JPH053894U - エアーカーテンノズル - Google Patents

エアーカーテンノズル

Info

Publication number
JPH053894U
JPH053894U JP4982991U JP4982991U JPH053894U JP H053894 U JPH053894 U JP H053894U JP 4982991 U JP4982991 U JP 4982991U JP 4982991 U JP4982991 U JP 4982991U JP H053894 U JPH053894 U JP H053894U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
guide plates
air guide
air curtain
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4982991U
Other languages
English (en)
Inventor
良夫 林
功一 安宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP4982991U priority Critical patent/JPH053894U/ja
Publication of JPH053894U publication Critical patent/JPH053894U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアーカーテンノズルから吹き出される空気
の流れを均一で長手方向に連続するようにする。 【構成】 互いに対向した一対のエアー誘導板1間にエ
アー吹き出し路2を形成し、両エアー誘導板1の間隔を
設定する間隔設定手段として、剛性のある線材3を両エ
アー誘導板1にわたって配置すると共に、その線材3の
両端部を両エアー誘導板1に各別に溶接してあったり、
剛性のある薄板材4をエアー吹き出し方向に平行にして
両エアー誘導板1にわたって配置すると共に、両エアー
誘導板1の間隔方向に於ける薄板材4の両端部を、両エ
アー誘導板1に各別に溶接してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばガラスの製造行程に於ける加熱炉・徐冷炉等の高熱炉で、そ の出入口部(温度300〜500℃)にエアーカーテンを形成するのに使用する エアーカーテンノズルに関し、さらに詳しくは、互いに対向した一対のエアー誘 導板間にエアー吹き出し路を形成し、前記両エアー誘導板の間隔を設定する間隔 設定手段を設けてある前記エアーカーテンノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のエアーカーテンノズルは、互いに対向した一対のエアー誘導板 の間隔を設定する構成として、前記両エアー誘導板の間にスペーサーを設け、さ らにこのスペーサーと前記両エアー誘導板を貫通するかたちでスペーサーを固定 するネジを設けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のエアーカーテンノズルにおいて、前記スペーサーは、前記ネジ の外周に位置するため前記ネジより必然的に大きな径となる。ここに用いるネジ はネジ切り等の理由で最低5mm程度の径になり、それに伴って前記スペーサーは 5mmより大きい径のものになる。
【0004】 このスペーサーは、前記両エアー誘導板間のエアー吹き出し路の長手に沿った 方向に間隔をあけて設けられおり、スペーサーの径が大きいために、その取付位 置で吹き出しエアーの流れを局部的に遮ることになる。
【0005】 従って、前記スペーサーを設ける従来の前記エアーカーテンノズルは、エアー 吹き出し路の長手方向において吹き出しエアーの流れが不均一になり、均一で連 続したエアーカーテンが得られない欠点があった。
【0006】 前述した高熱炉に於けるエアーカーテンの果たす役割は、高熱炉の出入口部か ら炉内の熱が不均一な状態で外部に逃げることを防ぐところにある。即ち炉内の 熱が不均一な状態で外部に逃げることによって炉内に温度勾配が生じ温度のばら つきが大きくなって炉内の製品に悪影響を及ぼすことになる。
【0007】 本考案の目的は、上述した欠点に鑑み、連続したエアーカーテンを形成できる エアーカーテンノズルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本考案によるエアーカーテンノズルの第1の特徴構 成は、互いに対向した一対のエアー誘導板各々にわたって、剛性のある線材を配 置すると共に、その線材の両端部を前記両エアー誘導板に各別に溶接することで 前記両エアー誘導板の間隔を設定する間隔設定手段を構成してあるところにあり 、 第2の特徴構成は、互いに対向した一対のエアー誘導板各々にわたって、剛性 のある薄板材をエアー吹き出し方向に平行にして配置すると共に、前記両エアー 誘導板の間隔方向に於けるその薄板材の両端部を、前記両エアー誘導板に各別に 溶接することで、前記両エアー誘導板の間隔を設定する間隔設定手段を構成して あるところにある。
【0009】
【作用】
第1の特徴構成によれば、前記線材は溶接で前記両エアー誘導板に固定される ので、前記両エアー誘導板の間隔設定と間隔保持の役割りを前記線材で兼用でき 、従来使用しているスペーサーのような部材を必要としない。さらにネジ切り等 の固定の為の加工が必要ないので細い線材を使用できる。従って、エアーの流れ に対する抵抗はきわめて小さいものとなり、その流れを乱さない。又、前記線材 は剛性があるため、両エアー誘導板の間隔を安定した状態で保つことができる。
【0010】 第2の特徴構成によれば、前記薄板材をエアー吹き出し方向に平行にして、溶 接で前記両エアー誘導板に固定されるので、第1の特徴構成によるものと同様に 前記両エアー誘導板の間隔設定と間隔保持の役割りを前記薄板材で兼用でき、従 来使用しているスペーサーのような部材を設ける必要がない。さらに前記薄板材 を例えば前記両エアー誘導板にフランジを設けてボルト締めで固定するような場 合に比べて、加工手間がかからず、より薄い材料でも簡単に固定出来る。従って 、第1の特徴構成によるものと同様にエアーの流れに対する抵抗が極めて小さく エアーの流れを乱さない。又、前記薄板材は剛性があると共に両エアー誘導板の 間隔方向に働く力に対する抵抗断面積が大きいことによって、両エアー誘導板に 対する大きな連結力が得られ、前記薄板材の設置間隔を大きくしても両エアー誘 導板の間隔を安定した状態に保つことができる。
【0011】
【考案の効果】
従って、エアーカーテンノズルから吹き出される空気の流れが、ノズル長手方 向に均一で連続したエアーカーテンが形成できるようになり、このエアーカーテ ンノズルを使用した高熱炉において炉内の熱がエアーカーテンから逃げにくくす ることができ、炉内の温度分布を均一に維持しやすくなった。
【0012】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図3は本考案のエアーカーテンノズル8を用いる一例としてガラスの製造行程の 一部を示すもので、製品7を加熱する加熱炉5と、製品7を冷ます徐冷炉6と、 これらの炉間にわたって製品7を運搬するベルトコンベアー9を設けてある。製 品7はベルトコンベアー9に載った状態で加熱炉5で熱処理されて徐冷炉6へ向 かう。この加熱炉5の出口10aや徐冷炉6の入口10bは、製品を通過させる ために幅2m 程度の開口部10を設けてある。
【0013】 この開口部10は炉内の空気と炉外の空気が直接接するため炉内の熱がそこか ら逃げ安い部分であり、この熱の逃げを防止するために空気による遮断壁を作る エアーカーテンノズル8と、エアーをこのエアーカーテンノズル8に供給するエ アー供給口11を前記開口部10の上に設けてある。エアーカーテンノズル8は エアーの吹き出し方向12が前記開口部10上の取り付け位置13からベルトコ ンベアー9に向けて炉から遠ざかる方向になるように設置しエアー供給口11に 取り付けてある。これは、エアーカーテンノズル8から吹き出したエアーが製品 7やベルトコンベアー9に当たって跳ね返り炉内に侵入して炉内温度に変化をも たらすことを防止するためである。
【0014】 次にエアーカーテンノズル8の構造について説明する。
【0015】 第1の実施例を図1に示す。エアーカーテンノズル8aはエアー誘導板1とな る対向する板金製の板2枚1a・1bと、これらの板1をつなぐとともに板1間 に形成されるエアー吹き出し路2のすきま間隔を設定する鋼製の線材3とで構成 してある。前記2枚の板1は前記エアー吹き出し路2が前述の方向12を向くよ うに各々「くの字形」に屈曲形成させてあり、これらの板1には、前記エアー吹 き出し路2の前端側と後端側に、前記線材3が貫通して取り付く穴15を、前記 エアー吹き出し路2の長手方向に間隔を明けて各々設けてある。
【0016】 一方、前記線材3は前記板1に設けた穴15に挿通され、設定する前記板1間 隔と同じ厚みの隙間ゲージの役目をする板片等のものを前記板1間に挿入して、 2枚の前記板1間隔を離隔設定した状態で、溶接により前記両板1に両端部が各 別に固定される。
【0017】 このように形成した本考案のエアーカーテンノズル8aに於て、吹き出しエア ーの流れ16は、細い前記線材3に当たってもほとんど抵抗を受けないため乱れ もなく、エアー吹き出し路2の長手方向全体にわたって連続且つ安定した状態を 保たれる。
【0018】 又、上述の吹き出しエアーの均一性を調べるために図4に示すようなエアーカ ーテンノズル8cを使用して実験を行った。この実験は、前記線材3の径を3mm の場合と0. 8mmとの2種類について実施し、吹き出しエアーの均一性を測定す る方法としてエアーカーテンノズル8c先端よりエアー吹き出し方向12の下流 側での風速を測定する方法で実施した。測定位置は前記線材3がある部分とない 部分とによる風速変化を調べる意味で前記線材3の取り付け箇所の下流側位置イ と隣合う前記線材との中間での下流側位置ロ・ハとした。
【0019】 この測定結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】 この実験結果にみられるように前記線材3の径が小さいほど、各測定点に於け る測定風速の変化が少なくなっており、エアー吹き出し路2長手方向でのばらつ きも少ない。即ち、前記細い線材3を設ける本考案のエアーカーテンノズル8a によれば連続したエアーカーテンが形成できることを物語っている。
【0022】 次に第2の実施例を図2に示す。このエアーカーテンノズル8bは、上述の第 1の特徴構成による実施例で説明したエアーカーテンノズル8aにおける鋼製の 線材3に変えて鋼製の薄板材4を用いたものであって、2枚の前記エアー誘導板 1の先端側にエアー吹き出し方向12に沿った姿勢で前記薄板材4を取り付けて ある。この取り付け方は、前記両エアー誘導板1夫々に切込みを入れてあり、そ こに前記薄板材4をはめ込んで溶接で固定してある。又、前記薄板材4の固定時 における前記両エアー誘導板1の間隔設定に前記すきまゲージを用いて行うのは 先の実施例と同様である。
【0023】 〔別実施例〕 〈1〉 第1の実施例にあげたエアーカーテンノズル8aにおける前記線材3の 取り付け位置は、特に規定するものではなく、例えば、エアー吹き出し路2の先 端部で両エアー誘導板1に前記線材3を取り付けてもよい。又、その取り付け配 列も2列に限定するものではなく単列でも復列でもよい。さらに、前記線材3の 取り付け姿勢も、先の実施例に上げた前記両エアー誘導板1の間隔方向に沿って 取り付けることに限るものではなく、前記両エアー誘導板1に傾斜した姿勢をと ってもよく、一例として隣合う前記線材3の一端どうしを合わせてトラス状の取 り付け姿勢にしてもよい。
【0024】 〈2〉 又、第2の実施例にあげたエアーカーテンノズル8bにおける薄板材4 についても〈1〉の別実施例と同様に、取り付け位置・配列・姿勢は限定される ものではなく、取り付け位置の一例として両エアー誘導板1の間隔を安定保持で きればエアー吹き出し路2先端からエアー吹き出し方向12の上流側に入った位 置に設けてもよい。
【0025】 〈3〉 前述の各々の別実施例に示す他にも前記線材3または前記薄板材4の取 り付け位置・取り付け姿勢の変形例は上げられるが、要するにエアー吹き出し路 2長手方向において吹き出されるエアーの流れが均一で連続していることと両エ アー誘導板1の間隔を安定的に保持できることが満足できれる変形ならばよい。
【0026】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の断面を表す図
【図2】第2の実施例の断面を表す図
【図3】設置状況図
【図4】実験説明図((A)斜視図、(B)側面図、
(C)断面図)
【符号の説明】
1 エアー誘導板 2 エアー吹き出し路 3 線材 4 薄板材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向した一対のエアー誘導板
    (1)間にエアー吹き出し路(2)を形成し、前記両エ
    アー誘導板(1)の間隔を設定する間隔設定手段を設け
    てあるエアーカーテンノズルであって、 剛性のある線材(3)を前記両エアー誘導板(1)にわ
    たって配置すると共に、その線材(3)の両端部を前記
    両エアー誘導板(1)に各別に溶接して前記間隔設定手
    段を構成してあるエアーカーテンノズル。
  2. 【請求項2】 互いに対向した一対のエアー誘導板
    (1)間にエアー吹き出し路(2)を形成し、前記両エ
    アー誘導板(1)の間隔を設定する間隔設定手段を設け
    てあるエアーカーテンノズルであって、 剛性のある薄板材(4)をエアー吹き出し方向に平行に
    して前記両エアー誘導板(1)にわたって配置すると共
    に、前記両エアー誘導板(1)の間隔方向に於ける前記
    薄板材(4)の両端部を、前記両エアー誘導板(1)に
    各別に溶接して前記間隔設定手段を構成してあるエアー
    カーテンノズル。
JP4982991U 1991-06-28 1991-06-28 エアーカーテンノズル Pending JPH053894U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4982991U JPH053894U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 エアーカーテンノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4982991U JPH053894U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 エアーカーテンノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH053894U true JPH053894U (ja) 1993-01-22

Family

ID=12841980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4982991U Pending JPH053894U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 エアーカーテンノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH053894U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012073624A1 (ja) * 2010-11-29 2012-06-07 旭硝子株式会社 フロート板ガラスの製造装置およびフロート板ガラスの製造方法
JP2014006019A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 連続焼結炉および連続焼結炉の運転方法
JP2021518325A (ja) * 2018-03-23 2021-08-02 フラウンホファー ゲセルシャフト ツール フェールデルンク ダー アンゲヴァンテン フォルシュンク エー.ファオ. 炉を備えるデバイスおよびそれを使用するための方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012073624A1 (ja) * 2010-11-29 2012-06-07 旭硝子株式会社 フロート板ガラスの製造装置およびフロート板ガラスの製造方法
JP2014006019A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 連続焼結炉および連続焼結炉の運転方法
JP2021518325A (ja) * 2018-03-23 2021-08-02 フラウンホファー ゲセルシャフト ツール フェールデルンク ダー アンゲヴァンテン フォルシュンク エー.ファオ. 炉を備えるデバイスおよびそれを使用するための方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2738292B1 (en) Flame-retardant heat treatment furnace
US11414787B2 (en) Die assembly and methods of using same
JPH053894U (ja) エアーカーテンノズル
JP2001513478A (ja) ガラスブッシング内のガラス流を混合するための多スクリーン装置
JP2971798B2 (ja) ベルト幅規制装置
JPH04227467A (ja) 加工物を熱処理する連続炉
DE102010038817A1 (de) Förderanlage
US5273568A (en) Apparatus for performing high efficient symmetrical quenching of roller conveyed glass sheets
US6779366B2 (en) Bushing assembly/support structure arrangement
JP6381858B1 (ja) 金属板の板反り矯正装置及び金属板の連続めっき処理設備
JP2000135562A (ja) 活性金属の溶接に使用する溶接補助装置
EP0369602A1 (en) Glass coating apparatus
CN114364823B (zh) 炉鼻密封装置
KR100580063B1 (ko) 열 차폐 장치 및 수직형 연속 어닐링 노
JPS5851761B2 (ja) 高温鋳片搬送装置
WO1997025168A1 (en) Apparatus for delivering molten metal to a caster including wear strips
JP4123699B2 (ja) 金属帯の熱処理方法
JP2006324303A (ja) リフロー半田付け装置
JP2842158B2 (ja) 溶融金属の流速及び温度測定方法
KR930002637B1 (ko) 템퍼링중유리판을지지하기위한프레임
JPH0573809B2 (ja)
JP2002263724A (ja) 鋼板の冷却装置および冷却方法
JPH09168802A (ja) ステンレス鋼帯の連続温間圧延設備
JP3596371B2 (ja) 竪型連続焼鈍炉の輻射熱遮蔽装置
JP2012091185A (ja) 温度測定装置