JPH0537412Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0537412Y2 JPH0537412Y2 JP8340287U JP8340287U JPH0537412Y2 JP H0537412 Y2 JPH0537412 Y2 JP H0537412Y2 JP 8340287 U JP8340287 U JP 8340287U JP 8340287 U JP8340287 U JP 8340287U JP H0537412 Y2 JPH0537412 Y2 JP H0537412Y2
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- Japan
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- negative electrode
- diameter
- aluminum layer
- separator
- positive electrode
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 28
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本考案はリチウム負極を備えた扁平型非水電解
液電池に関するものである。
液電池に関するものである。
ロ 従来の技術
この種電極は高エネルギー密度を有し且自己放
電が少ないという利点を有する一方保存時におい
て吸湿によるリチウム負極上の酸化被膜の生成に
起因して内部抵抗が増大し、電池特性が低下する
という問題がある。
電が少ないという利点を有する一方保存時におい
て吸湿によるリチウム負極上の酸化被膜の生成に
起因して内部抵抗が増大し、電池特性が低下する
という問題がある。
この対策として例えば特開昭61−294756号公報
に開示されているように、負極と対向する面にア
ルミニウム層を形成したセパレータを用いること
が提案されている。セパレータ上に形成されたア
ルミニウムは電池内部において負極のリチウムと
合金を形成し、リチウム負極上への酸化被膜の生
成が抑えられ内部抵抗の上昇が抑制される。
に開示されているように、負極と対向する面にア
ルミニウム層を形成したセパレータを用いること
が提案されている。セパレータ上に形成されたア
ルミニウムは電池内部において負極のリチウムと
合金を形成し、リチウム負極上への酸化被膜の生
成が抑えられ内部抵抗の上昇が抑制される。
ハ 考案が解決しようとする問題点
前述したように負極と対向する面にアルミニウ
ム層を形成したセパレータを用いるに際しては、
特に扁平型電池に適用する場合に注意を要する。
即ち、アルミニウム層が正極罐に接すると、アル
ミニウム層及び正極罐を介して正負極が短絡する
ことになる。特開昭61−294756号公報では、アル
ミニウム層を形成したセパレータの端部を負極罐
と絶縁パツキングとの間に挾持させているので短
絡現象は防止しうるが構造は複雑となるものであ
る。
ム層を形成したセパレータを用いるに際しては、
特に扁平型電池に適用する場合に注意を要する。
即ち、アルミニウム層が正極罐に接すると、アル
ミニウム層及び正極罐を介して正負極が短絡する
ことになる。特開昭61−294756号公報では、アル
ミニウム層を形成したセパレータの端部を負極罐
と絶縁パツキングとの間に挾持させているので短
絡現象は防止しうるが構造は複雑となるものであ
る。
又、リチウム負極上に酸化被膜が生成するのを
防止するためにはリチウム負極の表面全体にリチ
ウム−アルミニウム合金を形成しなければならな
い。
防止するためにはリチウム負極の表面全体にリチ
ウム−アルミニウム合金を形成しなければならな
い。
ニ 問題点を解決するための手段
リチウム負極を用いる扁平型電池において、負
極の径＜アルミニウム層の径＜セパレータの径を
満足し、且セパレータの周縁部にはアルミニウム
層が存在しないようにする。
極の径＜アルミニウム層の径＜セパレータの径を
満足し、且セパレータの周縁部にはアルミニウム
層が存在しないようにする。
ホ 作用
アルミニウム層の径よりセパレータの径の方が
大であり、且セパレータの周縁部にはアルミニウ
ム層が存在しないため、電池組立時、セパレータ
を正極罐内に組込んでもアルミニウム層が正極罐
に接することはない。それ故、前述した従来電池
のように封口部の構造を複雑にする必要がなく組
立工程を簡略化しうる。
大であり、且セパレータの周縁部にはアルミニウ
ム層が存在しないため、電池組立時、セパレータ
を正極罐内に組込んでもアルミニウム層が正極罐
に接することはない。それ故、前述した従来電池
のように封口部の構造を複雑にする必要がなく組
立工程を簡略化しうる。
又、負極の径よりアルミニウム層の径の方が大
であるため、負極表面全体にリチウム−アルミニ
ウム合金が形成される。
であるため、負極表面全体にリチウム−アルミニ
ウム合金が形成される。
ヘ 実施例
以下本考案の実施例を詳述する。
第１図において１は正極罐２の内底面に配置さ
れた正極であつて、市販特級の酸化第二銅90重量
％、導電剤としての黒鉛５重量％および結着剤と
してのフツ素樹脂粉末５重量％を加えて混合した
混合物を直径10mm、厚さ0.5mmに加圧成型した後、
200〜300℃で熱処理して得たものである。
れた正極であつて、市販特級の酸化第二銅90重量
％、導電剤としての黒鉛５重量％および結着剤と
してのフツ素樹脂粉末５重量％を加えて混合した
混合物を直径10mm、厚さ0.5mmに加圧成型した後、
200〜300℃で熱処理して得たものである。
３は正極１の周縁部にて支持される絶縁パツキ
ング、４は負極罐５の内底面に圧接された直径
6.5mm、厚み1.5mmのリチウム板よりなる負極であ
る。
ング、４は負極罐５の内底面に圧接された直径
6.5mm、厚み1.5mmのリチウム板よりなる負極であ
る。
６は直径10mm、厚み0.1mmのポリプロピレン製
微孔性フイルムよりなるセパレータであつて、負
極と対向する面には真空蒸着法により厚み1μmの
アルミニウム層７が形成されている。但しアルミ
ニウム層の径は負極の径より大きく、且セパレー
タの径より小さく設定されている。
微孔性フイルムよりなるセパレータであつて、負
極と対向する面には真空蒸着法により厚み1μmの
アルミニウム層７が形成されている。但しアルミ
ニウム層の径は負極の径より大きく、且セパレー
タの径より小さく設定されている。
第２図は従来電池を示し、アルミニウム層７′
はセパレータ６の径と同じである。尚、第２図に
おいて第１図と同一要素には同一図番を付してい
る。
はセパレータ６の径と同じである。尚、第２図に
おいて第１図と同一要素には同一図番を付してい
る。
第３図は負極の径を6.5mm、セパレータの径を
10mmとし、アルミニウム層の径を開孔マスクを用
いて種々変化させた時の、電池組立時の不良発生
数及び温度60℃、湿度90％の条件で１ケ月保存後
の内部抵抗値を示す。
10mmとし、アルミニウム層の径を開孔マスクを用
いて種々変化させた時の、電池組立時の不良発生
数及び温度60℃、湿度90％の条件で１ケ月保存後
の内部抵抗値を示す。
第３図を参照すると、先づセパレータの径より
もアルミニウム層の径を小さくし且セパレータの
周縁部にアルミニウム層が存在しないようにする
と、電池組立時の短絡による不良発生は完全に防
止されることがわかる。
もアルミニウム層の径を小さくし且セパレータの
周縁部にアルミニウム層が存在しないようにする
と、電池組立時の短絡による不良発生は完全に防
止されることがわかる。
又、アルミニウム層の径を負極の径より大きく
すると内部抵抗値が減じられることがわかる。ア
ルミニウム層の径が負極の径より小さい電池を分
解したところ、負極の周縁部ではリチウム−アル
ミニウム合金の形成が不十分であり酸化被膜が生
成されていた。
すると内部抵抗値が減じられることがわかる。ア
ルミニウム層の径が負極の径より小さい電池を分
解したところ、負極の周縁部ではリチウム−アル
ミニウム合金の形成が不十分であり酸化被膜が生
成されていた。
ト 考案の効果
上述した如く、正極罐の内底面に配置せる正極
と、正極の周縁部にて支持される絶縁パツキング
により正極罐とは隔離された負極罐の内底面に圧
接せるリチウム負極と、正負極間に位置し負極と
対向する面にアルミニウム層を形成した扁平型非
水電解液電池において、負極の径＜アルミニウム
層の径＜セパレータの径を満足し、且セパレータ
の周縁部にはアルミニウム層が存在しないように
することにより、簡単な電池構造で電池組立時の
短絡による不良発生を防止すると共に保存後の内
部抵抗の上昇を抑制することができるものであ
り、その実用的価値は極めて大である。
と、正極の周縁部にて支持される絶縁パツキング
により正極罐とは隔離された負極罐の内底面に圧
接せるリチウム負極と、正負極間に位置し負極と
対向する面にアルミニウム層を形成した扁平型非
水電解液電池において、負極の径＜アルミニウム
層の径＜セパレータの径を満足し、且セパレータ
の周縁部にはアルミニウム層が存在しないように
することにより、簡単な電池構造で電池組立時の
短絡による不良発生を防止すると共に保存後の内
部抵抗の上昇を抑制することができるものであ
り、その実用的価値は極めて大である。
第１図は本考案電池の断面図、第２図は従来電
池の断面図、第３図は負極の径及びセパレータの
径を一定とし、アルミニウム層の径を種々変化さ
せた時の、電池組立時の不良発生数及び高温、高
湿下で１ケ月保存した後の内部抵抗値を示す図で
ある。 １……正極、２……正極罐、３……絶縁パツキ
ング、４……リチウム負極、５……負極罐、６…
…セパレータ、７，７′……アルミニウム層。
池の断面図、第３図は負極の径及びセパレータの
径を一定とし、アルミニウム層の径を種々変化さ
せた時の、電池組立時の不良発生数及び高温、高
湿下で１ケ月保存した後の内部抵抗値を示す図で
ある。 １……正極、２……正極罐、３……絶縁パツキ
ング、４……リチウム負極、５……負極罐、６…
…セパレータ、７，７′……アルミニウム層。
Claims (1)
- 正極罐の内底面に配置せる正極と、該正極の周
縁部にて支持される絶縁パツキングにより前記正
極罐とは隔離された負極罐の内底面に圧接せるリ
チウム負極と、正負極間に位置し負極と対向する
面にアルミニウム層を形成したセパレータとを備
えるものであつて、負極の径＜アルミニウム層の
径＜セパレータの径を満足し、且セパレータの周
縁部にはアルミニウム層が存在しないことを特徴
とする扁平型非水電解液電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8340287U JPH0537412Y2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8340287U JPH0537412Y2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63192666U JPS63192666U (ja) | 1988-12-12 |
| JPH0537412Y2 true JPH0537412Y2 (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=30936957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8340287U Expired - Lifetime JPH0537412Y2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0537412Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP8340287U patent/JPH0537412Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63192666U (ja) | 1988-12-12 |
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