JPH0538394A - ドライクリーニング機 - Google Patents

ドライクリーニング機

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JPH0538394A
JPH0538394A JP19777191A JP19777191A JPH0538394A JP H0538394 A JPH0538394 A JP H0538394A JP 19777191 A JP19777191 A JP 19777191A JP 19777191 A JP19777191 A JP 19777191A JP H0538394 A JPH0538394 A JP H0538394A
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JP
Japan
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cleaning
solvent
turbidity
time
basket
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JP19777191A
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Inventor
Masaki Nakai
正樹 中井
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Fujicar Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fujicar Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライクリーニング機の洗浄における汚れ落
ちの悪化と逆汚染を防止する。 【構成】 バスケット1への溶剤の導入部に、にごり検
出器13を設け、溶剤中の汚れや染料の混入量をにごり
度として検出する。この検出値がにごり度の基準値に到
達するか、洗浄時間が設定時間に到達したとき、洗浄条
件を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドライクリーニング
機及びドライクリーニング機における洗浄方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ドライクリーニング機にお
いて、溶剤は、洗浄に使用されるとその内部に衣類の汚
れや染料等が次第に混入するが、このような汚れや染料
が多量に含まれた溶剤で洗浄を続けると、汚れ落ちが悪
くなったり、染料が衣類に付着してその色を変化させる
所謂逆汚染現象が生じる不具合がある。
【0003】ところが、従来のドライクリーニング機に
おける洗浄作業では、作業者が洗浄後の衣類の汚れ具合
や色落ちの程度を予測し、自らの経験によって洗浄方法
や洗浄時間等の洗浄条件を決定しているために、経験の
度合によって洗浄条件にバラツキができ、洗浄時間が十
分でない場合や、逆汚染によって衣類の色を変化させる
問題が多くあった。
【0004】そこで、この発明は、溶剤中の汚れや染料
の含有量を定量的に監視し、汚れ落ちの悪化と逆汚染を
確実に防止できるようにしたドライクリーニング機とそ
の洗浄方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明のドライクリーニング機は、バスケットへ
の溶剤の導入経路に設けられ、その溶剤のにごり度を検
出する検出手段と、任意の洗浄工程において上記検出手
段の検出値と基準値とを比較し、検出値が基準値を越え
たとき又は洗浄時間が設定の時間を経過したときに制御
信号を出力する制御手段とを具備した構造としたもので
ある。
【0006】また、この発明の洗浄方法は、任意の洗浄
工程においてバスケットに導入される溶剤のにごり度を
検出し、その検出したにごり度が基準値を越えたとき又
は洗浄時間が設定の時間を経過したときに洗浄条件を変
化させる方法を採用したのである。
【0007】
【作用】溶剤中に汚れや染料が混入すると、溶剤ににご
りが生じ、そのにごり度は、汚れや染料の混入量に比例
して増減する。
【0008】この発明では、溶剤のにごり度により汚れ
や染料の混入量を判別し、その検出値が基準値を越える
時点が、設定の洗浄時間内で生じればその越えた時点
で、また、設定の洗浄時間内で生じなければ、設定の洗
浄時間が経過した時点で制御信号を出力し、洗浄方法を
変化させる。このため、溶剤の汚れ等の混入量やその進
行に応じて自動的に洗浄条件を選択でき、最適な洗浄状
態を維持することができる。
【0009】なお、ここでいう洗浄条件とは、洗浄時
間、溶剤の浄化処理条件、溶剤のバスケットへの汲み揚
げや循環方法などの洗浄工程において必要とされる各種
の制御条件をいう。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、実施例のドライクリーニング機の
回路機構を示している。図において、1はバスケット、
2と3はそれぞれ溶剤タンク、4は溶剤ポンプ、5はボ
タントラップを示しており、タンク2又はタンク3の溶
剤は、ポンプ4の作用により、自動開閉弁8を通る回路
を介してバスケット1へ汲み揚げされる。
【0011】この溶剤の回路には、自動開閉弁9が連結
するカートリッジフィルタ6と、自動開閉弁10が連結
する蒸留器7がそれぞれ接続しており、この場合、自動
開閉弁9と上記自動開閉弁8は連動して作動する。
【0012】カートリッジフィルタ6は、ケース内に濾
紙や活性炭等のフィルタ部材を収納して構成され、溶剤
中の固形汚れや糸屑の除去又は脱臭等を行なう。
【0013】また、蒸留器7は、バスケット1又はカー
トリッジフィルタ6から排液された溶剤を蒸留し、溶剤
を不純物や水と分離して清浄化する。この清浄化した溶
剤は、水分離器11を介してタンク2に戻される。
【0014】一方、上記溶剤回路のバスケット1への導
入部には、図2に示すように、回路を流れる溶剤を外側
から透視できるサイトグラス12が設けられ、そのサイ
トグラス12に、にごり検出器13が設けられている。
この検出器13は、光センサが使用され、一方のサイト
グラス12aに、発光部と受光部を備えるセンサ14を
設け、他方のサイトグラス12bに、センサの光を発射
する反射板15を設けて成っており、溶剤に対する光透
過量を検出し、その透過量の変化を電気信号に変換し
て、制御装置16に出力する。また、上記センサ14に
は、色識別用フィルタが設けられるようになっており、
溶剤のにごりの色相を識別し、溶剤の混入した染料の色
を検出できるようになっている。
【0015】上記にごり検出器13が接続する制御装置
16は、図3に示すように、各自動開閉弁8、9、10
の駆動回路17とバスケット1の駆動回路18に接続し
ており、にごり検出器13から信号が入力されると、そ
の検出値と予め設定されたにごり度の基準値とを比較
し、この比較結果と洗浄時間の経過の具合によって、各
駆動回路17、18に制御信号を出力し、各自動開閉弁
やバスケットの動きを制御するように設定されている。
この制御装置16の作動については、後述する。
【0016】この実施例は、上記のような構造であり、
次にその作用を説明する。
【0017】一般に、ドライクリーニング機での洗浄工
程では、衣類の汚れを落とすシャワー循環洗浄と、衣類
の汚れを落すと共にすすぎ洗いを行なうフィルタ循環洗
浄とを順に実施する。
【0018】上記のシャワー循環洗浄では、タンク3よ
りバスケット1に汲み揚げた溶剤を、ボタントラップ5
→ポンプ4→自動開閉弁8→サイトグラス12→バスケ
ット1の回路に循環させて洗浄を行なう。
【0019】また、フィルタ循環洗浄では、タンク2か
らバスケット1に汲み揚げた溶剤を、ポンプ4→カート
リッジフィルタ6→自動開閉弁9→サイトグラス12→
バスケット1を経る回路に循環させて洗浄を行なう。
【0020】上記の2つの洗浄工程において、溶剤が循
環経路内を循環してバスケット1に導入する間、サイト
グラス12において溶剤のにごり度が常に検出器13に
よって検出され、制御装置16に信号が送られて、洗浄
の制御が行なわれる。
【0021】この制御は、シャワー循環洗浄の場合、制
御装置16において、先ず図4に示すようににごり検出
器13の検出値Aと、汚れ落ちの許容ラインとして予め
設定したにごり度の基準値Bとを比較判定し(ステップ
1)、検出値Aが基準値Bを上回った時点で、自動開閉
弁8を閉じ自動開閉弁10を開いて、バスケット1内の
溶剤を蒸留器7へ排液する(ステップ2)。ついで、タ
ンク2よりバスケット1に溶剤を汲み揚げ(ステップ
3)、次工程のフィルタ循環洗浄に移行する。
【0022】一方、ステップ1において検出値Aが基準
値Bを越えない場合は、ステップ4において、洗浄時間
Tが予め設定された時間T0 を越えているかどうかを判
定する。この場合、洗浄時間Tが設定時間T0 を越えて
いなければ、ステップ1に戻り、上記と同じ動作を行な
う。逆に、洗浄時間Tが設定時間T0 を経過したと判別
されると、にごり度の検出値Aが基準値Bを越えていな
いに拘らずシャワー循環を完了し、次の工程へ移行す
る。
【0023】フィルタ循環洗浄では、図5に示すよう
に、にごり度の検出値Aが基準値Cに到達したことを判
別すると(ステップ1)、溶剤の一部分を蒸留器7に排
出し、部分蒸留する(ステップ2)。この場合、溶剤の
蒸留量は、検出値Aの基準値Cへの到達時間によって変
化させる。ついで、タンク2からバスケット1に溶剤を
汲み揚げ(ステップ3)、ステップ5へ移行する。
【0024】また、検出値Aが基準値Cに到達しない状
態でも、ステップ4において洗浄時間Tが第一設定時間
1 に達したことが判別されると、同様にステップ5へ
移行する。
【0025】ステップ5においては(T=T1 )と洗浄
時間が変更され、フィルタ循環洗浄が継続される。そし
て、洗浄時間Tが、第二設定時間T2 (ここでT2 >T
1 )に達した時点で、次工程(例えば乾燥工程)に移行
する。
【0026】上記の洗浄工程において、溶剤中のにごり
の検出対象は、シャワー循環洗浄の場合、衣類から放出
された汚れであり、汚れ落ちの低下(溶剤の汚れ)を防
止することが制御上重要になる。これに対して、フィル
タ循環洗浄の場合は、汚れ落ちの低下(溶剤の汚れ)を
検出目標とする場合の他に、洗浄する衣類の中に色落ち
しやすいものが混じっている場合は、溶剤中の染料の混
入量を検出対象とし、逆汚染を防止するように設定す
る。
【0027】
【効果】以上のように、この発明は、溶剤中の汚れや染
料の混入量をにごり度として検出し、その検出結果と洗
浄時間によって洗浄条件を変えるようにしたので、作業
者の経験によらずに最適な洗浄条件を自動的に選択する
ことができ、汚れ落ちの低下や逆汚染等の不具合を確実
に防止できると共に、汚れの少ない衣類については、溶
剤のにごり度により洗浄条件を制御することによって、
工程時間を短縮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のドライクリーニング機の回路図
【図2】同上のにごり検出器を示す構造図
【図3】同上の制御構造を示すブロック図
【図4】シャワー循環洗浄における制御フローを示すブ
ロック図
【図5】フィルタ循環洗浄における制御フローを示すブ
ロック図
【符号の説明】
1 バスケット 2、3 タンク 4 ポンプ 6 カートリッジフィルタ 7 蒸留器 8、9、10 自動開閉弁 12 サイトグラス 13 にごり検出器 16 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスケットへの溶剤の導入経路に設けら
    れ、その溶剤のにごり度を検出する検出手段と、任意の
    洗浄工程において上記検出手段の検出値と基準値とを比
    較し、検出値が基準値を越えたとき又は洗浄時間が設定
    の時間を経過したときに制御信号を出力する制御手段と
    を具備して成るドライクリーニング機。
  2. 【請求項2】 任意の洗浄工程においてバスケットに導
    入される溶剤のにごり度を検出し、その検出したにごり
    度が基準値を越えたとき又は洗浄時間が設定の時間を経
    過したときに洗浄条件を変化させるようにしたドライク
    リーニング機における洗浄方法。
JP3197771A 1991-08-07 1991-08-07 ドライクリーニング機における洗浄方法 Expired - Lifetime JPH0824793B2 (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1528137A1 (en) * 2003-10-29 2005-05-04 c/o Clean Sawa Kabushiki Kaisha Kohei Sawa Dry cleaning method and apparatus therefor
US7603878B2 (en) * 2002-04-22 2009-10-20 General Electric Company System and method for improved solvent recovery in a dry cleaning device
CN104278497A (zh) * 2013-07-02 2015-01-14 海尔集团技术研发中心 干洗溶剂过滤方法、干洗溶剂过滤系统及干洗机

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