JPH0538947A - 自動車用ウエザストリツプ - Google Patents

自動車用ウエザストリツプ

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JPH0538947A
JPH0538947A JP3223279A JP22327991A JPH0538947A JP H0538947 A JPH0538947 A JP H0538947A JP 3223279 A JP3223279 A JP 3223279A JP 22327991 A JP22327991 A JP 22327991A JP H0538947 A JPH0538947 A JP H0538947A
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JP
Japan
Prior art keywords
door
seal lip
rubber
weather strip
fitting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3223279A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaizo Yoshioka
海造 吉岡
Tsuneo Kamata
恒夫 鎌田
Hirokuni Kitabayashi
宏邦 北林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP3223279A priority Critical patent/JPH0538947A/ja
Publication of JPH0538947A publication Critical patent/JPH0538947A/ja
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェザストリップのシールリップを形成する
加硫ゴムの耐油性を向上させることにより、ワックスリ
ムーバーによる自動車洗浄時のウェザストリップの膨
潤,波打ちを防止し、その外観とシール機能を良好に保
持することを目的とする。 【構成】 ワックスリムーバーによって洗浄にさらされ
るシールリップ(9)外面(10)あるいはシールリッ
プ(9)全体を、耐油性に優れる所要混合比のアクリロ
ニトリルブタジエンゴム(NBR)とポリ塩化ビニル
(PVC)の混合物にて構成せしめたことを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドア外周縁ま
たはボディ開口部周縁に、該ドアとボディとの隙間をシ
ールするために装着される自動車用ウェザストリップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、図3に示す如き乗用型の自動車
(C)のボディ(1)開口部とドア(2)との間の隙間
をシールするためにドアフレーム(3)外周縁にシール
部材として装着されるゴム製のウェザストリップは、ド
ア(2)自体の取付精度の誤差や高速走行時での負荷に
よるドア吸出し現象等により隙間が変化し易い箇所をシ
ールするため、この部分からの雨水等の侵入を防止する
高度なシール性能、ならびにウェザストリップそのもの
の正確な装着、固定が要求される。
【0003】上記ウェザストリップとしては一般に、上
記自動車のボディ開口部に一側端で蝶着されたドアのド
アフレーム外周縁に設けられた樋状のリテーナーに嵌着
される嵌着部と、ドア閉止時にボディパネルの開口内角
部に当接して変形する中空のメインシール部と、ボディ
パネルの開口外角部のルーフドリップに先端部が当接す
る舌片状のシールリップとを一体に備えたもの、あるい
はプレスドアを用いた自動車においては、ボディ側の断
面T字状に形成されたドリップチャンネルに嵌着される
嵌着部と、該嵌着部から一体に延設され、ドア閉止時に
該ドアとボディの間に介在することによりこれらの間隙
をシールする舌片状のシールリップとを備えたもの等が
よく使用されている。そして、これら従来のウェザスト
リップは、前述の如く風雨あるいは太陽光線等にさらさ
れることから、通常、耐候性、耐老化性、耐オゾン性に
優れるエチレンプロピレン系ゴム(以下EPDMとい
う)で構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車は完
成してから販売されるまでの間、その表面を専用のワッ
クスで保護して保管される。この保護ワックスは、販売
時にワックスリムーバーで洗い落とされるが、この際、
上記自動車は、通常白灯油とスチームとからなるこのワ
ックスリムーバーで高圧で洗浄されることから、特に白
灯油によってEPDMよりなる前記ウェザストリップの
シールリップが膨潤して波打ちを生じ、ウェザストリッ
プの外観を損なうと同時にそのシール機能を低下させる
という問題があった。
【0005】本発明は叙上の如き実状に対処し、ウェザ
ストリップのシールリップを形成する加硫ゴム自体の耐
油性を向上させることにより、上記ワックスリムーバー
による洗浄時のウェザストリップの膨潤,波打ちを防止
し、その外観とシール機能を良好に保持せしめることを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的に適
合する本発明の特徴は、ドアフレームのリテーナーやボ
ディ側のドリップチャンネル等に嵌着される嵌着部と、
該嵌着部から一体に延設され、ドア閉止時に該ドアとボ
ディ間に介在することによりこれらの間隙をシールする
舌片状のシールリップとを備えた自動車用ウェザストリ
ップにおいて、上記シールリップの外面にアクリロニト
リルブタジエンゴム(以下NBRという)とポリ塩化ビ
ニル(以下PVCという)の混合物を基材とするソリッ
ドゴム層を形成せしめたことにある。また、請求項2は
本発明の他の態様を示し、ウェザストリップのシールリ
ップをNBRとPVCの混合物を基材とする発泡ゴムに
て形成することを特徴とする。
【0007】ここで、上記本発明に用いるNBRとPV
Cの混合比は重量比で85:15〜65:35の範囲が必須であ
る。また、該混合物は、その特性を失わない範囲の量
で、他のゴム成分、例えば天然ゴム(NR),スチレン
ーブタジエン共重合体ゴム(SBR),ポリブタジエン
ゴム(BR),ポリイソプレンゴム(IR),クロロプ
レンゴム(CR),ブチルゴム(IIR)や他の樹脂成
分、例えばポリエチレン(PE),ポリプロピレン(P
R),エチレン−酢ビ共重合体(EVA)などを含有し
たものも包含される。この場合、他のゴム成分の含有量
は、通常は前記NBRとPVCの混合物の1/2重量以
下である。
【0008】また、シールリップを形成する上記NBR
とPVCの混合物中には通常使用される配合物、即ち、
加硫剤としてイオウ,モルホリン,ジスルフィド,ジク
ミルパーオキサイド等、加硫促進剤として2−メルカプ
トベンゾチアゾール,ジメチルージチオカルバミン酸亜
鉛,テトラメチルチウチムジスルフィド等、老化防止
剤,酸化防止剤,オゾン劣化防止剤としてフェニルーα
ーナフチルアミン,2・6−ジ−t−ブチル−p−クレ
ゾール等、充填剤としてカーボン,含水ケイ酸,炭酸マ
グネシウム,クレー等、可塑剤としてジオクチルセバケ
ード,鉱物油等が必要に応じ使用されることは云うまで
もない。
【0009】しかして、本発明の自動車用ウェザストリ
ップの製造にあたっては、上記NBRとPVCの混合物
を基材とする配合物に発泡剤を添加し、連続押出加硫成
形又は圧縮,射出成形などで型成形することによりシー
ルリップ全体をスポンジ体として製造するか、発泡剤を
添加することなしに同様な成形手段により成形してシー
ルリップの外面にソリッドゴム層を形成する。
【0010】
【作用】上記構成を有する本発明の自動車用ウェザスト
リップにおいては、何れも自動車のワックスリムーバー
による洗浄にさらされるシールリップ外面あるいはシー
ルリップ全体を耐油性に優れる所要混合比のNBRとP
VCの混合物にて構成してなることから、上記ワックス
リムーバーによるウェザストリップの膨潤,波打ちを防
止し、その外観とシール機能を良好に保持せしめること
が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、更に添付図面を参照して本発明の実施
例を説明する。
【0012】図1は本発明第1実施例の自動車用ウェザ
ストリップを示す断面図であり、このウェザストリップ
は、自動車のボディ(1)開口部に一側端で蝶着された
ドア(2)のドアフレーム(3)外周縁に設けられた樋
状のリテーナー(4)内に嵌着される嵌着部(5)と、
ドア閉止時にボディパネル(6)の開口内角部に当接し
て変形する中空円筒状のメインシール部(7)と、ボデ
ィパネル(6)の開口外角部のゴム製ルーフドリップ
(8)に先端部が当接する舌片状のシールリップ(9)
とを一体に備えている。
【0013】そして、このウェザストリップは、上記シ
ールリップ(9)の外面にNBRとPVCの混合物(混
合比85:15〜65:35重量)を基材とするソリッドゴム層
(10)が形成されると共に、該ゴム層(10)を除く
他部はEPDMを基材とする発泡ゴムで構成されてい
る。
【0014】一方、図2に示すものは本発明第2実施例
のウェザストリップであり、プレスドア(11)を用い
た自動車に使用される、謂るルーフサイドレールウェザ
ストリップとしてのこの実施例は、ボディ(1)側に断
面T字状に設けられたドリップチャンネル(12)に嵌
着される嵌着部(13)と、該嵌着部(13)から一体
に延設され、ドア閉止時に上記ドア(11)とボディ
(1)の間に介在することによりこれらの間隙をシール
する舌片状の2枚のシールリップ(14),(15)と
を備えている。
【0015】そして、この実施例ウェザストリップで
は、上記2枚のシールリップ(14),(15)がNB
RとPVCの混合物(混合比85:15〜65:35重量)を基
材とする発泡ゴムにて、また嵌着部(13)はEPDM
を基材とするソリッドゴムにて夫々構成されている。な
お、上記シールリップ(14),(15)は、製造上の
理由によって両方が上記NBRとPVCの混合物を基材
として形成されているが、ドア閉止時に車外に露出する
シールリップ(14)だけを該基材で形成することも可
能である。
【0016】上記構成を有する本発明の第1,第2の実
施例を夫々具体的製法に従って更に詳述し、その特性を
EPDMを基材とする比較例と対比する。
【0017】先ず、第1実施例と第2実施例のシールリ
ップ(またはその一部)を夫々、下記表1の実験例1〜
実験例4に記す組成の配合物によって構成すると共に、
EPDMを基材とする従来例のシールリップを同表の比
較例1,2に記す組成の配合物によって構成した。表
中、数値は重量比である。 以下余白
【0018】
【表1】
【0019】そして、上記配合のシールリップを有する
実験例1,2及び比較例1のウェザストリップを前記第
1実施例の形態で、実験例3,4及び比較例2のウェザ
ストリップを前記第2実施例の形態で夫々同時押出成形
によって製造した。その特性を表2に記す。 以下余白
【0020】
【表2】
【0021】以上の結果より、所要混合比のNBRとP
VCの混合物を基材とするシールリップを具備する本発
明ウェザストリップは、従前のEPDM単味配合を基材
とするものに比し、耐油性に優れており、特に耐白灯油
性に秀でることにより自動車のワックスリムーバーによ
る洗浄時のウェザストリップの膨潤,波打ちを防止し、
その外観とシール機能を従来のものに比べ極めて良好に
保持することが可能である。また、常態物性及び車輛外
装部品としての耐候性においても、上記従来品と同等レ
ベルの特性を呈する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
ウェザストリップは、何れもワックスリムーバーによる
洗浄にさらされるシールリップ外面、あるいはシールリ
ップ全体を、耐油性に優れる所要混合比のNBRとPV
Cの混合物にて構成せしめたものであり、かかる構成に
よって上記ワックスリムーバーの白灯油によるウェザス
トリップの膨潤,波打ちを防止し、その外観とシール機
能を従来に比し極めて良好に保持せしめるとの顕著な効
果を有すると共に、上記シールリップは常態物性及び耐
候性においても従来品と同等レベルの特性を有する等、
その実用的価値は非常に高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明第2実施例を示す断面図である。
【図3】自動車の斜視図である。
【符号の説明】
(1) ボディ (2)(11) ドア (3) ドアフレーム (4) リテーナー (5)(13) 嵌着部 (6) ボディパネル (7) メインシール部 (8) ルーフドリップ (9)(14)(15)シールリップ (10) ソリッドゴム層 (12) ドリップチャンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:30 4F (72)発明者 北林 宏邦 愛知県西加茂郡三好町大字打越字生賀山3 番地東洋ゴム工業株式会社自動車部品技術 センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアフレームのリテーナーやボディ側の
    ドリップチャンネル等に嵌着される嵌着部と、該嵌着部
    から一体に延設され、ドア閉止時に該ドアとボディ間に
    介在することによりこれらの間隙をシールする舌片状の
    シールリップとを備えた自動車用ウェザストリップにお
    いて、上記シールリップの外面にアクリロニトリルブタ
    ジエンゴムとポリ塩化ビニルの重量比85:15〜65:35の
    混合物を基材とするソリッドゴム層を形成せしめたこと
    を特徴とする自動車用ウェザストリップ。
  2. 【請求項2】 ドアフレームのリテーナーやボディ側の
    ドリップチャンネル等に嵌着される嵌着部と、該嵌着部
    から一体に延設され、ドア閉止時に該ドアとボディ間に
    介在することによりこれらの間隙をシールする舌片状の
    シールリップとを備えた自動車用ウェザストリップにお
    いて、上記シールリップをアクリロニトリルブタジエン
    ゴムとポリ塩化ビニルの重量比85:15〜65:35の混合物
    を基材とする発泡ゴムにて形成したことを特徴とする自
    動車用ウェザストリップ。
JP3223279A 1991-08-07 1991-08-07 自動車用ウエザストリツプ Withdrawn JPH0538947A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109169A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Sanwa Shutter Corp ドア装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

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Effective date: 19981112