JPH053739U - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JPH053739U
JPH053739U JP058473U JP5847391U JPH053739U JP H053739 U JPH053739 U JP H053739U JP 058473 U JP058473 U JP 058473U JP 5847391 U JP5847391 U JP 5847391U JP H053739 U JPH053739 U JP H053739U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆流防止用のチェックリップを有する逆止弁
において、チェックリップに対する逆止圧作用時のチェ
ックリップの反転を防止する。 【構成】 チェックリップ7の腰部にリブ71を設けた
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば油圧緩衝器の軸封部に用いられる逆止弁機構付き往復動用 密封装置等に適用される逆止弁に関し、特にチェックリップを備えたものに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のチェックリップを備えた逆止弁としては、たとえば図3及び図 4に示すようなものがある。すなわち、この逆止弁は油圧緩衝器のロッド103 の軸封部に用いられるシールリップ105を備えた往復動用のオイルシール10 0に一体的に設けられたもので、リザーバ室101と、ガイド部材106とオイ ルシール100との間のシール室102間を連通する連通路107を遮断するよ うに配置される可撓性のチェックリップ108を備えている。
【0003】 このチェックリップ108は、連通路107のシール室102側からリザーバ 室101側への正方向の流体圧に対してはリップ先端が流路壁としてのガイド部 材106から離間する方向に変形して流体の流通を許容し、リザーバ室101か らシール室102側への逆方向の流体圧に対してはリップ先端がガイド部材10 6に押圧される方向に変形して流体の流通を阻止して、一方向へのみオイル,ガ ス等の流体を流すようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術の場合には、オイルシール100に設けられ ているチェックリップ108は単にガイド部材106に接触しているだけなので 、チェックリップ108にリザーバ室101から逆方向の圧力が作用する逆止圧 作用時に、流体圧力の変動等でチェックリップ108が反転する不具合が多々発 生していた。
【0005】 本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的 とするところは、逆止圧作用時のチェックリップの反転を防止し得る逆止弁を提 供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために本考案にあっては、流路を遮断するように配置され る可撓性のチェックリップを具備し、該チェックリップが、正方向の流体圧に対 してはリップ先端が流路壁から離間する方向に変形して流体の流通を許容し、逆 方向の流体圧に対してはリップ先端が流路壁に押圧される方向に変形して流体の 流通を阻止する逆止弁において、 前記チェックリップの前記正方向の流体圧が作用する側にリブを設け、前記逆 方向の流体圧作用時に前記リブを流路壁に当接させてチェックリップの変形を規 制してなることを特徴とする。
【0007】 前記チェックリップが、緩衝器の軸封用の往復動用密封装置に一体的に設けら れ、緩衝器のロッドを案内するガイド部材に設けられた流路を遮断するように配 置されるような構成とすることができる。
【0008】
【作用】
上記構成の逆止弁にあっては、チェックリップの正方向の流体圧が作用する側 にリブを設けたので、逆方向の流体圧が作用した場合、チェックリップの変形が リブによって規制され、チェックリップの反転を防止できる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。図1及び図2は本考案の一 実施例に係る逆止弁を示すもので、本実施例においても従来例と同様に油圧緩衝 器の軸封用のオイルシール1に一体的に設けられた場合を例にとって説明するも のとする。
【0010】 油圧緩衝器の軸封部は、互いに同心的に組みつけられた外筒2および内筒3と 、ロッド4を案内するガイド部材10と、から構成されており、内筒3の上端は ガイド部材10の段差部Dに固定され、ガイド部材10の外周は外筒2内周に嵌 着されている。そして、外筒2と内筒3間との間が高圧ガス等が充填されるリザ ーバ室Gとなっており、ガイド部材10には、リザーバ室Gとオイルシール1と ガイド部材10間のシール室Eとを連通する連通孔12が設けられている。また 、ガイド部材10内周にはスリーブ11を介してロッド4が摺動自在に挿入され ており、このロッド4とスリーブ11間の隙間を通じて、内筒3内のピストン上 室Fとシール室E間が連通されている。
【0011】 オイルシール1は、概略、上記外筒2の内周に嵌着した環状のシール本体5と 、シール本体5内周側に設けられたゴム状弾性体製のシールリップ6と、外筒2 の内周とシールリップ6との間に設けられた逆止弁を構成するゴム状弾性体製の チェックリップ7とから構成されている。
【0012】 シール本体5は断面矩形の金属製の補強環8の外周部から軸方向に突出し、外 筒2の内周に嵌着される外筒シール部51が設けられ、その外筒シール部51の 外周は、補強環8の外周縁まで伸び被覆している。
【0013】 そして、シールリップ6は主シールリップ61と副シールリップ62とから成 っており、この主シールリップ61は補強環8の内端から軸方向密封対象流体側 Oに伸びて、その主シールリップ先端部61aがロッド4の外周に摺動自在に密 封接触している。この主シールリップ先端部61aの外周にはロッド4側に押圧 するスプリング9が装着されている。ガイド部材10には、この主シールリップ 61が占めるスペース分だけ窪んだ段差部Cが設けられている。
【0014】 また、副シールリップ62は補強環8の内端から大気側Aに伸び半径方向内向 きとなっていて、その副シールリップ先端部62aはロッド4の外周に摺動自在 に密封接触している。そして、副シールリップ62の外周は補強環8の大気側端 面の外周付近まで伸び補強環8を被覆している。この副シールリップ62は砂, 塵埃などの侵入を防止する役目を持っている。
【0015】 一方、本考案の逆止弁を構成するチェックリップ7は主シールリップ61の外 周側に位置し、補強環8内周部から密封対象流体側Oに向かって徐々に拡がるよ うに傾斜して伸びている。
【0016】 このチェックリップ7は、ロッド4の往復動作動において、一方向のみオイル ,ガスを流す機構となっている。すなわち、ピストン上室F→シール室E→連通 孔12→リザーバ室Gへの流れを許容し、逆方向の流れを阻止するようになって いる。具体的には、正方向の流体圧に対してはリップ先端7aが流路壁としての ガイド部材10から離間する方向に変形して流体の流通を許容し、逆方向の流体 圧に対してはリップ先端7aがガイド部材10に押圧される方向に変形して流体 の流通を阻止するようになっている。このチェックリップ7のリップ先端7aが 当接するガイド部材10の部分は、上記段差部Cの外側に隣接する段差部Bとな っている。
【0017】 このチェックリップ7の正方向の流体圧が作用する側の腰部の内周面7bには リブ71が設けられている。そして、逆方向の流体圧作用時にリブ71をガイド 部材10に当接させてチェックリップ7の変形を規制している。
【0018】 リブ71は円周方向に複数等配されており、その縦断面形状は三角形状で半径 方向の斜面71aはロッド4に対し垂直方向で、軸方向の斜面71bはロッド4 に対し平行となっている。すなわち、半径方向斜面71aと軸方向斜面71bと の頂角は直角を成している。
【0019】 また、ガイド部材10の外周はハウジング2の内周に嵌着される嵌着面10a となっており、その嵌着面10aの両端から大気側Aに向け半径方向内向きに伸 びる大気側斜面10bと、リザーバ室Gに向け半径方向内向きに伸びるリザーバ 室側斜面10cとから形成され、大気側斜面10bはロッドガイド10の大気側 端面10dの外周縁までで、リザーバ室側斜面10cは段差部Dの外周縁までと なっている。そして、上記した連通孔12は段差部Bの外周端とリザーバ室側斜 面10cとの間を貫通するようになっている。
【0020】 そしてガイド部材10の大気側端面10dが外筒シール部51とチェックリッ プ7の間のゴム部63に当接されると共に大気側斜面10bにオイルシールの外 筒シール部の先端部51aが係合される。また、補強環8の大気側端面に焼き付 けられているシールゴム部62bが外筒2の内向きフランジ部21の内周面に当 接している。また、内筒3が嵌着されるガイド部材10の端面10cはピストン 上室Fに接している。
【0021】 上記構成の逆止弁がついたオイルシールにあっては、ロッド4が伸び工程のと きピストン上室Fに挿入されていた流体がスリーブ11の内周とロッド4の外周 の隙間を介してシール室Eに流れ、そしてその流体がチェックリップ7の内周面 7b及びリブ71の軸方向斜面71bを押圧することによりリブ71の半径方向 斜面71aとロッドガイド10の段差部Bとの間に隙間が生じ、さらにチェック リップ7の先端部7aを押圧することによりチェックリップ7がめくれ上がるよ うに変形して隙間が生じ、その隙間を介してロッドガイド10の連通孔12に流 れ、リザーバ室Gに流れていく。
【0022】 一方、ロッド4の縮み工程のとき室G内の流体がロッドガイド10の連通孔1 2を介してチェックリップ7の外周面7cに押圧する逆止圧がかかる。その時チ ェックリップ7のリップ先端7a及びリブ71の半径方向斜面71aがロッドガ イド10の段差部Bに押圧され、室Eへの流体の逆流を防止する。
【0023】 この逆止圧時に、圧力変動により異常な高圧が作用したような場合でもリブ7 1がチェックリップ7の先端部を支持しているのでチェックリップ7のリップ先 端7aのシール室E側への反転が防止される。
【0024】 尚、上記実施例では、リブ71は圧力使用に応じて等配幅やその剛性等を変更 することができ、また全周的に設けてもよい。
【0025】 また、この実施例では逆止弁を緩衝器の軸封用の密封装置に一体的に設けた例 を説明したが、緩衝器用に限定されるものではなく、要するに、チェックリップ を用いて流体の逆止めを行う逆止弁に広く利用することができることはもちろん である。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成および作用を有するもので、チェックリップにリブを設 け、逆止圧作用時にリブによってチェックリップの変形を規制するようにしたの で、高圧が作用した場合でもチェックリップの反転を防止することができ、逆止 弁の信頼性向上を図ることができる。
【0027】 また、チェックリップの変形量が所定範囲に規制できるので、チェックリップ に生じるひずみは小さくなり、耐久性向上を図ることができる。 さらに、このように逆止圧力を高めることができるので、緩衝器に用いた場合 に低圧から高圧までの広い圧力範囲で使用することが可能となり、緩衝器の減衰 力設定等の設計自由度が向上する。
【0028】 さらにまた、チェックリップの反転を防止できることから、緩衝器の品質安定 および機能向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係る逆止弁が設けら
れた往復動用密封装置の使用状態の要部縦断面図であ
る。
【図2】図2は図1の往復動用密封装置を取り出した状
態の要部縦断面図である。
【図3】図3は従来の往復動用密封装置の使用状態の要
部縦断面図である。
【図4】図4は図3の往復動用密封装置の要部縦断面図
である。
【符号の説明】
1 オイルシール 2 外筒 21 内向きフランジ部 3 内筒 4 ロッド 5 シール本体 51 外筒シール部 51a 外筒シール先端部 6 シールリップ 61 主シールリップ 61a 主シールリップ先端部 62 副シールリップ 62a 副シールリップ先端部 62b シールゴム部 63 ゴム部 7 チェックリップ 7a リップ先端 7b 内周面 7c 外周面 71 リブ 71a 半径方向斜面 71b 軸方向斜面 8 補強環 9 スプリング 10 ガイド部材 10a 嵌着面 10b 大気側斜面 10c リザーバ室側斜面 10d 大気側端面 10e ピストン上室側端面 11 スリーブ 12 連通孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を遮断するように配置される可撓性
    のチェックリップを具備し、該チェックリップが、正方
    向の流体圧に対してはリップ先端が流路壁から離間する
    方向に変形して流体の流通を許容し、逆方向の流体圧に
    対してはリップ先端が流路壁に押圧される方向に変形し
    て流体の流通を阻止する逆止弁において、 前記チェックリップの前記正方向の流体圧が作用する側
    にリブを設け、前記逆方向の流体圧作用時に前記リブを
    流路壁に当接させてチェックリップの変形を規制してな
    ることを特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 前記チェックリップが、緩衝器の軸封用
    の往復動用密封装置に一体的に設けられ、緩衝器のロッ
    ドを案内するガイド部材に設けられた流路を遮断するよ
    うに配置される請求項1に記載の逆止弁。
JP1991058473U 1991-06-29 1991-06-29 逆止弁 Expired - Lifetime JP2541731Y2 (ja)

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