JPH0540789Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は携帯用の護符に関するものである。

（従来の技術） 御守などの携帯用の護符は、小形の紙や木に神
仏の名や像などを書いた御守本体を発行元などの
印刷された和紙で包装したものを普通とする。

（考案が解決しようとする課題） ところが、前記のような従来普通の携帯用の護
符はありふれて平凡なうえそのまま上衣などに入
れて保持していると御守本体を包装している和紙
から摩擦によつて損傷してゆき、長期間の携帯に
耐えない難点があつた。

（課題を解決するための手段） 本考案は前記のような難点を解決するためにな
されたもので、カード形の薄い透明硬質合成樹脂
板の表面に凹部を設けて該凹部に金属または石材
よりなる薄い御守本体を嵌合接着するとともに前
記凹部外の表面には社寺名および相応の図形を箔
入れしたことを特徴とするものである。

（実施例） 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。

１は82mm×55mm×１mm程度のカード形としたア
クリル樹脂などよりなる薄い透明硬質合成樹脂板
であつて、その表面中央には深さが0.5mm程度で
後記する御守本体３を嵌合できる大きさの浅い凹
部２が設けられている。御守本体３は金、銀、白
金などの貴金属のほか適当な薄い金属または薄い
天然石などの石材よりなるもので、その厚さは凹
部２と同厚またはそれより僅かに厚い扁平なもの
として神仏の名や像などが表示されており、そし
て、該御守本体３は前記凹部２内に接着剤をもつ
て嵌合接着されている。また、前記凹部２外の表
面には社寺名４および相応の図形５を箔入れして
ある。

このように構成されたものは、カード形とした
薄い透明硬質合成樹脂板１の表面に設けられてい
る凹部２に嵌合接着されている金属または石材に
よりなる薄い御守本体３に品格があり、凹部２外
の表面に箔入れされた社寺名４および相応の図形
５と相俟ち尊厳感を与えるとともに清新性を発揮
できるものであつて、また、薄い透明硬質合成樹
脂板１は裏面からも前記金属または石材よりなる
薄い御守本体３を透視させるため、同じく淡く透
視される箔入れの社寺名４および相応の図形５と
ともに優美さも発揮できるものである。しかし
て、携帯するには運転免許証やクレジツトカード
などと同じようにカード入れや財布或いは上衣の
ポケツトに直接入れておいても嵩張ることがない
うえカード形の薄い透明硬質合成樹脂板１は強度
が大で摩擦のおそれがなく、金属または石材より
なる薄い御守本体３は凹部２に嵌合接着された離
脱するおそれがないうえ材質上消耗することもな
く、箔入れされた社寺名４および図形５も金属箔
よりなることによつて耐久性があり、従つて長期
間に亘つて損傷なく所持できるものである。

（考案の効果） 本考案は前記実施例による説明から明らかなよ
うに、品格があり、尊厳感を与えるとともに清新
性を発揮し、しかも、長期間携帯できるものであ
つて、従来の護符の問題点を解決した新規な護符
として実用的価値極めて大なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。 １……カード形の薄い透明硬質合成樹脂板、２
……凹部、３……御守本体、４……社寺名、５…
…図形。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カード形の薄い透明硬質合成樹脂板１の表面に
   凹部２を設けて該凹部２に金属または石材よりな
   る薄い御守本体３を嵌合接着するとともに前記凹
   部２外の表面には社寺名４および相応の図形５を
   箔入れしたことを特徴とする護符。