歯が欠けており、通 電時には、Bポート6に空気圧を与えジュラコンギヤ3はギヤ2とかみ合わない ようにし、回転トルクが伝わらないようにする。一方停電時には、Aポート5に 空気圧を与えギヤ3を回転させ、ギヤ2とかみ合い回転トルクが伝達できるよう にする。
【0009】 このAポート5とBポート6への空気圧のコントロールにあたっては、図1に 示すように、ロータリーアクチュエーター4への空気圧がエアコンプレッサー9 により与えられ、レギュレーター8で必要なトルクを発生するように圧力を圧力 調整器10で行い、ロータリーアクチュエーター作動に必要な空気を常に蓄積し ておく。なお通常時と停電時に上述のようなシーケンスでAポート5とBポート 6へ空気をコントロールするために、電磁バルブ7が設けられている。
【0010】 かくして、このような装置によれば、停電時には空気圧によりロータリーアク チュエーター4を回転させ、ジュラコンギヤ3,ギヤ2を介してボールねじ1の めねじ側に回転トルクを与え、試験片の熱収縮に追従できるようにすることによ り、試験片への過大負荷を防止できる。
【0011】
要するに本考案によれば、高温疲労試験機の加振力伝達用ねじにギヤを介して 連結され停電時に上記ねじに一定の回転トルクを与えるロータリーアクチュエー ターと、上記ロータリーアクチュエーターに空気圧を与えるエアコンプレッサー と、空気の流れを制御し停電時に上記ロータリーアクチュエーターを作動させる 電磁バルブとを具えたことにより、停電時の試験への過大負荷を防止でき、それ まで長時間行ってきた試験を停電復旧後継続試験することが可能となり、時間的 にも経済的にも無駄がなくなる高温疲労試験機の停電対策装置を得るから、本考 案は産業上極めて有益なものである。
【図1】本考案高温疲労試験機の停電対策装置の一実施
例の系統図である。
例の系統図である。
【図2】同上におけるロータリーアクチュエーターを示
し、同図(a)は正面図、同図(b),(c)はそれぞ
れ同図(a)のb−b,c−cに沿った断面図である。
し、同図(a)は正面図、同図(b),(c)はそれぞ
れ同図(a)のb−b,c−cに沿った断面図である。
【図3】公知の高温疲労試験機の正面図である。
1 ボールねじ 2 ギヤ 3 ジュラコンギヤ 4 ロータリーアクチュエーター 4′ 回転ブレード 5 Aポート 6 Bポート 7 電磁バルブ 8 レギュレーター 9 エアコンプレッサー 10 圧力調整器
Claims (1)
- 【請求項1】 高温疲労試験機の加振力伝達用ねじにギ
ヤを介して連結され停電時に上記ねじに一定の回転トル
クを与えるロータリーアクチュエーターと、上記ロータ
リーアクチュエーターに空気圧を与えるエアコンプレッ
サーと、空気の流れを制御し停電時に上記ロータリーア
クチュエーターを作動させる電磁バルブとを具えたこと
を特徴とする高温疲労試験機の停電対策装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9911091U JPH0540867U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 高温疲労試験機の停電対策装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9911091U JPH0540867U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 高温疲労試験機の停電対策装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540867U true JPH0540867U (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=14238689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9911091U Withdrawn JPH0540867U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 高温疲労試験機の停電対策装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540867U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100958814B1 (ko) * | 2009-08-14 | 2010-05-18 | 주식회사 알앤비 | 전원 단락 후 자동 시작기능을 가지는 크리프 시험기 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP9911091U patent/JPH0540867U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100958814B1 (ko) * | 2009-08-14 | 2010-05-18 | 주식회사 알앤비 | 전원 단락 후 자동 시작기능을 가지는 크리프 시험기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |