JPH0539168A - 内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け方法 - Google Patents

内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け方法

Info

Publication number
JPH0539168A
JPH0539168A JP19420991A JP19420991A JPH0539168A JP H0539168 A JPH0539168 A JP H0539168A JP 19420991 A JP19420991 A JP 19420991A JP 19420991 A JP19420991 A JP 19420991A JP H0539168 A JPH0539168 A JP H0539168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
deformed steel
steel wire
wire rod
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19420991A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Karaoke
隆男 唐桶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP19420991A priority Critical patent/JPH0539168A/ja
Publication of JPH0539168A publication Critical patent/JPH0539168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/39Other types of filamentary materials or special applications
    • B65H2701/3914Irregular cross section, i.e. not circular
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/39Other types of filamentary materials or special applications
    • B65H2701/3916Inserts between layers of wire, hose or yarn

Landscapes

  • Winding Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 概略断面形状が、HまたはX字状の、内燃機
関のオイルリング用異形線をボビン等に整然と巻き付け
て、巻出し時の絡みの発生を防止する。 【構成】 当該線材をボビン等に巻き付ける際、巻き付
けの層間に紙等のシート材を介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種内燃機関に用いら
れる鋼製オイルリング用断面異形鋼線材の製造工程間や
製品輸送時等のコイル形態である巻芯への巻付けの方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用油かきリング(以下オイルリ
ングと記す)は、旧来の鋳鉄製から鋼製3ピース型また
は鋼製2ピース型へ急速に置換されつつある。該2ピー
ス型は、概略断面形状がHまたはX字形の異形であり、
同断面形状の長尺のコイル材から製造される。3ピース
型は、長方形断面でエッジワイズに曲げ成形された2箇
のリングと、該リングをシリンダ壁面方向に拡径すると
ともに、相離反する方向に付勢して、それぞれをリング
溝の両壁面に圧接するごとく、作用するエキスパンダか
らなるもので、この名がある。一方、2ピース型は、概
略断面形状が上記のようにHまたはX字形で、その凹状
溝を内周および外周とするごとき、方向に曲げ成形され
た1箇の異形リングと、該リングをシリンダ壁面方向に
拡径するごとく付勢するばねの2点からなるものであ
る。上記概略断面がHまたはX字状の断面異形鋼線の製
造においては、平角線から異形断面に成形する異形成形
工程、焼鈍工程、油孔パンチング加工工程、焼入焼もど
し工程、梱包工程等の非常に多くの工程を必要とする。
そして、どの工程間の材料の受渡しでも、また、ユーザ
ーへの売買過程でも、生産性および品質の向上を図るた
めに、両端面にフランジを有するリールまたは巻付け芯
に巻き付けた状態で行なわれている。また、前記異形鋼
線を巻き付ける方向については、その形状特性により、
断面係数が小さく、したがって、無理なく巻き付けるこ
とができ、永久変形が小さい溝状凹部が内周外周側とな
る曲げ方向に巻付ける方法が用いられる。従来の巻芯へ
の巻き付け方法は、巻芯を回転させつつ、巻芯を取り付
けたスピンドルまたは線材案内装置を前記異形鋼線の幅
寸法に適する巻付けピッチでトラバース運動させ、一定
の巻芯の幅の間を何回も往復させて巻付ける方法を用い
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
巻付け方法では、前記異形鋼線の溝状凹部の両側の凸部
が、既に巻き付けた下層の異形鋼線の溝部にはまり込み
易いために整列巻き付けが困難であった。また、巻付け
の往復のターンの際に、前記異形鋼線の凸部が下層の異
形鋼線の溝部にはまり込み、それが次々と重なって階段
状になり、ついには崩れ落ちる現象が頻発し、よけいに
巻付け状態を悪化させるという問題点があった。このた
め、巻付け状態の監視や巻き具合の手直しに要する作業
が多く、生産性を低下させる大きな原因になっていた。
そして、これらの巻付け状態の悪い材料を次工程で巻出
す際には、材料同士が絡み易く、これによって材料凸部
の外傷や線グセ、そして断面形状の変形等の品質的問題
が生じていた。特に焼入れ焼もどし工程以前において
は、材料自身の強度が低いために、前述した線絡みが非
常に生じ易く、発生した外傷、線グセ、断面形状変形も
程度が格段に悪いため、解決しなければならない大きな
課題になっていた。本発明は、内燃機関のオイルリング
用異形鋼線材について、その巻付け方法を改善すること
により、容易に巻付けができ、かつ以降の巻出しにおけ
る絡みを防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、長方形(正方
形を含む)の二対辺の中央部に溝状凹部が形成され、概
略断面形状がHまたはX字形の内燃機関のオイルリング
用異形鋼線材を、前記凹部を内周および外周とするごと
き曲げ方向として巻芯へ巻付ける巻付け方向において、
前記異形鋼線材の巻付層間にシート材を介在させ、該層
間の絡みを防止することを特徴とする内燃機関のオイル
リング用異形鋼線材の巻付け方法である。本発明が対象
とするオイルリング線材の横断面形状は概略HまたはX
字形を呈すものである。すなわち、左右または上下にフ
ランジを有し、中央部は凹状となっており、通常フラン
ジ間を連結するウエブ部からなる。その代表的な形状は
図3に示すようなものであるが、もちろんフランジ部の
若干のくぼみを有するものや、ウエブ部に油穴等が貫通
した形状等も含まれるものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、巻芯への巻付け一層目以降、
各層ごとにシート材を巻き付けることによって、既に巻
き付けた前記異形鋼線の凸部および凹状溝部による巻付
け面の凹凸がなくなるため、新たに巻付ける異形鋼線の
凸部は、下層の異形鋼線の溝部や異形鋼線間の隙間には
まり込むことなく安定して巻き付けることができる。
【0006】
【実施例】図3に示す概略H形を示す断面の異形鋼線
で、硬度HV240に焼鈍した線材コイルと、硬度HV400に焼
入焼もどしした線材コイルを準備し、巻付け胴直径800m
m、巻付け幅寸法 200mm、外径 1200mmのフランジを両側
に有する鉄製リール3に、巻付け速度30m/分で巻付けを
行なった。このときの巻付けピッチは、前記異形鋼線の
幅寸法に1mmを加えたものとした。層間シート材の幅寸
法は、リール巻付け幅寸法より2mm小さいものを使用
し、その供給方法は、一層分の巻付け完了後に、図2に
示すようにシート送り駆動ロール5、カッタ6、ガイド
7等からなるシート供給装置を有する線材巻付け装置を
製作し使用した。また、シート材質4には、耐油性のあ
る厚み 0.2mmのロール紙を用いた。巻付け機の構造とし
ては、入口ローラーガイド2を基準に、鉄製リール3を
装着した巻付け機スピンドルが往復運動を行なう本体ト
ラバース方式を採用した。他に、特に工夫した点は、巻
付けターン時の異形鋼線の重なりを極力防止するため
に、ターンの際の巻き付け部分において、およそ異形鋼
線の幅寸法分だけターンの方向に異形鋼線を入口ローラ
ーガイド2によって強制的に移動させる方法を併用し
た。前記入口ローラーガイド2の移動は、空気圧式シリ
ンダーにより行なった。以上に述べた条件、設備により
巻付けテストを行なったところ、焼鈍した異形鋼線およ
び焼入焼もどしした異形鋼線とも、図1に示すように、
整列状態に巻き付けることができた。また、その巻付け
た材料を別の巻出機に取り付けて、巻出し時の線の絡み
発生の有無を観察したが、全く線絡みは発生せず、非常
に良い結果を得ることができた。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、従来困難であった整列
巻きが非常に容易になったことにより、巻付け速度の向
上、無人巻き付け等の生産性の向上に非常に効果があ
り、さらに、製品の品質に関する点では、異形鋼線同士
の接触による外傷、巻き崩れ時の線グセの発生、そして
次工程での巻出す際に生じる線モツレによる外傷、断面
形状変形を防止できるので、大幅な品質向上が達成でき
る。これに対して、線絡みの防止によって例えばピスト
ンリングメーカのリング成形工程での巻出す際に線絡み
の心配がないため、高速度成形が可能になるという顧客
における生産性向上という大きなメリットが生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の巻付け機を用いて材料を整列巻きさせた
状態を示す図である。
【図2】層間シート材供給装置を有する巻付け機の概略
図である。
【図3】内燃機関用オイルリングの断面形状の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 材料 2 入口ローラーガイド 3 鉄製リール 4 層間シート材 5 送り駆動ロール 6 カッタ 7 ガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形(正方形を含む)の二対辺の中央
    部に溝状凹部が形成され、概略断面形状がHまたはX字
    形の内燃機関のオイルリング用異形鋼線材を前記凹部を
    内周および外周とするごとき曲げ方向として巻芯へ巻付
    ける巻付け方向において、前記異形鋼線材の巻付層間に
    シート材を介在させ、該層間の絡みを防止することを特
    徴とする内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け
    方法。
JP19420991A 1991-08-02 1991-08-02 内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け方法 Pending JPH0539168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19420991A JPH0539168A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19420991A JPH0539168A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0539168A true JPH0539168A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16320770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19420991A Pending JPH0539168A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7402926B2 (en) 2002-11-08 2008-07-22 Asmo Co., Ltd Actuator device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7402926B2 (en) 2002-11-08 2008-07-22 Asmo Co., Ltd Actuator device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100808658B1 (ko) 강판코일용 슬리팅장치
KR100361850B1 (ko) 압연롤에 의한 선재의 신선가공장치
US4467632A (en) Method of making a wound core for an electric transformer
JPH0539168A (ja) 内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け方法
JP3449449B2 (ja) 内燃機関のオイルリング用異形鋼線材の巻付け方法
KR920006557B1 (ko) 권철심용 스트립 절단방법 및 그 장치
US4204417A (en) Apparatus and method for winding electrical coils
JPS63258350A (ja) トイレツトペ−パロ−ルの製造法
KR20170027912A (ko) 철재 코일 포장용 내주링 및 외주링 제조장치
US20090223269A1 (en) Method and apparatus for continuously manufacturing metal sheets
KR20040101851A (ko) 열간코일 권취용 맨드릴의 열간코일 냉각장치
JP3435888B2 (ja) ピストンリング用異形鋼線材の製造方法
JPH08174062A (ja) 走行する鋼線のガイドプ−リ−
US5408856A (en) Apparatus for domain refining electrical steels by local mechanical deformation with multiple scribing rolls
JPH0957345A (ja) 精整ラインの鋼帯巻取りリール
JPH06246349A (ja) 金属帯巻き取り用ゴムスリーブ
JP3381629B2 (ja) 金属帯巻き取り用ゴムスリーブならびに巻き取りリール
JPH0390293A (ja) 溶接用フラックス入りワイヤの製造方法
CN111682713B (zh) 一种电机定子铁芯的批量制造方法
KR20090011118U (ko) 코일 박스의 롤 구조체
JPH0616341A (ja) 金属帯巻き取り用ゴムスリーブ
JPH02285953A (ja) 電機子コイルの装填方法
JPH09171936A (ja) アモルファス巻鉄心の積層端面整列方法
JPH07284846A (ja) 金属帯の巻取り方法
JPH07124645A (ja) 鋼帯の巻き取り方法ならびにこれに使用するテーパ材