JPH0537668Y2 - - Google Patents

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JPH0537668Y2
JPH0537668Y2 JP1986054160U JP5416086U JPH0537668Y2 JP H0537668 Y2 JPH0537668 Y2 JP H0537668Y2 JP 1986054160 U JP1986054160 U JP 1986054160U JP 5416086 U JP5416086 U JP 5416086U JP H0537668 Y2 JPH0537668 Y2 JP H0537668Y2
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switching element
voltage
transformer
terminal
secondary winding
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 この考案は、昇圧用および降圧用として共通に
使用することができるDC−DCコンバータに関す
るものである。
〓考案の概要〓 トランス昇圧式のDC−DCコンバータに於て、
トランスの二次巻線の接地側端子をフライホイー
ルダイオードを介して接地するとともにスイツチ
ング素子を介して一次巻線の接地側でない端子に
接続し、昇圧動作の際には出力電圧として入力電
圧にトランスの二次電圧(を整流したもの)が重
畳された電圧が得られるようにし、また、降圧動
作の際にはトランスの二次巻線が単なるインダク
タンスとして動作するようにしたことにより、小
型、高効率、低ノイズを実現したものである。
〓従来の技術〓 従来、第4図に示されるようなDC−DCコンバ
ータが知られている。
同図に於て、1は入力電圧端子、2は出力電圧
端子、3はトランス、4はスイツチング素子、5
および6は2次側整流回路を構成するダイオード
およびコンデンサ、また、7および8はサージ電
圧抑制回路を構成するコンデンサおよび抵抗であ
る。
第5図は、トランス3の巻線比Ns/Np=4/
3(サフイツクスpおよびsはそれぞれトランス
3の一次側および二次側を表す、以下同じ)とし
たときの各部の電圧電流波形を示したものであ
り、同図を参照しながらその動作について説明す
る。
いま、入力電圧端子1に直流電圧Viが入力さ
れ、スイツチング素子(トランジスタ)4のベー
スに短形波の電圧Vbが入力されると、スイツチ
ング素子4がオンの期間にVcがほぼ接地電位と
なり一次電流pは dp/dt=Vi/Lp のように直線的に上昇する。このときに二次電流
sは、ダイオード5が逆極性となり阻止されて
いる。
次いで、スイツチング素子4がオフすると一次
電流pがゼロになるが一次側リアクタンスLp
により誘起電圧Vp(≒Vi)が発生し、これによ
り二次電圧Vsも正となりダイオード5を介して
出力電圧端子2に電力が供給される。
この場合、スイツチングデユーテイを50%とす
ると理想状態で入力電圧の3分の1の電圧分をス
テツプアツプすることができる。
ところが、このようなものに於ては、二次電圧
Vsを高くするために一次電流pを二次電流
sよりも多く供給する必要があり、このため負荷
電流よりかなり大きなピークを持つ電流をスイツ
チングするため、トランス3やスイツチング素子
4等の部品が大型となり変換効率が低いうえ強力
なノイズ源となり、しかも昇圧用としてしか使用
することができないという欠点があつた。
〓考案が解決しようとする問題点〓 この考案の目的は、上記従来装置の欠点を改良
することであり、小型で変換効率が高くかつ低ノ
イズであり昇圧用および降圧用として共通に使用
することができるDC−DCコンバータを提供する
ことである。
〓問題点を解決するための手段〓 上記の目的を達成するため、この考案のDC−
DCコンバータは、一次巻線および二次巻線を有
するトランスと、一次巻線の接地側端子とアース
との間に接続された第1のスイツチング素子と、
二次巻線に接続された整流回路と、二次巻線の接
地側端子とアースとの間に逆極性に接続されたフ
ライホイールダイオードと、二次巻線の接地側端
子と一次巻線の接地側でない端子との間に接続さ
れた第2のスイツチング素子とを備えている。
〓作用〓 昇圧動作の際には第2のスイツチング素子を導
通させた状態で第1のスイツチング素子を断続さ
せることにより、出力電圧として入力電圧にトラ
ンスの二次電圧(を整流したもの)が重畳された
電圧が得られるから、DC−DCコンバータに於て
はステツプアツプした分だけの電圧を発生させれ
ばよく扱う電力が著しく減少する。また、降圧動
作の際には第1のスイツチング素子を非導通にさ
せた状態で第2のスイツチング素子を断続させる
ことにより、トランスの二次巻線が単なるインダ
クタンスとして動作し、出力端子にはスイツチン
グデユーテイに応じた電圧が出力される。
〓実施例〓 この考案をリンギングチヨークコンバータに用
いた実施例について、第1図を参照しながら説明
する。
第4図に示された従来装置と異なるところは、
二次巻線の接地側端子とアースとの間にフライホ
イールダイオード9が逆極性に接続されている
点、二次巻線の接地側端子と一次巻線の接地側で
ない端子との間がスイツチング素子10により接続
されている点およびトランス3の巻線比Ns/Np
=1/3になつている点であり、その他の部分は
すべて同一の構成を備えている。
第2図はその昇圧動作の際の各部の電圧電流波
形を示したものであり、まず、その昇圧動作につ
いて、第5図に示された従来装置のものと比較し
ながら説明する。
昇圧動作の際には、スイツチング素子10は導通
状態に保たれる。
スイツチング素子4がオンの期間に従来装置の
約1/4の一次電流pが流れ、次いでスイツチ
ング素子4がオフになると一次側の誘起電圧Vp
(≒Vi)により二次電圧Vs(=Vp×Ns/Np=
Vp/3)が発生する。
出力電圧Voは入力電圧Viに二次電圧Vs(を整
流した電圧)が重畳されるから、従来装置と同じ
く入力電圧Viが約4/3倍にステツプアツプさ
れて出力される。
DC−DCコンバータに於て発生させている電圧
はステツプアツプさせたVi/3だけであるから、
二次電流sが従来装置と同一であるとすれば、
従来装置と同1のステツプアツプを行なうために
その1/4の電力を扱つていることとなる。
第3図は、その降圧動作の際の各部の電圧電流
波形を示したものであり、同図を参照しながらそ
の降圧動作について説明する。
降圧動作の際には、スイツチング素子4は非導
通状態に保たれ、トランス3の二次巻線は単なる
インダクタンスとして動作する。
いまスイツチング素子10がオンすると、スイツ
チング素子10、トランス3の二次巻線およびダイ
オード5を介して出力端子2またはコンデンサ6
に電流aが流れる。この電流aは、トランス
3の二次巻線のインダクタンスLsおよびダイオ
ード5以降の入力インピーダンスZにより定まる
時定数で増加する。
次いで、スイツチング素子10がオフすると、イ
ンダクタンスLsに蓄えられたエネルギーにより
フライホイールダイオード9を通して、インダク
タンスLsおよびインピーダンスZにより定まる
時定数で減少する電流dが流れ続ける。
これにより、トランス3の二次巻線およびダイ
オード5には電流a+dが流れ、出力端子に
は電圧Voが得られる。この出力電圧Voの値は、
スイツチング素子10のスイツチングデユーテイを
変更することにより適宜制御することができる。
なお、上記実施例はリンギングチヨークコイバ
ータに用いたものについて説明したが、これに限
られるものではなく、フオワード型やプツシユプ
ルなど他のタイプのコンバータにも使用すること
ができる。
また、スイツチング素子およびダイオードの極
性を変更することにより負極性の電源にも使用す
ることができるものである。
〓考案の効果〓 以上説明したように、この考案のDC−DCコン
バータは、昇圧動作の際には、従来装置と同一
のステツプアツプを行なうためにはるかに少い電
力を扱うだけでよいからトランスのコアサイズを
著しく小さくすることができ損失が小さくなり、
一次電流が小さくなることによりスイツチング
素子を小型にすることができ、スイツチングス
ピードの速い素子を使用することができるから損
失を一段と小さくすることができ、また、ピー
ク電圧が小さいためサージのエネルギーや波高値
も小さくなりノイズが低減されるとともにノイ
ズ抑圧回路に於ける損失を小さくすることができ
るから部品を小型化することができ、さらに、降
圧動作の際には、トランスの巻線をインダクタ
ンスとして使用するからコア等の部品を別個に設
ける必要がなく、また、チヨツパー方式である
ため変換効率が高いという数多くの独特の作用効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図…この考案の実施例の回路図、第2図…
その昇圧動作の際の回路動作を説明するための電
圧および電流波形図、第3図…その降圧動作の際
の回路動作を説明するための電圧および電流波形
図、第4図…従来装置の回路図、第5図…その回
路動作を説明するための電圧および電流波形図。 1……入力電圧端子、2……出力電圧端子、3
……トランス、4……スイツチング素子、5,6
……整流回路、7,8……サージ電圧抑制回路、
9……フライホイールダイオード、10……スイ
ツチング素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一次巻線および二次巻線を有するトランスと、
    一次巻線の接地側端子とアースとの間に接続され
    た第1のスイツチング素子と、二次巻線に接続さ
    れた整流回路と、二次巻線の接地側端子とアース
    との間に逆極性に接続されたフライホイールダイ
    オードと、二次巻線の接地側端子と一次巻線の接
    地側でない端子との間に接続された第2のスイツ
    チング素子とを備え、昇圧動作の際には第2のス
    イツチング素子を導通させた状態で第1のスイツ
    チング素子を断続させ、また、降圧動作の際には
    第1のスイツチング素子を非導通にさせた状態で
    第2のスイツチング素子を断続させることを特徴
    とするDC−DCコンバータ。
JP1986054160U 1986-04-12 1986-04-12 Expired - Lifetime JPH0537668Y2 (ja)

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JP1986054160U JPH0537668Y2 (ja) 1986-04-12 1986-04-12

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JP1986054160U JPH0537668Y2 (ja) 1986-04-12 1986-04-12

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JPS62168791U JPS62168791U (ja) 1987-10-26
JPH0537668Y2 true JPH0537668Y2 (ja) 1993-09-22

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50109429A (ja) * 1974-02-05 1975-08-28
JPS59178968A (ja) * 1983-03-26 1984-10-11 Sharp Corp 電源電圧切換回路
JPS6152152A (ja) * 1984-07-27 1986-03-14 Tohoku Metal Ind Ltd 過電流保護回路を備えたステツプアツプ型dc−dcコンバ−タ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6152152A (ja) * 1984-07-27 1986-03-14 Tohoku Metal Ind Ltd 過電流保護回路を備えたステツプアツプ型dc−dcコンバ−タ

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JPS62168791U (ja) 1987-10-26

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