JPH0242463Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は御葬式または御通夜等に使用する御霊
前袋に併用して用いるお悔み用カードに関するも
のである。

（従来の技術） 従来の御葬式または御通夜においては、御会葬
者は葬式場に予じめ設置された受付所で、御霊前
袋を差し出すと共に住所ならびに氏名を一々記帳
しなければならず、このため御会葬者が多数の場
合は、長時間列をなして待つていなければなら
ず、特に急用があつて時間を急ぐ御会葬者は受付
所で住所、氏名の記帳をせず、御焼香ならびに御
霊前袋を供えるだけで帰る人が多数あつた。

このため御葬式后の処理をする際、御会葬者の
住所、氏名が判らないばかりでなく、又一方、長
時間待つて御会葬者が仮に受付所で住所、氏名を
記帳したとしても、御会葬者が故人と一体どのよ
うな関係があつた人であるのか判別できない場合
が多く、葬式后の処理その他のことについて非常
に不便を感じていた。

（問題点を解決するための手段） 上記した従来の問題点を解決するための手段と
して、本考案はカードの表面に御会葬者の住所
欄、氏名欄および名刺挿着用の切込溝を形成し、
さらにこの名刺取着部分の適当箇所に接着剤を塗
布し且つこの接着剤面に剥離紙を貼着すると共
に、カードの裏面には故人または遺族とのご関係
欄を形成し、さらに該カードの適当箇所に該カー
ドを綴じ込むための綴じ穴を穿設してなるお悔み
用カードである。

（実施例） 本考案の具体的構成を図面に示す実施例につい
て以下詳細に説明する。

１はお悔み用のカードであつて、その表面には
御会葬者の住所欄２と氏名欄３を縦方向または横
方向に設けると共に、名刺持参の御会葬者のため
に名刺挿着用の切込溝４，４を穿設する。またさ
らにこの名刺取着部分のカード表面上の適当箇所
に接着剤５を塗布しこれに剥離紙６を貼着する。
またお悔み用のカード１の裏面には故人または遺
族とのご関係欄７を縦方向または横方向に設ける
と共に、該カード１の隅角部等の適当箇所に該カ
ードを綴じ込み整理するための綴じ穴８を穿設す
る。又図示するようにカード１の表面または裏面
に金額欄９および「故人の思い出、またはご遺族
への言葉」の欄１０を設けるようにしてもよい。
なお１１は切込溝４，４に挿着する名刺を示す。

本考案は上記の構造であるから、これを使用す
るに当つては、まず予じめカード１の住所欄２、
氏名欄３、故人、遺族とのご関係欄７、金額欄９
等に必要事項を記載すると共に、切込溝４，４に
名刺１１を挿着し、これを御霊前袋に金額と共に
同封して使用する。また御霊前袋には同封せず、
カード１の住所欄２、氏名欄３、故人、遺族との
ご関係欄７、金額欄９等に必要事項を記載し且つ
切込溝４，４に名刺を挿着して御霊前袋とは別に
葬式場の受付所に備えられたカード受函に置いて
くる場合もある。

（考案の効果） 以上述べたようにお悔み用カードを上述のよう
に使用することによつて、御会葬者は葬式場の受
付所で一々住所、氏名等を記帳する手間を省略で
きるので、御会葬者はきわめて短時間の内に御会
葬ができて時間を節約できると共に、葬式后遺族
が御会葬者の名簿等を作製する際にも御会葬者の
住所、氏名は勿論のこと故人または遺族との関係
等も明瞭に判別でき、さらにまた本考案は特に名
刺取付部分の適当箇所に接着剤を塗布し且つこの
接着剤面に剥離紙を貼着してあるから、剥離紙を
剥離するだけで名刺の背面をカード表面上に接着
することができ、名刺がカード表面から不用意に
脱落するのを防止することができる。またカード
１には綴じ込み用の綴じ穴８が設けてあるから、
多数のお悔み用のカード１を綴金によつてフアイ
ルすることができ、お悔み用のカード１を永年に
わたつて保存整理することができる等の優れた効
果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部剥離して示す本考案お悔み用カー
ドの正面図、第２図は本考案お悔み用カードの裏
面図を示す。 １……カード、２……住所欄、３……氏名欄、
４……切込溝、５……接着剤、６……剥離紙、７
……故人、遺族との関係欄、８……綴じ穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カードの表面に御会葬者の住所欄、氏名欄およ
   び名刺挿着用の切込溝を形成し、さらにこの名刺
   取着部分の適当箇所に接着剤を塗布し且つこの接
   着剤面に剥離紙を貼着すると共に、カードの裏面
   には故人、遺族とのご関係欄を形成し、さらに該
   カードの適当箇所に該カードを綴じ込むための綴
   じ穴を穿設してなるお悔み用カード。