JPH0539997U - ペーパーウエイト、装飾置物及びキーホルダ - Google Patents

ペーパーウエイト、装飾置物及びキーホルダ

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JPH0539997U
JPH0539997U JP8988291U JP8988291U JPH0539997U JP H0539997 U JPH0539997 U JP H0539997U JP 8988291 U JP8988291 U JP 8988291U JP 8988291 U JP8988291 U JP 8988291U JP H0539997 U JPH0539997 U JP H0539997U
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JP
Japan
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light
coating film
transparent
film
paper
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Pending
Application number
JP8988291U
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English (en)
Inventor
敏行 堀内
誠治 岩田
敏行 佐藤
英司 工藤
信幸 佐藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文鎮やキーホルダ等の色彩に関するもので、
置かれた状態や見る人の角度によって、色彩の変わる高
級感、珍重度のある文鎮、キーホルダ、装飾置物を提供
する。 【構成】 文鎮、キーホルダ、装飾置物の本体ブロック
に、可視光をあてたときに光干渉の起きるコーティング
膜を付けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ペーパーウェイト、装飾置物及びキーホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のガラス製もしくは有機高分子樹脂製のペーパーウェイト、装飾置物、キ ーホルダは、大別すると以下の4種類のいずれかである。 形が見た目を楽しませるもの。 例えば、動植物や乗物・建物・何かのマークなど特別なものの形をしていたり 、それを図案化した形状となっているもの。
【0003】 または、立方体・正八面体・正十二面体・正二十面体・宝石状にカットされた もの・かまぼこ形等、均整のとれた美しい形状をしているもの。 中に何かが封入されているもの。 例えば、貝殻、岩石、金属などを入れたもの。
【0004】 表面、裏面または内部に特徴のある文字や図柄が描かれているもの。 例えば、印刷されているもの・削ったもの・型に流し込んで作る際に浮き出 したり、沈み込んだりするようにしたもの。 着色されていて色が美しいもの。 また、これらの特徴のうち2つ以上を兼ね備えたものも数多い。
【0005】
【考案の解決しようとする課題】
しかしながら、こうしたペーパーウェイト、装飾置物、キーホルダは、変化す る要素がないため、最初の印象が良くても時間の経過とともに飽きが来やすい。 また、近年、このような構造のペーパーウェイト、装飾置物、キーホルダは、 廉価なものも多く、高級感も珍しさもなくなった。
【0006】 本考案は、置き方や見る方向により色彩が変化し、何故そういう風に見えるの か、一般常識では解釈しにくい不思議さの要素を付与した高級感や珍重度の高い ペーパーウェイト、装飾置物、キーホルダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、ペーパーウェイト、装飾置物、キーホル ダの本体材料となる透明または半透明のガラス等の塊の表面に、特定波長の可視 光を透過または反射する膜を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】
低屈折率の媒体の中にある光線が、高屈折率の媒体の表面から反射される時に は、波長λ×1/2だけ位相の変化を起こす。多数の薄膜からなるコーティング 膜に光を入射させると、それぞれの膜の界面で反射する反射光が、干渉を起こす 。干渉によって最大、最小となる光は、入射する光の波長λ、薄膜の屈折率n、 膜厚tによって決まる。
【0009】 本考案は、このような性質を利用して、上記の構成をとっているので、同一の コーティング膜を形成した面に、ブロックの異なった方向から光を入れることが できるため、透過しやすい光、反射しやすい光の光量を適宜変えることができ、 これにより色彩の変化を起こす。また、見る角度を変えることでも色彩豊かに変 化する、おもしろく飽きにくいペーパーウェイト、装飾置物、キーホルダが提供 できる。
【0010】
【実施例】
図1は、ペーパーウェイトの実施例である。 透明または半透明のガラスブロック1は円柱形またはゆるやかな側面勾配の円 錐台形をしており、型注入で製作するためと見栄えを考慮して角には丸みをとっ てある。
【0011】 裏面にはサンドブラスト彫刻により、文字および絵柄2が彫刻されている。コ ーティング膜3はガラスブロック1の表面につけた多層薄膜であり、表面側から 白色光を入射すると緑光を他の光より良く反射し、補色関係にある赤紫光が緑光 より良く透過するように膜厚や屈折率を設定してある。かかる構成にしておくと 白い紙の上にこのガラスブロック1を置いて上から見たり、ガラスブロック1を 立てて透かして見ると、ガラスブロックは赤紫色に見える。
【0012】 なぜならば、緑光はコーティング膜3の表面で反射して目に入るのに対し、コ ーティング膜3を透過するか、ガラスブロック1の側面から入って白い紙の表面 で反射した後、再びコーティング膜3を透過する光、あるいはガラスブロック1 の裏面側から表面側に透過する光は赤紫光として目に入る。したがって、緑色光 と赤紫光の両方が目に入るが、ガラスブロックを立てて透かして見る時のように 裏面から光が入る場合はもちろん、白い紙の上に置く場合も、ガラスブロック1 の側面から入る光があるため、ガラスブロック1上のコーティング膜3からの表 面反射光しか目に達しない緑色光に比べ、赤紫光の方が強く目に映る。
【0013】 一方、黒い紙の上にこのコーティング膜3のついたガラスブロック1を置いて 上から見ると、黒い紙は反射率が低いため、ガラスブロック1の裏面から来て観 察者の目に入る光は極度に減る。 このため、ガラスブロック1表面上のコーティング膜3で反射された緑色の光 が観察者の目には強く映る。したがって、ガラスブロック1は緑色に見える。
【0014】 また、この置物、飾り物を白い紙の上に置いた状態で赤紫色に見える時、コー ティング膜3の付いたガラスブロック1の上に薄手の白い紙をのせると、コーテ ィング膜3の裏面側からの光は下に置いた白い紙から出る散乱光であるのに対し 、コーティング膜3による反射緑光は平滑な面での正反射光なので、上に置いた 白い紙がスクリーンとなってガラスブロック1の表面の形が上に置いた白い紙上 に緑色に映る。このため白い紙の下には緑色のものがあるように見える。
【0015】 一方、このペーパーウェイトを白い紙の上に置いたり、手で持って透かして見 る場合でも、コーティング膜3のついたガラスブロック1を斜めから観察して蛍 光灯などの特定の強い光源の光がコーティング膜3で正反射して目に入る場合に は緑色に見える。また、見る方向によっては、コーティング膜3内での光干渉の 状況が変わり、緑や赤紫以外の青色等に見えたり、真珠光沢で見えたりもする。 このほか、コーティング膜3の付いたガラスブロック1をひっくり返して見る と文字と絵柄2がコーティング膜3の面を鏡にして写って見え、文字と絵柄2が 二重に見える。
【0016】 上記の例では反射する光を緑色光、透過する光を赤紫光とした例を示したが、 色の組み合わせは任意でよい。また、コーティング膜3は、多層膜でも単層膜で もよく、単層膜が、透明または半透明の薄膜であってもコーティング膜3の表面 で反射する反射光と、ガラスブロック1の表面で反射する反射光とが重なって干 渉しあいながら観察者の目に入れば、目を置く位置によって、干渉して色付いて 見える光の波長が変わり、色が変化して見える。
【0017】 図1では、コーティング膜3を透明または半透明のブロック1の文字や絵柄を 彫刻した面と反対側にコーティングしたが、図2に示すように文字や絵柄2の側 にコーティングしてもよいし、図3に示すように側面にコーティングしてもよい 。
【0018】 さらに、図1と図2のコーティング、または図3と図2のコーティングをそれ ぞれ異なる材質や異なる膜厚のコーティング膜4、5で同一の透明または半透明 ブロック1に施した例を図4、図5に示す。かくのごとくコーティング膜を施す と表面側から見た時と裏面側から見た時で見え方が異なるので、変化が増す。 以上の説明は透明または半透明のブロック1が単純な円柱形またはゆるやかな 側面勾配の円錐台形の場合について示したが、任意の形状のブロックについて同 様のことが可能である。
【0019】 また、透明または半透明ブロック1とする材料も任意でよい。 ガラスブロックとするガラスは広義のガラスでよく、ペーパーウェイト、装飾 置物、キーホルダの本体材料となるものであれば、何でも良い。 例えば、クリスタルガラス、石英ガラス、溶融石英等でも良い。 また、アクリル等の透明樹脂を材料としても電子サイクロトロン共鳴形膜付け 装置等を用いてコーティング膜を付ければ、樹脂の軟化点以下の温度で膜付け可 能なので、同じような効果を示すペーパーウェイト、装飾置物、キーホルダが得 られる。ペーパーウェイト、装飾置物、キーホルダの中に貝殻や小さな模型等を 入れてモールドする場合等には、軟化点・融点が低い高分子樹脂の方がガラスよ り便利なので、従来そのような材質のものも多いが、それらに対しても本考案を 適用することは可能である。
【0020】 さらに、文字および絵柄については無くてもよくまた、そのうちのいずれかだ けがあってもよい。 本実施例は、ペーパーウェイトを中心に説明したが、同様に装飾置物やキーホ ルダも作れる。
【0021】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、従来、色彩の変化のないペーパーウェイ ト、装飾置物やキーホルダを、これらの置かれている状態や観察者の見る角度に よって色彩を変化させることができる。 また、その変化する原理が一般人の常識では中々簡単には説明できないため、 不思議に感ずる。たとえ光学の専門家でも、種々の条件の時にどのように見える かは実物を作ってみないとわからない位、色々に変化することから識者には原理 を考える楽しみを与えることができる。
【0022】 色彩的な美しさが加わり、光沢が出る上、上記のような不思議感覚も入るため 従来の無変化のものに比して格段に珍しい品物に受け取られ、高級感も倍加する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の説明図である。
【図2】本考案の他の実施例の説明図である。
【図3】本考案の他の実施例の説明図である。
【図4】本考案の他の実施例の説明図である。
【図5】本考案の他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 ガラスブロック 2 文字および絵柄 3 コーティング膜 4 コーティング膜 5 コーティング膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩田 誠治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 佐藤 敏行 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 工藤 英司 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 佐藤 信幸 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町5丁目129 番地 松本徽章株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明または半透明のブロック表面の少な
    くとも一部に、特定波長の可視光を透過または反射する
    膜を有することを特徴とするペーパーウェイト。
  2. 【請求項2】 透明または半透明のブロック表面の少な
    くとも一部に、特定波長の可視光を透過または反射する
    膜を有することを特徴とする装飾置物。
  3. 【請求項3】 透明または半透明の本体表面の少なくと
    も一部に、特定波長の可視光を透過または反射する膜を
    有することを特徴とするキーホルダ。
JP8988291U 1991-10-31 1991-10-31 ペーパーウエイト、装飾置物及びキーホルダ Pending JPH0539997U (ja)

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JP8988291U JPH0539997U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 ペーパーウエイト、装飾置物及びキーホルダ

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JP8988291U JPH0539997U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 ペーパーウエイト、装飾置物及びキーホルダ

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JPH0539997U true JPH0539997U (ja) 1993-05-28

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ID=13983138

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JP8988291U Pending JPH0539997U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 ペーパーウエイト、装飾置物及びキーホルダ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0343247A (ja) * 1989-07-11 1991-02-25 Sachiko Kosaka 有色反射装飾体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0343247A (ja) * 1989-07-11 1991-02-25 Sachiko Kosaka 有色反射装飾体

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