JPH0540203U - 車両用汚物入れ容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】汚物入れ容器内にプラスチックフィルム製の袋
を容易に装着することができ、汚物に直接手を触れるこ
となく、しかも取り出し易い車両用汚物入れ容器を得る
ことを目的とする。 【構成】蓋が取り付けてある容器の内側に該容器と略同
一の大きさを持ちかつ蓋のない容器を嵌入せしめて容器
を二重とし、該内側の容器内にプラスチックフィルム製
の袋を、該内側の容器内に嵌入させかつ該袋の上縁を外
側に折り返して該内側の容器内に装着することとした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、車両のトイレに置かれるもので、その中に捨てられる汚物の取り 出しを便利にした車両用汚物入れ容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の車両用汚物入れ容器としては、例えば、図４に示すようなものがある。 蓋が取り付けてある容器１がトイレの一隅に置かれるが、中の汚物の取り出しが 便利なように、容器１内にプラスチックフィルム製の袋２を嵌入させ袋の上縁３ を外側に折り返すようにしたものが使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところでこのような従来の車両用汚物入れ容器にあっては、容器１には蓋４が 取付けられておるため、プラスチックフィルム製の袋２を嵌入させ袋の上縁３を 外側に折り返そうとすると、蓋４が邪魔になって袋の上縁をその部分では折り返 すことができず、そのためプラスチックフィルム製の袋２が容器１内に落ち込ん で、汚物を入れようとしてもプラスチックフィルム製の袋２の中に入れ難かった り、また汚物を取り出すため、プラスチックフィルム製の袋２を取り出そうとし ても、汚物を容易に取り出すことができないという問題があった。

【０００４】 この考案は、このような従来の課題に着目してなされたもので、プラスチック フィルム製の袋２を装着する際に、袋２の上縁３を容器の外側に折り返して、確 実に容器に装着することができ、汚物が確実にプラスチックフィルム製の袋２の 中に入り、しかもプラスチックフィルム製の袋２を取り出し易いようにした車両 用汚物入れ容器を得ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の課題を解決するための手段として、蓋付容器の内側に該容器 と略同一の大きさを持ちかつ蓋のない容器を嵌入せしめて容器を二重とし、該内 側の容器内にプラスチックフィルム製の袋を、該内側の容器内に嵌入させかつ該 袋の上縁を外側に折り返して該内側の容器内に装着して構成することとした。

【０００６】

【作用】

二重とした内側の容器には、蓋がないから、プラスチックフィルム製の袋を、 内側の容器内に嵌入させかつ該袋の上縁を外側に折り返して内側の容器内に装着 することができ、プラスチックフィルム製の袋が内側の容器内に落ち込むことが なく、汚物入れ容器から容易に汚物を取り出すことができるようになる。

【０００７】

【実施例】

以下、この考案を図面に基づいて説明する。図１〜３は本考案の車両用汚物入 れ容器の斜視図で、蓋付容器１０，２０，３０の内側に、その容器と略同一の大 きさを持ちかつ蓋のない容器１１，２１，３１を嵌入せしめて容器を二重とし、 内側の容器１１，２１，３１内にプラスチックフィルム製の袋１２，２２，３２ を、内側の容器１１，２１，３１内に嵌入させ、かつ袋１２，２２，３２の上縁 １３，２３，３３を外側に折り返して内側の容器１１，２１，３１内に装着せし める。

【０００８】 二重とした内側の容器１１，２１，３１には、蓋が設けられていないなから、 プラスチックフィルム製の袋１２，２２，３２を、内側の容器１１，２１，３１ 内に嵌入させかつ該袋１２，２２，３２の上縁１３，２３，３３を外側に折り返 すようにして、内側の容器内に確実に装着させることができ、プラスチックフィ ルム製の袋１２，２２，３２が内側の容器１１，２１，３１内に落ち込むことが なく、汚物を入れようとして、プラスチックフィルム製の袋１２，２２，３２の 中に入れ難いというようなこともない。またプラスチックフィルム製の袋１２， ２２，３２の中の汚物を、汚物入れ容器１０，２０，３０から袋ごと容易に取り 出すことができるようになる。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案は上記のような構成と作用を有するので、車両 用汚物入れにプラスチックフィルム製の袋を確実に装着することができ、汚物入 れに容易に汚物を入れることができ、また汚物入れ容器から汚物を取り出すとき も、汚物に直接手を触れることなくプラスチックフィルム製の袋と共に容易に取 り出すことができるので、衛生的で、しかも取扱いが容易になるという効果を有 する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の車両用汚物入れ容器の斜視図である。

【図２】本考案の車両用汚物入れ容器の他の実施例の斜
視図である。

【図３】本考案の車両用汚物入れ容器の更に他の実施例
の斜視図である。

【図４】従来の車両用汚物入れ容器の斜視図である。

【符号の説明】

１０，２０，３０……汚物入れ容器 １１，２１，３１……内側の容器 １２，２２，３２……プラスチックフィルム製の袋 １３，２３，３３……袋の上縁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】蓋が取り付けてある容器の内側に該容器と
   略同一の大きさを持ちかつ蓋のない容器を嵌入せしめて
   容器を二重とし、プラスチックフィルム製の袋を前記内
   側の容器内に嵌入させ、かつ該プラスチックフィルム製
   の袋の上縁を外側に折り返して該内側の容器内に装着し
   たことを特徴とする車両用汚物入れ容器。