JPH0540811U - 座標測定機用の測定範囲拡大装置 - Google Patents

座標測定機用の測定範囲拡大装置

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JPH0540811U
JPH0540811U JP9084491U JP9084491U JPH0540811U JP H0540811 U JPH0540811 U JP H0540811U JP 9084491 U JP9084491 U JP 9084491U JP 9084491 U JP9084491 U JP 9084491U JP H0540811 U JPH0540811 U JP H0540811U
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JP
Japan
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measured
pallet
movement
probe
placing means
Prior art date
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Pending
Application number
JP9084491U
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English (en)
Inventor
裕樹 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP9084491U priority Critical patent/JPH0540811U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定長さがプローブの移動量より大きい被測
定物の全測定範囲を測定する。 【構成】 パレットを座標測定機12の定盤14上に移
動自在に設け、ガイド部材40でパレット28の移動方
向を制限する。また、基準ブロック32A、32B、3
2Cをパレット28又はパレット28に載置された被測
定物のいづれか一方に、少なくとも3箇所設けた。そし
て、プローブ24でパレット28の移動後と移動前の基
準ブロック32A、32B、32Cの位置を測定し、補
正手段が移動後の測定値と移動前の測定値とに基づい
て、移動後のパレット28を移動前のパレット28の状
態に補正する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は座標測定機用の測定範囲拡大装置に係り、特に長尺物の被測定物を測 定可能にする座標測定機用の測定範囲拡大装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、三次元座標測定機で被測定物の形状を測定する場合、定盤上に被測定物 を載置して、三次元座標測定機のプローブを被測定物に接触した状態でX、Y、 Z軸方向に移動して被測定物の形状を測定する。 そして、被測定物を測定する場合は、三次元座標測定機のプローブの移動量( 測定範囲)が被測定物の測定長さより大きい必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、プローブの移動量(測定範囲)は三次元座標測定機の大きさで 特定されるので、被測定物が長尺物の場合はプローブの移動量が被測定物の測定 長さより小さくなり、被測定物を測定できないという問題がある。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、被測定物の測定長さ寸法が プローブの移動量(測定範囲)より大きい場合でも被測定物を測定することがで きる三次元座標測定機用の測定範囲拡大装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
本考案は、前記目的を達成する為に、定盤上に載置された被測定物にプローブ を接触すると共に、該プローブを被測定物に沿って移動して被測定物の形状を測 定する座標測定機において、前記定盤上に移動自在に設けられた被測定物載置手 段と、該被測定物載置手段の移動方向を制限する案内部材と、前記被測定物載置 手段又は該被測定物載置手段に載置された被測定物のいづれか一方に、少なくと も3箇所設けられた基準部材と、前記被測定物載置手段が移動した後、前記基準 部材位置をプローブで測定し、該測定値と前記被測定物載置手段の移動前にプロ ーブで測定した前記基準部材の測定値とに基づいて、移動後の被測定物載置手段 を移動前の被測定物載置手段の状態に補正する補正手段と、を備えたことを特徴 とする。
【0005】
【作用】
本考案によれば、被測定物載置手段を座標測定機の定盤上に移動自在に設け、 案内部材で被測定物載置手段の移動方向を制限する。また、基準部材を被測定物 載置手段又は該被測定物載置手段に載置された被測定物のいづれか一方に、少な くとも3箇所設けた。
【0006】 そして、プローブで被測定物載置手段の移動後と移動前の基準部材位置を測定 し、補正手段が移動後の測定値と移動前の測定値とに基づいて、移動後の被測定 物載置手段を移動前の被測定物載置手段の状態に補正する。
【0007】
【実施例】
以下添付図面に従って本考案に係る座標測定機用の測定範囲拡大装置の好まし い実施例について説明する。 図1、図2及び図3はそれぞれ本考案に係る測定範囲拡大装置10が三次元座 標測定機に設けられた状態の平面図、正面図、側面図を示している。これらの図 に示すように測定範囲拡大装置10は三次元座標測定機12の定盤14上に載置 して使用される。
【0008】 三次元座標測定機12はX軸16、Y軸18、Z軸20を有していて、Y軸1 8は定盤14の両側部にエアベアリング(図示せず。)を介して図2上で左右方 向(Y軸方向)に摺動自在に支持されている。一対のY軸18の上端部間にはX 軸16が支持されていて、X軸16にはZ軸20がエアベアリング(図示せず。 )を介して図3上で左右方向(X軸方向)に摺動自在に支持されている。更に、 Z軸20は図3上で上下方向(Z軸方向)に摺動自在に支持されている。Z軸2 0の先端部にはプローブ24が支持されている。
【0009】 測定範囲拡大装置10はパレット28を有し、パレット28は矩形状に形成さ れている。パレット28の底面の両側部にはそれぞれ3個づつエアベアリング3 0が設けられていて、これにより、パレット28はエアベアリング30、30… を介して定盤14上に摺動自在に載置される。また、パレット28の上面には3 個の基準ブロック32A、32B、32Cが設けられている。基準ブロック32 A、32Bは一方の側部に設けられ、基準ブロック32Cは一方の側部に設けら れていいて、更に、基準ブロック32Cは基準ブロック32A、32Bの略中央 に配置されている。
【0010】 基準ブロック32A、32B、32Cは棒状のロッドを有し、ロッドの下端部 がパレット28に固定されている。また、ロッドの上端部には球状体が固定され ている。 一方、三次元座標測定機12の定盤14上にはガイド部材40、40、40、 40が設けられていて、ガイド部材40にはローラ40Aが回動自在に設けられ ている。ガイド部材40、40の各々のローラ40A、40Aはパレット28の 一方の側部28Aに当接していて、他のガイド部材40、40の各々のローラ4 0A、40Aはパレット28の他方の側部28Bに当接している(図1参照)。 これにより、パレット28は図1上で左右方向(Y軸方向)に摺動する。
【0011】 また、パレット28の一方の側部28A側の各々のガイド部材40、40の近 傍には、定盤14上にストッパ44A、44Bが設けられている。ストッパ44 Aにはパレット28が左方向に移動したときブロック46Aが当接し、ストッパ 44Bにはパレット28が右方向に移動したときブロック46Bが当接する。こ れにより、パレット28の左右方向の移動量が設定される。
【0012】 このように、構成された測定範囲拡大装置10は、さらに補正手段を有してい る。補正手段は、プローブ24でパレット28の移動後と移動前の基準ブロック 32A、32B、32Cの各々の球状体位置の測定値に基づいて、移動後のパレ ット28を移動前のパレット28の状態に補正する。 前記の如く構成された座標測定機用の測定範囲拡大装置の作用について説明す る。
【0013】 先ず、パレット28を図1の状態、すなわちパレット28が左方向に移動して ストッパ44Aにブロック46Aが当接した状態で、被測定物(図示せず。)を パレット28に載置して固定する。次に、プローブ24をX、Y、Z軸方向に移 動して基準ブロック32A、32B、32Cの各々の球状体の位置を測定する。 そして、測定データD1は補正手段のデータ処理部に記憶される。
【0014】 次いで、プローブ24を操作して被測定物の寸法を測定する。この場合、被測 定物の測定範囲はプローブ24のY軸方向のストロークより大きいので、プロー ブ24で被測定物の全ての測定範囲を測定することができない。従って、プロー ブ24で被測定物の測定できる範囲を測定する。 続いて、パレット28を右方向に移動してストッパ44Bにブロック46Bを 当接する(図4参照)。そして、この状態で基準ブロック32A、32B、32 Cの各々の球状体の位置を測定する。この測定データD2と、データ処理部に記 憶されている測定データD1とに基づいて図4の状態のパレット28を図1の状 態のパレット28に補正する。
【0015】 すなわち、パレット28が図1の状態から図4の状態に移動したのでY軸方向 の移動量と、パレット28の姿勢のズレとを補正する。そして、図1の状態で測 定できなかった被測定物の測定範囲を測定する。 次に、図1の状態で測定した部分と、図4の状態で測定した部分とを演算して 被測定物の全測定範囲の測定値を求める。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る座標測定機用の測定範囲拡大装置によれば 、プローブで被測定物載置手段の移動後と移動前の基準部材位置を測定し、補正 手段が移動後の測定値と移動前の測定値とに基づいて、移動後の被測定物載置手 段を移動前の被測定物載置手段の状態に補正することができる。
【0017】 従って、被測定物の測定長さ寸法がプローブの移動量より大きい場合でも被測 定物を被測定物載置手段に固定すれば、被測定物の全測定範囲を測定することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る座標測定機用の測定範囲拡大装置
の平面図
【図2】本考案に係る座標測定機用の測定範囲拡大装置
の正面図
【図3】本考案に係る座標測定機用の測定範囲拡大装置
の側面図
【図4】本考案に係る座標測定機用の測定範囲拡大装置
がY軸方向に移動した後の状態を示した平面図
【符号の説明】
10…測定範囲拡大装置 12…三次元座標測定機 14…定盤 16…X軸 18…Y軸 20…Z軸 24…プローブ 28…パレット 32A、32B、32C…基準ブロック 40…ガイド部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤上に載置された被測定物にプローブ
    を接触すると共に、該プローブを被測定物に沿って移動
    して被測定物の形状を測定する座標測定機において、 前記定盤上に移動自在に設けられた被測定物載置手段
    と、 該被測定物載置手段の移動方向を制限する案内部材と、 前記被測定物載置手段又は該被測定物載置手段に載置さ
    れた被測定物のいづれか一方に、少なくとも3箇所設け
    られた基準部材と、 前記被測定物載置手段が移動した後、前記基準部材位置
    をプローブで測定し、該測定値と前記被測定物載置手段
    の移動前にプローブで測定した前記基準部材の測定値と
    に基づいて、移動後の被測定物載置手段を移動前の被測
    定物載置手段の状態に補正する補正手段と、を備えたこ
    とを特徴とする座標測定機用の測定範囲拡大装置。
JP9084491U 1991-11-06 1991-11-06 座標測定機用の測定範囲拡大装置 Pending JPH0540811U (ja)

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JP9084491U Pending JPH0540811U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 座標測定機用の測定範囲拡大装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012093345A (ja) * 2010-09-27 2012-05-17 Mitsutoyo Corp 座標測定用ヘッドユニット及び座標測定機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03160315A (ja) * 1989-11-02 1991-07-10 Carl Zeiss:Fa 座標測定装置

Patent Citations (1)

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