JPH0539144U - 通信端末機器用プロテクタ - Google Patents

通信端末機器用プロテクタ

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JPH0539144U
JPH0539144U JP8566391U JP8566391U JPH0539144U JP H0539144 U JPH0539144 U JP H0539144U JP 8566391 U JP8566391 U JP 8566391U JP 8566391 U JP8566391 U JP 8566391U JP H0539144 U JPH0539144 U JP H0539144U
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JP
Japan
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protector
terminal equipment
fuse
lightning arrester
melting point
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JP8566391U
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English (en)
Inventor
滋 西沢
恭宏 笹出
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電圧に対する動作領域を広げるとともに、
取付け作業を容易にし且つ小型化を可能にする。 【構成】 プロテクタ10は、通信回線L1、L2の端
末機器86側に接続される通信端末機器用プロテクタに
おいて、端末機器86に並列接続される過電圧制限素子
としての避雷器84と、避雷器84の局側に挿入される
低融点金属線82と、低融点金属線82よりも小さい溶
断電流値を有するとともに避雷器84の端末機器側に挿
入されるヒューズ88とを備え、避雷器84とヒューズ
と82とヒューズ88とは、絶縁基板24上に実装され
てそれぞれの一端が共通接続されるとともに、それぞれ
の他端に外部端子28d、28b、28cが接続されて
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、雷サージや電力線混触によって通信回線に誘起される過電圧又は 過電流から端末機器を保護するためのプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のこの種の通信端末機器用プロテクタ(以下、単に「プロテクタ」 という)を示す回路図である。プロテクタ80は、過電流保護用の低融点金属線 82と過電圧保護用のガス入り放電管型の避雷器84とが直列に接続されて構成 されている。プロテクタ80は、避雷器84が端末機器86に並列に、これらに 低融点金属線82が直列になるように通信回線L1、L2に接続される。 また、プロテクタ80の局側には、避雷器90a、90bとヒューズ92a、 92bとからなる一次保安器94が設置されている。避雷器90aと避雷器90 bとは直列接続され、通信回線L1、L2間に接続されている。避雷器90aと 避雷器90bとの接続点は接地されている。ヒューズ92a、92bは、避雷器 90a、90bとプロテクタ80との間の通信回線L1、L2に挿入されている 。
【0003】 通常は一次保安器94にて過電圧又は過電流を処理できる。しかし、次のよう な場合はプロテクタ80が動作する。 雷は一般に多重雷である。一つの雷によって片方の例えば避雷器90aが破壊 されて短絡に至り、次からの雷によって残りの避雷器90bの放電開始電圧まで の電圧が通信回線L1、L2間に印加される場合。 交流電線との混触等に起因して、ヒューズ92a、92bが溶断しない領域の 過電流が流入する場合。 つまり、通信回線L1、L2からプロテクタ80へ高電圧が印加され大電流が 流れると、避雷器84が放電するとともに低融点金属線82が溶断して端末機器 86を保護する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
避雷器84は平常時の通信に影響を与えない放電電圧にする必要がある。例え ば、ベル発呼時の電圧は直流53Vに交流実効値73Vが重畳されているため、 通信回線L1、L2間の最大電圧は156Vになる。したがって、避雷器84は この最大電圧以上で動作する必要がある。また、避雷器84の直流放電開始電圧 は、何回もの繰り返しサージを受けることにより放電電圧の変動が起きるため、 さらに上記最大電圧の1.5〜2倍の値すなわち230〜300V以上にする必 要がある。バリスタ、サイリスタ等の過電圧制限素子に対しても同様のことがい える。 このように、従来のプロテクタでは、避雷器84が156V〜直流放電開始電 圧の範囲の過電圧に対しては動作しないという欠点があった。
【0005】 また、低融点金属線82と避雷器84とは別体であるため、低融点金属線82 の両端を通信回線L1に挿入するように接続し、避雷器84の両端を通信回線L 1、L2に接続するため、取付け作業が面倒であるとともに全体の大きさを小さ くする妨げにもなっていた。
【0006】 そこで、この考案の目的は、過電圧に対する動作領域を広げるとともに、取付 け作業を容易にし且つ小型化を可能にしたプロテクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る通信端末機器用プロテクタは、通信回線の端末機器側に接続さ れる通信端末機器用プロテクタにおいて、端末機器に並列接続される過電圧制限 素子と、この過電圧制限素子の局側に挿入される低融点金属線と、この低融点金 属線よりも小さい溶断電流値を有するとともに上記過電圧制限素子の端末機器側 に挿入されるヒューズとを備え、上記過電圧制限素子と上記低融点金属線と上記 ヒューズとは、同一絶縁基板上に実装されてそれぞれの一端が共通接続されると ともにそれぞれの他端に外部端子が接続されてなることを特徴とするものである 。
【0008】
【作用】
通信回線からプロテクタに高電圧が印加され大電流が流れると、過電圧制限素 子が動作するとともに低融点金属線が溶断して端末機器を保護する。また、この 電流が比較的小さい場合は、過電圧制限素子及び低融点金属線が動作しないけれ ども、ヒューズが溶断して端末機器を保護する。
【0009】
【実施例】
図1乃至図4はこの発明に係るプロテクタの一実施例を示し、図1はプロテク タ本体22からケース20を外した状態を示す斜視図、図2はプロテクタ本体2 2を組立てる状態を示す斜視図、図3は図1におけるIII−III線縦断面図 、図4は回路図をそれぞれ示している。以下、図1乃至図4に基づき詳しく説明 する。ただし、図5と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
【0010】 この発明に係るプロテクタ10は、通信回線L1、L2の端末機器86側に接 続される通信端末機器用プロテクタにおいて、端末機器86に並列接続される過 電圧制限素子としての避雷器84と、避雷器84の局側に挿入される低融点金属 線82と、低融点金属線82よりも小さい溶断電流値を有するとともに避雷器8 4の端末機器側に挿入されるヒューズ88とを備え、避雷器84とヒューズと8 2とヒューズ88とは、絶縁基板24上に実装されてそれぞれの一端が共通接続 されるとともに、それぞれの他端に外部端子28d、28b、28cが接続され てなることを特徴とするものである。
【0011】 ケース20は、セラミックやプラスチックなどの絶縁物からなり、中空で底の ない箱状を呈している。ケース20は、プロテクタ本体22に被装され、プロテ クタ本体22を電気的及び機械的に保護する。
【0012】 プロテクタ本体22は、絶縁基板24、ベース板26、避雷器84、低融点金 属線82等からなる。
【0013】 絶縁基板24は、プリント配線板等でよく、ガラス繊維強化型エポキシ樹脂が 耐熱性を有するので好ましい。絶縁基板24には、端子28a、外部端子28b 、28cを挿通させる透孔30a、30b、30cとこれらの周囲の銅箔32a 、32b、32cとが形成されている。銅箔32a、32b間に低融点金属線8 2が、銅箔32a、32c間にヒューズ88が載置される。
【0014】 低融点金属線82は直径0.2〜0.4mmの鉛線である。なお、低融点金属 線82の素材は、例えば、鉛、錫、亜鉛、ビスマス、インジウム、カドミウム等 の金属元素、又はこれらの金属元素、銀及び水銀から選ばれた二種以上の金属元 素からなる合金である。 ヒューズ88は、低融点金属線82が10Aで溶断するのに対して200mA 程度で溶断することを特徴とし、低融点金属線82で遮断できない低電流を遮断 するものである。また、ヒューズ88は、直径0.02〜0.04mmの銅ニッ ケル線である。なお、ヒューズ88の素材は金属に限定されるものではなく、導 電性樹脂等であってもよい。
【0015】 ベース板26は、セラミックやプラスチックなどの絶縁物からなり、避雷器8 4を熱伝導を避けて載置する突起34g、34h、34iと、外部端子28dを 挿通させる透孔36dと、絶縁基板24を支持する突片38とが形成されている 。突片38には、外部端子28b、28cを挿通させる透孔36b、36cが穿 設されている。
【0016】 次に、プロテクタ本体22の組立方法について説明する。 ベース板26の透孔36dへ避雷器84の外部端子28dを挿通して、ベース 板26上へ避雷器84を載置する。避雷器84の端子28aへ絶縁基板24の透 孔30aを挿通させて、避雷器84上へ絶縁基板24を載置する。また、突片3 8の透孔36b、36cへ外部端子28b、28cを挿通し、さらに、絶縁基板 24の透孔30b、30cへ外部端子28b、28cを挿通する。これで、ベー ス板26上へ避雷器84及び絶縁基板24が載置したことになる。
【0017】 この状態で、銅箔32a、32b間に低融点金属線82を、銅箔32a、32 c間にヒューズ88をそれぞれ載置する。続いて、銅箔32a、32b、32c に半田付けすることにより、半田12、12b、12cが形成される。半田12 は避雷器84の端子28aと低融点金属線82の一端とヒューズ88の一端とを 接続し、半田12bは外部端子28bと低融点金属線82の他端とを接続し、半 田12cは外部端子28cとヒューズ88の他端とを接続する。
【0018】 このように、避雷器84と低融点金属線82とヒューズ88とが同一の絶縁基 板24に実装されるので、全体の大きさを極めて小さくできる。また、外部端子 28b、28cを通信回線L1に挿入するように接続し、外部端子28dを通信 回線L2に接続すればよいので、プロテクタ10の取付け作業を容易に行うこと ができる。
【0019】 次に、プロテクタ10の動作について説明する。 通信回線L1からプロテクタ10に高電圧が印加され大電流が流れると、避雷 器84が動作するとともに低融点金属線82が自己発熱により溶断して端末機器 86を保護する。また、この電流が比較的小さい場合は、低融点金属線82が溶 断しないけれども、ヒューズ88が溶断して端末機器86を保護する。
【0020】 なお、過電圧制限素子としては、避雷器の代わりに、バリスタ、サイリスタ等 を用いてもよい。上記実施例では、二極の避雷器を用いているが、三極の避雷器 を用いてもよい。この場合は、通信回線L1と同様に通信回線L2にも低融点金 属線82、ヒューズ88等を備えるようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】
この考案に係るプロテクタによれば、ヒューズを端末機器に直列接続すること により、過電圧制限素子が動作しない過電圧による過電流を遮断することができ 、過電圧に対する動作領域を広げることができる。また、過電圧制限素子、ヒュ ーズ及びヒューズを同一絶縁基板上に実装して三本の外部端子を設けたことによ り、取付作業を容易にでき、しかも小型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロテクタの一実施例を示す斜視
図。
【図2】本発明に係るプロテクタの一実施例を示す斜視
図。
【図3】図1におけるIII−III線縦断面図。
【図4】本発明に係るプロテクタの一実施例を示す回路
図。
【図5】従来のプロテクタの一例を示す回路図。
【符号の説明】
10…プロテクタ 24…絶縁基
板 28b、28c、28d…外部端子 82…低融点
金属線 84…避雷器(過電圧制限素子) 88…ヒュー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線の端末機器側に接続される通信端
    末機器用プロテクタにおいて、端末機器に並列接続され
    る過電圧制限素子と、この過電圧制限素子の局側に挿入
    される低融点金属線と、この低融点金属線よりも小さい
    溶断電流値を有するとともに上記過電圧制限素子の端末
    機器側に挿入されるヒューズとを備え、上記過電圧制限
    素子と上記低融点金属線と上記ヒューズとは、同一絶縁
    基板上に実装されてそれぞれの一端が共通接続されると
    ともにそれぞれの他端に外部端子が接続されてなること
    を特徴とする通信端末機器用プロテクタ。
JP8566391U 1991-10-21 1991-10-21 通信端末機器用プロテクタ Pending JPH0539144U (ja)

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JP8566391U Pending JPH0539144U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 通信端末機器用プロテクタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012222866A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Densoku Techno Co Ltd 変流器保護装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4863248A (ja) * 1971-12-10 1973-09-03

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971014