JPH0540105Y2 - - Google Patents

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JPH0540105Y2
JPH0540105Y2 JP13727787U JP13727787U JPH0540105Y2 JP H0540105 Y2 JPH0540105 Y2 JP H0540105Y2 JP 13727787 U JP13727787 U JP 13727787U JP 13727787 U JP13727787 U JP 13727787U JP H0540105 Y2 JPH0540105 Y2 JP H0540105Y2
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JP
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tower body
drain paper
drain
support
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は軟弱地盤改良用のドレーンペーパ打設
機に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、海外航空旅行者及び国内航空旅行者の著
しい増加に伴い、空港増設及びそれに伴う施設の
充実が叫ばれている。そこで、空港を拡充する必
要があり、この為、空港周辺の土地が多湿地であ
る場合にはこの軟弱地盤の改良を行う必要があ
る。この多湿地の改良にはドレーンペーパ打設機
を使用して軟弱地盤に対しドレーンペーパを深く
打ち込み、地盤中の水分を抜き取るドレーンペー
パ工法がある。
このドレーンペーパ工法には、塔体によつて案
内される打込みバーの先端にドレーンペーパを引
つ掛け、打込みバーに沿わせて文字通りペーパを
裸の儘地盤に打ち込む裸打ち法と、中空の打込み
バー中にドレーンペーパを挿通しドレーンペーパ
をガイドしながら打込む全閉法とがあり、何れの
工法においても、ドレーンペーパ打設機は約20m
以上もある塔体を必要としていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、ドレーンペーパ工法を空港の改良に
適用する場合、空港は従来通り運行しなければな
らず、従つて、飛行機が運行している間は一定の
高さ以上の構造物を設置することを排除する航空
制限が設けられており、この為航空制限が敷かれ
ている昼間は上記塔体を倒して置き、航空制限が
敷かれていない夜間に該塔体を立てて、工事を行
う必要があつた。
上記塔体を立てる場合は従来クレーンを使用
し、塔体を立てた状態でワイヤーロープ、ターン
バツクルによつて完全に固定して作業を行い、倒
す場合は上記クレーンを使用して上記ターンバツ
クルを暖めてワイヤロープを外す作業を必要とし
ていたので、大変な労力を必要とするという問題
点があつた。
また、場所によつては地盤が軟弱で重量物であ
るクレーンを入れることができず、従つて、ドレ
ーンペーパ工法が行えない場合もあるという問題
点があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ク
レーン等の機械を使用しなくてもドレーンペーパ
打設機の塔体の倒立作業が容易に行えるドレーン
ペーパ打設機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決する手段〕
上記問題点を解決する本考案に係るドレーンペ
ーパ打設機は、ドレーンペーパの打込みバーを案
内する塔体を下端部を中心にして台車に傾動自在
に取付けると共に、上記塔体の支持索の内一方を
固定支持索とし、他方を巻上装置に接続してその
長さを可変とし、上記塔体を一方向に傾動自在と
成して構成されている。
ここに、塔体の上部及び上記台車には夫々複数
の滑車が取付けられ、該夫々の滑車を介して巻張
される1本の支持索によつて上記塔体の傾動が行
われるようになつていることが好ましく、また、
倒れた塔体を支える受け台が設けられていること
が望ましい。
〔作用〕
本考案に係るドレーンペーパ打設機は、打込み
バーを案内する塔体を下端部を中心にして台車に
傾動自在に取付けると共に、上記塔体には長さが
可変する支持索が巻上装置に接続されているの
で、巻上装置を作動させることによつて、上記塔
体を一方向に傾動させることができる。
また、塔体には一方向に固定支持索が取付けら
れているので、上記塔体が垂設された場合にも固
定支持索によつて引つ張られることとなり、塔体
が倒れることはない。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を
具体化した一実施例につき説明し、本考案の理解
に供する。
ここに、第1図は本考案の一実施例に係るドレ
ーンペーパ打設機の側面図、第2図は上記ドレー
ンペーパ打設機の正面図、第3図は上記ドレーン
ペーパ打設機の支持索巻取り状態を説明する概略
構成図である。
第1図及び第2図に示すように、本考案に係る
ドレーンペーパ打設機10は、打込みバー11を
案内する塔体12と、該塔体12が下端部を中心
に傾動自在に取付けられている台車13と、上記
塔体12の上部及び上記台車13に取付けられた
複数の滑車14及び15と、該滑車14,15を
介して巻張される支持索16と、該支持索16の
逆側に取付けられた固定支持索19と、上記支持
索16を巻上げる巻上装置17とによつて構成さ
れている。以下、これらについて詳しく説明す
る。
上記塔体12は複数の部材(例えばアングル
材、チヤンネル材)がトラス状に継合わされて、
全長が略20m程度になつていると共に、その中心
には打込みバー11が昇降自在に嵌入できるよう
に空間が設けられている。この打込みバー10の
昇降は台車13に設けられている図示しないロー
ラ及び該ローラを駆動する駆動装置によつて行わ
れる。
上記台車13は、キヤタピラ式の自走台車によ
つてなり、該台車13の上部には据え付け座13
aが設けられ、該据え付け座13aの端部には固
定ピン13bが設けられ、該固定ピン13bは打
込みバー11案内用の塔体12の下端側部に回動
自在に取付けられ、該塔体12と上記固定ピン1
3bを中心にして一方向に傾動できるようになつ
ている。
上記滑車14は塔体12の継ぎ目の一方側に左
右対となつて取付けられ、支持索16の引張力が
左右均等に掛かるようになつている。
上記滑車15及び巻上装置17は台車13に取
付けられた架台18上に配設され、該架台18は
台車13の天井よりも高くなつているので、巻上
装置17を作動して巻上げを行つた場合に支持索
16が台車13に引つ掛からないようになつてい
る。
上記支持索16は一本のワイヤーロープからな
り、一端が巻上装置17に接続されその長さを可
変とし、上記塔体12を一方向に傾動自在にする
ことができる。
上記固定支持索19はワイヤーロープからな
り、複数本で構成され、上記塔体12が垂設した
場合に加わる支持索16の張引力と略同様の力が
加わるようになつている。
ここで、20は受け台を示し、塔体12が一定
以上に倒れないように支持するためのものであ
る。
続いて、ドレーンペーパ打設機10の使用方法
及び作用について、更に詳しく説明すると、塔体
12が倒れた状態で、巻上装置17を操作し、支
持索16を巻上げると、第3図に示すように、支
持索16は一本のワイヤーロープからなり、塔体
12に取付けられた滑車14と、架台18上に取
付けられた滑車15とを介して巻張されるので、
全体に均等の力が加わりながら塔体12が立てら
れることになる。このとき、逆方向からは固定支
持索19によつて引つ張られるので、安定した状
態で垂設されるようになる。
ここで、ドレーンペーパ打込み作業を行うが、
ドレーンドラム21に巻架されたドレーンペーパ
を打込みバー11の先端に引つ掛け、打込みバー
に沿わせて地盤に打ち込むか、又は中空の打込み
バー11中にドレーンペーパを挿通しドレーンペ
ーパをガイドしながら打込む。
次に、作業を終了して塔体12を倒すが、打込
みバー11を第1図に点線で示すように地盤中に
打ち込んだ状態で、巻上装置17を操作し、支持
索17を少し暖めた状態で、固定支持索19を引
いて塔体12を多少傾斜させる。その後、徐々に
支持索17を暖めていき、塔体12が受け台20
に載るようにする。
〔考案の効果〕
本考案に係るドレーンペーパ打設機は以上の説
明からも明らかなように、打込みバーを案内する
塔体を下端部を中心にして台車に傾動自在に取付
けると共に、上記塔体には長さが可変する支持索
が巻上装置に接続されているので、巻上装置を作
動させることによつて、上記塔体を容易に一方向
に傾動させることができる。
従つて、クレーン等の機械を使用しなくてもド
レーンペーパ打設機の塔体の倒立作業が容易に行
えるようになり、大幅に経費が節減されることな
り、更には、クレーンが入らないような軟弱地盤
上においても工事を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るドレーンペー
パ打設機の側面図、第2図は上記ドレーンペーパ
打設機の正面図、第3図は上記ドレーンペーパ打
設機の支持索巻取り状態を説明する概略構成図で
ある。 符号の説明、10……ドレーンペーパ打設機、
11……打込みバー、12……塔体、13……台
車、13a……据え付け座、13b……固定ピ
ン、14,15……滑車、16……支持索、17
……巻上装置、18……架台、19……固定支持
索、20……受け台、21……ドレーンドラム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ドレーンペーパの打込みバーを案内する塔体
    を下端部を中心にして台車に傾動自在に取付け
    ると共に、上記塔体の支持索の内一方を固定支
    持索とし、他方を巻上装置に接続してその長さ
    を可変とし、上記塔体を一方向に傾動自在と成
    したことを特徴とするドレーンペーパ打設機。 (2) 塔体の上部及び上記台車には夫々複数の滑車
    が取付けられ、該夫々の滑車を介して巻張され
    る1本の支持索によつて上記塔体の傾動が行わ
    れる実用新案登録請求の範囲第1項記載のドレ
    ーンペーパ打設機。 (2) 倒れた塔体を支える受け台が設けられている
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記
    載のドレーンペーパ打設機。
JP13727787U 1987-09-05 1987-09-05 Expired - Lifetime JPH0540105Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13727787U JPH0540105Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13727787U JPH0540105Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6442339U JPS6442339U (ja) 1989-03-14
JPH0540105Y2 true JPH0540105Y2 (ja) 1993-10-12

Family

ID=31398554

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JP13727787U Expired - Lifetime JPH0540105Y2 (ja) 1987-09-05 1987-09-05

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