JPH0538331A - 動脈硬化度測定装置 - Google Patents
動脈硬化度測定装置Info
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Abstract
化度測定装置を提供する。 【構成】 制御装置において実行されるステップSA7
にて、上腕動脈を圧迫するカフの徐速降圧開始後に末梢
側の橈骨動脈から発生し且つ逐次検出される脈波の振幅
が飽和状態となったことを検出するとともに、ステップ
SA10にて振幅変化曲線の起点と飽和値As の63.
2%値の点とを結ぶ直線の傾斜角度θを決定し、その傾
斜角度θに基づいてステップSA11にて予め記憶され
た関係から動脈硬化度を決定する。この関係は、傾斜角
度θが大きくなる程動脈硬化度が大きくなるように決定
されている。
Description
測定することができる動脈硬化度測定装置に関するもの
である。
や神経の状態に密接に関連しており、重要な医学情報で
あることから、動脈硬化度を測定することが望まれる。
しかし、動脈硬化度は動脈血管壁の硬さの程度を表すも
のであるから、皮膚の上から容易に測定することは困難
であった。
研究を重ねた結果、生体内の動脈を圧迫するカフ等の圧
迫装置の圧迫圧力をその生体の最高血圧値よりも所定量
高い目標圧迫圧力まで昇圧した後降圧させる一方、その
動脈の圧迫装置よりも末梢側に設けられた脈波センサ等
の脈波検出手段により脈波を検出する場合において、圧
迫装置の圧迫圧力が目標圧迫圧力まで昇圧された時点で
は末梢側の動脈において脈波は発生せず、降圧過程にお
いて圧迫圧力が最高血圧値に到達すると末梢側の動脈に
おいて脈波が発生し、その末梢側の動脈から逐次検出さ
れる脈波の振幅は徐々に大きくなって飽和値に達するの
であるが、この脈波振幅の増加状態は被検者によって異
なり且つ被検者の動脈硬化度に密接に関連するものであ
ることを見い出した。本発明はかかる知見に基づいて為
されたものである。
とするところは、生体内の動脈の硬化度を測定するため
の装置であって、(a) 前記動脈を圧迫する圧迫装置と、
(b) その圧迫装置の圧迫圧力を前記生体の最高血圧値よ
り高い目標圧迫圧力まで昇圧した後予め定められた速度
で降圧させる圧迫圧力調節手段と、(c) 前記動脈の前記
圧迫装置よりも末梢側に設けられ、その末梢側の動脈か
ら脈波を検出するための脈波検出手段と、(d) 前記圧迫
装置の圧迫圧力の降圧過程で前記末梢側の動脈から発生
し且つ逐次検出される脈波の振幅の増加状態に基づいて
前記動脈硬化度を決定する動脈硬化度決定手段とを含む
ことにある。
装置においては、生体内の動脈を圧迫する圧迫装置の圧
迫圧力を圧迫圧力調節手段によりその生体の最高血圧値
より高い目標圧迫圧力まで昇圧した後予め定められた速
度で降圧させる過程で、動脈硬化度決定手段により、前
記動脈の圧迫装置よりも末梢側の動脈から発生し且つ脈
波検出手段にて逐次検出される脈波の振幅の増加状態に
基づいて動脈硬化度が決定されるので、動脈硬化度を皮
膚の上から容易に測定することができるのである。これ
により、循環器の健康状態を表す重要な指標である動脈
硬化度が容易に測定されるばかりでなく、たとえば、麻
酔の深さと動脈硬化度との関係から麻酔深度の測定に利
用され得るとともに、交感神経と動脈硬化度との関係か
ら精神状態の測定に利用され得る。
細に説明する。
構成例を示す図であって、たとえば手術中や手術後の患
者に対して用いられる。図3において、10はゴム製袋
状のカフであって本実施例の圧迫装置を構成するもので
あり、たとえば人体の上腕部12に巻回された状態で取
り付けられる。カフ10には、圧力センサ14、切換弁
16、および空気ポンプ18が配管20を介して接続さ
れている。切換弁16は、カフ10内への圧力の供給を
許容する圧力供給状態と、カフ10内を徐々に排気する
徐速排気状態と、カフ10内を急速に排気する急速排気
状態とに切り換えられるように構成されている。圧力セ
ンサ14は、カフ10内の圧力を検出してその圧力を表
す圧力信号SPを静圧弁別回路22および脈波弁別回路
24にそれぞれ供給する。静圧弁別回路22はローパス
フィルタを備えており、圧力信号SPに含まれる定常的
な圧力(カフ圧P)を表すカフ圧信号SKを弁別してそ
のカフ圧信号SKをA/D変換器26を介して制御装置
28へ供給する。脈波弁別回路24はバンドパスフィル
タを備えており、圧力信号SPに含まれる脈波を表す脈
波信号SM1 を弁別してその脈波信号SM1 をA/D変
換器30を介して制御装置28へ供給する。この脈波信
号SM1 が表す脈波は、被測定者の心拍に同期して上腕
動脈から発生してカフ10に伝達される圧力振動波であ
る。
AM、およびI/Oポート等を備えた所謂マイクロコン
ピュータにて構成されており、CPUは、ROMに予め
記憶されたプログラムに従ってRAMの記憶機能を利用
しつつ信号処理を実行することにより、I/Oポートか
ら駆動信号を出力して図示しない駆動回路を介して切換
弁16および空気ポンプ18を制御することによりカフ
圧Pを調節し、カフ圧Pを患者の予想される最高血圧値
より高い目標カフ圧まで昇圧した後、そのカフ圧Pを予
め定められた緩やかな速度で降圧させる過程で圧力セン
サ14等により逐次採取される脈波に基づいて最高血圧
値や最低血圧値等の血圧値を決定してその決定した血圧
値を表示器32に表示させ、かかる血圧測定を予め定め
られた一定時間毎に繰り返し行う。本実施例において
は、圧力センサ14、切換弁16、空気ポンプ18、静
圧弁別回路22、A/D変換器26、および制御装置2
8等が圧迫圧力調節手段を構成する。
ローブであって、容器状を成すハウジング36の開口端
が人体の体表面38に対向する状態で、カフ10が装着
された上腕部12と同じ上肢の手首42に装着バンド4
0により着脱可能に取り付けられるようになっている。
ハウジング36の内部には、ダイヤフラム44を介して
脈波センサ46が相対移動可能かつハウジング36の開
口端からの突出し可能に設けられており、これらハウジ
ング36およびダイヤフラム44等によって圧力室48
が形成されている。この圧力室48内には、空気ポンプ
50から調圧弁52を経て圧力エアが供給されるように
なっており、これにより、脈波センサ46は圧力室48
内の圧力に応じた押圧力で前記体表面38に押圧され
る。
シリコン等から成る半導体チップの押圧面54に半導体
感圧素子(図示せず)を備えて構成されており、手首4
2の体表面38に押圧されることにより、前記上腕動脈
の末梢側に位置する橈骨動脈56から発生して体表面3
8に伝達される圧力振動波すなわち脈波を検出し、その
脈波を表す脈波信号SM2 をA/D変換器58を介して
制御装置28へ供給する。本実施例においては、上記上
腕動脈がクレームにおける動脈に相当し、上記橈骨動脈
56が末梢側の動脈に相当するとともに、上記脈波検出
用プローブ34が脈波検出手段を構成する。
ムに従って、空気ポンプ50および調圧弁52へ図示し
ない駆動回路を介して駆動信号を出力して圧力室48内
の圧力を調節し、圧力室48内の徐速昇圧過程で逐次得
られる脈波信号SM2 に基づいて、橈骨動脈56の壁の
一部が平坦となる圧力室48内の圧力すなわち脈波セン
サ46の最適押圧力HDPを決定するとともに、調圧弁
52をその最適押圧力HDPを維持するように制御する
一方、カフ圧Pの前記目標カフ圧からの降圧が開始され
た後に手首42の橈骨動脈56から発生し且つ逐次検出
される脈波の振幅の増加状態に基づいて患者の動脈硬化
度を決定し、その決定された動脈硬化度を表示器32に
表示させる。したがって、本実施例においては、制御装
置28が動脈硬化度決定手段を構成する。
るチューブ60(動脈に相当)の一端から往復ポンプ6
2(心臓に相当)により液体を周期的に圧送し、圧力帯
64(カフに相当)でチューブ60の中間部を圧迫して
液体の流れを止めてから徐々にその圧迫を緩めつつ、チ
ューブ60の他端側で脈波センサ66により脈波を検出
するモデルを考えると、その脈波センサ66における脈
波の発生挙動はチューブ60の弾性壁の硬さに影響され
ることが明らかであり、チューブ60の弾性壁が硬くな
る程、脈波センサ66にて逐次検出される脈波の振幅は
急激に立ち上がると考えられる。本発明の動脈硬化度測
定装置の測定原理はかかる基本原理に基づいているので
ある。
動を図1および図2のフローチャートに従って説明す
る。
が実行されて後述のフラグF1 乃至フラグF3 などがク
リアされた後、図1の動脈硬化度決定ルーチンと図2の
血圧測定ルーチンとが並列処理される。図2の血圧測定
ルーチンにおいては、まず、ステップSB1が実行され
て図示しない起動スイッチがON操作されたか否かが判
断される。この判断が否定された場合には待機状態とさ
れるが、肯定された場合にはステップSB2が実行され
ることにより、後述の動脈硬化度決定ルーチンのフラグ
F1 の内容が「1」であるか否か、すなわち脈波センサ
46の押圧力が最適押圧力HDPにホールドされたか否
かが判断される。この判断が否定された場合にはステッ
プSB2が繰り返し実行されるが、ステップSB2の判
断が肯定された場合には、ステップSB3が実行される
ことにより、切換弁16が圧力供給状態に切り換えられ
且つ空気ポンプ18が駆動されてカフ10内が患者の予
想される最高血圧値より高い目標カフ圧Pm (たとえば
180mmHg程度の圧力)まで昇圧された後空気ポンプ1
8が停止させられる。次いで、ステップSB4が実行さ
れて、切換弁16が徐速排気状態に切り換えられること
により、カフ10内の徐速降圧が開始されるとともに、
ステップSB5が実行されて、カフ10内の徐速降圧が
開始されたことを表すためにフラグF2 の内容が「1」
とされる。
より、脈波信号SM1 が読み込まれて脈波が1拍検出さ
れたか否かが判断される。この判断が否定された場合に
はステップSB6が繰り返し実行されるが、肯定された
場合にはステップSB7の血圧値決定ルーチンが実行さ
れる。この血圧値決定ルーチンにおいては、検出された
脈波の振幅の変化に基づいて最高血圧値および最低血圧
値等の血圧値を決定するための良く知られたオシロメト
リック方式の血圧値決定アルゴリズムに従って最高血圧
値および最低血圧値等の血圧値が決定される。次に、ス
テップSB8が実行されて、血圧測定が完了したか否か
が判断され、未だ完了していない場合にはステップSB
6乃至ステップSB8が繰り返し実行される。血圧測定
が完了してステップSB8の判断が肯定された場合に
は、続くステップSB9が実行されて前記フラグF2 の
内容がクリアされた後、ステップSB10が実行される
ことにより、切換弁16が急速排気状態に切り換えられ
てカフ10内が急速に排圧される。続くステップSB1
1においては、決定された血圧値が表示器32に表示さ
れる。
起動スイッチがOFF操作されたか否かが判断される。
この判断が肯定された場合には、ステップSB1に戻さ
れて待機状態とされるが、ステップSB12の判断が否
定された場合には、ステップSB13が実行されて後述
のフラグF3 の内容がクリアされた後、ステップSB1
4が実行されて、予め定められた一定時間(たとえば5
〜10分間)経過したか否かが判断される。ステップS
B14の判断が否定された場合には待機状態とされる
が、肯定された場合にはステップSB15が実行され
て、前記一定時間経過したことを表すためにフラグF3
の内容が「1」とされた後、ステップSB3以下が実行
されて、カフ10による血圧測定が再び行われこととな
る。
は、まず、ステップSA1が実行されて起動スイッチが
ON操作されたか否かが判断される。この判断が否定さ
れた場合には待機状態とされるが、肯定された場合には
ステップSA2が実行されることにより、圧力室48内
を徐速昇圧させる過程で逐次得られる脈波信号SM2 に
基づいて、脈波センサ46の前記最適押圧力HDPが決
定され且つその最適押圧力HDPにホールドされる。続
くステップSA3においては、脈波センサ46の押圧力
が最適押圧力HDPにホールドされたことを表すために
フラグF1 の内容が「1」とされる。次に、ステップS
A4が実行されることにより、前記フラグF2 の内容が
「1」であるか否か、すなわちカフ10内の徐速降圧が
開始されたか否かが判断される。この判断が否定された
場合にはステップSA4が繰り返し実行されるが、ステ
ップSA4の判断が肯定された場合には、ステップSA
5が実行されて、脈波センサ46からの脈波信号SM2
が読み込まれて脈波が1拍検出されたか否かが判断され
る。この判断が否定された場合にはステップSA5が繰
り返し実行されるが、肯定された場合にはステップSA
6が実行されて、その検出された脈波の振幅Aが算出さ
れ且つ記憶される。ステップSA5にて逐次検出される
脈波の振幅Aは、カフ圧Pの降圧に伴って漸増して飽和
状態となる。図4は、その脈波の振幅の変化曲線の一例
を示す図である。
の振幅Aが飽和状態となったか否かが判断される。この
判断は、たとえば、今回採取された脈波の振幅Aと前回
採取された脈波の振幅Aとの変化量が2回続けて予め定
められた比較的小さな範囲内に入ったか否かに基づいて
行われる。ステップSA7の判断が否定された場合に
は、ステップSA5乃至ステップSA7が繰り返し実行
されるが、ステップSA7の判断が肯定された場合に
は、ステップSA8が実行されて、たとえば振幅Aの飽
和状態が検出されたときの最後の脈波の振幅Aが飽和値
Asとして決定される。続くステップSA9において
は、たとえば時定数の考え方に基づいて、前記飽和値A
s の63.2%値(0.632As)が算出されるとと
もに、ステップSA10においては、図4に示すよう
に、前記振幅変化曲線の起点aとその振幅変化曲線にお
ける0.632As に対応する点bとを結ぶ直線cの傾
斜角度θが決定される。
により、たとえば図5に示すような傾斜角度θと動脈硬
化度との間の予め記憶された関係から、ステップSA1
0にて決定された実際の傾斜角度θに基づいて患者の動
脈硬化度が決定されるとともに、ステップSA12が実
行されることにより、その動脈硬化度が表示器32に表
示される。続くステップSA13においては、起動スイ
ッチがOFF操作されたか否かが判断される。この判断
が否定された場合には、ステップSA14が実行され
て、前記フラグF3 の内容が「1」であるか否か、すな
わち血圧測定ルーチンのステップSB14において血圧
測定待機時間が満了したか否かが判断される。ステップ
SA14の判断が否定された場合には待機状態とされる
が、肯定された場合にはステップSA4以下が再び実行
される。これにより、カフ10による血圧測定が行われ
る毎に動脈硬化度が逐次決定され且つ表示器32に表示
されることとなる。一方、ステップSA13の判断が肯
定された場合には、ステップSA15が実行されて前記
フラグF1 の内容がクリアされた後ステップSA1に戻
されて待機状態とされる。
圧迫するカフ10のカフ圧Pを目標カフ圧Pm から予め
定められた速度で徐速降圧させる過程でその上腕動脈の
末梢側に位置する橈骨動脈56から発生し且つ逐次検出
される脈波の振幅Aの増加状態が前記直線aの傾斜角度
θとして検出され、動脈硬化度と密接に関連するその傾
斜角度θに基づいて予め記憶された関係から実際の動脈
硬化度が決定されるので、患者の動脈硬化度を皮膚の上
から容易に測定することができる。
(柔軟度)が変化することが知られているとともに、交
感神経が興奮すると動脈が硬くなることが知られている
が、本実施例においては、患者の動脈硬化度が所定時間
毎に測定されるため、麻酔の深さと動脈硬化度との関係
から手術中における患者の麻酔深度をモニタしたり、あ
るいは交感神経の興奮と動脈硬化度との関係から病棟な
どにおける患者の精神状態をモニタしたりすることも可
能である。
装置のカフ10を動脈硬化度測定装置の圧迫装置とし
て、また、その従来の血圧測定装置の圧力センサ14や
空気ポンプ18等を動脈硬化度測定装置の圧迫圧力調節
手段としてそれぞれ流用できるとともに、従来から用い
られている脈波検出用プローブ34を脈波検出手段とし
て流用できるため、動脈硬化度測定装置を容易に構成で
きる利点がある。
線cの傾斜角度θと動脈硬化度との間の予め記憶された
関係から実際の傾斜角度θに基づいて患者の動脈硬化度
が決定されるように構成されているが、必ずしもその必
要はなく、たとえば、カフ圧Pの徐速降圧過程で橈骨動
脈56から脈波が発生してから前記振幅の飽和値As の
63.2%値に達するまでの到達時間t(図4参照)に
基づいて脈波振幅の増加状態を検出し、その到達時間t
と動脈硬化度との間のたとえば図6に示すような予め記
憶された関係から実際の到達時間tに基づいて患者の動
脈硬化度を決定するようにしてもよいし、あるいは、カ
フ圧Pの徐速降圧が開始されてから橈骨動脈56から逐
次検出される脈波の振幅の、カフ圧Pの降圧割合に対す
る増加率に基づいて脈波振幅の増加状態を検出し、その
増加率と動脈硬化度との間のたとえば図7に示すような
予め記憶された関係から実際の増加率に基づいて患者の
動脈硬化度を決定するようにしてもよい。
説明したが、本発明はその他の態様で実施することもで
きる。
動脈硬化度との間の予め記憶された関係は直線状の関係
とされているが、曲線状や階段状の関係とすることもで
きる。
状態を表す傾斜角度θを求めるために、振幅変化曲線の
飽和値As の63.2%値が用いられているが、飽和値
As の63.2%以外の比率の値を用いてもよい。
り上腕動脈の末梢側に位置する橈骨動脈56から脈波が
検出されるように構成されているが、必ずしもその必要
はなく、たとえば、カフを大腿動脈に設けてその大腿動
脈よりも末梢側に位置する足背動脈から脈波を検出する
こともできるし、あるいは、それら橈骨動脈56や足背
動脈よりも更に末梢側に位置する指内の毛細血管(図6
のモデルにおける流通抵抗68に相当)から脈波を検出
するように構成することもできる。
脈硬化度の測定が所定時間毎に行われるように構成され
ているが、必ずしもその必要はなく、たとえば、血圧測
定および動脈硬化度の測定をそれぞれ1回だけ行うよう
に構成してもよいし、血圧測定を行うことなく動脈硬化
度を所定時間毎にあるいは1回だけ測定するように構成
してもよい。
骨動脈56を圧迫することにより圧脈波を検出する脈波
検出用プローブ34にて構成されているが、必ずしもそ
の必要はなく、たとえば、オキシメータ用プローブのよ
うに光学的に脈波を検出するものであってもよい。
囲において種々変更が加えられ得るものである。
である。
フローチャートと並列処理されるフローチャートであ
る。
あって、その構成を示すブロック線図である。
ら逐次検出される脈波の振幅の変化曲線の一例を示す図
であって、その振幅の増加状態をそれぞれ表す傾斜角度
θおよび到達時間tを示す図である。
いられる脈波振幅増加状態と動脈硬化度との間の予め記
憶された関係の一例を示す図である。
憶された関係の他の例を示す図である。
憶された関係のさらに他の例を示す図である。
るためのモデルを示す図である。
プ、22 静圧弁別回路、26 A/D変換器、28
制御装置}圧迫圧力調節手段 28 制御装置(動脈硬化度決定手段) 34 脈波検出用プローブ(脈波検出手段) 56 橈骨動脈(末梢側の動脈)
Claims (1)
- 【請求項1】 生体内の動脈の硬化度を測定するための
装置であって、 前記動脈を圧迫する圧迫装置と、 該圧迫装置の圧迫圧力を前記生体の最高血圧値より高い
目標圧迫圧力まで昇圧した後予め定められた速度で降圧
させる圧迫圧力調節手段と、 前記動脈の前記圧迫装置よりも末梢側に設けられ、該末
梢側の動脈から脈波を検出するための脈波検出手段と、 前記圧迫装置の圧迫圧力の降圧過程で前記末梢側の動脈
から発生し且つ逐次検出される脈波の振幅の増加状態に
基づいて前記動脈硬化度を決定する動脈硬化度決定手段
とを含むことを特徴とする動脈硬化度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221000A JP2938237B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 動脈硬化度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221000A JP2938237B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 動脈硬化度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538331A true JPH0538331A (ja) | 1993-02-19 |
JP2938237B2 JP2938237B2 (ja) | 1999-08-23 |
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ID=16759903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3221000A Expired - Fee Related JP2938237B2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 動脈硬化度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2938237B2 (ja) |
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- 1991-08-05 JP JP3221000A patent/JP2938237B2/ja not_active Expired - Fee Related
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