JPH0539483Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0539483Y2
JPH0539483Y2 JP20209485U JP20209485U JPH0539483Y2 JP H0539483 Y2 JPH0539483 Y2 JP H0539483Y2 JP 20209485 U JP20209485 U JP 20209485U JP 20209485 U JP20209485 U JP 20209485U JP H0539483 Y2 JPH0539483 Y2 JP H0539483Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
reaction force
pressure
nut
socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20209485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62115137U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20209485U priority Critical patent/JPH0539483Y2/ja
Publication of JPS62115137U publication Critical patent/JPS62115137U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0539483Y2 publication Critical patent/JPH0539483Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、鋼管やボイラチユーブなどの管材
料について気体または液体の圧力媒体により内圧
疲労試験を行なう場合等に、圧力媒体の管接続用
に使用される接続治具に関する。
[従来の技術] 従来一般的に使用されている圧力媒体用接続治
具1′は第2図のような構造であつた。すなわち、
受口側の管20が固着される固定板2と、これに
接続される接続管24の端部に螺着された固定ナ
ツト4に外嵌される筒状の接続ナツト5とをそな
え、前記固定板2に固着された受口側の管20の
外周部に接続ナツト5を螺合させることにより受
口側の管20と接続管24とを付き合わせて接合
するものである。また、接続管24の先端部と受
口側の管20の接合端部はテーパ面接触してお
り、接合状態においてはこの部分が密着して接合
部26の気密を保つようになつている。なお、図
中の30は接続ナツト固定用のロツクナツトであ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来の圧力媒体用接続治具は、管内の圧力
媒体が静圧である場合や内圧が変動しても常温で
使用される場合には、接合部の気密を保持するこ
とができた。しかしながら、圧力媒体が高温高圧
でありしかも圧力が変動(高低2点または連続圧
力制御)する場合には、高温の圧力媒体によつて
接合部が熱歪が生じ、圧力媒体が漏出するという
問題点があつた。例えば上記従来の圧力媒体用接
続治具を使用した内圧クリープ試験機では、圧力
媒体の温度が300℃程度以下の圧力変動試験しか
行なうことができなかつた。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、本考案は次のよ
うな構成を採用した。
すなわち、本考案にかかる圧力媒体用接続治具
は、受口側の管が固着される固定板と、前記受口
側の管が収納配置される筒部をそなえ弾性材を介
して介して前記固定板に前後動可能に取り付けら
れる反力伝達部材と、受口側の管に対し接合され
る接続管に取り付けられるとともにその先端部の
ねじにより前記反力伝達部材に螺着される接続ナ
ツトとをそなえてなる。
[作用] 高温の圧力媒体のために発生した接合部の熱歪
(熱膨張および熱収縮)は接続ナツトから反力伝
達部材に伝えられるが、反力伝達部材は弾性材を
介して固定板に前後動可能に取り付けられている
ので、上記熱歪は弾性材に吸収され受口側の管と
接続側の管との相互位置関係が適正に保たれる。
そのため、接合部に熱歪が発生せず、接合部の気
密が保たれる。また、高圧圧力媒体によつて接続
側の管に発生する反力は接続ナツトから反力伝達
部材に伝えられるが、この反力も片方の受口側の
管から固定板に伝えられる圧力とともに弾性材に
よつて吸収され、受口側の管と接続側の管との相
互押付け力が適正に保たれる。
[実施例] 第1図は本考案にかかる圧力媒体用接続治具の
1例の使用状態をあらわしている。この接続治具
1は、受口管20側の固定板2と反力伝達部材
3、および接続管24に取り付けられる固定ナツ
ト4と接続ナツト5をそなえてなる。
固定板2はその中心部に管挿通穴8が設けられ
ており、この挿通穴8に受口管20の基部が挿通
されている。固定板2は、内圧クリープ試験機M
等にボルト10によつて固定される。反力伝達部
材3は、内周部に接続用ねじ部13をそなえた筒
部3aと取付け用フランジ部3bとからなる。反
力伝達部材3は取付けボルト14によつて固定板
2に取り付けられているが、取付けボルト14に
螺着したナツト15,15′と反力伝達部材のフ
ランジ部3bの間には適当枚数の板ばね16が介
装されている。また、固定板2と反力伝達部材3
との間には、周方向の位置決めピン18が介装さ
れている。なお、受口管20は、反力伝達部材3
の内部に収納配置されるとともに、固定板2の挿
通穴8から突出した基部のねじ部20aにナツト
筒9が螺着され固定される。
接続ナツト5は、一方の端面が開口し他方の端
面に接続管挿通孔22が穿設された筒状に形成さ
れ、開口端側に接続用ねじ部23が形成されてい
る。この接続ナツト5は、挿通孔22によつて接
続管24に遊嵌されている。また、接続管24の
先端ねじ部24aには、前記固定ナツト4が螺着
されている。
受口管20への接続管24の接合に際しては、
受口管の皿状受部20bに接続管のテーパ状先端
部24bを突き合わせた状態で接続管24を保持
し、つぎに接続ナツト5をその穴底部が接続管2
4にあらかじめ螺着されている固定ナツト4に当
接するまで反力伝達部材のねじ部13へ螺着す
る。接合完了状態においては、接続管24のテー
パ状先端部24bが受口管20の皿状受部20b
に適度の圧力で押し当てられ両者が密着してい
る。
このように受口管20に接続管24を接続した
状態で両管内に圧力媒体を流通させるが、圧力媒
体が高温高圧でありしかも圧力変動がある場合に
は管に熱膨張および熱収縮が生じ、両管20,2
4の接合部付近に熱歪が発生する。しかしなが
ら、この接続治具1は、反力伝達部材3が弾性材
である板ばね16を介して固定板2に前後動可能
に取り付けられているため、上記熱膨張、熱収縮
等の熱歪は、固定ナツト4、接続ナツト5、反力
伝達部材3を介して板ばね16に伝えられそこで
吸収される。したがつて、受口管20、接続管2
4、接続ナツト5等に変形が起こらず、接合部の
気密が保持されるのである。高圧圧力媒体によつ
て接続管24に発生する圧力反力も固定ナツト
4、接続ナツト5反力伝達部材3と伝達するが、
受口管20から固定板2、ボルト14と伝わる他
方の反力とともに弾性材である板ばね16に吸収
され、接続管24の受口管20へ押付け力が適度
な圧力に保たれるのである。
このように構成されているので、この接続治具
を例えば内圧クリープ試験機に使用した場合、
300℃以上の高温における圧力変動試験を行なう
ことができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案にかか
る圧力媒体用接続治具は、受口側の管と接続側の
管の接合部に発生する熱歪と圧力反力を吸収する
構造となつているため、圧力媒体が高温高圧でし
かも圧力変動があるような場合でも圧力媒体の漏
洩が防止できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる圧力媒体用接続治具の
1例の使用状態をあらわす断面図、第2図は従来
の圧力媒体用接続治具の使用状態をあらわす断面
図である。 1……接続治具、2……固定板、3……反力伝
達部材、4……固定ナツト、5……接続ナツト、
16……板ばね、20……受口管、24……接続
管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受口側の管が固着される固定板と、前記受口側
    の管が収納配置される筒部が一体に形成され弾性
    材を介して前記固定板に前後動可能に取り付けら
    れる反力伝達部材と、前記受口側の管に接合され
    る接続管に取り付けられその先端部のねじにより
    前記反力伝達部材に螺着される接続ナツトとをそ
    なえてなる圧力媒体用接続治具。
JP20209485U 1985-12-26 1985-12-26 Expired - Lifetime JPH0539483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20209485U JPH0539483Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20209485U JPH0539483Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62115137U JPS62115137U (ja) 1987-07-22
JPH0539483Y2 true JPH0539483Y2 (ja) 1993-10-06

Family

ID=31166160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20209485U Expired - Lifetime JPH0539483Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539483Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222090A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 株式会社ブリヂストン 継手の製造方法およびホース

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62115137U (ja) 1987-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0322621Y2 (ja)
US5372390A (en) Coupling system for relatively thick-walled tubes
US5149147A (en) Conduit coupling for high temperature, high pressure applications
JPS6256792A (ja) 管板と管との連結構造
JPH0539483Y2 (ja)
JPH02283845A (ja) 高応力を受ける二部材相互間の応力緩和可能な継手
KR940006192A (ko) 배관연결장치
JPH02107884A (ja) 金属リップ接合部付き接合及び密封装置
JPH0730864B2 (ja) 密封連結装置
JP5148798B2 (ja) シール用ソケットとこれを管に装着する方法
GB1532553A (en) Couplings for shafts rods and pipes
JP2000230681A (ja) 薄肉ステンレス鋼管と継手の接続構造
JPH0417807Y2 (ja)
JPH11125245A (ja) 流体継手
JPH03113176A (ja) メタルガスケット
JP2945374B1 (ja) パイプ接合部用ガスケット
JPH0515429Y2 (ja)
JPH0729355Y2 (ja) 管継手
JP3856923B2 (ja) ラジアントチューブの保持構造
JPH0318877Y2 (ja)
JPH08152082A (ja) 管接続装置
JPS6411878B2 (ja)
JPH0124468Y2 (ja)
SU1516707A1 (ru) Соединение трубопроводов
JPH0237016Y2 (ja)