JPH0537384U - 脱気水製造器 - Google Patents
脱気水製造器Info
- Publication number
- JPH0537384U JPH0537384U JP9466691U JP9466691U JPH0537384U JP H0537384 U JPH0537384 U JP H0537384U JP 9466691 U JP9466691 U JP 9466691U JP 9466691 U JP9466691 U JP 9466691U JP H0537384 U JPH0537384 U JP H0537384U
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- JP
- Japan
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- water
- ejector
- degassing
- degassing module
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- Pending
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- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 不使用時に脱気モジュ−ル内に水が残留せ
ず、かつコンパクトな構造の脱気水製造器を提供する。 【構成】 入口部にノズルを有し出口部はディフュ−ザ
−を構成し側部に吸込口を有するエゼクタ13と、エゼ
クタ13の入口部に配管されたコンプレッサ15と、エ
ゼクタ13の出口部に配管された密閉水容器12と、多
孔質の脱気膜11aにより空気側と水側に仕切られた脱気
モジュ−ル11とからなり、脱気モジュ−ル11の空気
側はエゼクタ13の吸込口に配管し、水側は密閉水容器
12に配管する。
ず、かつコンパクトな構造の脱気水製造器を提供する。 【構成】 入口部にノズルを有し出口部はディフュ−ザ
−を構成し側部に吸込口を有するエゼクタ13と、エゼ
クタ13の入口部に配管されたコンプレッサ15と、エ
ゼクタ13の出口部に配管された密閉水容器12と、多
孔質の脱気膜11aにより空気側と水側に仕切られた脱気
モジュ−ル11とからなり、脱気モジュ−ル11の空気
側はエゼクタ13の吸込口に配管し、水側は密閉水容器
12に配管する。
Description
【0001】
本考案は、主として家庭用又は食品業界向けのコンパクトな脱気水製造器に関 するものである。
【0002】
水道水の安全性に疑問が投げかけられている現在、水中の溶存気体を除去した 水(以下、「脱気水」という)が、様々な効能を有していることが最近注目されて いる。特に食品業界において役立つ効能として次のようなものが知られている。
【0003】 まず、脱気水を用いるとアクの発生、ぬめり、にごりを防止することができる 。そして、加熱しても泡が出ず、製氷品にも泡が残らない利点がある。
【0004】 また、脱気水が食品中の空気をすばやく吸収するので、食品の水もどし時間の 短縮が可能である。さらに、食品中の空気を脱気水が吸収し、食品の空気膨張を 抑制するので、煮くずれ防止、皮割れ防止が図られる。
【0005】 そして、脱気水は酸化剤として働く酸素や塩素が除去されているので、脂質成 分、栄養素、ビタミン類の酸化を防止できる。
【0006】 上述のように、脱気水には様々なメリットがある。この脱気水の製造器は、従 来技術として図1に示すようなものが提案されている。図1において、1は脱気 モジュ−ル、2は送水ポンプ、3は真空ポンプ、4は蛇口である。
【0007】 送水ポンプ2の引込み管は給水管に接続されている。送水ポンプ2により給水 管からの水(未脱気水)を脱気モジュ−ル1に圧送する。脱気モジュ−ル1内に は、気体だけを通過させる多孔質の脱気膜1aが装填されており、空気側と水側 の2層に分かれ、空気側には真空ポンプ3が接続されている。真空ポンプ3を運 転して脱気モジュ−ル1の空気側を真空状態にする。これにより、送水ポンプ2 により圧送された未脱気水は脱気膜1aを介して真空部分と広い面積で接する。 未脱気水中の空気は気体分圧の低い空気側に引かれ、脱気膜1aの外へ排出され 、真空ポンプ3から大気中へ放出される。この時、給水管側の給水圧力が脱気モ ジュ−ル1への押込み圧力として十分であれば、送水ポンプ2は不要である。
【0008】
従来の脱気水製造器は送水ポンプにより給水管からの未脱気水を直接脱気モジ ュ−ル1に圧送する構造であるので、脱気水製造器を使用しないときであっても 脱気モジュ−ル1内に水が残留するため、水が腐って雑菌が繁殖する心配があっ た。
【0009】 本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、不使用時に脱 気モジュ−ル内に水が残留せず、かつコンパクトな構造の脱気水製造器を提供す ることを目的とする。
【0010】
入口部にノズルを有し出口部はディフュ−ザ−を構成し側部に吸込口を有する エゼクタと、該エゼクタの入口部に配管されたコンプレッサと、エゼクタの出口 部に配管された密閉水容器と、多孔質の脱気膜により空気側と水側に仕切られた 脱気モジュ−ルとからなり、該脱気モジュ−ルの空気側は前記エゼクタの吸込口 に配管し、水側は前記密閉水容器に配管する。
【0011】
密閉水容器に未脱気水を入れ、コンプレッサを作動させて空気をエゼクタに圧 送する。圧送された空気は一旦ノズルで絞られ、出口部のディフュ−ザ−より高 圧流となって密閉水容器に送られる。これにより、密閉水容器内の水は脱気モジ ュ−ルに押し出される。脱気モジュ−ルの空気側はエゼクタの吸込口に配管され ているので、真空状態となっている。従って、未脱気水は脱気膜を介して真空部 分と接し、水中の空気が脱気膜外に排出され脱気水が製造される。
【0012】
本考案の一実施例について図2及び図3に基づいて説明する。図2は本考案の 脱気水製造器の概念図、図3は本考案の脱気水製造器に使用されるエゼクタの断 面図である。図2において、11は脱気モジュ−ル、12は密閉水容器、13は エゼクタ、15はコンプレッサである。
【0013】 エゼクタ13は、入口部、出口部及び吸込口からなる三路管であり、入口部に はノズル13aを有し、出口部はディフュ−ザ−13bを構成し、側部には吸込口13c を有している。
【0014】 コンプレッサ15は、エゼクタ13の入口部に配管されており、エゼクタ13 に空気を圧送するものである。
【0015】 密閉水容器12はエゼクタ13の出口部に配管されている。密閉水容器12は 未脱気水を入れておくものであり、その出口部は脱気モジュ−ル11の水側に配 管されている。
【0016】 脱気モジュ−ル11は、多孔質の脱気膜11a により空気側と水側に仕切られた 構造である。脱気膜としては、中空糸状タイプ又はスパイラル状タイプが好適で ある。
【0017】 中空糸状タイプは、ポリエチレン多孔質中空糸膜であり、スリット状の超微細 孔を有している。また、スパイラル状タイプは、シリコ−ン系複合膜を使用した スパイラル構造のものである。脱気膜は中空糸状タイプ、スパイラル状タイプの 他に、PTFE(ポリテトラフロロエチレン)を特殊加工して多孔質構造とした ものも好ましい。脱気膜は気体のみを通過させる特殊機能膜であればよく、材質 はポリプロピレン、シリコ−ン等の種々のものが適用できる。
【0018】 脱気モジュ−ル11の空気側はエゼクタ13の吸込口13c に配管され、水側は 密閉水容器12及び蛇口14に配管されている。
【0019】
密閉水容器内の未脱気水をコンプレッサにより脱気モジュ−ルへ押し出すこと にしたので、脱気水製造器を使用しないときには脱気モジュ−ル内に水が残留し ないため、脱気モジュ−ル内に雑菌が繁殖するおそれがなく、極めて衛生的であ り、メインテナンスも容易となる。
【0020】 エゼクタの吸込口に生ずる真空状態を利用して脱気を行うので、真空ポンプを 必要とせず、コンパクトな構造となる。
【図1】従来の脱気水製造器の概念図。
【図2】本考案の脱気水製造器の概念図。
【図3】本考案の脱気水製造器に使用されるエゼクタの
断面図。
断面図。
1 脱気モジュ−ル 1a 脱気膜 2 送水ポンプ 3 真空ポンプ 4 蛇口 11 脱気モジュ−ル 11a 脱気膜 12 密閉水容器 13 エゼクタ 13a ノズル 13b ディフュ−ザ− 13c 吸込口 14 蛇口 15 コンプレッサ
Claims (1)
- 【請求項1】 入口部にノズルを有し出口部はディフュ
−ザ−を構成し側部に吸込口を有するエゼクタと、該エ
ゼクタの入口部に配管されたコンプレッサと、エゼクタ
の出口部に配管された密閉水容器と、多孔質の脱気膜に
より空気側と水側に仕切られた脱気モジュ−ルとからな
り、該脱気モジュ−ルの空気側は前記エゼクタの吸込口
に配管され、水側は前記密閉水容器に配管されたことを
特徴とする脱気水製造器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9466691U JPH0537384U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 脱気水製造器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9466691U JPH0537384U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 脱気水製造器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537384U true JPH0537384U (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=14116575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9466691U Pending JPH0537384U (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 脱気水製造器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537384U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003230803A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-19 | Machin Maintenance Service:Kk | 中空糸膜式小型脱気モジュールを利用した家庭用脱気装置 |
WO2023249038A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | 株式会社ニクニ | 液体処理装置 |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP9466691U patent/JPH0537384U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003230803A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-19 | Machin Maintenance Service:Kk | 中空糸膜式小型脱気モジュールを利用した家庭用脱気装置 |
WO2023249038A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | 株式会社ニクニ | 液体処理装置 |
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