JPH0537617A - 携帯用機器 - Google Patents

携帯用機器

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Publication number
JPH0537617A
JPH0537617A JP21612091A JP21612091A JPH0537617A JP H0537617 A JPH0537617 A JP H0537617A JP 21612091 A JP21612091 A JP 21612091A JP 21612091 A JP21612091 A JP 21612091A JP H0537617 A JPH0537617 A JP H0537617A
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JP
Japan
Prior art keywords
end portion
weight
base end
portable device
ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP21612091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yohachi Yamashita
洋八 山下
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Masayuki Saito
雅之 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0537617A publication Critical patent/JPH0537617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大型化や重量増を伴わずに落下時の衝撃による
故障を極力回避することができる携帯用機器を提供する
ことを目的とする。 【構成】基端部1から先端部2に向けて長尺状に構成さ
れ、長手方向の中央部9を境にして先端部側半分11に
対する基端部側半分12の重量の比が3以上であり、ま
た好ましくは全長が50mm以上、外周の最大部が10
0mm以下、全長と外周の比が1.5以上であって、少
なくとも基端部1に軟質弾性体8が取り付けられ、さら
に表示部5が重心から外れ先端部2側に寄った位置に配
置された携帯用機器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話機のような携
帯機器に係り、特に落下時の衝撃に強い構成の携帯機器
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話機などの機器は、携帯
中に落下することがあるため、落下時の衝撃により内部
の部品や配線あるいは表示部などが簡単に故障しない構
造であることが望まれる。従来においては、筐体を硬質
樹脂や金属などの堅固な材質によって、しかも十分な肉
厚で作ることにより、衝撃による破損を回避する方法が
とられている。しかしながら、この方法は重量を増加さ
せ、形状も大きくなるという問題があり、今後ますます
高まると思われる小型・軽量化の要求に逆行しており、
改善が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の携帯電話機などでは落下による故障を避けるために、
筐体を堅固な材質で肉厚に作製する方法がとられている
ため、小型・軽量化の要求に反するという問題があり、
また小型・軽量化を達成しようとすると落下に弱くなる
という問題があった。
【0004】本発明は、大型化や重量増を伴わずに、落
下時の衝撃による故障を極力少なくすることができる携
帯用機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は基端部から先端部に向けて長尺状に構成さ
れた携帯用機器において、長手方向の中央部を境にして
先端部側半分に対する基端部側半分の重量の比が3以
上、すなわち、基端部側半分の重量をm、先端部側半分
の重量nとすると、m/nが3以上であることを基本的
な特徴とする。
【0006】本発明においては、携帯用機器の全長が5
0mm以上、外周の最大部が100mm以下、全長と外
周の比が1.5以上であることが望ましい。
【0007】また、本発明においては少なくとも基端
部、好ましくはさらに上端部に軟質弾性体を取り付ける
ことが望ましい。この軟質弾性体の厚みは0.5mm以
上、3mm以下程度あれば十分にその機能を発揮する。
また、この軟質弾性体は基端部や先端部の表面全体を覆
う必要はなく、一部にだけ設けられていてもよい。同様
の弾性体を筐体内に配置してもよい。
【0008】さらに、本発明においては表示部を有する
携帯用機器の場合、その表示部を重心から外れ先端部側
に寄った位置に配置することが望ましい。
【0009】
【作用】上記のようにm/nを3以上にすると、携帯用
機器を誤って落下させた時の落下方向は極めて高い確率
で一定、すなわちちほとんど基端部側から先に落下する
ようになる。このように落下方向が一定になると、それ
を想定して例えば基端部側に破損しにくい電池などの比
較的重量のある部品を配置するなど、実装方法を決定し
たり、筐体の重量バランスなどを定めることにより、筐
体の大きさや重量を増加させることなく、落下時の衝撃
による部品や配線の故障を容易に避けることができる。
【0010】携帯用機器の全長が50mm以上であるこ
とが望ましい理由は、通常予想される落下距離である
2.0m未満の高さでは、全長が50mm未満では重心
位置を上記のように設定しても、慣性モーメントによっ
て落下方向が一定になり難いためである。
【0011】携帯用機器の外周の最大部が100mm以
下であることが望ましい理由は、筐体の材質等にもよる
が、この値が100mmを越えると重量が増加して衝撃
を有効に吸収することが難しくなると同時に、落下方向
を一定にすることが難しくなるからである。
【0012】携帯用機器の全長と外周の比が1.5以上
であることが望ましい理由は、この比が1.5に満たな
いと機器の外形が正方形に近くなるために、通常予想さ
れる落下距離である2.0m未満の高さでは、慣性モー
メントによって落下方向を一定にすることが困難となる
からである。特に、この全長と外周の比を3.0以上と
すれば、たとえ落下距離が1.0m未満でも高い確率で
落下方向が一定となって、基端部側から先に落下するよ
うになる。
【0013】また、落下時に地面や床等に衝突する部
位、すなわち基端部や、さらには落下後の跳ね返りによ
り地面等に衝突する先端部などに軟質ゴム、軟質プラス
チックまたは繊維などの軟質弾性体を取り付けておけ
ば、落下時の衝撃が効果的に吸収され、故障率はさらに
低下する。
【0014】表示部は一般に衝撃に対して弱いガラス液
晶、制御用ICなどの重要部品を有している。従って、
この表示部を重心から外れた位置でかつ先端部側に寄っ
た位置に配置すれば、落下時の衝撃による破損が防止さ
れ、致命的な故障に至ることが避けられる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る携帯電話機の正
面図、図2は側面図、そして図3は折り畳み時の側面図
である。
【0016】図1〜図3において、携帯電話機本体は基
端部1から先端部2に向けて長尺状に構成されており、
基端部1に近い位置に送話口3、先端部2に近い位置に
受話口4をそれぞれ有し、また受話口4から中央部側に
寄った位置に液晶表示部5を有する。図示していない
が、液晶表示部5の近傍にICなどの電子部品がない蔵
されている。この携帯電話機の中央部にはヒンジ6が設
けられ、持ち運びが容易なように折り畳み可能となって
いる。また、先端部2には伸縮可能なロッドアンテナ7
が設けられている。さらに、基端部1と先端部2および
ヒンジ6には、落下時の衝撃を和らげるためのショック
アブソーバとしての軟質弾性体8が接着等により設けら
れている。
【0017】ここで、この携帯電話機の長手方向の中央
部9を境にして基端部1側の半分11の重量をm、先端
部2側の半分12の重量をnとすると、m/nは3以上
に設定されている。また、好ましくは全長は50mm以
上、外周の最大部は100mm以下、全長と外周の比は
1.5以上に設定される。但し、全長はアンテナ7など
の突起物は含まないものとする。また、外周の最大部と
は携帯用電話機の外形が角柱状または円柱状の場合はそ
の周囲長であり、窪みや部分的な突起がある場合はそれ
らを考慮しない周囲長を表わす。外周の長さが位置によ
って異なる場合は、その最大周囲長が外周の最大部とな
る。
【0018】なお、m/nを3以上に設定するには、電
池のような比較的重量のある内部部品の実装位置や、筐
体の重量分布を利用してもよいし、適当な重りを用いて
もよい。また、携帯電話機内にボールベアリングのよう
な物体をある程度の範囲内で自由に動けるように設け、
落下時に基端部側半分11に移動するような構造にする
ことも可能である。
【0019】以上のような条件に従って、種々の形状寸
法の携帯用電話機を試作し、それらを高さ2m,1mお
よび0.5mから落下させる試験をそれぞれ20回行
い、その落下方向を調べた。その結果を表1に示す。表
1において、「確率」とは電話機の落下方向が所望の方
向となる確率、すなわち図4に示すように基端部1から
先に落下する確率をいう。
【0020】
【表1】 表1から明らかなように、m,nをm/n=3以上とな
るように構成すると、携帯電話機を2mの高さから落下
させた場合でも、75%以上の高い確率で基端部1から
先に落下することが確認された。また、実施例1〜12
に示されるように、特に全長を50mm以上、外周の最
大部を100mm以下、全長と外周の比を1.5以上と
いうより好ましい条件にした場合は、95%以上の極め
て高い確率で基端部1から先に落下することが分かる。
なお、図3のように携帯電話機を折り畳んだ状態でも、
図5に示すように基端部1を先にして落下する確率は同
じとなった。
【0021】一方、表2にm/nが3未満である比較例
について同様の落下試験を行った結果を示す。この場合
は、基端部1から先に落下する確率は70%以下とな
り、好ましい結果は得られなかった。
【0022】
【表2】 次に、表1の実施例8のように構成した携帯電話機を1
0台用意し、2mの高さからコンクリート上にそれぞれ
20回落下させ、その後の通信機能の良否、すなわち故
障率を測定した。携帯電話機の重量は350g、筐体は
厚さ1mmの強化ポリカーボネート製とした。その結果
を表3に示す。但し、サンプルAは基端部1に軟質弾性
体8として厚さ1mmの衝撃吸収用ウレタンゴムを付け
たもの、サンプルBはさらに先端部2にも軟質弾性体8
として厚さ1mmの跳返り防止用ウレタンゴムを付けた
もの、サンプルCは軟質弾性体8を全く用いないものを
示す。
【0023】
【表3】 表3から明らかなように、m/nの比を3以上にすると
共に、軟質弾性体8をさらに用いることによって、相乗
効果により故障率が著しく低下することが分かる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば携
帯電話機などの携帯用機器において、長手方向の中央部
を境にして先端部側半分に対する基端部側半分の重量の
比を3以上とし、更により好ましくは全長を50mm以
上、外周の最大部を100mm以下、全長と外周の比を
1.5以上にすることによって、誤って落下させた時、
ほとんどの場合、基端部側から先に落下するようにでき
るので、このような落下方向を考慮して表示部やICな
どの部品の配置を定めることにより、故障を防止するこ
とができる。
【0025】また、落下時に地面等に衝突する基端部
や、衝突後の跳ね返りにより二次的に衝突する先端部や
ヒンジ部分などに軟質弾性体を取り付けることにより、
一層効果的に故障を回避することが可能となる。特に、
壊れやすい液晶などの表示部がある場合、その表示部を
重心から外れて先端部側に寄った位置に配置すれば、落
下時に表示部は衝突部位である基端部から離れた位置に
あることにより、表示部やその下部のICなどの破損を
最小限に止めることができる。
【0026】さらに、本発明では筐体自体を必要以上に
堅固にする必要がないため、機器の重量を増加させたり
形状を大型化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯電話機の平面図
【図2】同実施例の携帯電話機の側面図
【図3】同実施例の携帯電話機の折り畳み時の側面図
【図4】同実施例の携帯電話機の落下時の状態を示す図
【図5】同実施例の携帯電話機の折り畳み時の落下状態
を示す図
【符号の説明】 1…基端部 2…先端部 3…送話口 4…受話口 5…液晶表示部 6…ヒンジ 7…アンテナ 8…軟質弾性体 9…長手方向中央部 11…基端部側
半分 12…先端部側半分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端部から先端部に向けて長尺状に構成さ
    れた携帯用機器において、 長手方向の中央部を境にして先端部側半分に対する基端
    部側半分の重量の比が3以上であることを特徴とする携
    帯用機器。
  2. 【請求項2】基端部から先端部に向けて長尺状に構成さ
    れた携帯用機器において、 長手方向の中央部を境にして先端部側半分に対する基端
    部側半分の重量の比が3以上であり、かつ全長が50m
    m以上、外周の最大部が100mm以下、全長と外周の
    比が1.5以上であることを特徴とする携帯用機器。
  3. 【請求項3】少なくとも前記基端部に軟質弾性体を取り
    付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯
    用機器。
  4. 【請求項4】基端部から先端部に向けて長尺状に構成さ
    れ、かつ表示部を有する携帯用機器において、 長手方向の中央部を境にして先端部側半分に対する基端
    部側半分の重量の比が3以上であり、かつ表示部が重心
    から外れ先端部側に寄った位置に配置されていることを
    特徴とする携帯用機器。
JP21612091A 1991-07-31 1991-07-31 携帯用機器 Pending JPH0537617A (ja)

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JP21612091A JPH0537617A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 携帯用機器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7542565B2 (en) 2004-12-27 2009-06-02 Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd Foldable cellular phone
JP2011135250A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Nec Corp 電子機器、電子機器の落下姿勢制御方法
WO2012111056A1 (ja) 2011-02-15 2012-08-23 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯型電子機器及び携帯型電子機器の保護方法

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