JPH0537053Y2 - - Google Patents

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JPH0537053Y2
JPH0537053Y2 JP1987053239U JP5323987U JPH0537053Y2 JP H0537053 Y2 JPH0537053 Y2 JP H0537053Y2 JP 1987053239 U JP1987053239 U JP 1987053239U JP 5323987 U JP5323987 U JP 5323987U JP H0537053 Y2 JPH0537053 Y2 JP H0537053Y2
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drive shaft
driven shaft
shaft
processing gas
rotary drive
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、回転駆動軸へ従動軸を連結する軸
継手に関し、さらに詳しくいえば、溶融金属中に
含まれる水素ガスや非金属介在物を除去するため
の溶融金属の処理装置において回転駆動軸へ従動
軸を連結する軸継手に関する。
従来の技術 溶融金属の処理装置としては、第2図に示すよ
うに、上端に開口を有する溶融金属処理槽30
と、処理槽30の情報に配置された上下動自在の
回転軸支持体31と、支持体31に設けられて処
理槽30の上端開口の情報に配置され、かつ内部
に長手方向に伸びる処理ガス通路33を有する鋼
製垂直回転駆動軸32と、回転駆動軸32の下端
に連結されて処理槽30内まで伸び、かつ内部
に、回転駆動軸32の処理ガス通路33に連なつ
て長手方向に伸びる処理ガス通路35を有する黒
鉛またはセラミツクス製の垂直従動軸34と、垂
直従動軸34の下端に設けられ、かつ底面に従動
軸34の処理ガス通路35に連なつた処理ガス吹
出口および吹出口から周縁に伸びる放射状溝(い
ずれも図示略)を有するとともに、周面に円周方
向に所定間隔をおいて複数の垂直溝45が設けら
れている気泡放出分散用回転体36とよりなるも
のが用いられている。回転駆動軸32は、支持体
31の先端に取付けられた垂直筒38に、軸受
(図示略)を介して回転自在でかつ上下動しない
ように支持されている。そして、回転駆動軸32
は、モータ39と、モータ39の原動軸に取付け
られたプーリ40と、回転駆動軸32に取付けら
れたプーリ41と、両プーリ40,41に掛けら
れたベルト42とよりなる回転駆動機構によつて
回転させられるようになつている。また、垂直回
転駆動軸32の処理ガス通路33の上端にはロー
タリー・シール43を介して処理ガス供給源(図
示略)から伸びた処理ガス供給管44が接続され
ている。このような構成において、処理ガス供給
源(図示略)から処理ガス供給管44、回転駆動
軸32の処理ガス通路33および従動軸34の処
理ガス通路35を経て処理ガスを回転体36に供
給するとともに、モータ39により回転駆動軸3
2および従動軸34を回転させる。すると、従動
軸34の処理ガス通路35の下端開口から回転体
36の吹出口を経て底面に放出された処理ガス
は、回転体36の回転により生じる遠心力、底面
の放射状の溝および周面の垂直溝の作用によつ
て、微細な気泡とされ槽30全体に行き渡るよう
に分散させられて放出される。そして、この処理
ガスによつて、溶融金属中の水素ガスや非金属介
在物が除去される。
従来、上記のような溶融金属の処理装置におい
て、垂直回転駆動軸32と回転従動軸34とを連
結する軸継手としては、第3図に詳しく示すよう
に、回転駆動軸32の下端にフランジ45が設け
られ、従動軸34の上端部にテーパ部46とテー
パ部46の上側に連なつた雄ねじ部47が設けら
れ、従動軸34のテーパ部46が、上端にフラン
ジ49が設けられるとともに内周面がテーパ状と
された連結用筒体48内に密に嵌入され、従動軸
34の雄ねじ部47が連結用筒体48の上面に設
けられた凹所50内に突出せしめられるとともに
凹所50内において雄ねじ部47にナツト51が
ねじ嵌められ、回転駆動軸32のフランジ45下
面と連結用筒体48のフランジ49上面とが密着
させられて両フランジ45,49が複数のねじ5
2で止められているものが用いられていた(実開
昭60−116422号公報参照)。
考案が解決しようとする課題 ところで、従来の軸継手には次のような問題が
あつた。すなわち、従動軸34は黒鉛またはセラ
ミツクス製であるので、加工精度を高めることは
困難であり、その結果芯出しが正確に行なえなく
なつて回転時に芯振れが起きる。しかも、雄ねじ
部47の外径は、テーパ部46の小端径よりも小
さくする必要があり、ここでナツト51により固
定するようになつているので、軸32,34の回
転時には雄ねじ部27に応力集中が起こる。通常
従動軸の長さは1000mm以上あり、その結果処理作
業中に上記原因によりわずかに芯振れを起こして
も、従動軸34に処理ガス通路35の存在するこ
とと相俟つて雄ねじ部47で折れるおそれがあ
る。特に、溶融金属の処理を、溶湯の流路上に処
理槽を設けておき、溶融金属を、処理槽内に連続
的に流通させながら溶融金属を処理するインライ
ン処理方法で行なう場合、従動軸34が折れる
と、処理不能になる。
この考案の目的は、上記問題を解決した軸継手
を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案は、溶融金属中に含まれる水素ガスや
非金属介在物を除去するための溶融金属の処理装
置における回転駆動軸と従動軸とを連結する軸継
手であつて、下端に外方突出フランジを有しかつ
長手方向に伸びた処理ガス通路を備えている回転
駆動軸と、上端面に雌ねじ穴が形成されかつ長手
方向に伸びた処理ガス通路を備えている黒鉛また
はセラミツク製従動軸と、上端に外方突出フラン
ジを有しかつ従動軸の上端部が嵌め入れられる上
下の貫通孔を備えた継手部材と、長手方向に処理
ガス通路と貫通孔の上端開口周縁部に当接する頭
部を備えかつ従動軸の雌ねじ穴にねじ込まれる金
属製セツトボルトと、回転駆動軸下端のフランジ
および継手部材上端のフランジを合せた状態で両
者を固定する固定手段とよりなり、回転駆動軸の
下面と継手部材の上面との間にボルト頭部を収納
しかつ回転駆動軸および従動軸の各処理ガス通路
をセツトボルトの処理ガス通路を介して連通せし
める空間が設けられているものである。
上記において、回転駆動軸、回転駆動軸下端の
外方突出フランジ、継手部材、継手部材上端の外
方突出フランジおよび固定手段は、ステンレス鋼
等の金属製のものを用いるのがよい。
固定手段としては、たとえば両フランジを貫通
したボルトと、ボルトの先端にねじ嵌められるナ
ツトとからなるものが用いられるが、これに限る
ものではない。
ボルト頭部を収納する空間は、回転駆動軸の下
面および継手部材の上面のうちのいずれか一方に
形成された凹所、または両者に形成された凹所に
よつて構成される。
作 用 この考案による軸継手は、上述のような構成を
有するので、セツトボルトを従動軸の雌ねじ穴に
ねじ込んでいくことにより、その頭部座面が継手
部材の貫通孔上端開口周縁部に当接せしめられ、
その結果、貫通孔内に嵌め入れられた従動軸が継
手部材に固定せられるので、従来のように応力集
中の起こる部分がない。
そして、回転駆動軸の処理ガス通路を通つて来
た処理ガスは、回転駆動軸の下面と継手部材の上
面との間に設けられた空間にいつたん流入し、つ
いでセツトボルトの貫通孔を通つて従動軸の処理
ガス通路内に流入する。
実施例 この考案の実施例を、以下図面を参照して説明
する。
この考案による軸継手は、第2図に示すような
溶融金属の処理装置において、回転駆動軸と回転
従動軸との連結に用いられる。
軸継手は、第1図に詳しく示すように、下端に
ステンレス鋼製外方突出フランジ2が着脱自在に
取付けられかつ長手方向に伸びた処理ガス通路2
0を備えているステンレス鋼製回転駆動軸1と、
上端面に雌ねじ穴4が形成されかつ長手方向に伸
びた処理ガス通路21を備えているセラミツクス
製従動軸3と、上端に外方突出フランジ6を有し
かつ従動軸3の上端部が嵌め入れられる上下の貫
通孔7を有するステンレス鋼製継手部材5と、長
手方向に処理ガス通路18と貫通孔7の上端開口
周縁部に当接する頭部8aを備えかつ従動軸3の
雌ねじ穴4にねじ込まれるステンレス鋼製セツト
ボルト8と、回転駆動軸1下端のフランジ2およ
び継手部材5上端のフランジ6を合せた状態で両
者を貫通するステンレス鋼製ボルト9と、ボルト
9の先端にねじ嵌められるステンレス鋼製ナツト
10とよりなり、回転駆動軸1の下面と継手部材
5の上面との間にセツトボルト頭部8aを収納し
かつ回転駆動軸1および従動軸3の各処理ガス通
路20,21をセツトボルト8の処理ガス通路1
8を介して連通せしめる空間11が設けられてい
るものである。
回転駆動軸1の外周面の下端には所定長さの雄
ねじ部12が設けられている。また、フランジ2
の中央部には、これを上下方向に貫通する雌ねじ
孔13が形成されている。そして、フランジ2
は、回転駆動軸1にねじ止められている。
従動軸3の雌ねじ穴4は、処理ガス通路21の
上端に連なつている。また、従動軸3の上端部に
は、所定長さにわたつてテーパ部3aが設けられ
ている。
継手部材5の貫通孔7の内周面は、従動軸3の
テーパ部3aが密に嵌入しうるようにテーパ状と
なされている。空間11は、継手部材5の上面中
央部に、貫通孔7の上端径よりも大きな内径の凹
所14を設けることにより形成されている。凹所
14と貫通孔7との間には環状段部15が存在し
ている。継手部材5の上面における凹所14の上
端開口のまわりの部分には、環状ガスケツト嵌入
溝および環状Oリング嵌入溝が前者を内側にして
それぞれ全周にわたつて設けられている。そし
て、ガスケツト嵌入溝にカーボン、フツ素樹脂等
の耐熱材料からなるガスケツト16が、Oリング
嵌入溝にフツ素ゴム等の耐熱弾性体からなるOリ
ング17がそれぞれ嵌め入れられている。
セツトボルト8の頭部8aは空間11内に収納
されており、その座面は、凹所14の底面におけ
る貫通孔7の上端開口周縁部に、カーボン、フツ
素樹脂等の耐熱材料からなるガスケツト19を介
して当接している。
第1図には、回転駆動軸1と従動軸3との連接
部分だけが示されているが、これらを備えた溶融
金属の処理装置における他の構成は、第2図に示
すものと同様である。
このような構成において、回転駆動軸1への従
動軸3の着脱は、ボルト9とナツト10とにより
両フランジ2,6を固定すること、およびナツト
10を外して両フランジ2,6を離脱することに
よつて行なう。
上記実施例においては、回転駆動軸のフランジ
と継手部材のフランジとの間に耐熱材料製ガスケ
ツトおよびOリングが介在させられ、セツトボル
トの頭部座面と継手部材上面との間に断熱材料製
ガスケツトが介在させられているので、この軸継
手を備えた溶融金属処理装置においては、高温下
での処理中においても上記部分のシールが確実に
行なわれ、処理ガスの洩れを防止することが可能
であるとともに、上記シール部材の寿命が伸び
る。しかしながら、上記シール部材は、耐熱材料
製のものに限られない。また上記実施例において
は、回転駆動軸下端のフランジは、駆動軸に対し
て着脱自在であるが、駆動軸と一体的に設けてお
いてもよい。さらに、上記実施例においては、従
動軸を継手部材に固定するボルトとしてセツトボ
ルトが使用されているが、これに限るものではな
い。
考案の効果 この考案の軸継手によれば、従来のように応力
集中の起こる部分がないから、従動軸が黒鉛製や
セラミツクス製であつても、これが破損するおそ
れはない。
そして、回転駆動軸の処理ガス通路を通つて来
た処理ガスは、回転駆動軸の下面と継手部材の上
面との間に設けられた空間にいつたん流入し、つ
いでセツトボルトの貫通孔を通つて従動軸の処理
ガス通路内に流入するから、応力集中の発生をな
くするようにセツトボルトを使用しているにもか
かわらず、回転駆動軸から従動軸を通つての処理
ガスの流れにはなんらの支障も生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す垂直縦断面
図、第2図は回転駆動軸と従動軸との連結に従来
の軸継手を使用した溶融金属の処理装置の垂直断
面図、第3図は従来の軸継手の垂直縦断面図であ
る。 1……回転駆動軸、2……外方突出フランジ、
3……従動軸、4……雌ねじ穴、5……継手部
材、6……外方突出フランジ、7……貫通孔、8
……金属製セツトボルト、8a……ボルトの頭
部、9……ボルト、10……ナツト、11……空
間、18,20,21……処理ガス通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶融金属中に含まれる水素ガスや非金属介在物
    を除去するための溶融金属の処理装置における回
    転駆動軸と従動軸とを連結する軸継手であつて、
    下端に外方突出フランジ2を有しかつ長手方向に
    伸びた処理ガス通路20を備えている回転駆動軸
    1と、上端面に雌ねじ穴4が形成されかつ長手方
    向に伸びた処理ガス通路21を備えている黒鉛ま
    たはセラミツク製従動軸3と、上端に外方突出フ
    ランジ6を有しかつ従動軸3の上端部が嵌め入れ
    られる上下の貫通孔7を備えた継手部材5と、長
    手方向に処理ガス通路18と貫通孔7の上端開口
    周縁部に当接する頭部8aを備えかつ従動軸3の
    雌ねじ穴4にねじ込まれる金属製セツトボルト8
    と、回転駆動軸1下端のフランジ2および継手部
    材5上端のフランジ6を合せた状態で両者を固定
    する固定手段9,10とよりなり、回転駆動軸1
    の下面と継手部材5の上面との間にボルト頭部8
    aを収納しかつ回転駆動軸1および従動軸3の各
    処理ガス通路20,21をセツトボルト8の処理
    ガス通路18を介して連通せしめる空間11が設
    けられている軸継手。
JP1987053239U 1987-04-07 1987-04-07 Expired - Lifetime JPH0537053Y2 (ja)

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JPS63160436U JPS63160436U (ja) 1988-10-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940865U (ja) * 1972-07-13 1974-04-10
JPS54915U (ja) * 1977-06-06 1979-01-06

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JPS4940865U (ja) * 1972-07-13 1974-04-10
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