JPH0538216Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0538216Y2 JPH0538216Y2 JP1987058897U JP5889787U JPH0538216Y2 JP H0538216 Y2 JPH0538216 Y2 JP H0538216Y2 JP 1987058897 U JP1987058897 U JP 1987058897U JP 5889787 U JP5889787 U JP 5889787U JP H0538216 Y2 JPH0538216 Y2 JP H0538216Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking rod
- lock
- locking
- hub
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 claims description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本案は引違戸用の錠に関するもので、来訪者の
確認などの為に必要な範囲で戸を開ける事ができ
るが、それ以上の解放を規制し不法浸入を防止で
きるようにしたものである。
確認などの為に必要な範囲で戸を開ける事ができ
るが、それ以上の解放を規制し不法浸入を防止で
きるようにしたものである。
<従来の技術>
従来この種の錠装置としては種々のものが提案
されているが、係止杆を係脱させる操作が簡単で
ないうえ、戸が少し開いた状態で係止杆を外され
る恐れがあるなどの欠点を有していた。
されているが、係止杆を係脱させる操作が簡単で
ないうえ、戸が少し開いた状態で係止杆を外され
る恐れがあるなどの欠点を有していた。
<考案が解決しようとする課題>
本案は上記従来の欠点を総て解消すべくしたも
ので、係止杆を係脱させる操作が簡単なうえ、係
止杆が受座に係入した状態では戸の開放量は規制
されると共に戸が少しでも開くと係止杆は絶対に
外すことができない、極めて安全性の高い引違戸
錠であつて、施解錠操作が確実に行なえ、しかも
不完全な施解錠状態が起こる恐れがない安全なも
のを提供することを第一の目的とする。
ので、係止杆を係脱させる操作が簡単なうえ、係
止杆が受座に係入した状態では戸の開放量は規制
されると共に戸が少しでも開くと係止杆は絶対に
外すことができない、極めて安全性の高い引違戸
錠であつて、施解錠操作が確実に行なえ、しかも
不完全な施解錠状態が起こる恐れがない安全なも
のを提供することを第一の目的とする。
更には、簡単な構成で防犯強度にも優れ、耐久
性にも優れたものを提供することを第二の目的と
する。
性にも優れたものを提供することを第二の目的と
する。
<実施例>
以下図示する本願考案の実施例に基づいて説明
する。
する。
<第一実施例>
第1図ないし第7図は第一の実施例を示すもの
で、D,D′は内外の引戸で、内側の引戸Dには
錠ケース1が前板2を介してネジ20,20にて
取付けてある。その錠ケース1の上部には断面が
コの字状のカムを軸11により回動自在に枢支
し、錠ケース1の前板2に設けた開口部2aの上
部に望ませたカム7の折曲部7aに係止杆9の上
部を軸12に枢支、保持させている。従つて、カ
ム7の回動によつて係止杆9はカム7と一体的に
回動し、かつ係止杆9は軸12を支点に、カム7
の回動方向に対して直交する方向に独立して回動
する。
で、D,D′は内外の引戸で、内側の引戸Dには
錠ケース1が前板2を介してネジ20,20にて
取付けてある。その錠ケース1の上部には断面が
コの字状のカムを軸11により回動自在に枢支
し、錠ケース1の前板2に設けた開口部2aの上
部に望ませたカム7の折曲部7aに係止杆9の上
部を軸12に枢支、保持させている。従つて、カ
ム7の回動によつて係止杆9はカム7と一体的に
回動し、かつ係止杆9は軸12を支点に、カム7
の回動方向に対して直交する方向に独立して回動
する。
軸12には抜け止め用のリテイナー14と、前
記カム7の折曲部7aとの間にバネ15を嵌装
し、係止杆9とカム7の折曲片との間に軸12方
向に設けたアソビを吸収してある。13はバネ1
5受け用の座金である。
記カム7の折曲部7aとの間にバネ15を嵌装
し、係止杆9とカム7の折曲片との間に軸12方
向に設けたアソビを吸収してある。13はバネ1
5受け用の座金である。
10は係止杆9の下端部に一体的に形成した係
止部で、軸部10bの先端に鍔部10aが形成し
てある。
止部で、軸部10bの先端に鍔部10aが形成し
てある。
尚、カム7の折曲部7aと錠ケース1との間に
は、バネ8を掛架しカム7を常時第4図、第5図
に於て反時計方向に付勢している。
は、バネ8を掛架しカム7を常時第4図、第5図
に於て反時計方向に付勢している。
5は前記カム7の近くに、錠ケース1に回動自
在に枢支されたハブで、後述するサムターンの操
作軸がハブ5の回動軸の中心部に設けられた係合
孔に係合され、サムターンの回転によりハブ5を
回動するように設けてある。そして、第4図の解
錠状態ではハブ5の操作部5aが前記カム7の受
動部7bと当接し、カム7の時計方向への回動、
即ち係止杆9の突出を阻止している。次にサムタ
ーンによつてハブ5を第4図反時計方向に約90°
回動させると、ハブ5の押動部5bが係止杆9を
押動し、係止杆9は第4図時計方向に回動して突
出し、第5図の施錠状態となる。この状態では係
止杆9はハブ5の押動部5bに当接し、後退が阻
止される。
在に枢支されたハブで、後述するサムターンの操
作軸がハブ5の回動軸の中心部に設けられた係合
孔に係合され、サムターンの回転によりハブ5を
回動するように設けてある。そして、第4図の解
錠状態ではハブ5の操作部5aが前記カム7の受
動部7bと当接し、カム7の時計方向への回動、
即ち係止杆9の突出を阻止している。次にサムタ
ーンによつてハブ5を第4図反時計方向に約90°
回動させると、ハブ5の押動部5bが係止杆9を
押動し、係止杆9は第4図時計方向に回動して突
出し、第5図の施錠状態となる。この状態では係
止杆9はハブ5の押動部5bに当接し、後退が阻
止される。
この施錠状態では、係止杆9に一体形成した係
止部10の鍔部10aが受座3の膨大孔30内に
進入する。この状態で戸を開けると、戸の移動と
共に係止杆9は軸12を支点に回動し、係止部1
0が受座3の長孔31内を摺動する。そして、係
止部10が長孔31の終端まで摺動するがそれ以
上は摺動できない。即ち、第7図の状態にまで戸
を開けることができるが、それ以上は係止杆9に
よつて規制され開けることができない。尚、戸が
移動して係止杆9が回動すると、係止部10の鍔
部10aが、受座3の長孔31の周縁部に係合す
る状態となり、開いた戸の隙間から不法に係止部
10と受との係合を外そうとしても、外すことは
できない。
止部10の鍔部10aが受座3の膨大孔30内に
進入する。この状態で戸を開けると、戸の移動と
共に係止杆9は軸12を支点に回動し、係止部1
0が受座3の長孔31内を摺動する。そして、係
止部10が長孔31の終端まで摺動するがそれ以
上は摺動できない。即ち、第7図の状態にまで戸
を開けることができるが、それ以上は係止杆9に
よつて規制され開けることができない。尚、戸が
移動して係止杆9が回動すると、係止部10の鍔
部10aが、受座3の長孔31の周縁部に係合す
る状態となり、開いた戸の隙間から不法に係止部
10と受との係合を外そうとしても、外すことは
できない。
解錠するには戸を閉めて、錠ケース1と受座3
とを対向させ(第2図、第3図および第5図)サ
ムターン4を第3図時計方向に回動するとハブ5
の操作部5aがカム7の受動部7bを押して、カ
ム7を反時計方向に回動させ係止杆9が後退して
解錠となる。(第4図) その他図中16は、係止杆9に作用させた復帰
用のバネで、係止杆9を常時第7図の実線状態に
復帰させる。
とを対向させ(第2図、第3図および第5図)サ
ムターン4を第3図時計方向に回動するとハブ5
の操作部5aがカム7の受動部7bを押して、カ
ム7を反時計方向に回動させ係止杆9が後退して
解錠となる。(第4図) その他図中16は、係止杆9に作用させた復帰
用のバネで、係止杆9を常時第7図の実線状態に
復帰させる。
尚、4は室内側操作部材であるサムターンで、
第1図ないし第6図の第一の実施例では座4aに
回動自在に設けたサムターンを内側戸Dの端部表
面に取付け、そのサムターン4の回動軸4bを前
記ハブ5の係合孔に係入し、サムターン4の回動
操作によつてハブ5を回動させ、係止杆9を錠ケ
ースから出没作動するようにしてある。
第1図ないし第6図の第一の実施例では座4aに
回動自在に設けたサムターンを内側戸Dの端部表
面に取付け、そのサムターン4の回動軸4bを前
記ハブ5の係合孔に係入し、サムターン4の回動
操作によつてハブ5を回動させ、係止杆9を錠ケ
ースから出没作動するようにしてある。
<第二の実施例>
第8図は第二の実施例を示すもので、ハブ5の
一端延長部4′を内側引戸Dの表面上に望ませて
内側操作部材とし、この延長部4′を直接第8図
反時計方向に回動操作してハブ5の操作部5aに
よつて係止杆9を押動突出させると共に施錠状態
では係止杆9の没入を阻止し、延長部4′を上記
とは逆方向に回動操作することによつて、ハブ5
の押動部5bがカム7の係止部7bを押動して係
止杆9を没入させて解錠すると共に、ハブの押動
部5bにカム7の係止部7bが係合し、係止杆9
の突出を阻止する。
一端延長部4′を内側引戸Dの表面上に望ませて
内側操作部材とし、この延長部4′を直接第8図
反時計方向に回動操作してハブ5の操作部5aに
よつて係止杆9を押動突出させると共に施錠状態
では係止杆9の没入を阻止し、延長部4′を上記
とは逆方向に回動操作することによつて、ハブ5
の押動部5bがカム7の係止部7bを押動して係
止杆9を没入させて解錠すると共に、ハブの押動
部5bにカム7の係止部7bが係合し、係止杆9
の突出を阻止する。
<第三の実施例>
第9図は第三の実施例を示すもので、内側戸D
の表面に内側操作部材であるスライダー4″を上
下摺動自在に設け、そのスライダー4″の先端部
に操作部4″aを形成し、スライダー4″を下部に
摺動した時に操作部4″aで係止杆9を押動して
突出させその後退を阻止すると共に、スライダー
4″を上方に摺動させると、スライダーの先端部
に形成した押動部4″bの斜面部にカム7の受動
部7bが押されてカム7を反時計方向に回動さ
せ、係止杆9を没入させる。
の表面に内側操作部材であるスライダー4″を上
下摺動自在に設け、そのスライダー4″の先端部
に操作部4″aを形成し、スライダー4″を下部に
摺動した時に操作部4″aで係止杆9を押動して
突出させその後退を阻止すると共に、スライダー
4″を上方に摺動させると、スライダーの先端部
に形成した押動部4″bの斜面部にカム7の受動
部7bが押されてカム7を反時計方向に回動さ
せ、係止杆9を没入させる。
この解錠状態では、上記カムの押動部4″bと
7bとの係合によつて、係止杆9の突出は阻止さ
れている。
7bとの係合によつて、係止杆9の突出は阻止さ
れている。
<考案の効果>
以上の構成よりなる本願考案の効果は次の通り
である。
である。
まず第一に、係止杆をサムターン等の室内側操
作部材によつて直接あるいはハブによつて押動し
て出没させ、施解錠するようにしてあるので、バ
ネで出没させるようにした場合のように不完全な
施解錠状態となる恐れはなく、常に完全な施解錠
状態が得られるので安全である。
作部材によつて直接あるいはハブによつて押動し
て出没させ、施解錠するようにしてあるので、バ
ネで出没させるようにした場合のように不完全な
施解錠状態となる恐れはなく、常に完全な施解錠
状態が得られるので安全である。
また、戸の振動等によつても不用意に施錠杆が
突出し、施錠する意志がないのにも拘らず施錠さ
れてしまうという誤動作が起きる恐れがない。
突出し、施錠する意志がないのにも拘らず施錠さ
れてしまうという誤動作が起きる恐れがない。
第二に、サムターン等の内側操作部材の回動あ
るいは摺動するなどの簡単な操作で施解錠できる
ものであつて、構成が簡単で、防犯強度にも優
れ、耐久性にも優れる。
るいは摺動するなどの簡単な操作で施解錠できる
ものであつて、構成が簡単で、防犯強度にも優
れ、耐久性にも優れる。
第1図ないし第7図は本願考案の第一の実施例
を示すもので、第1図は使用状態を示す平面図
で、第2図は第1図の要部拡大図。第3図ないし
第5図は第2図の要部縦断側面図で、第3図およ
び第5図は施錠状態を示し、第4図は解錠状態を
示す。第6図は第5図の要部横断平面図。第7図
は施錠状態で戸を開けた時の係止杆9と受座との
関係を示す要部正面図である。第8図および第9
図は、第二の実施例および第三の実施例を示す要
部縦断側面図である。 1……錠ケース、2……前板、3……受座、4
……サムターン、5……ハブ、7……カム、9…
…係止杆、10……係止部。
を示すもので、第1図は使用状態を示す平面図
で、第2図は第1図の要部拡大図。第3図ないし
第5図は第2図の要部縦断側面図で、第3図およ
び第5図は施錠状態を示し、第4図は解錠状態を
示す。第6図は第5図の要部横断平面図。第7図
は施錠状態で戸を開けた時の係止杆9と受座との
関係を示す要部正面図である。第8図および第9
図は、第二の実施例および第三の実施例を示す要
部縦断側面図である。 1……錠ケース、2……前板、3……受座、4
……サムターン、5……ハブ、7……カム、9…
…係止杆、10……係止部。
Claims (1)
- 引違戸の内側の戸に取付けた錠ケース内に、外
側の戸に取付けた受座に対向して出没すると共に
その出没方向と直交する方向に回動自在に設けた
係止杆に鍔部を有した係止部を一体形成し、サム
ターン等の室内側操作部材の操作によつて直接あ
るいはハブを介して間接に上記係止杆を押動して
出没させて施解錠させると共に、室内側操作部材
あるいはハブによつて施錠時には係止杆の没入を
阻止し、解錠時には係止杆の突出を阻止するよう
に設けたことを特徴とする引違戸錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987058897U JPH0538216Y2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987058897U JPH0538216Y2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63165072U JPS63165072U (ja) | 1988-10-27 |
JPH0538216Y2 true JPH0538216Y2 (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=30889885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987058897U Expired - Lifetime JPH0538216Y2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538216Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH059413Y2 (ja) * | 1986-11-21 | 1993-03-09 |
-
1987
- 1987-04-17 JP JP1987058897U patent/JPH0538216Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63165072U (ja) | 1988-10-27 |
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