JPH0537030Y2 - - Google Patents

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JPH0537030Y2
JPH0537030Y2 JP1987097780U JP9778087U JPH0537030Y2 JP H0537030 Y2 JPH0537030 Y2 JP H0537030Y2 JP 1987097780 U JP1987097780 U JP 1987097780U JP 9778087 U JP9778087 U JP 9778087U JP H0537030 Y2 JPH0537030 Y2 JP H0537030Y2
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JP
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screw
loop
groove
casing
shaped passage
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JP1987097780U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、塊状物質を含む粘性物質、バルク、
生コンクリート等の移送に使用するに好適なスク
リユーポンプに関するものである。
[従来の技術] スクリユーポンプにおいては、スクリユーをケ
ーシングの圧送室内に収納し、これを回転させる
ことによつて被輸送物(以下、輸送物ということ
がある)を吸込側から吐出側へ移送するように構
成されている。スクリユーポンプとしては、平行
2軸式、平行3軸式、ケーシング自体に凹凸をも
たせた内側かみあい式、鼓形ウオームと薄いウオ
ームホイルの組み合せ式のものなどが知られてい
る。
このような従来のスクリユーポンプにおいて
は、粘性物質等の輸送物の中に塊状のものが含ま
れている場合、これがスクリユー側周の溝とその
周囲のケーシング内壁との間に噛み込まれてしま
い、その結果スクリユーの回転、つまりポンプの
運転が不能になつてしまうという欠点があつた。
そこで、本出願人は、圧送室及び該圧送室と一
部が重なり合うループ状通路を有するケーシング
の該圧送室内に半円形状の溝を有するスクリユー
を収納配置し、かつループ状通路内には、スクリ
ユーの溝と噛み合いながら該通路内を走行する移
動体(仕切円板)を配設したスクリユーポンプを
提案した(実願昭62−33964号)。
この先願に係るスクリユーポンプは、仕切円板
等の移動体によつて仕切られる圧送室内の閉鎖空
間をスクリユーの1回転毎に1ピツチずつ前方に
移動させることによつて、この閉鎖空間内の輸送
物を所定の方向に移送するようにしている。した
がつて、例え輸送物中に塊状物質を含んでいたと
しても、この塊状物がスクリユー側周の溝とその
周囲のケーシング内壁との間に噛み込まれること
はなく、円滑な移送が可能となる。
[考案が解決しようとする問題点] その後、本出願人がさらに検討を行なつたとこ
ろ、上記先願のスクリユーポンプにおいては次の
ような問題があることが認められた。即ち、上記
先願のスクリユーポンプにおいて、輸送物は、吸
込口からケーシングの内部に取り込まれた後、圧
送室内をスクリユーの回転動作により移送される
のであるが、このスクリユーの溝が半円形の断面
形状のものであるところから、溝1ピツチ内の容
積が限られてしまい、輸送量も増大させにくい。
[問題点を解決するための手段] 本考案のスクリユーポンプは、圧送室及び該圧
送室と一部が重なり合うループ状通路を有するケ
ーシングの該圧送室内にスクリユーを収納配置
し、かつループ状通路内には、スクリユーの溝と
噛み合いながら該通路内を走行する移動体を配設
した上記先願のものにおいて、スクリユーの溝を
断面半円形状よりも深くしたものである。
さらに詳しくは、本考案のスクリユーポンプ
は、圧送室及び一部が該圧送室と重なつているル
ープ状通路を有するケーシングと、このケーシン
グの圧送室内に収納配置されかつ外周に断面半円
形状よりも深い略半長円形の溝を有するスクリユ
ーと、このスクリユーの溝と噛み合いながら前記
ループ状通路内を走行する長円形板状体よりなる
移動体と、前記ケーシングの一端側に設けられた
吸込口及び他端側に設けられた吐出口と、を備え
て成り、前記ループ状通路は、前記スクリユー溝
の複数ピツチにわたつて一直線状に前記圧送室と
重なつており、前記移動体は、該スクリユー溝の
1ピツチにつき1個ずつ噛み合う間隔に配列さ
れ、且つピンにより相互に回動自在に連結されて
おり、前記移動体には板面から突出する突部が設
けられ、前記ケーシングにはループ状通路に沿つ
て該突部が係合する案内溝が設けられているもの
である。
[作用] かかる本考案のスクリユーポンプでは、上記先
願のスクリユーポンプと同様に、移動体によつて
仕切られる閉鎖空間がスクリユーの1回転毎に1
ピツチずつ前方に移動し、輸送物が前方へ輸送さ
れ、塊状物を含むものも円滑に移送できる。
而して、本考案のスクリユーポンプでは、スク
リユーの溝が先願の半円形断面のものよりも深く
とられており、1ピツチ内の容積が大きくなり、
輸送量が増大される。
[実施例] 以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
第1図は本考案に係るスクリユーポンプの一実
施例を示す縦断面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図は第2図の部分の拡大図であ
る。ケーシング1には、吸込口2および吐出口3
が設けられていると共に、その内部には、圧送室
4及びループ状通路5が設けられ、該ループ状通
路5はそのループの一部が該圧送室4と重なり合
つた構造となつている。図示の通り、本実施例で
は、圧送室4の全長にわたりループ状通路5が一
直線状に重なつている。
前記圧送室4内にはスクリユー6が回転自在に
収納配置されている。すなわち、このスクリユー
6は、両端側の軸部6aが軸受7を介して前記ケ
ーシング1に回転自在に支持されていると共に、
圧送室4内に配置されている部分6bの外周に
は、半円よりも深い略半長円形断面形状のスクリ
ユー溝(以下螺旋溝ということがある。)6cが
設けられている。また、このスクリユー6のケー
シング1から突出した部分は駆動部6dを構成し
ており、この駆動部6dはモータ等の駆動源(図
示略)に連結されている。
スクリユー6の反対側の端部においては、吸込
口2と圧送室4とを連通する通路10が穿設され
ている。この通路10はスクリユーの軸端面6e
と側周の螺旋溝6cの部分にそれぞれ開口してい
る。
また、前記ループ状通路5内には、移動体8が
連続した状態で配置されている。この移動体8は
本実施例では長円形の板状体であり、回動ピン1
1により相互に回動自在に連結されている。ま
た、移動体8には、その板面に突部12が突設さ
れ、ループ状通路5に沿つて設けられた案内溝1
3に該突部12が係合されている。そして、移動
体8は前記スクリユー6の回転駆動時に、スクリ
ユー6の螺旋溝6cと噛み合いながら案内溝13
に案内されてループ状通路5内を、第1図の矢印
A方向に走行し得るように構成されている。ま
た、圧送室4を構成しているケーシング1の内壁
と、前記スクリユー6の螺旋溝6cによつて囲ま
れた螺旋状の通路は、前記移動体8によつて1ピ
ツチ毎に仕切られた閉鎖空間を形成している。図
示の通り、螺旋溝6cの1ピツチにつき1個の移
動体8が噛み合う。
次に、以上のように構成されたスクリユーポン
プの作用について説明する。まず、被輸送物(粘
性物質、バルク、生コンクリート、砂、ヘドロ
等)は、矢印Bで示すごとく、吸込口2からケー
シング1の内部に取り込まれた後、スクリユー6
の回転動作によつて通路10を通過して圧送室4
内に送り込まれる。また、スクリユー6の回転に
伴つて移動体8は、矢印A方向に走行するが、こ
のとき圧送室4内の仕切られた閉鎖空間もスクリ
ユー6の1回転毎に1ピツチ分前方に移送され
る。したがつて、この閉鎖空間内に送り込まれた
被輸送物も1ピツチ分前方に移送されることにな
る。このようにして、被輸送物は徐々に吐出口3
側へ移送され、矢印Cで示すごとく吐出口3から
排出される。なお、被輸送物の吐出口3からの吐
出量はスクリユー6の回転数を制御することによ
つて自由に変えることができる。
而して、スクリユー溝6cは、半円よりも深い
略半長円形状の断面形状のものであるから、半円
形断面形状の溝に比べて深く、溝6cの1ピツチ
内の容積が大きく、スクリユーを同一速度で回転
させても輸送量が多い。
また、本実施例では、移動体8がピン11によ
つて連結されているので、移動体8がループ状通
路5内をスムースに移動する。即ち、移動体は等
ピツチにてループ状通路5内を走行するようにな
るので、スクリユー6との噛み合い開始点でスク
リユーとの噛み合いが整合するようになる。
本実施例では、輸送物はスクリユー6の軸端面
6eに開口する通路10を通過し、スクリユーエ
ツジの部分を通過しない。そのため、輸送物中に
塊状物が含まれていてもスクリユーエツジの部分
における噛み込みが防止される。
本考案では、ループ状通路5内にローラーチエ
ーンを該ループ状通路5の内面に沿つて走行自在
に設け、移動体8を該ローラーチエーンに係合さ
せて移動するように構成しても良い。
なお、上述した実施例においては、ループ状通
路5内を走行する移動体8として複数の長円形板
状体よりなるものを採用しているが、この長円形
板状体よりなる移動体8は、輸送物が砂、生コン
クリート、殻、ヘドロ等の場合に適している。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るスクリユーポ
ンプによれば、圧送室を構成するケーシング内壁
とスクリユーの溝および長円形板状体よりなる移
動体によつて囲まれた空間の容積および形状を変
えることなく、この閉鎖空間を介して輸送物をス
クリユーの軸方向に移送する構成としている。し
たがつて、例えば輸送物中に塊状物質を含んでい
る場合でも、従来のような噛み込みによる不具合
が発生するようなことはなく、円滑な移送が可能
となる。
加えて、本考案ではスクリユーの溝が深いの
で、輸送量が増大される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスクリユーポンプの一実
施例を示す断面図、第2図は第1図の−線断
面図、第3図はループ状通路の要部拡大断面図で
ある。 1……ケーシング、4……圧送室、5……ルー
プ状通路、6……スクリユー、6c……スクリユ
ー溝(螺旋溝)、8……移動体、11……ピン、
12……突部、13……案内溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 圧送室及び一部が該圧送室と重なつているルー
    プ状通路を有するケーシングと、 このケーシングの圧送室内に収納配置されかつ
    外周に断面半円形状よりも深い略半長円形の溝を
    有するスクリユーと、 このスクリユーの溝と噛み合いながら前記ルー
    プ状通路内を走行する長円形板状体よりなる移動
    体と、 前記ケーシングの一端側に設けられた吸込口及
    び他端側に設けられた吐出口と、 を備えて成り、 前記ループ状通路は、前記スクリユー溝の複数
    ピツチにわたつて一直線状に前記圧送室と重なつ
    ており、 前記移動体は、該スクリユー溝の1ピツチにつ
    き1個ずつ噛み合う間隔に配列され、且つピンに
    より相互に回動自在に連結されており、 前記移動体には板面から突出する突部が設けら
    れ、前記ケーシングにはループ状通路に沿つて該
    突部が係合する案内溝が設けられているスクリユ
    ーポンプ。
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JPS643094U JPS643094U (ja) 1989-01-10
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