JPH0538633Y2 - - Google Patents

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JPH0538633Y2
JPH0538633Y2 JP1988091266U JP9126688U JPH0538633Y2 JP H0538633 Y2 JPH0538633 Y2 JP H0538633Y2 JP 1988091266 U JP1988091266 U JP 1988091266U JP 9126688 U JP9126688 U JP 9126688U JP H0538633 Y2 JPH0538633 Y2 JP H0538633Y2
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pot
pipe
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、心太の原料である海草(天草)を煮
出すために用いられる釜の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に心太は、その原料である天草を洗つてさ
らし、これを釜に入れて煮出し、灰汁やかすを濾
過した煮汁を型に流し込んで凝固させることによ
り作られる。従つて、心太の品質は、煮汁からど
れだけ灰汁やかすを濾過出来るかによつても左右
される。そこで従来は、天草を圧力釜で煮出し、
その煮出しの時に釜内に発生する圧力(内圧)を
用いて煮汁を濾過器に送つていた。換言すれば、
煮汁を濾過器に送る圧力を得るために圧力釜を用
いていた。この圧力釜は密閉した釜内で湯を沸か
し天草を煮出すとともに、この時発生する水蒸気
によつて圧力を得るように設けられているのであ
るが、この様な圧力釜にあつては適当な時期に加
熱を止めないと水蒸気が過剰に発生して釜内の圧
力が異常に上昇し、釜が破裂する危険性があつ
た。そこで本願出願人はこの様な危険性を解消す
る方法を先に提案している。(実開昭62−86892
号) 第3図はその方法の具体例を表わした図面であ
つて、1は圧力釜(以下「釜1」という。)を示
す。この釜1は横置き円筒形に形成する本体部2
と蓋3から成り、同本体部2と蓋3はパツキング
4を介して密閉可能に設けられる。釜1内には、
天草を載せるこし網8と、ヒーターパイプ9が設
けられ、給水管10より注入した水を、同ヒータ
ーパイプ9によつて加熱することにより、こし網
8上の天草を煮出すことが出来る様に設けられ
る。更に具体的には、こし網8は釜1内を上下2
段に区画する様に形成され、ヒーターパイプ9は
同こし網8の下方につづら折り状に屈曲させて設
けられる。そして同ヒーターパイプ9にスチーム
取り入れ口11を介してボイラー(図示省略)か
らスチームを送ることによつて湯を沸かし、天草
を煮出すことが出来る様に設けられる。又、本体
部2の上部には圧力逃し口18と圧搾空気取り入
れ口19が設けられ、同圧力逃し口18と圧搾空
気取り入れ口19は切り換えバルブ20に接続さ
れるとともに切り換えバルブ20にはエアーコン
プレツサー15より延出するエアーホース16が
接続される。そして同バルブ20の切り換え操作
を介して圧搾空気取り入れ口19を閉じ、且つ、
圧力逃し口18を開いて同圧力逃し口18を大気
と連通させる状態と、圧力逃し口18を閉じ、且
つ、圧搾空気取り入れ口19を開いて同圧搾空気
取り入れ口19をエアーホース16に連通させる
状態を選択的に得ることが出来るように設けられ
る。そして煮出し時には圧搾空気取り入れ口19
を閉じ、圧力逃し口18を開くことにより同逃し
口18より釜1内の圧力を大気中に逃して内圧の
上昇を防止する一方、煮汁の取り出し時には上記
逃し口18を閉じ、圧搾空気取り入れ口19を開
いて同取り入れ口19よりエアーコンプレツサー
15から送り出される圧搾空気を釜1内に導くこ
とにより、同釜1内の圧力を高めて煮汁を濾過器
(図示省略)に送り出すことが出来るように設け
られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかして上記の方法にあつては、煮出し時に圧
力逃し口を開いて内圧を逃すことにより、釜内の
異常な圧力上昇を防止することが出来るとともに
煮汁の送り出し時には圧搾空気取り入れ口を開い
て釜内に適度の内圧を与えることが出来るのであ
るが、煮出し時と煮汁の送り出し時において圧力
逃し口と圧搾空気取り入れ口を交互に開閉させる
ためにはその都度切り換えバルブを切り換えなけ
ればならないため、煮汁の取り出しを行なつた
後、新たな煮出し作業を行なう場合において、同
バルブの切り換え操作を忘れると圧力逃し口が閉
じ、且つ、圧搾空気取り入れ口がエアーホースを
介してコンプレツサーと連通したままの状態であ
るため、釜内の圧力の異常上昇を招来するという
危険性を有している。
本考案は上記の様な問題点を解決するためにそ
の改善を試みたものであつて、本考案の課題は切
り換えバルブの切り換えミスによる釜内の圧力の
異常上昇を防止し、その安全性を向上させること
が出来るようにする点にある。
即ち本考案は、釜と外部を連通する通気管を設
け、同通気管が常時開放状態にある様に設けるこ
とによつて、煮出し作業時における圧力の異常上
昇を防止することが出来るとともに、煮汁の取り
出し時において、同通気管に対してコンプレツサ
ーを接続することによつて釜内の圧力を上昇させ
ることが出来る様にしたことを特徴とするもので
あつて、その具体的な手段と作用は次の通りであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
釜本体部の上方より外部と連通する通気管を延
設させ、同通気管の先端部にエアーコンプレツサ
ーから延出するエアーホースを着脱自在に接続さ
せる。
〔作用〕
煮出し時には釜内に生ずる水蒸気の圧力を通気
管を介して外部に逃すことにより、釜内の圧力上
昇を防止することが出来る一方、煮汁の取り出し
時には通気管にエアーホースを接続することによ
り、エアーコンプレツサーから圧搾空気を釜に送
り込んで内圧を与えることが出来る。即ち、煮汁
を濾過器に送り出すために必要な圧力を得ること
が出来る。
〔実施例〕
以下に本考案の具体的な実施例を例示の図面に
ついて説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を表わす
図面である。同図面において、1は釜であつて、
同釜1は本体部2と蓋3から成り、本体部2は更
に内筒2aと外筒2bより形成される。蓋3は内
筒2aの開口部に対応させて形成され、パツキン
グ4とクラツチリング5を介して内筒2aを密閉
することが可能な如く設けられる。外筒2bは内
筒2aの外周部を囲繞する如く形成され、給排水
口6を介して水を出し入れ出来る様に設けられる
とともに、同外筒2b内にはスチームコイル7が
配設され、外筒2b内の水を同スチームコイル7
によつて沸かしたり或いはスチームコイル7に水
を流して冷却したりすることが出来る様に設けら
れる。内筒2a内にはこし網8とヒーターパイプ
9が設けられ、給水管10を介して同内筒2a内
に注入される水を加熱することが出来る様に設け
られる。11は同ヒーターパイプ9にスチームを
送るためのスチーム取り入れ口である。又、内筒
2aの下底部には煮汁取り出し口12が開口さ
れ、同取り出し口12は外筒2bを貫通して外部
に延出されて濾過器(図示省略)に連通する如く
設けられる。一方、内筒2aの頂上部には外筒2
bを貫通して覗き窓13が立設され、同覗き窓1
3の側壁には内筒2aと外部を連通する通気管1
4が設けられる。同通気管14の先端部14′は
下方向に屈曲させて延設され、同先端部14′に
はエアーコンプレツサー15より延出するエアー
ホース16が着脱自在に接続される。即ち、同エ
アーホース16の先端には合成樹脂製の接続パイ
プ17が取付けられ、同接続パイプ17を介して
エアーホース16を通気管の先端部14′に着脱
自在に接続することが出来るように設けられる。
次にその作用について説明する。
天草をこし網8の上に載せて蓋3を閉め、給水
管10より内筒2aに給水した状態において、ヒ
ーターパイプ9にスチーム取り入れ口11を介し
てスチームを送ることによつて内筒2a内の水が
加熱され、天草を煮出すことが出来るのである
が、この時、内筒2aに発生する水蒸気は同内筒
2aと外部を連通する様に設けられた通気管14
を介して外部に排出され、内筒2a内の圧力上昇
を防止することが出来る。一方、上記のように天
草を煮出した後、通気管14の先端部14′に接
続パイプ17を介してエアーホース16を接続す
ることにより、エアーコンプレツサー15からの
圧搾空気を通気管14を介して内筒2a内に送り
込むことが出来、これにより内筒2a内の圧力
(内圧)を高めて煮汁を煮汁取り出し口12から
濾過器に送り出すことが出来る。そしてこの様に
煮汁を送り出した後、通気管14の先端部14′
より接続パイプ17を外すことによつて、内筒2
aは通気管14を介して再び外部と連通する状態
となり新たな煮出しを行なうことが出来る。又、
万一通気管14より接続パイプ17を外し忘れた
状態で煮出しを行なうと同接続パイプ17は合成
樹脂で形成されていることにより、内筒2aから
通気管14へ送られる水蒸気の熱を介して同接続
パイプ17が溶解して内筒2aの圧力上昇を未然
に防ぐことが出来る。
〔考案の効果〕
本考案は以上の様に構成されるものであつて、
上述の様に釜本体部の上方より外部に連通する通
気管を延設させ、同通気管によつて釜本体部を常
時開放状態にある様にしたことにより、従来の様
な切り換えバルブを用いる方法の欠点、即ち、同
バルブの切り換えを忘れることによる圧力逃し口
の開放ミスを解消し、内圧の異常上昇による危険
を防止することが出来るに至つた。又、同通気管
にエアーコンプレツサーから延出するエアーホー
スを着脱自在に接続させる様にしたことにより、
釜から濾過器へ煮汁を送り出す時には、同通気管
を介して釜内に圧搾空気を送り込むことが出来、
釜内に適当な内圧を与えることが出来るに至つ
た。更に従来、この種の釜は圧力釜として種々の
法的規制を受けていたのであるが、本考案にあつ
ては上記の様に釜本体部を通気管によつて常時開
放状態にある様に設けたことにより、通常の開放
釜として法的規制を受けることなく商品化するこ
とが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を表わす
図面であつて、第1図は釜の側断面図、第2図は
同じく右半分を切り欠いて断面とした正面図であ
り、第3図は従来構造の釜を表わす側断面図であ
る。 1……釜、2……本体部、2a……内筒、2b
……外筒、3……蓋、4……パツキング、5……
クラツチリング、6……給排水口、7……スチー
ムコイル、8……こし網、9……ヒーターパイ
プ、10……給水管、11……スチーム取り入れ
口、12……煮汁取り出し口、13……覗き窓、
14……通気管、14′……先端部、15……エ
アーコンプレツサー、16……エアーホース、1
7……接続パイプ、18……圧力逃し口、19…
…圧搾空気取り入れ口、20……切り換えバル
ブ、21,22……安全弁取り付け口、23……
温度センサー、24……圧力センサー、25……
スチーム取り入れ口、26……スチーム排出口、
27……脚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部にヒーターパイプを存して横置き円筒状
    に形成する本体部と同本体部の側壁部に枢結す
    る開閉蓋から成る釜において、同釜本体部の上
    方より外部と連通する通気管を延設させ、同通
    気管の先端部にエアーコンプレツサーから延出
    するエアーホースを着脱自在に接続させること
    を特徴とする心太製造釜。 (2) 第1請求項記載のエアーホースの先端部に合
    成樹脂製の接続パイプを取付け、同接続パイプ
    を介してエアーホースを通気管の先端部に着脱
    自在に接続することを特徴とする心太製造釜。
JP1988091266U 1988-07-09 1988-07-09 Expired - Lifetime JPH0538633Y2 (ja)

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JP1988091266U JPH0538633Y2 (ja) 1988-07-09 1988-07-09

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JPH0212289U JPH0212289U (ja) 1990-01-25
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