JPH0540639Y2 - - Google Patents

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JPH0540639Y2
JPH0540639Y2 JP6321788U JP6321788U JPH0540639Y2 JP H0540639 Y2 JPH0540639 Y2 JP H0540639Y2 JP 6321788 U JP6321788 U JP 6321788U JP 6321788 U JP6321788 U JP 6321788U JP H0540639 Y2 JPH0540639 Y2 JP H0540639Y2
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piezoelectric ceramic
diaphragm
tweeter
vibrator
sound
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  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、音響機器の圧電セラミツクツイータ
に関するものである。
[従来の技術] 近年、特に車輌に搭載するスピーカシステムに
おいて、高音域再生用スピーカとして低価格性や
取り付けの際に特別な治工具を必要としない点、
また、低音域再生スピーカとの複合利用における
音の干渉が少ない点など、多くの利点を有する圧
電セラミツク振動子が注目されている。
しかしながら、圧電セラミツク振動子は第4図
に示すように、平板状のセラミツク素子15と平
板状の導体振動板16とを組み合わせ、セラミツ
ク素子15側をプラス側に、振動板16側をマイ
ナス側に接続して振動を発生させるため、音波は
一方向の指向性しか有しない欠点があつた。ま
た、特に第5図に示すように、この圧電セラミツ
クスピーカを車載用ドアマウントタイプのスピー
カとして用いた場合、自動車のドアー17に圧電
セラミツクスピーカ18を取り付けて音波19を
発生させると、運転者20は圧電セラミツク振動
子の指向軸と同軸上での聴取は不可能であること
から、圧電セラミツクスピーカが有効利用されな
いことが多かつた。
このため、圧電セラミツク振動子にドーム状の
振動板を設けて音波の方向を放射状に伝導する試
みが多く提案されてきた。
(実開昭59−68397号、実開昭56−152494号、
実開昭59−46091号、実開昭60−24057号公報) [考案が解決しようとする課題] 上述した従来の圧電セラミツク形のスピーカに
おいては、平板状のセラミツク振動子をドーム状
の振動板で覆つたりセラミツク振動子とドーム状
振動板とを連結棒等を介して振動させているた
め、音声が広範囲に拡散されることは困難であつ
た。
本考案は、上述の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、圧電セラミツク振
動子を指向性の改善された高音域用車載用スピー
カとしての圧電セラミツクツイータを提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の圧電セラ
ミツクツイータは、スズメツキ鋼板等の導電体を
振動板として構成した圧電セラミツク振動子にお
いて、前記振動板はその中心部に圧電セラミツク
素子を配し、その周辺部に複数の多面形を形成し
て前記圧電セラミツク素子を内包し、前記圧電セ
ラミツク振動子トツプ面に設けたのである。
[作用] 上記のように構成された圧電セラミツクツイー
タは、振動板の外周部が多面形に成形されてお
り、且つ圧電セラミツク振動子がトツプ面を形成
しているため、縦方向の指向性に対して横方向の
指向性も加わり、音声が広範囲に拡散される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
によつて詳細に説明する。第1図は圧電セラミツ
クツイータの側面断面図で、第2図は圧電セラミ
ツクツイータをドアーマウントした状態を示す概
要図、第3図は圧電セラミツクツイータをリアー
スピーカにした状態を示す概要図である。
第1図において、1は振動板、2は圧電セラミ
ツク素子である。振動板1はスズメツキを施した
薄板鋼板の導電体をプレス成形したもので、中央
部には後述する圧電セラミツク素子2を取り付け
る平面部1aが設けてあり、この平面部1aの周
辺は弯曲状に垂れ下がる多面形1bで構成されて
いる。この多面形1bの下端部には前記トツプ面
として形成された平面部1aと平行面で設けられ
たフランジ部1cが形成されている。前記フラン
ジ部1cはガスケツト3を介して断面逆円錐台形
のフレーム4のフランジに取り付けてある。この
フレーム4にはその両側に端子5が設けてある。
これらの端子5は前記振動板1のトツプ面を形成
する平面部1aの裏側に設けられた圧電セラミツ
ク素子2と、振動板1とにそれぞれリード線をも
つて接続されている。
前記圧電セラミツク素子2は、例えばジルコン
チタン酸鉛を主体とし、これに金属酸化物等を添
加配合して成形焼結した薄い円板状の電歪振動子
である。この圧電セラミツク素子2に陽極側を接
続し、前記振動板1に陰性側を接続して音声信号
を介して可聴音声に変化するものである。
このような構成で音声信号を入力すると、音波
は振動板1の平面部1aであるトツプ面と、前記
平面部1aの周辺に設けられた弯曲状の多面形1
b面から放音される。この放音状態は、車載用ド
アマウント6に本考案の上記圧電セラミツクツイ
ータ7を取り付けたものであれば第2図に示すよ
うに、音源位置より矢印で示す音波8が拡がるの
で聴き難いことはでくなる。また、前記圧電セラ
ミツクツイータ7を第3図に示すように、自動車
のリアトイレ部9に設けておけば、音波8はリア
ウインド10等に反射した反射音と横方向の直接
音とにより室内に良好に拡がるようになる。な
お、第2図の11はドライバーで、第3図の12
は搭乗者を示す。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、本考案の圧電セラ
ミツクツイータは、スズメツキ鋼板等を振動板と
して構成した圧電セラミツク振動子において、前
記振動板はその中心部に圧電セラミツク素子を配
し、その周辺部に複数の多面形を形成して前記圧
電セラミツク素子を内包し、前記圧電セラミツク
振動子をトツプ面に設けたので、音波は振動板の
トツプ面と、このトツプの周辺に設けられた複数
の多面形で構成された面とより伝達され、横方向
の指向性の改善された圧電セラミツクツイータを
得ることが可能になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は圧電セラミツクツイータの半截
断面図、第2図は圧電セラミツクツイータをドア
マウントした状態での音波の拡がりを示す概要
図、第3図は圧電セラミツクツイータをリヤトレ
イに取り付けた状態での音波の拡がりを示す概要
図、第4図および第5図は従来の説明図である。 1……振動板、1a……平面部(トツプ面)、
1b……複数の多面形形成面、2……圧電セラミ
ツク素子、7……圧電セラミツクツイータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スズメツキ鋼板等の導電体を振動板として構成
    した圧電セラミツク振動子において、前記振動板
    はその中心部に圧電セラミツク素子を配し、その
    周辺部に複数の多面形を形成して前記圧電セラミ
    ツク素子を内包し、前記圧電セラミツク振動子を
    トツプ面に設けたことを特徴とする圧電セラミツ
    クツイータ。
JP6321788U 1988-05-13 1988-05-13 Expired - Lifetime JPH0540639Y2 (ja)

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JP6321788U JPH0540639Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

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JPH01167800U JPH01167800U (ja) 1989-11-27
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