JPH053985Y2 - - Google Patents

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JPH053985Y2
JPH053985Y2 JP18983587U JP18983587U JPH053985Y2 JP H053985 Y2 JPH053985 Y2 JP H053985Y2 JP 18983587 U JP18983587 U JP 18983587U JP 18983587 U JP18983587 U JP 18983587U JP H053985 Y2 JPH053985 Y2 JP H053985Y2
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、ノツクセンサなどの加速度計の検査
装置に関する。
B 従来の技術 従来のノツクセンサの検査装置を第5図により
説明する。
加振器1に被測定用のノツクセンサ2が装着さ
れ、その出力をA/Dコンバータ3でデジタル値
に変換しマイクロコンピユータ4に入力する。マ
イクロコンピユータ4は、ノツクセンサ2に与え
る基準となる検査加速度を示す基準信号をD/A
コンバータ5を介して比較器6に入力する。一
方、加振器1には、その加速度を検出する加速度
計7が装着され、その出力が実加速度として直流
変換器8を介して比較器6に入力される。比較器
6は2つの入力を比較して、基準検査加速度>実
加速度のときはハイレベル信号を、基準検査加速
度<実加速度のときはローレベル信号をカウンタ
9のアツプ/ダウン端子に入力する。カウンタ9
は、アツプ/ダウン端子がハイレベルのときにア
ツプカウントし、ローレベルのときにダウンカウ
ントする。カウンタ9の出力は、D/Aコンバー
タ10でアナログ電圧に変換されて可変抵抗装置
11に供給され、その抵抗値を制御する。可変抵
抗装置11には、マイクロコンピユータ9から指
令された基準周波数で発振する発振器12が接続
され、可変抵抗装置11から所定の周波電圧がパ
ワーアンプ13に入力され、パワーアンプ13の
出力によつて加振器1が振動する。
したがつて、検査開始時は、カウンタ9が必ず
零からカウントアツプしていき、加振器1の加速
度は第6図のように徐々に増加し、所定の安定時
間t0が経過すると設定された基準検査加速度とな
る。そして、その後、所定の余裕時間t1が経過す
ると、第5図に示す系が安定したとみなし、ノツ
クセンサ2からの出力をマイクロコンピユータ4
に取り込んでノツクセンサ2の合否が判定され
る。通常、ある加速度gと周波数との組合せで
ノツクセンサ2からの出力を取り込み、その合否
を判定する。その判定結果が合格のときには、次
にマイクロコンピユータ4は、上述と同様に次の
検査加速度gと検査周波数に応じた制御信号を
出力し、安定時間t0と余裕時間t1が経過すると、
ノツクセンサ2の出力を取り込む。以降、同様の
処理を繰り返し、ひとつのノツクセンサ2に対し
て、種々の加速度と周波数の組合せで検査が行わ
れる。
C 考案が解決しようとする問題点 このような従来の検査装置にあつては、実加速
度と検査加速度との偏差に応じてカウンタをアツ
プカウントまたはダウンカウントさせ、そのカウ
ント値に基づいて加振器1の加速度を増減するよ
うにしているので、加振器1の加速度が検査加速
度に達するまでに時間がかかる。また、実加速度
をマイクロコンピユータでモニタしていないの
で、系が安定するまでの余裕を見込み、その余裕
時間経過後に被検査用ノツクセンサ2の出力を取
り込んでその合否を判定するため、加振開始から
ノツクセンサ2の出力を取り込むまでの時間が5
〜10秒程度かかり、効率の改善が要望されてい
る。
本考案の目的は、加振開始からノツクセンサな
どの被検査用加速度計の出力を取り込むまでの時
間を短縮した加速度計の検査装置を提供すること
にある。
D 問題点を解決するための手段 第1図のクレーム対応図に示すとおり、本考案
は、装着された被検査用加速度計101を加振す
る加振器102と、該加振器102の加速度を検
出する検出用加速度計103と、供給される制御
信号に応じて加振器102の加速度を制御する駆
動制御手段104と、被検査用加速度計101と
検出用加速度計103の出力信号を択一的に選択
するスイツチング手段105と、このスイツチン
グ手段105に後続するマイクロコンピユータ2
00とを備える。このマイクロコンピユータ20
0は、スイツチング手段105を介して入力され
る検出用加速度計103からの実加速度と予め定
めた基準の検査加速度との偏差に応じて、検査開
始時に基準の検査加速度に相応して出力される制
御信号を増減し該制御信号を駆動制御手段104
に入力する増減手段201と、実加速度が基準の
検査加速度と等しくないときにスイツチング手段
105を検出用加速度計103側に切換え、実加
速度が基準の検査加速度とほば等しいときにスイ
ツチング手段105を被検査用加速度計101側
に切換えるように制御するスイツチ制御手段20
2と、スイツチング手段105を介して入力され
る被検査用加速度計101の出力信号からその合
否を判定する判定手段203とを有する。上述の
問題点は以上の構成の検査装置によつて解決され
る。
E 作用 検査開始時に、基準の検査加速度に相応した制
御信号が駆動制御手段104に入力され加振器1
02が振動を開始する。検出用加速度計103が
加振器102の実加速度に応じた信号を出力し、
スイツチング手段105を介して増減手段201
に入力される。この実加速度と基準の検査加速度
とがほぼ等しくなるとスイツチング手段105が
検査用加速度計101側に切換わり、検査用加速
度計101の出力信号が判定手段203に入力さ
れ、検査用加速度計101の合否が判定される。
以上のように、加振器102を検査加速度に制
御するマイクロコンピユータ200をフイードバ
ツクループ内に挿入し、このマイクロコンピユー
タ200によつて実加速度をモニタし、かつ被検
査用加速度計の合否を判定することにより、加振
器102が基準の検査加速度に達するまでの時間
が短縮され、回路構成が簡素化され、かつ検査精
度が向上する。
F 実施例 第2図〜第4図に基づいて本考案に係る加速度
計の検査装置の一実施例を説明する。
第2図において、例えばボイスコイルを有する
加振器21は、パワーアンプ22からの周波電圧
により所定の検査加速度/周波数で加振される。
パワーアンプ22には、マイクロコンピユータ2
9からの制御信号によつて抵抗値が制御される可
変抵抗装置23を介して発振器24の周波数信号
が入力され、加振器21へ周波電圧を出力する。
発振器24の発振周波数もマイクロコンピユータ
29からの制御信号によつて制御される。
加振器21には実加速度を検出する加速度計2
5が設置され、その出力である加速度信号gがス
イツチ26のa端子に入力されている。一方、加
振器21には被検査用のノツクセンサ27が装着
され、このノツクセンサ27の出力であるノツク
信号Outがスイツチ26のb端子に入力されてい
る。スイツチ26のc端子にはA/Dコンバータ
28が接続され、A/Dコンバータ28はマイク
ロコンピユータ29と接続される。マイクロコン
ピユータ29は、 加振器21による検査加速度を制御する機能
と、 スイツチ26を切換える機能と、 被検査用ノツクセンサ27の出力からこのノ
ツクセンサ27の合否を判定する機能とを有す
る。
のように検査加速度を制御する際は、スイツ
チ26がa端子に切換えられ、後述の手順にした
がつて、D/Aコンバータ30に制御信号を出力
し、D/Aコンバータ30から発振器24と可変
抵抗装置23に制御電圧を供給する。また、に
おけるノツクセンサ27の合否を制御する際は、
スイツチ26がb端子に切換えられ、ノツクセン
サ27のノツク信号Outをマイクロコンピユータ
29が読み込んで合否を判定する。
第3図に基づいてこの検査装置による処理手順
を説明する。
まず、ステツプS1でマイクロコンピユータ2
9を初期化し、ステツプS2でスイツチ26をa
端子に切換える。次いでマイクロコンピユータ2
9はステツプS3において、予め設定された検査
加速度と検査周波数の組からなる複数の検査条件
に応じた加速度制御信号と周波数制御信号とを出
力する。通常、ひとつの被検査ノツクセンサに対
して複数の検査条件で検査するため、ひとつの検
査条件が終了するごとに+1づつ進歩するカウン
タを設け、このカウント値Cによつて検査条件に
応じた制御信号をテーブルから読み出す。これら
の制御信号はD/Aコンバータ30から可変抵抗
装置23と発振器24にそれぞれ個別に供給さ
れ、可変抵抗装置23から所定の周波電圧がパワ
ーアンプ22に供給される。その周波電圧はパワ
ーアンプ22で増幅されて加振器21に供給され
加振器21が第1番目の試験条件でノツクセンサ
27を加振する。この加振状態を加速度計25で
モニタし、ステツプS4で加速度計25の出力
(実加速度)gを読み込み、ステツプS5で予め定
めた基準の検査加速度範囲Rgにあるか否かを判
定する。ここで、範囲外ならばステツプS12に進
み、その範囲よりも下の値(以下、g<Rgと示
す)ならば制御信号を増加させ、その範囲よりも
上の値(以下、g>Rgと示す)ならば制御信号
を減少させる。このような制御によつて加振器2
1が検査加速度で振動すると、ステツプS5でg
が所定の範囲Rg内にある(以下、g=Rgと示
す)と判定するとステツプS6に進む。
ステツプS6においてはスイツチ26をb端子
に切換え、ステツプS7においてノツクセンサ2
7の出力Outをマイクロコンピユータ29に取り
込む。次いで、ステツプS8に進み、この出力Out
が予め定めた基準の合格範囲にあるか否かを判定
し、肯定されるとステツプS9でOKと判定してス
テツプS11に進み、カウント値Cが予め定めた検
査条件の数Lを越えたか否かを判定し、C<Lな
らば再びステツプS2に進み、以後、同様にして
順次に種々の検査条件にて検査を行う。ステツプ
S8が否定されるとステツプS13において不合格と
してこの処理を終了し、C>Lとなりステツプ
S11が肯定されるとステツプS14において合格と
してこの処理を終了する。
以上の構成の実施例において、可変抵抗装置2
3、発振器21、パワーアンプ22により駆動制
御手段104が、スイツチ26がスイツチング手
段105をそれぞれ構成し、ステツプS5,S12が
増減手段201に、ステツプS2,S6がスイツチ
制御手段202に、ステツプS8が判定手段にそ
れぞれ対応する。
このような処理手順では、 検査動作の開始によつてマイクロコンピユー
タ29が検査加速度に相応した大きさの制御信
号を直ちに出力し、 従来のように、加振器21の加速度が基準の
検査加速度よりも小さいときにカウント値をア
ツプし、反対に加振器21の加速度が基準の検
査加速度よりも大きいときにカウント値をダウ
ンするカウンタを用いることなく、加振器21
の加速度gと基準の検査加速度Rgとを比較し、
g<Rgのときは制御信号を+Δだけ増加させ、
g>Rgのときは制御信号を−Δだけ低減させ
るようにし、 加速度計25からの実加速度をマイクロコン
ピユータ29でモニタし、g=Rgのときにス
イツチ26を切換えて被検査用ノツクセンサ2
7の出力Outをマイクロコンピユータ29に取
り込んでその合否を判定する。
したがつて、上記,によつて、第4図に示
すとおり、加振器21を駆動してから検査加速度
に達するまでの時間to′が従来のto(第6図)より
も短縮される。また、従来とは異なり、上記の
ように加振器21の実加速度をマイクロコンピユ
ータ29に取り込んでg=Rgをモニタしている
から、従来の余裕時間t1も不要であり、系が安定
する時間t2(<t1、第4図、第6図参照)後に測
定が可能となる。したがつて従来よりも加振器駆
動開始からノツクセンサ27からの信号の取り込
みまでの時間が短縮され、以つて、検査効率が向
上する。
G 考案の効果 本考案によれば、加振器の駆動開始からノツク
センサなどの被検査用加速度計の出力信号の取り
込みまでの時間が短縮され、検査効率が向上す
る。また、加振器の実加速度が基準の検査加速度
にほぼ等しくなることをモニタし、それがモニタ
された後に被検査用ノツクセンサの出力信号を取
り込んでその合否を判定するようにしたので、従
来のように、実加速度をモニタせずに一律に所定
の余裕時間後に被検査用ノツクセンサの合否を判
定する場合に比べて、検査精度が向上する。更
に、加振器の加速度フイードバツクループ中に挿
入したマイクロコンピユータにより被検査用加速
度計の合否を判定するようにしたので、従来に比
べて検査装置の構成が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。第2図〜第4
図は本考案に係る検査装置の一実施例を説明する
もので、第2図が全体構成を示すブロツク図、第
3図がその処理手順を示すフローチヤート、第4
図が実加速度の時間変化を示すグラフである。第
5図が従来の検査装置の全体構成を示すブロツク
図、第6図が実加速度の時間変化を示すグラフで
ある。 21……加振器、22……パワーアンプ、23
……可変抵抗装置、24……発振器、25……加
速度計、26……スイツチ、27……ノツクセン
サ、29……マイクロコンピユータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 装着された被検査用加速度計を加振する加振器
    と、 該加振器の加速度を検出する検出用加速度計
    と、 供給される制御信号に応じて前記加振器の加速
    度を制御する駆動制御手段と、 前記被検査用加速度計と検出用加速度計の出力
    信号を択一的に選択するスイツチング手段と、 前記スイツチング手段を介して入力される前記
    検出用加速度計からの実加速度と予め定めた基準
    の検査加速度との偏差に応じて、検査開始時に基
    準の検査加速度に相応して出力される前記制御信
    号を増減し該制御信号を前記駆動制御手段に入力
    する増減手段、前記実加速度が基準の検査加速度
    と等しくないときに前記スイツチング手段を検出
    用加速度計側に切換え、前記実加速度が基準の検
    査加速度とほぼ等しいときに前記スイツチング手
    段を被検査用加速度計側に切換えるように制御す
    るスイツチ制御手段、および前記スイツチング手
    段を介して入力される前記被検査用加速度計の出
    力信号からその合否を判定する判定手段とを有す
    るマイクロコンピユータを具備することを特徴と
    する加速度計の検査装置。
JP18983587U 1987-12-14 1987-12-14 Expired - Lifetime JPH053985Y2 (ja)

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