JPH0537392Y2 - - Google Patents

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JPH0537392Y2
JPH0537392Y2 JP18135886U JP18135886U JPH0537392Y2 JP H0537392 Y2 JPH0537392 Y2 JP H0537392Y2 JP 18135886 U JP18135886 U JP 18135886U JP 18135886 U JP18135886 U JP 18135886U JP H0537392 Y2 JPH0537392 Y2 JP H0537392Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は構造簡単な小形過電流遮断器に関する
ものである。
[背景技術] この種の過電流遮断器として本考案者等が特願
昭61−120648号により提案したものは、第7図に
示すように、接点ばねを駆動するための摺動部材
Aが、接点ばね31を押圧する摺動回転体32
と、バイメタル片33と係合して摺動回転体32
をラツチするラツチレバー34と、摺動回転体3
2を軸35によつて枢支すると共に前後方向にガ
イドする押釦部36とで構成され、それらが互い
に別体となつていたので、依然として構造複雑で
部品点数が多いという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は上記の点に鑑み為されたものであり、
その目的とするところは、上述の別体部品を一体
化して部品数を節減し、全体構成を簡単化すると
共に、バイメタル片の支持手段として、できるだ
け小形で精度の高い構造を提供するにある。
[考案の開示] しかして本考案による過電流遮断器は、後端が
ケース外に突出自在な押釦部となつた摺動体の中
間部に長孔を設けて、長孔に挿通した水平軸によ
り摺動体を前後摺動及び上下回動自在に軸支する
と共に、摺動体を後方へ付勢するスプリングを設
け、後端部がケースに固定され前方に上向きにば
ね付勢された接点板を摺動体の下方に配設し、摺
動体の前進により接点板の前端部を下向きに押し
て接点板の前端部下面に設けた接点とケースに固
定した接点との間を閉成させ、両接点間が閉成し
ているときに摺動体と平行な垂直面内に配設され
たバイメタル片の先端に突設された係止突起に係
合して摺動体の接点板からの反力による上方回転
とスプリングによる後方復帰とを係止する凸段部
を摺動体の前端部の上面に設けた過電流遮断器に
おいて、バイメタル片の基端部を支持金具に固着
するに当たり、支持金具より平行に2枚のバイメ
タル支持片を突設し、一方のバイメタル支持片の
先端縁に設けた幅狭の突出部をバイメタル片に設
けた透孔に挿入してかしめ固定すると共に、他方
のバイメタル支持片の先端縁をバイメタル片に当
接させたものであり、水平軸と長孔とで摺動体自
体に前後摺動と上下回転の自由度を与えることに
より、従来例における押釦部と摺動回転体とを一
体化し、またバイメタル片の板面を摺動体の回転
面と平行に配置することにより、バイメタル片が
接点板の回転力の影響を受けないようにしてラツ
チ荷重を安定させ、それによつて従来例における
ラツチレバーを省略すると共に、2枚のバイメタ
ル支持片の一方のみをバイメタル片にかしめ固定
し、他方をバイメタル片に当接することにより、
2箇所でかしめ固定するものよりもバイメタル片
を小形化して、所要スペースや材料費を節減し、
また1箇所で支持するものよりも位置決め精度を
向上した点に特徴を有するものである。
[実施例] 第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示した
もので、摺動体1は後端がケース5の外部から押
圧操作可能な押釦部1aとなつており、この摺動
体1の中間部に長孔2が設けられ、長孔2に挿通
された水平軸3によつて摺動体1が前後摺動及び
上下回動自在に軸支されている。第1図は摺動体
1を後方へ付勢するスプリング4に抗して押釦部
1aをケース5内へ押し込んだラツチ状態を示し
たもので、前方が上傾した接点板としての接点ば
ね6が摺動体1の下方に配設され、この接点ばね
6が摺動体1の前進により下方に押圧されて接点
13,14を閉成するようになつており、摺動体
1の接点ばね6からの反力による上方への回転と
スプリング4による後方への復帰が、バイメタル
片7の先端に設けられた係止突起8により係止さ
れている。バイメタル片7は摺動体1と平行な垂
直面内に配設されて、その板面が摺動体1の回転
面と平行になつており、過電流によるバイメタル
片7の熱変形により係止突起8が側方へ後退する
と、摺動体1は係止突起8との係合状態すなわち
ラツチ状態が解除され、上方へ回動すると共に後
方へ摺動して、第4図のトリツプ状態に移行し、
接点ばね6を復帰させるようになつている。
第2図において、支持金具9は取付孔9a,9
bによりケース5に固定されたもので、接点ばね
固定片9cに接点ばね6の後端部を固定し、スプ
リング係着片9fにスプリング4の一端を係着し
ている。このスプリング4は、他端が摺動体1の
側面に突設されたスプリング係着ピン10に係着
されて、摺動体1を後方へ付勢し、トリツプの際
に摺動体1を後方へ復帰させるものである。また
支持金具9によりバイメタル片7の基端部が支持
されているが、その支持手段は、支持金具9から
平行に2枚のバイメタル支持片9d,9eを突設
し、一方のバイメタル支持片9dの先端縁に設け
た幅狭の突出部9gをバイメタル片7に設けた透
孔7aに挿入してかしめ固定すると共に、他方の
バイメタル支持片9eの先端縁をバイメタル片7
に当接させたものである。
上記のバイメタル支持手段によれば、一方のバ
イメタル支持片9dにバイメタル片7をかしめ固
定する際に、第3図aに示すように、他方のバイ
メタル支持片9eによつてバイメタル片7が傾か
ないように位置決めすることができるので、摺動
体1に対するバイメタル片7の平行度のばらつき
を防止して、動作電流値の精度を向上し得るもの
である。すなわち同図bのように一方の支持片9
dのみでかしめ固定すると、同図cに示すように
バイメタル片7が傾いた状態で固定される虞れが
あり、また同図dのように2枚のバイメタル支持
片9d,9eでかじめ固定しようとすると、バイ
メタル片7の基端部の幅を広くしなければならな
いので、所要スペースが大きくなる上に、かしめ
部に内部歪を生じて熱応動特性に悪影響を及ぼす
虞れがあるが、上記のように構成すれば、所要ス
ペース、加工工数、材料費などを節減できる上に
内部歪を生じる虞れがない。
第4図はトリツプ状態を示したもので、摺動体
1の先端部上面に設けられている凸段部12とバ
イメタル片7の係止突起8との係合が外れるため
に、摺動体1は接点ばね6の弾発力により上方へ
回転すると共に、スプリング4の復元力により後
退する。この後退動作の初期においては、摺動体
1は接点ばね6からの大きな弾発力によつて上方
へ回転付勢されているが、係止突起8が凹段部1
5に係止されることによつて、摺動体1の跳ね上
がりが防止され、またそれと共に、摺動体1は係
止突起8と凹段部15との摺接によりガイドされ
て、摺動体1の先端部がバイメタル片7の係止突
起8の下側に来るように案内され、一方バイメタ
ル片7は過電流が遮断されたために冷却され、そ
れによつて係止突起8が摺動体1の先端部の上方
位置に復帰し、再セツト待機状態となる。従つて
この状態から押釦部1aが押し込まれると、係止
突起8は摺動体1の先端部上面の斜面1bに摺接
した後、凸段部12を乗り越えて摺動体1をラツ
チし、また摺動体1の後端の押釦部1aがケース
5から外部に突出して、第1図aの状態にセツト
される。
また第1図aのラツチ状態では、スプリング4
による摺動体1の後方への復帰と、接点ばね6に
よる摺動体1の上方への回転とが、係止突起8と
凸段部12との係合により係止されているのであ
るが、いま何等かの障害物により押釦部1aのケ
ース5外への突出が妨げられている場合にも、ト
リツプによる回路の遮断が行なわれる、いわゆる
トリツプフリー構造となつている。すなわちバイ
メタル片7が過電流により加熱されて、第1図b
の矢印方向へ湾曲すると、係止突起8が側方へ後
退してラツチが外れ、摺動体1が接点ばね6の付
勢によつて第1図aの矢印方向に回転し、第5図
に示すように接点ばね6が復帰して接点13,1
4が開成し、それによつて回路を遮断するもので
ある。なおこの時の摺動体1の回転角は、摺動体
1の先端部側面の凹段部15と係止突起8との係
合によつて規制されている。
また第1図b及び第2図に示すように、摺動体
1をバイメタル片7に隣接させるために、バイメ
タル片7と傍熱型ヒータ(抵抗器)16とが互い
に接触しないように、ヒータ16がバイメタル片
7に設けられた透孔17内に配設されており、そ
の両端はそれぞれ端子板18と支持金具9に接続
されている。また上記端子板18及び固定接点1
4を設けた端子板19の各一端は、ケース5前面
に突出して、差し込みプラグとなつている。
第6図は摺動体1の下面に突設されたカード部
11の構造を示したもので、半円柱状のカード部
11の中央に突条20を設けて、この突条20を
接点ばね6に設けたガイド溝21に挿入すること
により、摺動体1の横方向の回転が規制されてい
る。なおガイド溝21は後部の導入部21aの幅
が若干広く形成されている。
[考案の効果] 上述の構成においては、摺動体1は長孔2と水
平軸3とによつて前後摺動及び上下回動自在に軸
支されているので、第7図の従来例における摺動
回転体32と押釦部36とを一体化することがで
き、しかもバイメタル片7を摺動体1と平行な垂
直面内に配設することにより、バイメタル片7の
先端に設けた係止突起8を摺動体1の回転面から
側方へ後退させるようにしたものであるから、摺
動体1を介してバイメタル片7に加えられる接点
ばね6のばね力は、バイメタル片7の板面と平行
になつてバイメタル片7の動作に殆ど影響せず、
従つて従来例におけるラツチレバー34を省略し
てもラツチ荷重を安定させることができ、それに
よつて部品点数を節減し構造を著しく簡略化し得
るものであり、またバイメタル片7の支持手段と
して、支持金具9より平行に2枚のバイメタル支
持片9d,9eを突設し、一方のバイメタル支持
片9dの先端縁に設けた幅狭の突出部9gをバイ
メタル片7に設けた透孔7aに挿入してかしめ固
定すると共に、他方のバイメタル支持片9eの先
端縁をバイメタル片7に当接させたものであるか
ら、2箇所でかしめ固定するものに比し、所要ス
ペース、加工工数、材料費などを節減できる上に
内部歪を生じる虞れがないという利点があり、ま
たバイメタル支持片1枚のみで支持するものに比
し、バイメタル片の位置決め精度を向上し得ると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案過電流遮断器の実施例を示す
側面図、bは同上の平面断面図、第2図は同上の
分解斜視図、第3図aは同上のバイメタル支持部
の断面図、bは参考例の斜視図、cはその断面
図、dは他の参考例の斜視図であり、第4図は第
1図の実施例のトリツプ状態を示す側面図、第5
図は同上のトリツプフリー状態を示す要部側面
図、第6図は同上の要部斜視図、第7図は従来例
の側面図である。 1……摺動体、1a……押釦部、2……長孔、
3……水平軸、4……スプリング、5……ケー
ス、6……接点ばね、7……バイメタル片、7a
……透孔、8……係止突起、9……支持金具、9
d,9e……バイメタル支持片、9g……突出
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後端がケース外に突出自在な押釦部となつた摺
    動体の中間部に長孔を設けて、長孔に挿通した水
    平軸により摺動体を前後摺動及び上下回動自在に
    軸支すると共に、摺動体を後方へ付勢するスプリ
    ングを設け、後端部がケースに固定され前方に上
    向きにばね付勢された接点板を摺動体の下方に配
    設し、摺動体の前進により接点板の前端部を下向
    きに押して接点板の前端部下面に設けた接点とケ
    ースに固定した接点との間を閉成させ、両接点間
    が閉成しているときに摺動体と平行な垂直面内に
    配設されたバイメタル片の先端に突設された係止
    突起に係合して摺動体の接点板からの反力による
    上方回転とスプリングによる後方復帰とを係止す
    る凸段部を摺動体の前端部の上面に設けた過電流
    遮断器において、バイメタル片の基端部を支持金
    具に固着するに当たり、支持金具より平行に2枚
    のバイメタル支持片を突設し、一方のバイメタル
    支持片の先端縁に設けた幅狭の突出部をバイメタ
    ル片に設けた透孔に挿入してかしめ固定すると共
    に、他方のバイメタル支持片の先端縁をバイメタ
    ル片に当接させて成る過電流遮断器。
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JPS6385852U JPS6385852U (ja) 1988-06-04
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