JPH0539784U - 溶融溶接用位置決め装置 - Google Patents

溶融溶接用位置決め装置

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JPH0539784U
JPH0539784U JP9419791U JP9419791U JPH0539784U JP H0539784 U JPH0539784 U JP H0539784U JP 9419791 U JP9419791 U JP 9419791U JP 9419791 U JP9419791 U JP 9419791U JP H0539784 U JPH0539784 U JP H0539784U
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welded
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和孝 逢地
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接後被溶接枠からの取り出しを容易に行な
うことができ、装置の寸法を安定に維持し得るようにす
る。 【構成】 枠体1内に挿入配置される基板3に移動自在
な位置出しプレート4〜7と、基板3と共にこれらのプ
レート4〜7を移動自在に保持するガイドブロック8、
9を配設する。ガイドブロック8、9に設けたブロック
用凹部12〜17に傾斜面26を有する昇降ブロック2
0〜25を昇降自在に設け、この昇降ブロック20〜2
5をボルト30と蝶ナット32とからなる昇降手段33
によって上昇させると前記傾斜面26が位置出しプレー
ト4〜7の端縁を押圧して枠体1の内側面に当接させ、
緩めると昇降ブロック20〜25が下降して位置出しプ
レート4〜7を移動自在にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種電気機器筐体の枠体を溶融溶接によって接合する際に使用して 好適な位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
比較的大型の電気機器等の筐体の製造においては、筐体構造部材を各種の溶接 によって一体的に接合しているが、構造部材を枠状に突き合わせて溶接する場合 には溶融溶接が一般に用いられる。この溶融溶接はスポット溶接等とは異なり、 接合部が帯状に溶融されるため何らかの押え治具を使用しないと筐体に反りや寸 法の狂いが生じる。 このため一般には溶融溶接する枠体内に該枠体の仕上がり寸法を規定する1枚 の金属板からなる溶接治具を脱落しないように嵌合させることにより、構造部材 を位置決めして溶接していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、1枚の金属板からなる溶接治具では枠体の溶接後の縮みにより 溶接治具が締め付けられて取り外しが困難になるという問題があった。また、無 理に取り出そうとすると、溶接治具が歪んでしまい、治具の寸法精度が維持でき なくなるといった問題もあった。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、溶接後被溶接枠からの取り出しが容易で寸法精度を安 定に維持できるようにした溶融溶接用位置決め装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、被溶接枠内に挿入配置される基板と、この 基板上にそれぞれ配設されて一端が該基板の周縁部から突出して前記被溶接枠の 内側面に当接する複数個の位置出しプレートと、前記基板と共に前記位置出しプ レートを進退移動自在に保持するガイドブロックと、このガイドブロックに設け た凹部内に昇降自在に収納されて一端部が前記基板を貫通し、且つ前記位置出し プレートの他端に当接する傾斜面を有する昇降ブロックと、この昇降ブロックを 昇降させる手段とで構成したものである。
【0006】
【作用】
本考案において、基板とガイドブロックは位置出しプレートを移動自在に保持 する。位置出しプレートは昇降ブロックの傾斜面によって押圧移動され被溶接枠 の内側面に当接することで、被溶接枠の仕上がり寸法を設定する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る溶融溶接用位置決め装置の一実施例を示す平面図、図2は 第1図のII−II線断面図である。これらの同図において、1はこれから溶接すべ き枠体(被溶接枠)、2は枠体1内に配設された溶融溶接用位置決め装置である 。枠体1は本実施例では電気機器等の筐体を構成する4つの金属部材1A〜1D によって長方形に枠組みされている。
【0008】 前記溶融溶接用位置決め装置2は、前記枠体1内に挿入配置されるアルミニウ ム等からなる基板3を備えており、この基板3の上面周縁部には一端部が基板3 の周縁部からそれぞれ突出し前記金属部材1A〜1Dの内側面に当接する複数個 、例えば4つの金属製位置出しプレート4〜7が進退移動自在に配設されている 。また、基板3の上面には前記各位置出しプレート4〜7を基板3と共に移動自 在に保持する左右一対の金属製ガイドブロック8、9が配設されている。ガイド ブロック8、9は、中央部が基板3上に止めねじ(図示せず)等によって固定さ れており、下面周縁部(但し両ブロック8、9の対向側面8a、9a側周縁部で プレート4、6間の下面を除く)には前記位置出しプレート4〜7の一部を収納 するコ字状のプレート用凹部10、11がそれぞれ形成されている。この場合、 図において左側のガイドブロック8のプレート用凹部10には、ガイドプレート 7の内側端部と、ガイドプレート4、6の左端部がそれぞれ挿入され、右側のガ イドブロック9のプレート用凹部11には、ガイドプレート5の内側端部と、ガ イドプレート4、6の右端部がそれぞれ挿入されている。さらにガイドブロック 8、9の下面には前記プレート用凹部10、11にそれぞれ連通する3つのブロ ック用凹部12〜14、15〜17が凹設されており、これらのブロック用凹部 12〜17には前記位置出しプレート4〜7のプレート用凹部10、11内に挿 入されている挿入側端部の一部側縁が挿入されると共に、これらプレート4〜7 を移動調整する昇降ブロック20〜25がそれぞれ上下動自在に収納されている 。ブロック用凹部12〜17は矩形の凹部からなり、昇降ブロック20〜25は 台形状で、位置出しプレート4〜7の前記一部側縁に対向、当接する側面が傾斜 面26をそれぞれ形成している。前記基板3には前記各昇降ブロック20〜25 の下端部が挿入される矩形の孔27が各ブロック用凹部12〜17に対応して貫 通形成されている。前記各昇降ブロック20〜25にはボルト30が基板3の下 方からそれぞれ貫通して設けられ、このボルト30はガイドブロック8、9の上 方に突出して蝶ナット32が螺合されており、これらによって昇降ブロック20 〜25を昇降させる手段を形成している。
【0009】 35〜42は、基板3および位置出しプレート4〜7に形成された挿通孔43 、44に基板3の下方から挿通され、ガイドブロック8、9の凹部10、11底 面にねじ込まれた位置決めピンであり、前記枠体1を構成する金属部材1A〜1 Dの枠組み寸法(仕上がり寸法)は位置決めピン35〜42の前記昇降ブロック 20〜25側の側面に位置出しプレート4〜7の挿通孔44が当接した状態にお いて位置出しプレート4〜7の外縁が所要寸法になるように規定されている。こ のため、昇降ブロック20〜25を昇降させてその傾斜面26で位置出しプレー ト4〜7を押圧して前進させ位置決めピン35〜42に位置出しプレート4〜7 の挿通孔44を押し付ければ、所要寸法を簡単に得ることができる。 なお、45〜48は金属部材1A〜1Dを基板3に固定するためのクランプで ある。
【0010】 このような構成において、金属部材1A〜1Dを枠状に組合わせて枠体1を形 成し、その接合部を溶融溶接する際には、位置決め装置2を枠体1内に挿入配置 して昇降手段33により各昇降ブロック20〜25を昇降させ、その傾斜面26 で位置出しプレート4〜7を押圧前進させて位置決めピン35〜42に挿通孔4 4を押し付ける。すると、各位置出しプレート4〜7の外側端縁が金属部材1A 〜1Dの内側面に当接し、枠体1の仕上がり寸法を設定する。しかる後、クラン プ45〜48により金属部材1A〜1Dを基板3に固定して金属部材1A〜1D の接合部を溶接し、溶接終了後昇降手段33を緩めて昇降ブロック20〜25を 下降させ、位置出しプレート4〜7を後退移動自在にし、位置決め装置2を枠体 1から取り出すことで溶接作業を終了する。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る溶融溶接用位置決め装置によれば、溶接時の縮 みによって位置出しプレートが締め付けられても、昇降ブロックを下降させるこ とで位置出しプレートを被溶接枠から離間させることができるので、位置決め装 置を被溶接枠から簡単且つ容易に取り外すことができ、また無理に取り外す必要 がないので、位置出しプレートが歪んだりすることがなく、寸法精度を安定に維 持することができ、装置の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る溶融溶接用位置決め装置の一実施
例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 溶融溶接用位置決め装置 3 基板 4〜7 金属部材 8、9 ガイドブロック 10、11 プレート用凹部 12〜17 ブロック用凹部 20〜25 昇降ブロック 26 傾斜面 33 昇降手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被溶接枠内に挿入配置される基板と、こ
    の基板上にそれぞれ配設されて一端が該基板の周縁部か
    ら突出して前記被溶接枠の内側面に当接する複数個の位
    置出しプレートと、前記基板と共に前記位置出しプレー
    トを進退移動自在に保持するガイドブロックと、このガ
    イドブロックに設けた凹部内に昇降自在に収納されて一
    端部が前記基板を貫通し、且つ前記位置出しプレートの
    他端に当接する傾斜面を有する昇降ブロックと、この昇
    降ブロックを昇降させる手段とを備えたことを特徴とす
    る溶融溶接用位置決め装置。
JP1991094197U 1991-10-22 1991-10-22 溶融溶接用位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0710871Y2 (ja)

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JPH0539784U true JPH0539784U (ja) 1993-05-28
JPH0710871Y2 JPH0710871Y2 (ja) 1995-03-15

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US8968858B2 (en) 2011-12-30 2015-03-03 Ticona Llc Printable molded articles made from a polyoxymethylene polymer composition
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