JPH0539375A - 農業用フイルム - Google Patents
農業用フイルムInfo
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- JPH0539375A JPH0539375A JP3219213A JP21921391A JPH0539375A JP H0539375 A JPH0539375 A JP H0539375A JP 3219213 A JP3219213 A JP 3219213A JP 21921391 A JP21921391 A JP 21921391A JP H0539375 A JPH0539375 A JP H0539375A
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- Japan
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- film
- coating
- group
- acid ester
- antifogging
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は長期防曇性、スリップ性、透明性等
の優れた特性を付与した農業用フィルムの提供を目的と
する。 【構成】 本発明の農業用フィルムフィルムは、シリコ
−ン変性アクリル共重合体とオルガノポリシロキサンと
の混合物を塗布剤とし、これを熱可塑性樹脂フィルムに
塗布してなる農業用フィルムであり、長期防曇性、スリ
ップ性、透明性等の優れた農業用フィルムである。
の優れた特性を付与した農業用フィルムの提供を目的と
する。 【構成】 本発明の農業用フィルムフィルムは、シリコ
−ン変性アクリル共重合体とオルガノポリシロキサンと
の混合物を塗布剤とし、これを熱可塑性樹脂フィルムに
塗布してなる農業用フィルムであり、長期防曇性、スリ
ップ性、透明性等の優れた農業用フィルムである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農業用フィルムフィルム
に関し、さらに詳しくは長期防曇性、スリップ性、透明
性等の優れた特性を付与した農業用フィルムに関するも
のである。
に関し、さらに詳しくは長期防曇性、スリップ性、透明
性等の優れた特性を付与した農業用フィルムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ハウス.トンネル栽培に用いられる農業
用フィルムとしては、ポリ塩化ビニル.LDPE.LL
DPE.EVA等をベ−ス樹脂とする厚さ50〜200
μの軟質プラスチックフィルムが主なものである。これ
らのフィルムで被覆されたハウス.トンネル内部では、
地面から蒸発してくる水蒸気で飽和され、この水蒸気が
フィルム内面に結露し、水滴として付着する。水滴が付
着すると乱反射により入射太陽光が減少する、また水滴
の落下により作物の腐敗と病害多発の原因となる。この
ため一般には付着した水滴を水膜にするため処理、所謂
防曇処理が施されている。防曇処理の手法としては、防
曇剤をベ−ス樹脂に練り込み製膜してフィルムにする練
り込み法とフィルム製膜後に防曇剤を塗布する塗布法と
がある。練り込み法においては、練り込まれた防曇性物
質が表面に吹き出し配位してフィルムに防曇性を付与す
るが、水によつて流出し長期防曇性能が失われる欠点が
ある。塗布法においても防曇塗布剤によるフィルムのブ
ロッキングトラブルが多いこと、また濡れ性が悪く、は
じき現象を起こし均一に塗布できない等があり長期防曇
性失われる欠点がある。
用フィルムとしては、ポリ塩化ビニル.LDPE.LL
DPE.EVA等をベ−ス樹脂とする厚さ50〜200
μの軟質プラスチックフィルムが主なものである。これ
らのフィルムで被覆されたハウス.トンネル内部では、
地面から蒸発してくる水蒸気で飽和され、この水蒸気が
フィルム内面に結露し、水滴として付着する。水滴が付
着すると乱反射により入射太陽光が減少する、また水滴
の落下により作物の腐敗と病害多発の原因となる。この
ため一般には付着した水滴を水膜にするため処理、所謂
防曇処理が施されている。防曇処理の手法としては、防
曇剤をベ−ス樹脂に練り込み製膜してフィルムにする練
り込み法とフィルム製膜後に防曇剤を塗布する塗布法と
がある。練り込み法においては、練り込まれた防曇性物
質が表面に吹き出し配位してフィルムに防曇性を付与す
るが、水によつて流出し長期防曇性能が失われる欠点が
ある。塗布法においても防曇塗布剤によるフィルムのブ
ロッキングトラブルが多いこと、また濡れ性が悪く、は
じき現象を起こし均一に塗布できない等があり長期防曇
性失われる欠点がある。
【0003】近年塗布型防曇剤が開発されている。この
防曇剤は無機親水性コロイド物質と親水性有機化合物を
主成分とするものであり、例えば特公昭63−4543
2号、特公昭63−45717号、特公昭64−215
8号等に示されている化合物がある、これらの化合物は
基本的には熱可塑性樹脂フィルムに対する造膜性が悪
く、したがつて塗布した製品の長期防曇性、スリップ
性、透明性が不充分である。又シロキサン、無期充填剤
を添加した組成物として特開昭52-66559号、特定アクリ
レート共重合体にシリコ−ン界面活性剤を添加したもの
を塗布し防曇性を改良する方法として特公昭53-18347
号、シリコ−ン界面活性剤、非イオン界面活性剤を練り
込み防霧性を改良する方法として特公昭59-35572号があ
る。
防曇剤は無機親水性コロイド物質と親水性有機化合物を
主成分とするものであり、例えば特公昭63−4543
2号、特公昭63−45717号、特公昭64−215
8号等に示されている化合物がある、これらの化合物は
基本的には熱可塑性樹脂フィルムに対する造膜性が悪
く、したがつて塗布した製品の長期防曇性、スリップ
性、透明性が不充分である。又シロキサン、無期充填剤
を添加した組成物として特開昭52-66559号、特定アクリ
レート共重合体にシリコ−ン界面活性剤を添加したもの
を塗布し防曇性を改良する方法として特公昭53-18347
号、シリコ−ン界面活性剤、非イオン界面活性剤を練り
込み防霧性を改良する方法として特公昭59-35572号があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの化合物は造膜
性が悪く長期防曇性、スリップ性、透明性の評価まで至
らない。農業用に使われる熱可塑性樹脂、例えばVLD
PE、EVA、LLDPE及び農業用軟質ポリ塩化ビニ
ル(以下農ビという)フィルムに防曇性を付与するた
め、防曇処理の手法である防曇剤の練り込み法、防曇剤
の塗布法ともに欠点があり製品の長期防曇性、ベタツ
キ、透明性を満足することができない、したがつて例え
ば、塗布後のフィルムのベタツキによる展張作業性をよ
くするため、ハウスに熱可塑性樹脂フィルムを展張後、
防曇剤を動力噴霧器等で吹き付けて塗布する場合は塗布
剤の使用量が多くしたがてコストアップになる。また上
記方法は吹き付けムラが生じやすいことにより長期防曇
効果を損なう等の問題がある。このような問題を解決す
るために、最近樹脂フィルムの表面に酸化による極性基
を導入し表面の防曇性を改良する方法が採られている。
しかしこの方法では、防曇性を良くするために処理を強
く行なうほどフィルムの表面、さらには内部まで酸化さ
れフィルムの耐侯性が低下する。同様にベ−ス樹脂フィ
ルムの表面に化学反応による変性、すなわち親水基を導
入する技術があるが、現状では大幅なコストアップにつ
ながり農業用フィルムに応用するのは難しい。この発明
は、このような従来の問題点を解決するために鋭意研究
したものもので、防曇剤のべ−スフィルムへの塗布性特
にべ−スフィルムへの塗布後における長期防曇性、スリ
ップ性、透明性に優れた特性を付与する塗布剤に関する
ものである。
性が悪く長期防曇性、スリップ性、透明性の評価まで至
らない。農業用に使われる熱可塑性樹脂、例えばVLD
PE、EVA、LLDPE及び農業用軟質ポリ塩化ビニ
ル(以下農ビという)フィルムに防曇性を付与するた
め、防曇処理の手法である防曇剤の練り込み法、防曇剤
の塗布法ともに欠点があり製品の長期防曇性、ベタツ
キ、透明性を満足することができない、したがつて例え
ば、塗布後のフィルムのベタツキによる展張作業性をよ
くするため、ハウスに熱可塑性樹脂フィルムを展張後、
防曇剤を動力噴霧器等で吹き付けて塗布する場合は塗布
剤の使用量が多くしたがてコストアップになる。また上
記方法は吹き付けムラが生じやすいことにより長期防曇
効果を損なう等の問題がある。このような問題を解決す
るために、最近樹脂フィルムの表面に酸化による極性基
を導入し表面の防曇性を改良する方法が採られている。
しかしこの方法では、防曇性を良くするために処理を強
く行なうほどフィルムの表面、さらには内部まで酸化さ
れフィルムの耐侯性が低下する。同様にベ−ス樹脂フィ
ルムの表面に化学反応による変性、すなわち親水基を導
入する技術があるが、現状では大幅なコストアップにつ
ながり農業用フィルムに応用するのは難しい。この発明
は、このような従来の問題点を解決するために鋭意研究
したものもので、防曇剤のべ−スフィルムへの塗布性特
にべ−スフィルムへの塗布後における長期防曇性、スリ
ップ性、透明性に優れた特性を付与する塗布剤に関する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の農業用フィルム
は、シリコ−ン変性アクリル共重合体[I]とオルガノ
ポリシロキサン[II]との混合物を塗布剤とし、これ
を熱可塑性樹脂フィルムに塗布してなる農業用フィルム
である。本発明の塗布剤に使用するシリコ−ン変性アク
リル共重合体[I]は、シラン化合物とアクリル酸系化
合物との共重合により得られる変性共重合体である。こ
のシラン化合物としては、ビニル基含有シラン、水素基
含有シラン、アミノ基含有シラン、カルボキシ基含有シ
ラン、クロル基含有シランなどの反応性シラン化合物お
よびこれらの混合物である。これらのうちビニル基含有
シランが好ましい。またアクリル酸系化合物は、アクリ
ル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル
酸エステルおよびこれらの混合物である。
は、シリコ−ン変性アクリル共重合体[I]とオルガノ
ポリシロキサン[II]との混合物を塗布剤とし、これ
を熱可塑性樹脂フィルムに塗布してなる農業用フィルム
である。本発明の塗布剤に使用するシリコ−ン変性アク
リル共重合体[I]は、シラン化合物とアクリル酸系化
合物との共重合により得られる変性共重合体である。こ
のシラン化合物としては、ビニル基含有シラン、水素基
含有シラン、アミノ基含有シラン、カルボキシ基含有シ
ラン、クロル基含有シランなどの反応性シラン化合物お
よびこれらの混合物である。これらのうちビニル基含有
シランが好ましい。またアクリル酸系化合物は、アクリ
ル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル
酸エステルおよびこれらの混合物である。
【0006】このシリコ−ン変性アクリル共重合体
[I]のより望ましい共重合体は、下記ないしの単
量体を共重合させることによつて製造することができ
る。 ビニル基含有アルコキシシラン ビニル基含有ポリシロキサン 水酸基を有するメタクリル酸エステルおよび/または
アクリル酸エステル メタクリル酸エステルおよび/またはアクリル酸エス
テル なかでも最善の塗膜物性を得るためには前記〜の化
合物の共重合体製造時の使用割合はビニル基含有アルコ
キシシラン0.5〜20重量%、ビニル基含有ポリシロ
キサン0.1〜20重量%、水酸基を有するアクリル酸
エステルもしくはメタクリル酸エステル10〜30重量
%であることが好ましい。〜の化合物の使用量のい
ずれか一以上が上記範囲外であると得られたシリコ−ン
変性樹脂を用いて塗布した熱可塑性フィルムの特性が本
発明のものより低下し、の化合物の使用量が上記範囲
より多い場合も同様であり、上記範囲より少ない場合は
塗膜として不足気味である。
[I]のより望ましい共重合体は、下記ないしの単
量体を共重合させることによつて製造することができ
る。 ビニル基含有アルコキシシラン ビニル基含有ポリシロキサン 水酸基を有するメタクリル酸エステルおよび/または
アクリル酸エステル メタクリル酸エステルおよび/またはアクリル酸エス
テル なかでも最善の塗膜物性を得るためには前記〜の化
合物の共重合体製造時の使用割合はビニル基含有アルコ
キシシラン0.5〜20重量%、ビニル基含有ポリシロ
キサン0.1〜20重量%、水酸基を有するアクリル酸
エステルもしくはメタクリル酸エステル10〜30重量
%であることが好ましい。〜の化合物の使用量のい
ずれか一以上が上記範囲外であると得られたシリコ−ン
変性樹脂を用いて塗布した熱可塑性フィルムの特性が本
発明のものより低下し、の化合物の使用量が上記範囲
より多い場合も同様であり、上記範囲より少ない場合は
塗膜として不足気味である。
【0007】のビニル基含有アルコキシシランとして
は、一般式 R5−SiXa(R3)3-a (式中、R3 は炭素数1〜10のアルキル基、アリ−ル
基及びアラルキル基から選ばれる1価の基、R5 は重合
性二重結合を有する有機残基、Xは加水分解性基、aは
1〜3の整数を示す)で表されるシラン化合物である。
R5 の具体的な基としては、 などがあげられる。またXの具体的な基としては、 などがあげられる。のビニル基含有アルコキシシラン
の具体例としては、例えばメタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどがあげ
られる。
は、一般式 R5−SiXa(R3)3-a (式中、R3 は炭素数1〜10のアルキル基、アリ−ル
基及びアラルキル基から選ばれる1価の基、R5 は重合
性二重結合を有する有機残基、Xは加水分解性基、aは
1〜3の整数を示す)で表されるシラン化合物である。
R5 の具体的な基としては、 などがあげられる。またXの具体的な基としては、 などがあげられる。のビニル基含有アルコキシシラン
の具体例としては、例えばメタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどがあげ
られる。
【0008】のビニル基含有ポリシロキサンとして
は、一般式 で示される片末端ビニル基含有ポリシロキサン、または で示される両末端ビニル基含有ポリシロキサンである
(R5 は前記アルコキシシランのR5 と同様)。 のビニル基含有ポリシロキサンの具体例としては両末
端もしくは片末端ビニルジメチルポリシロキサン、及び
両末端もしくは片末端メタクリロキシプロピルジメチル
ポリシロキサンがあげられる。これらのポリシロキサン
の粘度範囲は5〜1000cP程度が好ましい。分子量
としては200〜100000が好ましい。
は、一般式 で示される片末端ビニル基含有ポリシロキサン、または で示される両末端ビニル基含有ポリシロキサンである
(R5 は前記アルコキシシランのR5 と同様)。 のビニル基含有ポリシロキサンの具体例としては両末
端もしくは片末端ビニルジメチルポリシロキサン、及び
両末端もしくは片末端メタクリロキシプロピルジメチル
ポリシロキサンがあげられる。これらのポリシロキサン
の粘度範囲は5〜1000cP程度が好ましい。分子量
としては200〜100000が好ましい。
【0009】の水酸基を含有するアクリル酸エステル
および/またはメタクリル酸エステルの具体例として
は、2−ヒドロキシアクリル酸メチル、2−ヒドロキシ
アクリル酸エチル、2−ヒドロキシメタクリル酸ペンチ
ル、2−ヒドロキシメタクリル酸ブチル、2−ヒドロキ
シメタクリル酸アクリル、2−ヒドロキシメタクリル酸
ベンジル、い−ヒドロキシメタクリル酸ビニルなどがあ
げられる。
および/またはメタクリル酸エステルの具体例として
は、2−ヒドロキシアクリル酸メチル、2−ヒドロキシ
アクリル酸エチル、2−ヒドロキシメタクリル酸ペンチ
ル、2−ヒドロキシメタクリル酸ブチル、2−ヒドロキ
シメタクリル酸アクリル、2−ヒドロキシメタクリル酸
ベンジル、い−ヒドロキシメタクリル酸ビニルなどがあ
げられる。
【0010】のメタクリル酸エステルおよび/または
アクリル酸エステルのエステル基の炭素数は1〜12が
好ましくこれからの具体例としては、アクリル酸メチ
ル、アリリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
アリル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸ペンチル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸ビニル、メタクリル酸アリ
ル、があげられる。の化合物は、2種類以上併用して
も差し支えない。
アクリル酸エステルのエステル基の炭素数は1〜12が
好ましくこれからの具体例としては、アクリル酸メチ
ル、アリリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
アリル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸ペンチル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸ビニル、メタクリル酸アリ
ル、があげられる。の化合物は、2種類以上併用して
も差し支えない。
【0011】〜の化合物(単量体)の共重合にあた
っては好ましくは炭素数3以上の有機酸を重合混合物
(注.〜の化合物の使用量合計)の0.1〜5重量
%使用する。また、重合触媒として全単量体合計量にた
いして0.1〜3重量%好ましくは0.2〜2重量%の
ラジカル開始剤例えば過酸化ベンゾイル、アゾビスイソ
ブチロニトリルを使用する。重合は、バルク重合、溶液
重合の何れでも実施できるが、溶液重合が塗装のための
配合工程に最も好ましい。かかる溶媒としてはアルコ−
ル類があげられ、その具体例として、メタノ−ル、エタ
ノ−ル、イソプロピルアルコ−ル、n−ブタノ−ル、イ
ソアミルアルコ−ル等があげることができる。その他、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類を単独もしくは組み合わせて併用
される。
っては好ましくは炭素数3以上の有機酸を重合混合物
(注.〜の化合物の使用量合計)の0.1〜5重量
%使用する。また、重合触媒として全単量体合計量にた
いして0.1〜3重量%好ましくは0.2〜2重量%の
ラジカル開始剤例えば過酸化ベンゾイル、アゾビスイソ
ブチロニトリルを使用する。重合は、バルク重合、溶液
重合の何れでも実施できるが、溶液重合が塗装のための
配合工程に最も好ましい。かかる溶媒としてはアルコ−
ル類があげられ、その具体例として、メタノ−ル、エタ
ノ−ル、イソプロピルアルコ−ル、n−ブタノ−ル、イ
ソアミルアルコ−ル等があげることができる。その他、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類を単独もしくは組み合わせて併用
される。
【0012】シリコ−ン変性アクリル共重合体[I]の
重合条件(温度、時間)は、特に限定しないが通常60
〜150℃、2〜10時間で終了する。
重合条件(温度、時間)は、特に限定しないが通常60
〜150℃、2〜10時間で終了する。
【0013】また、本発明のオルガノポリシロキサン
[II]は、シロキサン結合を含む分子量1000以上
のポリマーである。なかでもシロキサン結合を有し1分
子中に少なくとも1個の加水分解性基と少なくとも1個
のポリエチレンオキシド基とを有するオルガノポリシロ
キサンが好ましい。さらには一般式
[II]は、シロキサン結合を含む分子量1000以上
のポリマーである。なかでもシロキサン結合を有し1分
子中に少なくとも1個の加水分解性基と少なくとも1個
のポリエチレンオキシド基とを有するオルガノポリシロ
キサンが好ましい。さらには一般式
【化1】 [式中、R1はメチル基、A及びBから選択される基、
Aは一般式R2−SiXn(R3)3-a(式中、R2は2価
の有機基、R3は炭素数1〜10のアルキル基、アリ−
ル基及びアラルキル基から選ばれる1価の基、Xは加水
分解性基、aは1〜3の整数を示す)で表される加水分
解性基、Bは一般式R2(OCH2CH2)kOR4(式
中、R2は2価の有機基、R4は水素原子または炭素数1
〜10のアルキル基、kは1〜80の整数を示す)、l
は0〜100、mは1〜40、nは1〜150、ただし
l+m+n≦290である。]で表され、1分子中に少
なくとも1個の加水分解性基と少なくとも1個のポリエ
チレンオキシド基とを有するオルガノポリシロキサンが
特に好ましい。この1分子中に少なくとも1個の加水分
解性基と少なくとも1個のポリエチレンオキシド基とを
有するオルガノポリシロキサンは、次式で表されケイ素
−水素含有シロキサンに
Aは一般式R2−SiXn(R3)3-a(式中、R2は2価
の有機基、R3は炭素数1〜10のアルキル基、アリ−
ル基及びアラルキル基から選ばれる1価の基、Xは加水
分解性基、aは1〜3の整数を示す)で表される加水分
解性基、Bは一般式R2(OCH2CH2)kOR4(式
中、R2は2価の有機基、R4は水素原子または炭素数1
〜10のアルキル基、kは1〜80の整数を示す)、l
は0〜100、mは1〜40、nは1〜150、ただし
l+m+n≦290である。]で表され、1分子中に少
なくとも1個の加水分解性基と少なくとも1個のポリエ
チレンオキシド基とを有するオルガノポリシロキサンが
特に好ましい。この1分子中に少なくとも1個の加水分
解性基と少なくとも1個のポリエチレンオキシド基とを
有するオルガノポリシロキサンは、次式で表されケイ素
−水素含有シロキサンに
【化2】 一般式CH2=CHCH2(OCH2CH2)kOR4で表さ
れるポリエチレンオキシド重合体(式中の、R4 、k、
l、m、nは一般式[II]に同じ)とシリコ−ン変性
アクリル樹脂[I]のに記載したビニル基含有アルコ
キシシラン、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン等を
白金化合物を触媒として用い通常のヒドロシリル化反応
させることにより製造する。
れるポリエチレンオキシド重合体(式中の、R4 、k、
l、m、nは一般式[II]に同じ)とシリコ−ン変性
アクリル樹脂[I]のに記載したビニル基含有アルコ
キシシラン、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン等を
白金化合物を触媒として用い通常のヒドロシリル化反応
させることにより製造する。
【0014】反応は溶剤の存在または不存在の何れでも
行なうことはできる。かかる溶剤としてはトルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類を単独もしくは組み合わせ
て使用することができる。ヒドロキシル化反応条件(温
度、時間)は特に限定しないが通常60〜150℃、2
〜15時間で終了する。
行なうことはできる。かかる溶剤としてはトルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類を単独もしくは組み合わせ
て使用することができる。ヒドロキシル化反応条件(温
度、時間)は特に限定しないが通常60〜150℃、2
〜15時間で終了する。
【0015】また、シリコ−ン変性アクリル共重合体
[I]とオルガノポリシロキサン[II]との混合割合
特に限定はしないが塗膜としての基本物性及び防曇性、
その他の特性を得るためには20:1〜1:1、好まし
くは10:1〜2:1である。シリコ−ン変性アクリル
共重合体[I]とオルガノポリシロキサン[II]との
混合された塗布剤を塗布乾燥することによって、お互い
の加水分解性基同志の縮合反応を起こす場合もあり、こ
の場合ポリシロキサンのブリードをより強力に抑制する
ものと思われる。
[I]とオルガノポリシロキサン[II]との混合割合
特に限定はしないが塗膜としての基本物性及び防曇性、
その他の特性を得るためには20:1〜1:1、好まし
くは10:1〜2:1である。シリコ−ン変性アクリル
共重合体[I]とオルガノポリシロキサン[II]との
混合された塗布剤を塗布乾燥することによって、お互い
の加水分解性基同志の縮合反応を起こす場合もあり、こ
の場合ポリシロキサンのブリードをより強力に抑制する
ものと思われる。
【0016】本発明の熱可塑性フィルムとしてはポリ塩
化ビニル、LDPE、LLDPE、EVA、等の樹脂フ
ィルムが使用される。
化ビニル、LDPE、LLDPE、EVA、等の樹脂フ
ィルムが使用される。
【0017】本発明のフィルムの塗膜の形成は、本発明
の塗剤をフィルムへ塗布することにより達成される。そ
の方法については、とくに制限はなく、ロ−ルコ−タ
−、ブレ−ドコ−タ−、カ−テンコ−タ−、バ−コ−タ
−、グラビアコ−タ−等の塗布手段を用い塗布する。そ
の後、加熱乾燥し塗剤中の溶剤を飛散させる。乾燥温度
は用いた溶剤にもよるが通常80〜120℃、時間0.
5〜10分間である。本発明のフィルムにおける塗膜の
厚さは0.2〜4μm、好ましくは0.5〜2μmであ
る。
の塗剤をフィルムへ塗布することにより達成される。そ
の方法については、とくに制限はなく、ロ−ルコ−タ
−、ブレ−ドコ−タ−、カ−テンコ−タ−、バ−コ−タ
−、グラビアコ−タ−等の塗布手段を用い塗布する。そ
の後、加熱乾燥し塗剤中の溶剤を飛散させる。乾燥温度
は用いた溶剤にもよるが通常80〜120℃、時間0.
5〜10分間である。本発明のフィルムにおける塗膜の
厚さは0.2〜4μm、好ましくは0.5〜2μmであ
る。
【0018】
【実施例】以下に、実施例・比較例にて本発明を示す。
これら実施例は単に例示的なものであってこれらに限定
されるものではない。使用フィルムはメルトフロ−レ−
ト(3)密度0.927のエチレン酢酸ビニルコポリマ
−[EVA.メ−カ−東ソ(株)製]に他の添加剤をブ
レンドし20mmインフレ−ションで100μm厚のフ
ィルムを成形し更にフィルムのコロナ放電処理[春日電
機(株)HFS−203製作品を使用し毎分5mの速度
で処理した]したEVAフィルムと農ビフィルム(クミ
アイビニル、0.075m/m厚さのもの)とした。こ
のフィルムに下記実施例、比較例で示す塗布剤をバ−コ
−タで塗り105℃オ−ブンで1分間乾燥させ約1.5
μの塗布膜厚のフィルムをつくりフィルムの性能を評価
した。以下に、塗布剤の合成例を示す。
これら実施例は単に例示的なものであってこれらに限定
されるものではない。使用フィルムはメルトフロ−レ−
ト(3)密度0.927のエチレン酢酸ビニルコポリマ
−[EVA.メ−カ−東ソ(株)製]に他の添加剤をブ
レンドし20mmインフレ−ションで100μm厚のフ
ィルムを成形し更にフィルムのコロナ放電処理[春日電
機(株)HFS−203製作品を使用し毎分5mの速度
で処理した]したEVAフィルムと農ビフィルム(クミ
アイビニル、0.075m/m厚さのもの)とした。こ
のフィルムに下記実施例、比較例で示す塗布剤をバ−コ
−タで塗り105℃オ−ブンで1分間乾燥させ約1.5
μの塗布膜厚のフィルムをつくりフィルムの性能を評価
した。以下に、塗布剤の合成例を示す。
【0019】[シリコ−ン変性アクリル樹脂[I]の調
整] 合成例−1 メタクリル酸メチル42.5重量部(以下、部で示
す)、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル18.0部、
メタクリル酸n−ブチル27.5部、アクリル酸n−ブ
チル5.0部、3−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン5.0部、片末端メタクリロキシプロピルジメ
チルポリシロキサン(Mw=5000)1.0部、メタ
クリル酸1.0部及びアゾビスイソブチロニトリル1.
0部を混合して重合用単量体混合液を調整した。この混
合液を80℃に保持したイソプロピルアルコ−ルと酢酸
エチルの混合液(重量比で3/1)を加え固形分濃度2
0%になるように調整した。これを[I−a]とする。
整] 合成例−1 メタクリル酸メチル42.5重量部(以下、部で示
す)、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル18.0部、
メタクリル酸n−ブチル27.5部、アクリル酸n−ブ
チル5.0部、3−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン5.0部、片末端メタクリロキシプロピルジメ
チルポリシロキサン(Mw=5000)1.0部、メタ
クリル酸1.0部及びアゾビスイソブチロニトリル1.
0部を混合して重合用単量体混合液を調整した。この混
合液を80℃に保持したイソプロピルアルコ−ルと酢酸
エチルの混合液(重量比で3/1)を加え固形分濃度2
0%になるように調整した。これを[I−a]とする。
【0020】合成例−2 共重合体単量体としてのメタクリル酸n−ブチルの代わ
りにメタクリル酸ラウリル27.5、Mw=5000の
片末端メタクリロキシプロピルジメチルポリシロキサン
の代わりにMw=1000の片末端メタクリロキシプロ
ピルジメチルポリシロキサン1.0部を使用した以外
は、合成例−1と同様にしてシリコ−ン変性アクリル樹
脂溶液[I−b]を得た。
りにメタクリル酸ラウリル27.5、Mw=5000の
片末端メタクリロキシプロピルジメチルポリシロキサン
の代わりにMw=1000の片末端メタクリロキシプロ
ピルジメチルポリシロキサン1.0部を使用した以外
は、合成例−1と同様にしてシリコ−ン変性アクリル樹
脂溶液[I−b]を得た。
【0021】[オルガノポリシロキサン[II]の調
整] 合成例−3 粘度340cP、珪素原子に結合した水素原子の含有量
が0.2重量%の水素−珪素ポリシロキサン50部、C
H2=CHCH2(OCH2CH2)17OCH3 41部、ビ
ニルトリメトキシシラン7.4部トルエン200部、を
仕込み触媒として塩化白金酸を0.003部、を添加し
て100℃で4時間反応させた。反応液を加熱減圧下に
てトルエンを除去した後、イソプロピルアルコ−ルと酢
エチの混合溶媒(重量比で3:1)を加え固形分濃度2
0%になるように調整した。これを[II−a]とす
る。
整] 合成例−3 粘度340cP、珪素原子に結合した水素原子の含有量
が0.2重量%の水素−珪素ポリシロキサン50部、C
H2=CHCH2(OCH2CH2)17OCH3 41部、ビ
ニルトリメトキシシラン7.4部トルエン200部、を
仕込み触媒として塩化白金酸を0.003部、を添加し
て100℃で4時間反応させた。反応液を加熱減圧下に
てトルエンを除去した後、イソプロピルアルコ−ルと酢
エチの混合溶媒(重量比で3:1)を加え固形分濃度2
0%になるように調整した。これを[II−a]とす
る。
【0022】合成例−4 粘度20cP、珪素原子に結合した水素原子の含有量が
0.38重量%の水素−珪素ポリシロキサン26.3部
を使用した以外は合成例−3と同様にしポリシロキサン
[II−b]を得た。
0.38重量%の水素−珪素ポリシロキサン26.3部
を使用した以外は合成例−3と同様にしポリシロキサン
[II−b]を得た。
【0023】合成例−5 ビニルトリメトキシシラン7.4部を添加しなかった以
外は合成例−3と同様にしポリシロキサン[II−c]
を得た。
外は合成例−3と同様にしポリシロキサン[II−c]
を得た。
【0024】実施例−1 EVAフィルムに塗布剤の合成例[I−a]と[II−
a]を5:1の重量比で混合したものを上記塗布条件の
バ−コ−タで塗り105℃オ−ブンで1分間乾燥させ
1.5μの塗布膜厚のフィルムをつくりフィルムの性能
を評価した。農業用フィルムの性能評価は次に示す項目
とした。
a]を5:1の重量比で混合したものを上記塗布条件の
バ−コ−タで塗り105℃オ−ブンで1分間乾燥させ
1.5μの塗布膜厚のフィルムをつくりフィルムの性能
を評価した。農業用フィルムの性能評価は次に示す項目
とした。
【0025】*透明性の評価方法 ASTM−D−1003に準ずる。 *ベタツキ剥離荷重 50×120mmに裁断した試験用フィルムを2枚被覆
剤の塗布面と非塗布面が接するようにして重ね合わせ、
その片側50×50mmを上下から平滑なガラス板で挟
む。さらにガラス板上に1Kgの荷重をのせ、これを温
度70℃、湿度80%の恒温恒湿槽に2時間入れる、2
時間後取出し荷重を外し23℃、湿度50%の部屋に2
4時間放置する。2枚重ねのフィルムの剥離荷重を測定
した。3組のフィルムの剥離荷重を測定しその値の平均
値を測定値とした。測定値の数値が小さい程ベタツキが
少なくフィルムのスリップ性が良好となる。
剤の塗布面と非塗布面が接するようにして重ね合わせ、
その片側50×50mmを上下から平滑なガラス板で挟
む。さらにガラス板上に1Kgの荷重をのせ、これを温
度70℃、湿度80%の恒温恒湿槽に2時間入れる、2
時間後取出し荷重を外し23℃、湿度50%の部屋に2
4時間放置する。2枚重ねのフィルムの剥離荷重を測定
した。3組のフィルムの剥離荷重を測定しその値の平均
値を測定値とした。測定値の数値が小さい程ベタツキが
少なくフィルムのスリップ性が良好となる。
【0026】*塗布膜のフィルムへの付着性 JISK5400の塗料一般試験方法6.15碁盤目試
験に準じカッタ−ナイフで切り傷をつけ、傷面にセロハ
ン粘着テ−プ(セキスイセロテ−プ18mm幅のものJ
ISZ1522相当品)をあて一定の荷重を手で加え、
一定の速度で剥がす、塗布膜に変化がなければOとし、
塗布膜がセロハン粘着テ−プに付着すれば×、その中間
を△とした。
験に準じカッタ−ナイフで切り傷をつけ、傷面にセロハ
ン粘着テ−プ(セキスイセロテ−プ18mm幅のものJ
ISZ1522相当品)をあて一定の荷重を手で加え、
一定の速度で剥がす、塗布膜に変化がなければOとし、
塗布膜がセロハン粘着テ−プに付着すれば×、その中間
を△とした。
【0027】*長期防曇性 フィルムに塗布剤を塗布した面を内側にハウス張り(ト
ンネル式、長さ7m、直径2m)し、目視にて塗布部分
の防曇流的性の経時変化を観察した。観察は1989年
5月より1991年3月迄の1年10ケ 月間熊本にて実
施した。フィルム観察の評価は塗布部分の防曇流的性が
良好であればOとし、塗布膜が剥離したり防曇流的性が
損なわれていれば×、その中間を△とした。フィルムの
性能評価結果を第1表にしめす。
ンネル式、長さ7m、直径2m)し、目視にて塗布部分
の防曇流的性の経時変化を観察した。観察は1989年
5月より1991年3月迄の1年10ケ 月間熊本にて実
施した。フィルム観察の評価は塗布部分の防曇流的性が
良好であればOとし、塗布膜が剥離したり防曇流的性が
損なわれていれば×、その中間を△とした。フィルムの
性能評価結果を第1表にしめす。
【0028】実施例−2 実施例−1のEVAフィルムを農ビフィルムにし、以下
は実施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及びそのフ
ィルムの性能評価を実施した。
は実施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及びそのフ
ィルムの性能評価を実施した。
【0029】実施例−3 VAフィルムに塗布剤の合成例[I−a]と[II−
b]を2:1の重量比で混合したものを使用し、以下実
施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及びそのフィル
ムの性能評価を実施した。
b]を2:1の重量比で混合したものを使用し、以下実
施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及びそのフィル
ムの性能評価を実施した。
【0030】実施例−4 EVAフィルムに塗布剤の合成例[I−b]と[II−
b]を5:1の重量比で混合したものを使用し、以下実
施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及びそのフィル
ムの性能評価を実施した。
b]を5:1の重量比で混合したものを使用し、以下実
施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及びそのフィル
ムの性能評価を実施した。
【0031】実施例−5 農ビフィルムに塗布剤の合成例[I−a]と[II−
b]を8:1の重量比で混合したものを使用し、以下実
施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及びそのフィル
ムの性能評価を実施した。
b]を8:1の重量比で混合したものを使用し、以下実
施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及びそのフィル
ムの性能評価を実施した。
【0032】比較例−1 農ビフィルムのみ(塗布なし)を使用し、以下実施例−
1と同様にしてフィルムの性能評価を実施した。 比較例−2 EVAフィルムに塗布剤の合成例[II−a]のみを使
用し、以下実施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及
びそのフィルムの性能評価を実施した。 比較例−3 農ビフィルムに塗布剤の合成例[II−b]のみを使用
し、以下実施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及び
そのフィルムの性能評価を実施した。
1と同様にしてフィルムの性能評価を実施した。 比較例−2 EVAフィルムに塗布剤の合成例[II−a]のみを使
用し、以下実施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及
びそのフィルムの性能評価を実施した。 比較例−3 農ビフィルムに塗布剤の合成例[II−b]のみを使用
し、以下実施例−1と同様にしてフィルムへの塗布及び
そのフィルムの性能評価を実施した。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】上述した塗布剤を通常の塗布法により熱
可塑性樹脂フィルムに塗布した、所謂塗布フィルムは農
業用フィルムとして望ましい性能(長期防曇性の良いこ
と、透明性の良いこと、スリップ性の良いこと)を得る
ことができた。
可塑性樹脂フィルムに塗布した、所謂塗布フィルムは農
業用フィルムとして望ましい性能(長期防曇性の良いこ
と、透明性の良いこと、スリップ性の良いこと)を得る
ことができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 183/04 PMU 6939−4J
Claims (1)
- 【請求項1】シリコ−ン変性アクリル共重合体とオルガ
ノポリシロキサンとの混合物を塗布剤とし、これを熱可
塑性樹脂フィルムに塗布してなる農業用フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219213A JPH0539375A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 農業用フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219213A JPH0539375A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 農業用フイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0539375A true JPH0539375A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16731982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3219213A Pending JPH0539375A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 農業用フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539375A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09169954A (ja) * | 1995-12-20 | 1997-06-30 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 高機能性スチレン系樹脂フィルムまたはシート |
WO1998030615A1 (en) * | 1997-01-10 | 1998-07-16 | Biocompatibles Limited | Polymers |
CN101804394A (zh) * | 2010-03-22 | 2010-08-18 | 聊城华塑工业有限公司 | 一种吹塑农用大棚膜用双液体旋转内喷涂装置 |
US20150140322A1 (en) * | 2013-11-18 | 2015-05-21 | Eternal Materials Co., Ltd. | Organic-inorganic composite resin, coating composition containing the same and application thereof |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3219213A patent/JPH0539375A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09169954A (ja) * | 1995-12-20 | 1997-06-30 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 高機能性スチレン系樹脂フィルムまたはシート |
WO1998030615A1 (en) * | 1997-01-10 | 1998-07-16 | Biocompatibles Limited | Polymers |
CN101804394A (zh) * | 2010-03-22 | 2010-08-18 | 聊城华塑工业有限公司 | 一种吹塑农用大棚膜用双液体旋转内喷涂装置 |
US20150140322A1 (en) * | 2013-11-18 | 2015-05-21 | Eternal Materials Co., Ltd. | Organic-inorganic composite resin, coating composition containing the same and application thereof |
US9790311B2 (en) * | 2013-11-18 | 2017-10-17 | Eternal Materials Co., Ltd. | Organic-inorganic composite resin, coating composition containing the same and application thereof |
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