JPH0537230A - 反射鏡アンテナ - Google Patents

反射鏡アンテナ

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Publication number
JPH0537230A
JPH0537230A JP3190187A JP19018791A JPH0537230A JP H0537230 A JPH0537230 A JP H0537230A JP 3190187 A JP3190187 A JP 3190187A JP 19018791 A JP19018791 A JP 19018791A JP H0537230 A JPH0537230 A JP H0537230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
wire
mirror surface
support
fixing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP3190187A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Tsushima
正晴 對馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0537230A publication Critical patent/JPH0537230A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、メッシュ反射鏡の高精度な鏡面調
整を容易に実現し得るようにすることにある。 【構成】支持具11上に張設したメッシュ材10を該支
持具11と固定部材12とで挟装し、これら支持具11
と固定部材12とを線材13で固定することにより、そ
のメッシュ材10の目と線材13で形成される間隙aだ
けメッシュ材10の位置調整を可能としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星等の
宇宙航行体に搭載するのに好適する反射鏡アンテナに関
する。
【0002】
【従来の技術】最近の宇宙開発の分野においては、反射
鏡アンテナとして、導電性材料をメッシュ状に織込んで
形成したメッシュ材をパラボラ形状等に張設したメッシ
ュ反射鏡を用いるものが考えられている。このような反
射鏡アンテナは、地上において、所定の鏡面精度に形成
して折り畳み、宇宙空間に輸送して展開することにより
構築することが可能なことによる。
【0003】ところで、このような反射鏡アンテナにあ
っては、メッシュ反射鏡を構成するメッシュ材の材質
上、メッシュ材張設後の鏡面調整が必要となるために、
その鏡面調整作業が重要な課題の一つとされている。こ
の課題は、アンテナ鏡面の鏡面精度がアンテナ利得(ゲ
イン)に直接的に影響を及ぼし、その鏡面精度が高けれ
ば高いほどゲインが高く設定されることにより、特に大
きな問題となる。
【0004】すなわち、宇宙空間に構築して運用が開始
された反射鏡アンテナは、その使用環境から構築後、そ
の鏡面調整がほとんど困難なために、予め地上におい
て、メッシュ反射鏡を形成した状態で、試験・評価と微
妙な調整を何度となく繰り返し行ない高精密に調整を行
う必要がある。このため、メッシュ反射鏡を備えた反射
鏡アンテナにあっては、その鏡面調整を容易にして、高
精度に実施し得る鏡面調整機能を備える必要があること
による。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のメッシュ反射鏡を備えた反射鏡アンテナにあって
は、メッシュ反射鏡の鏡面調整作業が課題となってい
た。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、高精度な鏡面調整を容易に実現
し得るようにした反射鏡アンテナを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、支持具上に
導電性材料をメッシュ状に織込んで形成したメッシュ材
を取付けてメッシュ反射鏡を形成してなる反射鏡アンテ
ナにおいて、前記メッシュ材を前記支持具とで挟装する
板状固定部材と、この固定部材に一端が固定され、他端
が前記メッシュ材に遊挿された後、前記支持具に固定さ
れる連結部材とを備えて構成したものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、メッシュ材は支持具と固定
部材とで挟装された状態で、線材により位置規制されて
張設されることにより、その連結部材とメッシュ材の目
で形成される間隙だけ位置調整される。従って、張設さ
れたメッシュ反射鏡はメッシュ材の目と線材で形成され
る間隙量だけの位置調整が可能となり、その間隙量内で
の鏡面調整が行われる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0010】図1はこの発明の一実施例に係る反射鏡ア
ンテナを示すもので、導電性材料でメッシュ状に織込ま
れたメッシュ材10は支持具11上に張設される。そし
て、このメッシュ材10上には、図2に示すように固定
部材12が支持具11に対向して載置される。この固定
部材12は、例えば石英ガラス等の電気的に透明な材料
で略円板上に形成されており、例えば2個の透孔12a
が支持具11に対向して形成される。そして、この透孔
12aには連結部材、例えは線材13の両端が挿通され
る。この線材13は、例えばクウォーツあるいはケブラ
ー等の電気的に透明な材料で形成され、その両端がメッ
シュ材10の目に遊挿された後、支持具11に着脱自在
に固定される。なお、上記支持具11は、例えば図示し
ない折畳み展開自在なトラス構造体に支持され、所望の
鏡面形状に配置される。
【0011】上記構成において、支持具11上に展張さ
れたメッシュ材10上には固定部材12が支持具11に
対応して載置され、固定部材12の透孔12aには線材
13が挿通される。線材13は両端がメッシュ材10の
目に遊挿された後、支持具11に固定される。これによ
り、メッシュ材10は線材13による締付け力で支持具
11と固定部材12とで挟装され、所望の鏡面を形成す
る。ここで、メッシュ材10は図3に示すように、その
目に遊挿された線材13との間隙aだけ面方向に移動調
整が可能となり、その移動調整により所望の鏡面精度に
設定される。
【0012】また、上記メッシュ材10の移動調整によ
り所望の鏡面精度が確保されない場合には、再び線材1
3が支持具11から離脱され、その線材13のメッシュ
材10の遊挿位置を可変することにより、同様にさらに
移動調整されて、鏡面精度が調整され、所望の鏡面精度
に設定される。
【0013】このように、上記反射鏡アンテナは支持具
11上に張設したメッシュ材10を該支持具11と固定
部材12とで挟装し、これら支持具11と固定部材12
とを線材13で固定するように構成したことにより、そ
のメッシュ材10の目と線材13で形成される間隙aだ
けの移動調整が可能となり、その間隙a内で容易に鏡面
調整が可能となる。これは、例えばパラボラ形状の鏡面
を形成した場合、ベストフィットパラボラに対する二乗
平均誤差が組立時、δrms =25mmであったものが3
回調整することにより後、δrms=2mmに改善すること
が可能であることが確認される。
【0014】なお、上記実施例では、固定部材12とし
て、2個の透孔12aを設けた略円板状に形成したもの
を用いて構成したが、これに限るものでなく、矩形状等
の多角形状等の各種形状のものが適用可能である。そし
て、線材を挿通する透孔についても、少なくとも1個以
上あれば適用可能である。
【0015】また、上記実施例では、連結部材として、
線材13を用いてメッシュ材10を支持具11と固定部
材12で挟装するように構成したが、これに限ることな
く、例えば図4に示すように固定部材14を挿通して支
持具11に螺着する螺子部材15を用いて固定具11を
取付けてメッシュ材10を挟装するように構成すること
も可能である。
【0016】さらに、上記実施例では、パラボラ形状の
メッシュ反射鏡を形成した場合で説明したが、これに限
ることなく、平面形状等の各種形状の鏡面を形成するこ
とが可能である。
【0017】また、さらに、上記実施例では、宇宙用等
の折り畳み展開自在なトラス構造体に構成した場合を代
表して説明したが、これに限ることなく、例えば地上に
構築するいわゆる設置型トラス構造体に張設するように
構成することも可能である。よって、この発明は上記実
施例に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、高精度な鏡面調整を容易に実現し
得るようにした反射鏡アンテナを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る反射鏡アンテナを示
した図。
【図2】図1の一部詳細を示した図。
【図3】図2の断面を示した図。
【図4】この発明の他の実施例を示した図。
【符号の説明】
10…メッシュ材、11…支持具、12…固定部材、1
2a…透孔、13…線材、14…固定部材、15…螺子
部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 支持具上に導電性材料をメッシュ状に織
    込んで形成したメッシュ材を取付けてメッシュ反射鏡を
    形成してなる反射鏡アンテナにおいて、 前記メッシュ材を前記支持部材とで挟装する板状固定部
    材と、 この固定部材に一端が固定され、他端が前記メッシュ材
    に遊挿された後、前記支持具に固定される連結部材とを
    具備したことを特徴とする反射鏡アンテナ。
JP3190187A 1991-07-30 1991-07-30 反射鏡アンテナ Pending JPH0537230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3190187A JPH0537230A (ja) 1991-07-30 1991-07-30 反射鏡アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3190187A JPH0537230A (ja) 1991-07-30 1991-07-30 反射鏡アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0537230A true JPH0537230A (ja) 1993-02-12

Family

ID=16253904

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JP3190187A Pending JPH0537230A (ja) 1991-07-30 1991-07-30 反射鏡アンテナ

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JP (1) JPH0537230A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07183723A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Uchu Tsushin Kiso Gijutsu Kenkyusho:Kk 展開型アンテナ反射鏡
CN104078772A (zh) * 2014-06-26 2014-10-01 西安空间无线电技术研究所 一种构架式可展开反射器金属网铺设方法
CN116695084A (zh) * 2023-08-07 2023-09-05 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种大口径长条形反射镜镀膜装置

Cited By (4)

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CN116695084A (zh) * 2023-08-07 2023-09-05 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种大口径长条形反射镜镀膜装置
CN116695084B (zh) * 2023-08-07 2023-11-07 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种大口径长条形反射镜镀膜装置

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