JPH053730Y2 - - Google Patents

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JPH053730Y2
JPH053730Y2 JP1986008502U JP850286U JPH053730Y2 JP H053730 Y2 JPH053730 Y2 JP H053730Y2 JP 1986008502 U JP1986008502 U JP 1986008502U JP 850286 U JP850286 U JP 850286U JP H053730 Y2 JPH053730 Y2 JP H053730Y2
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carburetor
intake pipe
intake
pipe
inner cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動二輪車の気化器とエアクリーナ
を接続す筒状のゴム等の弾性体よりなる吸気管の
改良に関する。
(従来技術とその課題) 一般に、自動二輪車では、アツパフレームに沿
つて車体の前方より後方にエンジンのシリンダ、
気化器、エアクリーナ、センターフレームの順に
狭いスペースに配されるので、これらを接続する
吸気管の管長は充分な長さを採ることができな
い。例えば第4図に示す如く気化器1とエアクリ
ーナ2とを接続しているゴム製の吸気管3は極め
て短いものである。しかもこの吸気管3は、気化
器1のエアジエツト及びダイアフラム背圧取入口
4,4′をその管路上に平行に臨ませている為、
太くて断面積が大きい。従つて、吸気効率が低い
ものである。吸気効率は、エンジンへの吸気量の
供給状態を指し、これを高くすれば出力が向上す
ることが知られ、また吸気管の通路抵抗が少なく
且つ下記の等価管長Lがある適正値を採るときに
最大値となることが知られている。この等価管長
Lは、 L=√・ で示され、Vはシリンダの体積、lは吸気管の長
さ、Aは吸気管の断面図である。
そして上記従来の吸気管3は、長さlが極めて
短いので、等価管長Lを適正値に採ることができ
ず、吸気効率が低く、出力とりわけ中・低速出力
の向上は望めないものである。
一方、前記等価管長Lを十分な長さに採り、吸
気効率を向上させるものとして、特開昭60−
116850号公報に示されるエンジンの吸気装置があ
る。このエンジンの吸気装置は第5図に示す如く
エンジン5と、このエンジン5の上方に配置され
る燃料タンク6とが設けられ、これらエンジン5
と燃料タンク6の間の空間に、エンジン5に連結
される気化器7と、この気化器7に吸気路8を介
して連結されるエアクリーナ9とが設けられた自
動二輪車において、上記吸気路8の断面積が気化
器7の全開時におけるベンチユリー部10の断面
積にほぼ等しくなるようにこの吸気路8が形成さ
れたことを特徴とするものである。
このエンジンの吸気装置は、気化器7にゴム製
の弾力筒状のブラケツト11を介してエアクリー
ナ9を接続した後、吸気路8をエアクリーナ9内
を通し、さらにブラケツト11を通して気化器7
に接続しているが、この場合はエアクリーナの気
化器と反対側に十分なスペースがあることが必要
であり、例えば第5図に示すようにフレームパイ
プ12等が存在する場合は組付不可能である。従
つて、第5図に示される縦型の吸気路の技術手段
は、一般的にエアクリーナの後方に近接してフレ
ームパイプが配置される第4図の横型の吸気管に
採用できないものである。
また第5図の構造ではエアクリーナ9と気化器
7の接続が吸気路8とブラケツト11の2重構造
となる為に組立作業性が甚だ悪い。
そこで本考案はエアクリーナの如何なる配置に
於ても従来と同じ管長で、前記の等価管長Lを長
くとることができて吸気効率を向上できると共に
エアクリーナとの接続径を小さくでき、且つ気化
器のエアジエツト及びダイアフラム背圧を何ら支
障なく取り入れることができるようにした自動二
輪車の吸気管を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記不都合を解決するための本考案による自動
二輪車の吸気管は、気化器とエアクリーナを接続
する筒状のゴム等の弾性体より成る吸気管に於
て、吸気管内径を気化器のベンチユリー径と略等
しくすると共に、気化器の入口に嵌着する接続端
の内側にベンチユリー部と滑らかに接続するよう
に気化器内部へ挿入する内筒を一体に形成して前
記接続端よりも突出させ、この内筒の気化器のエ
アジエツト及びダイアフラム背圧取入口に対向す
る部分を切り欠き、この切り欠き部分が位置する
接続端を内筒より外側に開口し、この開口に吸気
管を長手方向でテーパ付溝形に外側に広げて形成
した導入路を連通したことを特徴とするものであ
る。
(作用) 上記の如く構成された本考案による自動二輪車
の吸気管は、従来の吸気管と同様に管長が極めて
短くても内径が気化器のベンチユリー径と略等し
くしてあるので、等価管長Lを長くとることがで
きて吸気効率が向上する。また気化器の入口に嵌
着する接続端の内側にベンチユリー部と滑らかに
接続するように気化器内部へ挿入する内筒を一体
に形成して前記接続端よりも突出させているの
で、吸気抵抗が増すことなく吸気の流速が上り、
吸気慣性効果が増大する。さらに気化器のエアジ
エツト及びダイアフラム背圧取入口に対向する内
筒の一部を切り欠き、この切り欠き部分が位置す
る接続端の背面側を開口し、この開口に吸気管を
長手方向でテーパ付溝形に外側に広げて形成した
導入路を連通しているので、前記エアジエツト及
びダイアフラム背圧の取入口は空気の流れに対向
して開口している。従つて、エアジエツト及びダ
イアフラム背圧を何ら支障無く、スムースに取り
入れることができる。
(実施例) 本考案による自動二輪車の吸気管の一実施例を
図によつて説明する。第1図は縦断面図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−
B断面図、第4図は吸気管の後方斜視図、第5図
は第4図のC矢視図で、1は気化器、2はエアク
リーナ、3′は気化器1ととエアクリーナ2を接
続している本考案のゴム製の吸気管である。この
吸気管3′は、内径を気化器1のベンチユリー部
15の内径と略等しくしてあり、気化器1の入口
に嵌着した接続端3′aの内側にベンチユリー部
15と滑らかに接続するように気化器1のベンチ
ユリー部15の入口へ挿入する内筒16を、前記
吸気管3′の内径と等しい内径にして一体に形成
して前記接続端3′aよりも突出させてある。そ
してこの内筒16の気化器1のエアジエツト及び
ダイアフラム背圧取入れ口4,4′に対向する部
分を切り欠き、この切り欠き部分17,17′が
位置する接続端3′aを内筒16より外側に開口
し、この開口に吸気管3′を管軸方向でテーパ付
溝形に外側に広げて形成した導入路18,18′
を連通している。19は気化器1の入口に嵌着し
た吸気管3′の接続端3′aを締付固定した締付用
リング、20は吸気管3′の中間外周に設けた凹
溝で、該凹溝20はエアクリーナ2の前壁2aに
穿設した連通口2bの周縁に装着して吸気管3′
をエアクリーナ2に接続しているものである。
かように構成された自動二輪車の吸気管は、そ
の内径が気化器1のベンチユリー部15の内径と
略等しい内径と小さくなされているので、実管長
が従来と同じでも等価管長Lが長くなり、吸気効
率が向上する。また吸気管3′の気化器1の入口
に嵌着した接続端3′aの内側に、吸気管3′の内
径と同じ内径の内筒16が一体に設けられて接続
端3′aより突出し、これが気化器1の内部へ挿
入されているので、吸気抵抗が小さくて吸気の流
速が上昇し、吸気慣性効果が向上する。さらに気
化器1のエアジエツト及びダイアフラム背圧取入
口4,4′に対向する部分の内筒16が切り欠か
れ、この切り欠き部分17,17′が位置する接
続端3′aを内筒より外側に開口し、この開口に
吸気管3′を管軸方向にテーパ付溝形に外側に広
げて形成した導入路18,18′を連通している
ので、吸気管3′を通つて吸入される空気の一部
は導入路18,18′を通つてエアジエツト及び
ダイアフラム背圧取入口4,4′にスムースに流
入するので、エアジエツト及びダイアフラム背圧
は何ら支障なく取入れられる。
なお本考案の吸気管は自動三,四輪車にも採用
することができる。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本考案による自動二輪
車の吸気管は、従来と同じ管長で内径を気化器の
ベンチユリー径と略等しくしたので、等価管長を
長くとることができて吸気効率が向上し、出力と
りわけ中・低速時の出力が向上する。また吸気管
を気化器のベンチユリー部入口まで挿入して接続
したので、吸気抵抗が増すことなく吸気の流速が
上り、吸気慣性効果が向上し、安定した混合気の
吸気が行われる。さらにエアジエツト及びダイア
フラム背圧取入口を、吸気管内の空気の流れに対
向して開口しているので、エアジエツト及びダイ
アフラム背圧を何ら支障無くスムースに取入れる
ことができて、エアジエツト及びダイアフラムの
作動が正確確実なものとなる。また吸気管のエア
クリーナと接続部の径が小さくなつたので、並列
多気筒の場合のエアクリーナの幅を狭くできる。
さらにまた気化器等の他の部品は従来のままで良
いので、重量増加、部品増加、組立作業性の悪
化、コストアツプ等が生じることが無い等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動二輪車の吸気管の一
実施例を示す縦断面図、第2図は第1図のA−A
断面図、第3図は第1図のB−B断面図、第4図
は吸気管の後方斜視図、第5図は第4図のC矢視
図、第6図は従来の自動二輪車の吸気管を示す縦
断面図、第7図は従来の自動二輪車の縦型の吸気
管を示す縦断面図である。 1……気化器、2……エアクリーナ、3′……
吸気管、3′a……接続端、15……ベンチユリ
ー部、16……内筒、17,17′……切り欠き
部分、18,18′……導入路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気化器とエアクリーナを接続する筒状のゴム等
    の弾性体よりなる自動二輪車の吸気管に於て、吸
    気管内径を帰化器のベンチユリー径と略等しくす
    ると共に、気化器の入口に嵌着する接続端の内側
    にベンチユリー部と滑らかに接続するように気化
    器内部へ挿入する内筒を一体に形成して前記接続
    端よりも突出させ、この内筒の気化器のエアジエ
    ツト及びダイアフラム背圧取入口に対向する部分
    を切り欠き、この切り欠き部分が位置する接続端
    を内筒より外側に開口し、この開口に吸気管を長
    手方向でテーパ付溝形に外側に広げて形成した導
    入路を連通したことを特徴とする自動二輪車の吸
    気管。
JP1986008502U 1986-01-24 1986-01-24 Expired - Lifetime JPH053730Y2 (ja)

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JPS62122160U JPS62122160U (ja) 1987-08-03
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