JPH0537861U - ハンドレール制御装置 - Google Patents
ハンドレール制御装置Info
- Publication number
- JPH0537861U JPH0537861U JP9188491U JP9188491U JPH0537861U JP H0537861 U JPH0537861 U JP H0537861U JP 9188491 U JP9188491 U JP 9188491U JP 9188491 U JP9188491 U JP 9188491U JP H0537861 U JPH0537861 U JP H0537861U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- tension
- temperature
- control device
- humidity
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- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 天候や温湿度等の変化に対応可能なハンドレ
ール制御装置を提供する。 【構成】 無端状に配置されたハンドレール1と、この
ハンドレール1を駆動する駆動装置、ハンドレール1の
張力を調整する緊張装置を備えたハンドレール制御装置
において、温度、湿度の少なくとも一方を検出して前記
緊張装置を制御する手段5を備えたことを特徴とするハ
ンドレール制御装置。
ール制御装置を提供する。 【構成】 無端状に配置されたハンドレール1と、この
ハンドレール1を駆動する駆動装置、ハンドレール1の
張力を調整する緊張装置を備えたハンドレール制御装置
において、温度、湿度の少なくとも一方を検出して前記
緊張装置を制御する手段5を備えたことを特徴とするハ
ンドレール制御装置。
Description
【0001】
本考案はエスカレータのハンドレール制御装置に関する。
【0002】
一般的にエスカレーターのハンドレールは、踏段と同期的にループ状の運行を 行なうが、主としてゴムと帆布を積層して製作される関係上、張力がかかれば伸 長し、また適度な張力を与えないと駆動できないので、必ずその伸び取りを兼ね た緊張装置を必要とする。このハンドレールも経年劣化等が原因で伸びてしまい 規定の張力が得られなくなってしまう。ハンドレールの伸びに対応する方法とし て、特開昭54−102775号公報が提案されている。これは、一時的な伸び に対してはハンドレール走行路の長さはそのままとし、経年的な伸びに対しては この伸びを吸収する程度にハンドレール走行路の長さを長くするものである。
【0003】
上記従来技術に示す提案は、天候の変化に関しては何も考慮されておらず、特 に屋外設置のエスカレーターでは、晴天時と雨天時等の違いで、ハンドレールの 長さが約30mmも違い、エスカレーターの点検時にハンドレール張力規定値内 に調整してあるにもかかわらず、点検日の天候と異なる日ではハンドレールの張 力が規定値外となる場合があり、調整が大変難しいという問題があった。
【0004】 本考案の目的は、上記問題点を解決すべく、天候や温湿度等の変化に対応可能 なハンドレール制御装置を提供することにある。
【0005】
本考案の目的は、無端状に配置されたハンドレールと、このハンドレールを駆 動する駆動装置と、ハンドレールの張力を調整する緊張装置とを備えたハンドレ ール制御装置において、温度、湿度の少なくとも一方を検出して前記緊張装置を 制御する手段を備えたことにより達成される。
【0006】
温湿度検出装置は、エスカレーター近辺の温湿度を検出し、検出値を制御装置 へ伝える。制御装置は検出した温湿度下でのハンドレールの伸び量も算出し、こ の伸び量に応じハンドレールに加えるべき力の最適値を算出してモータを駆動し て、ハンドレールに加えるテンションを外気に応じた最適状態とすることができ る。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
【0008】 図2はエスカレーターのハンドレールの走行路を示す全体概略図であり、図中 のA部を拡大したものが図1である。ハンドレール1は無端状にエスカレーター に設置されている。このハンドレールにテンションを加える押しガイド2、この 押しガイド2が上下に移動できるようにガイドレール3に沿って上下に移動可能 なガイドシュー4、常時ハンドレール1に適当な力で押し付けるゴム8により押 しガイド2を固定している。温湿度検出装置5はエスカレーター近辺の温湿度を 検出し、検出値を制御装置6へ出力する。制御装置6は検出値を基に演算を行い 、モータ7を駆動し、スクリューシャフト9を回転させ押しガイド2の位置を上 下に移動させる。
【0009】 次に、屋外設置のエスカレーターを例に動作の説明をする。今、晴天により外 気温が急上昇したと仮定する。この外気温の上昇を温度検出装置5が検出し、検 出値を制御装置6へ出力する。制御装置6は、伝えられた出力信号に基づき、検 出した温度下でのハンドレールの伸び量を算出する。次に算出した伸び量に応じ 、ハンドレール1に加えているテンションの最適値を算出する。この算出値と、 現在加えられているテンションとの差分を補正する為、制御装置6は、モータ7 を駆動してスクリューシャフト9を回転させ、押しガイド2の位置を調整し、ハ ンドレール1に加えられるテンションを外気に応じた最適状態とする。この動作 は常時行われるが、ハンドレール1の張力規定値には所定の幅がある為、気温の 上昇率、時間等により適時行うようにしても十分な効果を得ることができる。
【0010】 上記実施例では外気温を検出してハンドレール1のテンション調整を行ってい るが、湿度の検出でも同様の効果を得ることができる。又、温度、湿度の両方を 検出してきめ細かい制御も当然可能で、これにより、ハンドレール1に常に最適 なテンションを加えることができる。
【0011】 次に他の実施例について説明する。
【0012】 図3は、図1同様、図2のA部拡大図を示し、図1とは異なる方式のハンドレ ール制御装置の構成図である。図1に示すものとは、ガイドシュー4、押しガイ ド2の形状が異なるだけで、動作については同様であるため詳細は省略する。又 、それぞれの実施例において、温湿度検出装置5により細かい温湿度の変化を検 出しているが晴天か雨天かを判断する程度の検出装置を用いても、ある程度、ハ ンドレールの張力規定値に幅がある為、十分に同様の効果を得ることができるこ とは言うまでもない。
【0013】
本考案によれば、伸び量に応じハンドレールに加えるべき力の最適値を算出し てモータを駆動し、ハンドレールに加えるテンションを外気に応じた最適状態と することができるという効果がある。
【図1】この考案の一実施例を示す要部拡大図である。
【図2】エスカレーターのハンドレールの走行路を示す
全体概略図である。
全体概略図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す要部拡大図であ
る。
る。
1 ハンドレール 2 押しガイド 3 ガイドレール 4 ガイドシュー 5 温湿度検出装置 6 制御装置 7 モータ 8 ゴム 9 スクリューシャフト
Claims (1)
- 【請求項1】 無端状に配置されたハンドレールと、こ
のハンドレールを駆動する駆動装置と、ハンドレールの
張力を調整する緊張装置とを備えたハンドレール制御装
置において、温度、湿度の少なくとも一方を検出して前
記緊張装置を制御する手段を備えたことを特徴とするハ
ンドレール制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9188491U JPH0537861U (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ハンドレール制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9188491U JPH0537861U (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ハンドレール制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537861U true JPH0537861U (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=14038990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9188491U Pending JPH0537861U (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ハンドレール制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537861U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100319941B1 (ko) * | 1999-06-08 | 2002-01-09 | 장병우 | 승객수송시스템의 핸드레일 장력조절장치 |
KR100329048B1 (ko) * | 1999-07-15 | 2002-03-18 | 백영문 | 에스컬레이터용 핸드레일 장력측정장치 |
EP3647250A1 (en) * | 2018-09-19 | 2020-05-06 | Otis Elevator Company | Automatic handrail tensioning system and method for adjusting tension degree of handrail |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP9188491U patent/JPH0537861U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100319941B1 (ko) * | 1999-06-08 | 2002-01-09 | 장병우 | 승객수송시스템의 핸드레일 장력조절장치 |
KR100329048B1 (ko) * | 1999-07-15 | 2002-03-18 | 백영문 | 에스컬레이터용 핸드레일 장력측정장치 |
EP3647250A1 (en) * | 2018-09-19 | 2020-05-06 | Otis Elevator Company | Automatic handrail tensioning system and method for adjusting tension degree of handrail |
US10865074B2 (en) | 2018-09-19 | 2020-12-15 | Otis Elevator Company | Handrail automatically tensioning system and a method for adjusting tension level of handrail |
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