JPH053974U - デフアレンシヤルケース疲労試験用補助装置 - Google Patents

デフアレンシヤルケース疲労試験用補助装置

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JPH053974U
JPH053974U JP5961491U JP5961491U JPH053974U JP H053974 U JPH053974 U JP H053974U JP 5961491 U JP5961491 U JP 5961491U JP 5961491 U JP5961491 U JP 5961491U JP H053974 U JPH053974 U JP H053974U
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JP
Japan
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load
differential case
differential
drive gear
case
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Withdrawn
Application number
JP5961491U
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English (en)
Inventor
小林  実
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH053974U publication Critical patent/JPH053974U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、デファレンシャルケースに負荷を
加えて疲労試験を行なう際に用いる補助装置に関し、デ
フケースに実際の動力伝達時と同様の負荷を加えながら
デフケースの疲労試験を実施できるようにすることを目
的とする。 【構成】 デファレンシャルケース1に負荷を加えて疲
労試験を行なう際に該デファレンシャルケース1と疲労
試験機との間に介設される補助装置であって、該デファ
レンシャルケース1のデファレンシャルドライブギヤ装
着部1Bに該デファレンシャルドライブギヤを模して装
着され該装着部1Bから離隔した負荷入力部4Dをそな
えたデファレンシャルドライブギヤ模擬部材4と、一端
を該負荷入力部4Dに連結されるとともに他端を該疲労
試験機の負荷出力部12に連結された負荷伝達部材5と
をそなえて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、デファレンシャルケースに負荷を加えて疲労試験を行なう際に用い る、デファレンシャルケース疲労試験用補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の駆動系に装備されるデファレンシャル(以下、デフという)は過酷な状 況下で使用されるので、デフを支持するデファレンシャルケース(以下、デフケ ースという)には耐久性が要求される。
【0003】 この耐久性を試験するために一般に疲労試験が実施されるが、デフケースの場 合、デファレンシャルドライブギヤ(以下、デフドライブギヤという)から入力 する駆動力が反復して作用する結果、デフケースが疲労する。したがって、デフ ドライブギヤを通じてデフケースに加わる引張・圧縮力によるデフケースの疲労 試験が必要になる。
【0004】 例えば図4はデフケースとデフドライブギヤとを分解して示す模式図であるが 、図示するように、デフケース1の一端にはデフドライブギヤ装着部としてのフ ランジ1Bが形成されており、このフランジ1Bにはボルト螺合穴1Aが形成さ れている。なお、図4では断面の表示(ハッチ付け)は省略されている。
【0005】 デフドライブギヤ2は、このフランジ1Bの外側面に整合するフランジ状の取 付面2Bと、ボルト貫入穴2Aとをそなえており、ボルト貫入穴2Aに貫入して ボルト螺合穴1Aに螺合するボルト3を通じて、デフドライブギヤ2がデフケー ス1に取り付けられるようになっている。
【0006】 そして、上述のような疲労試験は、デフドライブギヤを通じて実際の動力伝達 時と同様に負荷を加えることがもっとも好ましく、例えば図5に示すように、デ フケースにデフドライブギヤを取り付けた上でデフケースを疲労試験機の架台1 4A,14B上に設置し、デフドライブギヤのギヤから引張・圧縮方向の負荷L を反復入力させることが考えられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように、デフドライブギヤのギヤに負荷を入力すると、 ギヤに歯欠け等を生じてデフドライブギヤが破損して、上述のデフケースの疲労 試験が困難になる。
【0008】 本考案は、上述の課題に鑑み創案されたもので、デフケースに実際の動力伝達 時と同様の負荷を加えながらデフケースの疲労試験を実施できるようにした、デ ファレンシャルケース疲労試験用補助装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案のデファレンシャルケース疲労試験用補助装置は、デファレ ンシャルケースに負荷を加えて疲労試験を行なう際に該デファレンシャルケース と疲労試験機との間に介設される補助装置であって、該デファレンシャルケース のデファレンシャルドライブギヤ装着部にデファレンシャルドライブギヤを模し て装着され該装着部から離隔した負荷入力部をそなえたデファレンシャルドライ ブギヤ模擬部材と、一端を該負荷入力部に連結されるとともに他端を該疲労試験 機の負荷出力部に連結された負荷伝達部材とをそなえていることを特徴としてい る。
【0010】
【作用】
上述の本考案のデファレンシャルケース疲労試験用補助装置では、デファレン シャルドライブギヤ模擬部材をデファレンシャルケースのデファレンシャルドラ イブギヤの装着部にデファレンシャルドライブギヤを模して装着して、デファレ ンシャルケースを疲労試験機に設置し、デファレンシャルドライブギヤ模擬部材 の負荷入力部と疲労試験機の負荷出力部とを負荷伝達部材で連結する。こうして 、疲労試験機を動作させることで、負荷伝達部材及びデファレンシャルドライブ ギヤ模擬部材を通じて、デファレンシャルケースに、デファレンシャルドライブ ギヤから負荷が加わるのとほぼ同様に試験負荷を加えられる。
【0011】
【実施例】
以下、図面により、本考案の一実施例としてのデファレンシャルケース疲労試 験用補助装置について説明すると、図1はその補助装置をデファレンシャルケー スに装着した状態を示す模式的な正面図、図2はその正面図及び側断面図、図3 はその補助装置を装着したデファレンシャルケースを疲労試験機に設置した状態 を示す模式な正面図である。
【0012】 このデファレンシャルケース疲労試験用補助装置は、図2に示すようなデファ レンシャルドライブギヤ模擬部材としての負荷板4と図1に示すような負荷伝達 部材としての負荷棒5とから構成されている。
【0013】 負荷板4は、デファレンシャルケース装着部(以下、デフケース装着部という )4Aとこのデフケース装着部4Aから離隔するようにアーム部4Bを介して設 けられた負荷入力部4Dとをそなえている。なお、アーム部4Bはデフケース装 着部4Aから負荷入力部4Dに向けて次第に幅狭になった略三角形状に形成され ている。
【0014】 デフケース装着部4Aは、デフドライブギヤ2のフランジ状の取付面2Bと同 様な形状及び大きさに形成されたフランジ状の取付面4Cと、この取付面4Aを 貫通して設けられたボルト貫入穴4Eとをそなえいる。
【0015】 そして、このデフケース装着部4Aは、デフドライブギヤ2と同様に(図4参 照)、取付面4Cをデフケース1のデフドライブギヤ装着部としてのフランジ1 Bに整合されて、ボルト貫入穴4Eに貫入してボルト螺合穴1Aに螺合するボル ト3を通じてデフケース1に装着される。
【0016】 負荷棒5は、一端を負荷板4の負荷入力部4Dに連結され、他端を疲労試験機 11の負荷出力部としてのロードセル12に連結される(図3参照)。特に、負 荷棒5と負荷入力部4Dとの連結は、負荷入力部4Dのボルト螺合穴に取り付け られるボルト6を通じて行なわれ、負荷棒5の他端がボルト6を中心に回転でき るようになっている。
【0017】 なお、図3に示す疲労試験機11はサーボパルサ疲労試験機であって、図3に おいて、11Aは疲労試験機11のベース、11Bは支柱、11Cはロードセル 12を取り付けられる昇降ビーム、13は油圧ホース、14A,14Bは試験サ ンプルを設置する架台、15A,15Bは試験サンプルを固定する固定部材であ る。
【0018】 本考案の一実施例としてのデファレンシャルケース疲労試験用補助装置は、上 述のように構成されているので、図3に示すように、負荷板4を装着したデフケ ース1を疲労試験装置11の架台14A,14B上に設置して、負荷棒5で負荷 板4の負荷入力部4Dと疲労試験機11のロードセル12とを連結した上で、ロ ードセル12を作動させて負荷棒5を通じて引張・圧縮の負荷(図3中上下方向 の力)Lを連続的に加える。
【0019】 これにより、デフケース1には、デフドライブギヤ2を通じて反復して入力さ れる負荷とほぼ同様な負荷が加えられ、実際のデフケース1の使用状態に極めて 近い形で疲労試験を行なえるようになる。
【0020】 特に、図3に示すように、デフケース1を負荷方向に対して適当に傾斜させて 設置することで、デフケース1に捩じりトルクを加えながら疲労試験を行なえ、 耐久性に影響しやすい捩じりトルクに関するデフケース1の疲労を容易に調べる ことができる。
【0021】 この時、負荷棒5の他端はボルト6を中心に回転できるように負荷板4に連結 されているので、負荷板4と負荷棒5との間に生じる捩じりトルクが生じにくく なり、これらの負荷板4と負荷棒5との連結部の耐久性が大きく向上する。
【0022】 なお、負荷棒5の他端を負荷板4に完全に結合して回転できないようにするこ とも考えられ、この場合、負荷板4を通じてデフケース1により大きな捩じりト ルクを与えられる。
【0023】 また、この場合には、負荷板4と負荷棒5との連結部の耐久性が確保できるよ うに考慮する必要があるが、この構造では、デフドライブギヤ2のギヤに負荷入 力する場合に比べて、負荷入力部分の強度をはるかに確保しやすい。
【0024】 このように、デフドライブギヤ2を使用することなく、即ち、試験負荷伝達部 の耐久性を心配することなく、負荷板4を通じて、実際の動力伝達時と同様の負 荷状態でデフケースの疲労試験を実施できるようになる。
【0025】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のデファレンシャルケース疲労試験用補助装置に よれば、デファレンシャルケースに負荷を加えて疲労試験を行なう際に該デファ レンシャルケースと疲労試験機との間に介設される補助装置であって、該デファ レンシャルケースのデファレンシャルドライブギヤ装着部にデファレンシャルド ライブギヤを模して装着され該装着部から離隔した負荷入力部をそなえたデファ レンシャルドライブギヤ模擬部材と、一端を該負荷入力部に連結されるとともに 他端を該疲労試験機の負荷出力部に連結された負荷伝達部材とをそなえるという 簡素な構成で、デフケースに実際の動力伝達時と同様の負荷状態でデフケースの 疲労試験を確実に実施できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのデファレンシャルケ
ース疲労試験用補助装置をデファレンシャルケースに装
着した状態を示す模式的な正面図である。
【図2】本考案の一実施例としてのデファレンシャルケ
ース疲労試験用補助装置を示す図であり、(a)はその
正面図、(b)はその側断面図である。
【図3】本考案の一実施例としてのデファレンシャルケ
ース疲労試験用補助装置を装着したデファレンシャルケ
ースを疲労試験機に設置した状態を示す模式な正面図で
あり、補助装置の一端側から見た状態を示している。
【図4】一般的なデファレンシャルケースとデファレン
シャルドライブギヤとを分解して示す模式的な断面図で
ある。
【図5】従来のデファレンシャルドライブギヤを装着し
たデファレンシャルケースを疲労試験機台に設置した状
態を示す模式的な正面図である。
【符号の説明】
1 デファレンシャルケース(デフケース) 1A ボルト螺合穴 1B デファレンシャルドライブギヤ装着部としてのフ
ランジ 2 デファレンシャルドライブギヤ(デフドライブギ
ヤ) 2B フランジ状の取付面 3 ボルト 4 デファレンシャルドライブギヤ模擬部材(負荷板) 4A デファレンシャルケース装着部(デフケース装着
部) 4B アーム部 4C フランジ状の取付面 4D 負荷入力部 4E ボルト貫入穴 5 負荷伝達部材としての負荷棒 6 ボルト 11 疲労試験機 11A 疲労試験機11のベース 11B 支柱 11C 昇降ビーム 12 負荷出力部としてのロードセル 13 油圧ホース 14A,14B 架台 15A,15B 固定部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 デファレンシャルケースに負荷を加えて
    疲労試験を行なう際に該デファレンシャルケースと疲労
    試験機との間に介設される補助装置であって、該デファ
    レンシャルケースのデファレンシャルドライブギヤ装着
    部にデファレンシャルドライブギヤを模して装着され該
    装着部から離隔した負荷入力部をそなえたデファレンシ
    ャルドライブギヤ模擬部材と、一端を該負荷入力部に連
    結されるとともに他端を該疲労試験機の負荷出力部に連
    結された負荷伝達部材とをそなえていることを特徴とす
    る、デファレンシャルケース疲労試験用補助装置。
JP5961491U 1991-07-03 1991-07-03 デフアレンシヤルケース疲労試験用補助装置 Withdrawn JPH053974U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214347A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Toyota Motor Corp 差動装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214347A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Toyota Motor Corp 差動装置
JP4686982B2 (ja) * 2004-01-30 2011-05-25 トヨタ自動車株式会社 差動装置

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Effective date: 19951102