JPH0538783Y2 - - Google Patents

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JPH0538783Y2
JPH0538783Y2 JP12949687U JP12949687U JPH0538783Y2 JP H0538783 Y2 JPH0538783 Y2 JP H0538783Y2 JP 12949687 U JP12949687 U JP 12949687U JP 12949687 U JP12949687 U JP 12949687U JP H0538783 Y2 JPH0538783 Y2 JP H0538783Y2
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JP
Japan
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pieces
piece
back plate
plate
jigsaw puzzle
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JP12949687U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は完成したジグソーパズルを収納する
展示パネル用裏板に関するものである。
〔考案の背景〕
ジグソーパズルは表面に写真等の図柄を印刷し
た厚紙を各隣接部が係合できる形状の多数の異形
ピースに打ち抜き、該ピースを表面の図柄に合わ
せて台紙上で組み合わせて完成させる遊戯具であ
り、遊戯者は各ピースの形や模様・色等を判断し
ながら台紙4上に一つ一つ並べて係合し、ピース
の表面に印刷されている図柄が徐々に出来上がる
過程を楽しむことは勿論、完成したジグソーパズ
ルをパネルに入れて室内の壁に飾つて鑑賞できる
楽しみもある。このように完成したジグソーパズ
ルをパネルに入れる場合には、予めパネルの裏板
をパズルを組み合わせるときの台紙として使用す
る。そしてこの裏板上で図柄が完成したら、ピー
スの表面に液状接着剤を塗布し、各ピース同士の
隣接部の隙間に接着剤を浸み込ませて一体に接着
してからパネルに入れるのが普通である。
ところが、従来の展示パネルの裏板は表面が偏
平でツルツルした感じのものであつたため、組み
合わせたピースの裏面が裏板にピツタリ密着し、
裏板上で各ピースをつまんで並べ替えることが困
難であつた。また、上述の如く液状接着剤を塗布
したときにピース同士を接着した余剰の接着剤
が、裏板表面とピースとの接触面に毛細管現象に
より深く浸透してしまい、両者がベツタリと接着
されてしまうという問題があつた。この後者の問
題は完成したジグソーパズルを永久的に展示パネ
ルに収納しておく場合は問題にならないが、その
展示パネルに新たに組み合わせた別の図柄のジグ
ソーパズルを入れる場合には大いに問題になつ
た。即ち、このような場合には今まで展示してい
たジグソーパズルの各ピースを裏板から剥がし、
その裏板を再度組み合わせ台紙として使用するた
め、上述の如く各ピースと裏板とが接着剤によつ
てベツタリ接着されていると、裏板の表面に剥が
した跡がバリとして残り、再度使用することはで
きなかつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の問題を解消するためのもの
で、液状接着剤がピースと裏板との間に深く浸透
することのない再度使用できるジグソーパズルの
展示パネル用裏板を提供することを目的としてい
る。
〔考案の構成〕 上記目的を達成するため、この考案は板状部材
の少なくとも一面にコート層を形成し、該コート
層の全面に無数の凹溝を設け、ピースとの間に一
定の隙間を形成してピースをつまみ易くするとと
もに、両者の間に液状接着剤が深く浸透しないよ
うに構成したものである。
〔実施例〕
以下、この考案を添付図面に示す一実施例に基
づいて説明する。
第1図及び第2図において、1は展示パネル用
裏板(以下裏板という)で、該裏板1は板状部材
10の少なくとも一面にコート層11を形成し、
該コート層11の全面に無数の凹溝12を設けて
なるものであり、該凹溝12は適宜の加工法(例
えばエンボス加工法)によつて形成されている。
この凹溝12は第1図ではマトリツクス状に規則
的に配列したものが示されているが、これに限ら
ず、ナシ地模様状、織目模様状等に配列したもの
であつてもよい。前記板状部材10は一面のみに
コート層11を形成したものに限らず、両面にコ
ート層を形成してもよく、この場合には板状部材
10の両面コート層11にそれぞれ凹溝12を設
けて両面が使えるようにしてもよい。
なお、図面上は板状部材10として段ボールを
使用した場合が示されているが、これは段ボール
が軽量・安価であり、しかも適度な弾性を有する
からであつて、同様の効果をもつものであれば何
でもよく、例えば発泡スチロール板、発泡プラス
チツク板等を使用してもよいことは勿論である。
2はジグソーパズルのピースで、該ピース2は
表面に写真等の図柄(図示せず)を印刷した厚紙
を所定の形状に打ち抜いてなるものであり、前記
裏板1上に図示の如く並べた場合にはその隣接部
aは凹溝12上で突き合わされる。従つて、図柄
が完成した後は、第2図のようにピース2の表面
に艶出しを兼ねる液状接着剤3(エポキシ樹脂系
等の浸透性の良いもの)をスポンジ等で薄く塗布
すると、液状接着剤3がピース2の隣接部aに浸
透してピース2同士を接着して余剰の接着剤がピ
ース下面に浸透しても、コート層11の凹溝12
に流入するのみでピース2と裏板1との接触面に
深く浸透することはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案に係るジグソー
パズルの展示パネル用裏板は板状部材の少なくと
も一面にコート層を形成し、該コート層の全面に
無数の凹溝を設けたことを特徴としているから、
この裏板をジグソーパズルの各ピースを並べる台
紙として使用すれば、凹溝によつて台紙とピース
の間に隙間ができるので台紙上においたピースが
つまみ易くなるとともに、完成後各ピースの隣接
部を接着した余剰の液状接着剤によつてピースと
裏板とがベツタリ接着することがないので、あと
からピースを剥がす場合に剥がし易く、しかも剥
した跡が裏板表面に残らないから、再度使用する
ことができるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す部分斜視図、
第2図はピースの表面に液状接着剤を塗布した状
態の断面図である。 1……裏板、10……板状部材、11……コー
ト層、12……凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 板状部材の少なくとも一面にコート層を形成
    し、該コート層の全面に無数の凹溝を設けたこ
    とを特徴とするジグソーパズルの展示パネル用
    裏板。 (2) 前記板状部材が、段ボールである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のジグソーパズルの展
    示パネル用裏板。
JP12949687U 1987-08-26 1987-08-26 Expired - Lifetime JPH0538783Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12949687U JPH0538783Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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JP12949687U JPH0538783Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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Publication Number Publication Date
JPS6434088U JPS6434088U (ja) 1989-03-02
JPH0538783Y2 true JPH0538783Y2 (ja) 1993-09-30

Family

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JPS6434088U (ja) 1989-03-02

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